リンク嫌いのシンクロ使いがDT世界でリンクする話   作:春風しふる

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まだデュエルしないのかよってそろそろ怒られそうだけどまだしませんということで初投稿です


3話-日常-

「さて、まずは言い訳を聞かせてもらおうか」

 

戻ってきた俺たちを…というよりアウラムを待っていたのは仁王立ちで異様な覇気を纏ったニンギルスだった。

どうやらアウラムに怒ってらっしゃるらしいが…何がどうなっているのだろうか?

 

「お帰りユート」

「あ、あぁ。ただいまイヴ。ところでこれは…」

 

イヴの手招きに応じ二人から離れる

アウラムを視線だけで射殺さんとばかりの二ンギルスさん、マジで怖い

アウラムも冷や汗をだらだらと流している

 

「まあまあ、ここにいると面倒なことになるから、私たちはこっち」

「……」

 

アウラムがすがるような眼をこちらに向けてくるが、すまんな触らぬ神になんとやらが日本人の得意技なんだ…

イブに背中を押されるままに隣の部屋へと退避する俺たち、そのまま静かに扉を閉める…

 

「この愚か者がぁぁぁ!!!」

「す、すみませんでしたぁぁぁ!!!」

 

すさまじいな、二人の声で家が揺れたぞ

 

「ね?」

「…なにしたんだアウラムのやつ」

「今日お兄ちゃんと稽古の約束の日だったんだけど、すっぽかして森で遊んでたんだよ」

「アホなのかな…?」

 

背後では滾々と説教が続いている、アウラム…良い奴だったよ、多分。

安らかに眠れ…

 

「さてと、帰ってきてすぐで悪いんだけど、次は私のお手伝いをお願いしてもいいかな?」

 

「もちろんいいぞ、それで何をすればいいんだ?」

「お夕飯の準備だよ、ユートくん料理はできる?」

 

料理と来たか、向こうの世界では大学入学を機に一人暮らしをしていたため本当に簡単なものくらいは作ったことがあるが…

 

「…わかった、何処までやれるかわからないが是非手伝わせてくれ」

「うんうん、じゃあ一緒にがんばろー!」

 

 

 

───────────────────────

 

 

 

「はぁ~ひでえ目にあった…」

「ふん、次はこの程度では済まさんぞ」

 

数時間後、日が沈んだ頃ニンギルスに引きずられどこかへと連れていかれていたアウラムがぼろぼろになって帰ってきた

 

「お帰り、アウラム、ニンギルス」

「おうユート!…ん?なんか、良い匂いがするな!」

「ふむ、この香ばしい匂いは…?」

 

ほう、どうやら嗅ぎ付けたらしいな

 

「その前に二人とも水浴びしてきて!準備は私とユートでやっとくから」

 

厨房から仕上げ作業中のイヴが顔を出す

 

「…そうさせてもらおう」

「おおおお!楽しみだぜ!」

 

そういって二人は家の裏手にある川へと向かう

 

「うーん、こんなもんかな。ユート、お皿の準備お願い」

「あいよ」

「ありがと」

 

棚から木製の食器を取り出しイブに手渡す、なんかいいなこういうの…

 

「いやー、お兄ちゃんもアウラムも料理ほとんどできないから助かっちゃったよ、ユートの作った料理も美味しそうだし。この…から、あげ?って料理、すっごくおいしそう!まさか油でゆでちゃうなんて」

「いやいや、俺のは大したことはしてない、所詮受け売りみたいなもんだしな。それに今回作ったのは簡易版で本当は一晩つけたりするもんだし」

「んー、ユートの故郷のことはよくわからないけど、私はこんな料理方法初めて見たよ?知ってるってだけでもすごいと思うなあ」

 

イヴの笑顔が眩しい、ありがとう某料理レシピアプリ…!そして時たま食いたくなる唐揚げにも感謝を込めておく、店で食うのもいいがたまーに家で食いたくなるんだyなあ、油の処理は少々面倒だが。

あと、この世界にも醤油やニンニクに油から何から向こうにいたころにあったものとほぼ同じ味の調味料があったのもでかい、まあ砂糖と胡椒などは少し貴重品らしいが。

おかげ様で海外旅行でまれに起こる食べ物の合う合わないで苦しむことはなさそうだ。

そうこう話しながら料理を盛り付けテーブルに並べ終わるとほぼ同時にニンギルスとアウラムの二人が戻ってくる

 

「水浴びしてきたぜー!さあ夕飯だー!」

「ふっ…」

 

ニヒルに笑っているがニンギルスも楽しみだったのだろう、目がテーブルに並べられた料理にくぎ付けで興味津々といった様子だ

待ちきれないといった様子で全員席に着き、早速食事が始まると…

 

「うおおお、うめー!この鶏肉のやつすごいな!本当にあの鶏肉か?」

「あ、あぁ…噛めば噛むほど肉汁があふれてくる…止まらん!」

「二人ともお行儀悪いよ?…わぁ、本当においしー!」

「そ、そこまで喜んでもらえるとは…イヴの料理の方が旨いと思うんだがなあ」

 

やっぱ慣れの差ってやつかね?

イヴの料理は…なんかこう…真心こもってる感じがする、くそっ食レポが出来ないっ!

とにかく美少女の作った手料理がおいしい!

 

「そういえばアウラムもここに住んでるのか?」

「ん?いや、稽古の後にご飯を一緒させてもらってるだけで家は村の方にあるぜ」

「そうなのか…にしてもどうして稽古を…」

 

そこまで言いかけて後悔した、アウラムの目がよくぞ聞いてくれたとばかりに輝いている。

これ絶対聞いちゃいけなかったやつだ。

 

「よくぞ聞いてくれた!」

 

言うのかよ。

 

ニンギルスとイヴはまた始まったとばかりにあきれた表情を浮かべている

 

「俺は星の勇者を目指しているんだ!」

「星の…」

 

丸くてピンクでご飯をたくさん食べる例のアレだろうか?なんともかわいらしい夢をお持ちのようだ

 

「"星明かりの勇者 掲げし剣に光を束ね 大いなる闇を討ち祓わん"…星辰の森に古くからある星の勇者の言い伝えの一節だ」

「全部は長いから覚えてないけどはるか昔に世界の滅亡から勇者が世界を救いましたー、でもまた世界の危機に陥った時真の勇者が現れますよーっていう内容の言い伝えらしいよ」

 

違うらしい

 

「へー、星の勇者ねぇ…なんでそんなものに?」

「そりゃあ、かっこいいからに決まっているだろ?俺はみんなを守る勇者になるんだ!」

「……」

 

まあ最初異世界転生だーとかはしゃいでた俺も言わば同類だし、気持ちはわからなくもないが…

 

「そういうわけで勇者にふさわしい強さを手に入れるべく村で一番強いニンギルスに稽古をつけてもらってるわけだ」

「勇者云々はともかく、いつ機械蟲に襲われるかもわからん、戦う力くらいは持たせておこうと稽古をつけている」

「なるほどな…」

 

しかしさすが異世界、そんな言い伝えまであるとは、ちょっとわくわくしなくもない、男の子だもの

 

「さてと、そろそろ帰らなきゃ。イヴの料理もいつも通りめっちゃうまかったがユートの料理もすげーうまかったぜ、ありがとな!」

「あ、あぁ、あれくらいならイヴの許可が下りればまたいつでも作るさ」

「お、やったぜ!約束だぞ?じゃあまたな!」

 

そういうとアウラムは慌ただしく家を後にした。

 

「…まああんな感じだが悪い奴ではない、仲良くしてやってくれ」

「ああ、それはもちろん」

「ふふっ、今日は賑やかだったね」

 

まあ、いろいろあったが楽しい一日だったな。

向こうの世界の一日よりも圧倒的に濃い、充実した一日だった

 

「さて、明日からもいろいろと手伝ってもらう、いいな?」

「応!」

 

これからも楽しい異世界ライフがんばるぞ!

 

「あっ、早速で悪いけど食器洗うの手伝ってね」

「…おう」

 

締まらないなあ…まあこんなもんか




Q.イムドゥークは?

A.何かない限り基本的に星辰の森から出てくることはありません


そろそろ本編はいりたい。

神樹のパラディオンの扱いについて

  • ユートくんのサブヒロインに!
  • イヴ以外不要、アウラムとでもくっつけろ
  • どっちともくっつけなくていい
  • 好きにしていいからさっさと続きを書け
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