インフィニット・ストラトス ANNIHILATION 【凍結】 作:SYSTEM ZERO
時系列なのですが、最初の方はすっ飛ばして、いきなり乱入戦からになります
亡国の設定については完全に捏造ですのでご注意を
追記
12/13 タルル様 誤字報告ありがとうございます。
「亡国機業?」
「って言っても何十年も前のだけどね」
「そんな奴らと俺に何の関係がある」
亡国機業
通称ファントムタスクと呼ばれる秘密結社のような物で、第二次世界大戦終戦から存在し世界を裏から支えて来た組織
最初は世界経済の安定を裏から支援していた組織であったが、次第に上層部が過激な者達へと変わり、戦争による経済を望み、戦争、紛争支援をする組織へと変わってしまった
そんな組織が産み出した一つのプラン
Plus plan
強化人間計画
1960年代前半からスタートしたこの計画は、紛争支援の人員を強化、同時に人員不足を解消する為の計画だった
送り出した兵力を死なすこと無く帰ってこさせる、その目的の為に一人一人を超人的に強化しようとの計画で、人間に耐えられない外的要因にも耐え、病気すら克服させる
しかし、その目的故に強化適合できるものが30年間、数えられる程度しか現れず、適合できても何らかの障害が発生してしまい、戦力としては使い物にらならかった
亡国機業の上層部は計画を破棄。今まで通りに支援する事を決定したが、プランの破棄を認めない者が全員離反
隠れて研究を続行
そして計画開始から約50年の歳月を掛けてやっと生まれた完全体が達也であった
そして研究者達は己の目的の為に達也を利用したのだ
ISと亡国機業の殲滅
その目的の為に
「ならそいつらを潰せば俺の目的は達成される訳だ」
「でもあいつらは上手く隠れてる。こっちから行くより、あいつらからちょっかいを出して来た時の方が良いよ」
「ならどうする?」
「簡単!今ちょうど良いタイミングだし」
IS学園 上空
そこにはアナイアレイターが光学迷彩を使用して待機している
現在学園のアリーナは戦闘中で、束が指示するタイミングでアリーナのバリアシールドを破って侵入する事になっている
(織斑一夏に傷を負わせれば、その隙を突いて潜伏中の奴らが尻尾を出す………か……………それは良いが、問題はイレギュラーの存在…束も知らない男が正体不明のISを持っていると……)
イレギュラー
想定外、不規則の意味を持つ言葉で、文字通り束にとって想定外な事が起きている
アナイアレイターと似たようなフェイスパーツと青い5枚二組の計10枚の羽を持つ
(そいつの戦闘能力がどれほどか………場合によってはリミッターも外すか…………)
考え事をしている所へ
[聞こえる?]
束の声だ。恐らく時間が来たのだろう
達也は気持ちを切り替え戦闘モードにする
「あぁ、聞こえている」
[おっけい!それじゃあね、本当は束さんの無人機でいっくん達の相手をさせるハズだったんだけど、今回は達也君に役割を変更しました!いっくん達を殺さない程度に相手してあげてね]
「了解………任務開始」
アナイアレイターは光学迷彩を解除すると、ソニックスマッシュ砲を露出させ、エネルギーをチャージする
数秒後、黄色い濁流がアナイアレイターの腹から溢れ出す
濁流は一直線にバリアへと向かい、まるで何も無かったかのようにバリアを貫通してアリーナ内にダメージを与える
そのまま突っ込み、衝撃を引き起した
学園視点
「何?!」
中国の代表候補生の凰 鈴音がその声を漏らす
突如としてアリーナのバリアを貫いた黄色の閃光、そしてそこへと突っ込んで来た何か
黒煙が上がり、中心の様子は確認出来ないが、ただ事ではないのは完全に分かっていた
「何だ?!いきなり!」
隣に浮かぶ織斑一夏も同様の反応を示して警戒
する
ヒイィィィィ………………
何かをチャージする様な音
「……?!鈴!」
嫌な予感がした一夏は隣の鈴をお姫様抱っこで抱えながら急速離脱する
その一瞬後に、鈴が居た場所に閃光が走る
極太の閃光によって黒煙が晴れ、その中心に佇むのは白く歪なISだった
腹と胸部のパーツが格納され、鼻と頬のダクトから排熱がされる
そして光る緑色のデュアルアイ
その目は一夏と鈴を捉えていた
「お前、何者だ」
「………………………………………」
「答えろ!お前は何者だ!何が目的だ!」
「………………………」
沈黙
それが彼の答え
話す意味ないし、そもそも話す理由が無い
[織斑君!凰さん!]
一夏の横に現れるディスプレイ
そこから教師である山田真耶の声がする
[今すぐアリーナから脱出して下さい!直ぐに先生達がISで制圧に行きます!]
普通ならそれが正しい判断である
たが、まだアリーナ内には避難中の生徒達が居る
一夏はおめおめと逃げる訳には行かないと思い
「いや、皆が逃げるまで食い止めないと」
[それはそうですけど……でも、いけません!織斑君!]
[一夏さん!]
[一夏!]
真耶の後ろで一夏の名を心配そうに叫ぶのは、上から、セシリア・オルコット
イギリスの代表候補生である
専用機はブルーティアーズ
そして篠ノ之箒
一夏のファースト幼馴染み
そして、束の妹でもある
「それで良いな?鈴」
「誰に言ってんのよ………ていうか!離しなさいよ!動けないじゃない!」
現在一夏は鈴をお姫様抱っこしている
勿論ISで
そんな事をしていればパーツ同士が干渉しあって動けなくなるのは当然であるし、そもそも鈴自身が動けなくなる
「あぁ、すまない」
一夏が鈴を離した後、再び閃光が襲う
二人は避ける為に左右に別れて行動し、その間をアナイアレイターが突き抜ける
急速反転し、振り向き様にヒートワイヤーを全て射出
回避行動へと移らせ収納する
その隙に一夏に接近
パススロットからバスターソードを取り出し上段に構え、振り下ろす
勿論一夏とて黙ってやられるわけもなく、雪片を横に構えて切り結ぶ
蹴りを入れて一回離脱しようと考えた一夏だが、まるでその考えを読まれたかのように太もものクローアームで足を捕まえられ、動きを封じられる
「当たれぇ!」
響き渡る声
遠方から隙を伺っていた鈴である
肩部に装備されている不可視で高威力、速い弾速が特徴の龍砲が火を吹く
それは背部に命中したのを皮切りに、次々と命中していく
一夏も離れてその様子を見ている
アナイアレイターの周囲を黒煙が支配し、突入時の様な状態になった
「やったか?」
「油断しちゃ駄目よ」
黒煙の中を確認しようと鈴がハイパーセンサーを索敵に絞ろうとしたその時
「何だ?これ」
一夏が疑問の声を上げる
「どうしたのよ」
「いや、これ」
そう言って一夏が指す方向へと目を向けると
薄緑色の光が舞っていた
黒煙の中から
瞬間、待っていたかの様に黒煙が晴れ、その中心に浮かぶのは
薄緑色の膜に覆われた無傷のアナイアレイターだった
やっぱ戦闘描写って難しいですね…ちゃんと書けてるか、自分でも不安です
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