インフィニット・ストラトス ANNIHILATION 【凍結】   作:SYSTEM ZERO

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 後々の展開を考えていたら時間が掛かってしまった。

 でも考えている間楽しかったからヨシ!


 就職希望者様から評価9頂きました。

 ありがとうございます。


Satellite

 

 束との一時を終えた翌日。達也はコートの中に札束を入れて何かの準備をしていた

 

 「どこ行くの?」

 

 何かのコンソールを操作していた束が手を止めて紅茶を飲みながら質問をする

 

 「少しの間ロシアへ飛ぶ」

 

 「何しに?と言うかその格好で大丈夫?」

 

 ロシアと言えば当然寒くて有名である。しかし日本との季節差は余り無く、春夏秋冬向こうが1ヶ月程度遅い

 

 細かく言うと日本の夏のピークが6月から8月なのに対し、ロシアは7月から9月である

 現在は4月の終わり

 

 つまりは向こうはまだ冬気が抜けきっていないのである。

 

 が

 

 

 「寒さも暑さも、感じるのは忘れた」

 

 サングラスを掛けながら静かに放たれる言葉は深く、暗いものだった

 

 「ごめん……私は、一緒に居た方が良い?」

 

 「直ぐ戻ってくる。大丈夫だ」

 

 「わかった…気を付けて、ね」

 

 格納庫でアナイアレイターを纏うと、それに合わせて束がハッチを開く

 

 重い音を立てて開いていくと同時に眩しい朝日が差し込んでくる

 

 それはまるで、暗闇の中の彼を照らすように

 

 体制を低くし、ブースターに火を入れる

 

 脚部をカタパルトに接続されると同時に天井から下がるカウントパネルが光る

 

 

 WB-9900-P-N-  ANNIHILATOR

 

 There are no obstacles

 Ready for injection

 Countdown

 

 3

 

 2

 

 1

 

 GO!

 

 

 一切大きな音と共に点火

 

 同時にカタパルトも起動し、火花を散らしながら凄まじい勢いで前へと進む。射出口に到達し、カタパルトが離れると同時にブースターの出力を全開にして飛び立つ

 

 目標はPlus研究所ロシア支部の殲滅とそこにある"Gビット"の強奪

 

 リミッターを一時解除し、オーバードブーストを起動

 

 コジマ粒子を収束し、爆発させる事で驚異的な推進力をもたらすそれは、太平洋中心付近から発進したアナイアレイターが十数分でロシアに到達する加速力がある

 

 加速して僅か数秒でマッハに到達

 

 ソニックウェーブを撒き散らし、海上を荒れさせながら一直線に突き進むそれは、ミサイルのようにも見える

 

 実際間違ってはいない。彼はこれから忌々しい場所を消し飛ばすミサイルとなるのだから

 

 

 詳細な目標はコリマ山脈を流れる川の下流付近に建設された強制収用所跡を利用した研究施設

 

 もう誰も近寄らない場所なので、隠れて研究するには打ってつけの場所である

 

 何故この場所を達也が知っているかと言うと、実験で一度連れてこられたからで、脳内の記憶チップがその場所と施設の設備を完全に記録していた

 

 そしてその場所はもう目と鼻の先にある

 

 オーバードブーストを停止し、通常出力で接近する

 

 ストライククローを展開して、突撃

 

 隔壁を破って突入し、辺り一帯をビームカノンで制圧する

 

 響き渡る警報は気にせず、怒りと憎悪のままにぶちまける。ガードメカや侵入者用のトラップは当然効く筈も無く、但虐殺の限りを尽くす

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 そこは地獄

 

 

 

 

 

 

 むせ返るような血と硝煙の匂い

 

 

 そこにじっと佇む復讐の執行者

 

 

 生き残りは全て二重隔壁の向こうへ避難してはいるが、その体が消えるのは最早時間の問題

 

 

 隔壁へと足を運び、停止する執行者

 

 

 鎧が所々と開いて行く

 

 

 開いた隙間から覗くのは緑光を放つ粒子

 

 

 それはプライマルアーマーの中に充満していき、機体を覆う巨大な球体となる 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 僅かな閃光

 

 それを合図に、爆ぜた

 

 

 それは言うなれば"嵐"

 

 全てを消さんとする緑光の嵐

 

 

 

 周囲半径30メートル程を飲み込んでいく

 

 

 溢れ返る緑の粒子と、爆発の橙色が絵画の如く美しい空間を作り出す

 

 

 跡には何も残っていないに等しい状態だった

 

 

 

 

 隔壁は消滅し、中に居た研究者諸とも消し飛ばした

 

 

 

 残っているのは丸裸にされた地下施設だけ

 

 

 階段を下っていき、最下層に到着したそこにあったのは

 

 

 

 

 12機の操り人形と懐かしい一機のプロトタイプだった

 

 

 

 

 

 「Gビット……………アンファングもここにあったのか……」

 

 

 

 

 

 「起きろ………」

 

 

 

 

 

 FシステムとNシステムを起動し、目の前の人形を動かすイメージをする

 

 

 精神波と思念波をNシステムが汲み取り、Fシステムへと流す

 

 Fシステムがそれを電気信号へと変換し、Gビットへと送信する

 

 この間、僅か1秒にも満たない

 

 

 直後、12機のメインカメラが赤色に鈍く光った後、直ぐに緑色に変わる

 

 

 初期起動が成功した証である

 

 

 

 今、達也は実質13人となっている

 

 

 フラッシュシステムとは当初、課題の一つであった機体の追従性能を上げる為に考案されたシステムだったが、完成してみるとPlus特有の高い反射神経と状況判断も相まって30%程度の補助で本人すら慣れるのに苦労する追従性を獲得した。

 

 余った70%をどう使うか。

 

 試行錯誤の末、当時開発されたばかりのBT兵器に目を付け、そこから

 

 [アナイアレイターに及ばずとも、通常時の基本性能の65%は出せる思念操作型量産機]

 

 と言う課題の下改良が進められ、結果ニュータイプシステムと連携させる事で完成させる事が出来た。

 

 その操作方法は独特で、自らの人格や思考パターンを他12機に投影し、そこから得られる情報を本体へと送り、情報を受け取った本体の思考を再度送信して動かすと言う、Plusで無ければ出来ない物となった。

 

 又、操作中に自分の人格が複製される感覚が本体に強く届く為、まるで自分を含めた13機全てに自分が乗り、操縦しているように感じる。

 

 

 「アンファングは……回収するか」

 

 一機のGビットが機体を抱えて空へと上がる

 

 

 

 「………アサルトアーマー起動…散開…」

 

 

 その言葉に従い、残るGビット達は装甲を展開しながら散開し、施設を囲うように円を作り上げる

 

 言葉に出さずとも指示は出来るが、研究所に対する憎悪の気持ちが、自然と達也に口を開かせていた

 

 そして、再び地獄の嵐が産み出された。

 

 

 

 

 辺りには何も残らず

 

 山の麓は抉れ

 

 地を焼いた

 

 

 そこに似合わない綺麗な色彩

 

 

 

 

 

 

 

 達也は機体を左側へ向けると、もう一つの目的の為に移動を始めた

 

 それに習い、Gビット達も付いていく

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

同日 ロシア サンクトペテルブルク

 

 

 達也はこの大都市に存在する銃砲店を訪ねる為にやってきた

 

 銃ならもうたくさん持っているだろ!

 

 と思われるかも知れないが良く考えてみて欲しい

 

 

 全て即時展開&即時発射可能か?

 

 違うだろう

 

 

 LMGにAMR、RLとGR

 

 全てに置いて攻撃に少しの間が空いてしまう

 

 

 これでは生身で追い込まれた時に何も出来ない

 

 そこで、

 

 12.7m

 

 装弾数は4発以上

 

 取り回しが良い(達也にとって)

 

 扱いやすい

 

 これらの条件を満たすのは但一つ

 

 

(メタい話作者はこれ以外のロシア製を知らない)

 

 

 Rsh-12 アサルトリボルバー

 

 

 ロシア製大型回転式拳銃で

 

 口径は12.7m

 

 装弾数は5発

 

 取り回しも良く(達也にとっては)

 

 マズルが下側でバレルウェイトが上の為、制御しやすい

 

 

 カスタムパーツも以外と豊富

 

 

 正にうってつけである

 

 

 

 

 カランカランと気持ちの良い音と共に扉が開く

 

 客が来たかと思って店主が顔を上げれば、その目は見開かれた

 

 無理も無いだろう

 

 体格以前に身長が高すぎるのだから

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「Ой」(おい)

 

 「Да!」(はい!)

 

 滑らかで、威厳のあるロシア語を聞いて椅子から飛び上がる

 

 

 

 「Здесь есть РШ/12?」(ここにRsh-12は置いているか?)

 

 「Да уолько что прибыл чотя цена высока」(はい、入荷したばかりで値は張りますが)

 

 余りの恐怖にブルブルと震えながら答える店主に対し

 

 「нет проблем」(問題無い)

 

 

 達也はそう答えると

 

 コートの内側から500万ロシアルーブル

 

 日本円換算で約750万の札束を差し出した

 

 

 またもや驚愕に包まれる店主

 

 

 「Это так хорошо? !!」(こんなに良いんですか?!)

 

 達也がコクリと小さく頷くと

 

 

 そそくさと準備を始め

 

 奥から木箱一つと小さなアタッシュケースを持ってくる

 

 木箱を開けると、梱包材に包まれた黒光りする新品の銃が姿を表す

 

 

 手に取り、手触りを感じながらなめ回すように眺める

 

 少しして、シリンダーラッチを押し込んで左へ振ると

 

 

 シャキッ!

 

 と良い音と共に弾丸の入っていないシリンダーが飛び出した

 

 

 

 「Что с пулям?」(弾はどうします?)

 

 「Подготовлено здесь」(こちらで用意している)

 

 

 その言葉の通り、またもやコートの中から12.7mを五発取り出してシリンダーに込めていく

 

 数秒で込め終わり、コートの中にしまう

 

 

 続いてアタッシュケースを開ける

 

 中には

 

 

 オスプレイサイレンサー

 

 ロングバレル

 

 L.A.M.f

 

 3/22.可変倍率スコープ

 

 可変ガンストック

 

 等々

 

 

 

 アタッシュケースを閉じると木箱も持って店を出ていく

 

 

 

 

 そこからは早かった

 

 サンクトペテルブルク近郊の森に待機させていたGビットを再起動させると、自らもアナイアレイターを纏い、パススロットに荷物をしまって島へと帰る

 

 

 

 アナイアレイターの接近を感知すると自動でハッチが開く

 

 その中へ全機入ると、ハッチが閉じ、格納庫内の照明が付く

 

 

 

 

 パススロットから荷物を取り出して自室へ行こうとすると、通路に背を預けた束が居た

 

 

 束は達也を見つけるなり、普段は見せない、怒った顔をしていた

 

 

 

 「どうした」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「ねぇ、何したの?」

 

 

 

 

 顔の青筋を隠さず、ニッコリとした顔でそう問いかけてきた




 やっぱスマホだからか、4000字近くなると途端に書きづらくなってしまう……
 
 これからは1500~2500文字くらいで書いていく事になりそうです。

 一体完結まで何話かかるのやら

 

 

オリ主の後継機はどの機体が良いですか?AC関係以外の物が選ばれれば、タグに追加します。 投票数が同率の物があったらミキシングします。

  • ナインボール・セラフ(MOA仕様)
  • ナインボール・セラフ(2AA仕様)
  • ナインボール・セラフ(ネクスト仕様)
  • ホワイト・グリント(fa)
  • NEXT-00 ARETHA
  • バルバトス(ジージェネオリジナル)
  • アクエリアス(ジージェネオリジナル)
  • ウイングガンダムゼロカスタム(EW)
  • ブラック・サレナ(劇ナデ)
  • ナインボールS+ウイングゼロ(作者オリ)
  • ブラック・サレナ+バルバトス(作者オリ)
  • ベルフェゴールのままで良い
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