リンク嫌いのシンクロ使いがDT世界でリンクする話 作:春風しふる
ドラゴンリンク全盛期に守護竜に出張してるのはよく見た
遅くなってごめんなさい!
「飛翔しろ、スターダスト・ドラゴン!機械蟲を薙ぎ払え!」
GYAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAA!!!!!!!
俺の声に呼応し星屑の竜が放った音波のブレスにより一撃で数多の機械蟲が塵すら残らず消滅させられる。
機械蟲もスターダスト・ドラゴンを取り囲み攻撃を仕掛けるがその体にかすり傷すら負わせられている様子もなく、尾の一振りで背後に回っていた機械蟲が真っ二つに破壊され、竜が地に降り立てば足元にいた機械蟲はいともたやすく踏みつぶされる。
さながら一昔前の怪獣特撮映画のような蹂躙が繰り広げられていた。
「すっげーーー!ユートなんだよあれ!あんなすげーの従えてるなんて聞いてないぞ!?」
「がう!」
「アウラム!…いや、正直俺も驚いてる」
アウラムとイムドゥークが目を輝かせながら真っ先に俺の元へと駆け寄る。
リアルソリッドヴィジョン…、いや質量をもった映像などでないな。
十六夜アキがサイコデュエリストとしての力を使用した時のものに近いのだろうか?
目の前にスターダスト・ドラゴンが実体をもって存在し、機械蟲を破壊し続けている。
「しかし、あれほど頼もしい味方はいないだろう、これならこの大群も片が付きそうだ」
「それにあの竜、とっても綺麗…」
戻ってきたイヴたちと話している間にも機械蟲達は目に見えて減っていく。
残った機械蟲も数えられるほどとなり、勝利も遠くないと思われたその時だった。
一匹の鎌を持ったタイプの機械蟲が穴を掘り地中に潜っていく。
「あいつ…逃げていくのか?」
「まあ…あんなスゲーのとは機械蟲だって戦いたくないんじゃないか?俺だって逃げる」
「がぅ…」
俺のつぶやきにアウラムとイムドゥークが答える。
まだ戦っている機械蟲もいるにもかかわらず…いったい何が目的なのだろうか?
怖くて逃げた?まさか、機械が恐怖するわけがない。
なら、情報を機界騎士の元に持ち帰るために逃げた…?
確かにその可能性も考えられなくはない。
だがあれらは機械だ、機械蟲達が星杯の起動とともに森中からここに集まってきたことや先ほどの背後からの奇襲など会話もなしに高度な連携を保って戦っていたように見えた。
つまりあれらは何かしらの通信手段を持っている可能性が高い。
機界騎士とやらがどこにいるのかはわからないが、元の世界と比較してもこれだけ高度な技術で出来ている機械蟲が長距離通信手段を持っていないとは考えにくい。
であるならば本当の狙いは…?
"高エネルギー反応、下よ!"
ギュィィィィン!!!
「ギャウッ!?」
地中が盛り上がったと思うとそこから先ほどの鎌を持ったタイプの機械蟲が飛び出しイムドゥークに襲い掛かる
その素早と威力は今までの比にはならない、何か特別な力でも働いているこのようだ。
たった一撃で大きなダメージを負ったイムドゥークは星杯の力が解かれ、子竜の姿へと戻ってしまう
「なんて威力だ…!」
「地中から攻撃ってそんなのありかよ!?」
再び機械蟲は地中に潜る、その隙にイヴが気絶してぐったりしているイムドゥークを回収するがいつ次の攻撃が来るかわからない。
"微かに破壊の力を感じる…厄介ね…"
「いきなりどうしたリース、破壊の力…?」
"創造の力と破壊の力、この星にある相反する二つの力。あいつは地中に潜ることでこの星に眠る破壊の力をわずかに取り込んでいるのよ!"
いきなり話のスケールがでかくなったな。しかし『破壊』ね。
それなら専売特許と言っても過言じゃない!
「俺は手札から速攻魔法『シューティング・ソニック』を発動!まずは残った機械蟲を薙ぎ払え!スターダスト・ドラゴン!」
スターダスト・ドラゴンの口内に先ほど放ったブレスとは比にならぬほどのエネルギーが凝縮されてゆき、一気に解き放たれたそれは戦っていた機械蟲の残党を一撃で消し飛ばし勢い余って森の木々や地面を吹き飛ばす。
スターダスト・ドラゴンが俺の元に舞い戻るのと地中から機械蟲が飛び出してくるのはほぼ同時だった。
「ユート、危ないっ!」
イヴが叫ぶ。
先ほどの光景の焼き直しのように鎌が迫る…しかし、俺はもう目を閉じて諦めるようなことはしない…!
「この瞬間、スターダスト・ドラゴンの効果を発動!このカードをリリースし、破壊を無効にする。『ヴィクティム・サンクチュアリ』…!」
スターダスト・ドラゴンの全身が輝きを放つと、果たして、今にも俺を切り裂かんとしていた機械蟲はその光に焼かれ目の前で塵一つ残すことなく消滅する。
多少賭けではあったが完璧に決まった…今なら無料単発でSSR引ける自信がある。
「…墓地のシューティング・ソニックの効果を発動してスターダスト・ドラゴンのリリースの代わりにこいつを除外…って、そこまでする必要はなかったか」
「ユートっ!」
スターダスト・ドラゴンが消えると同時にイヴが抱き着いてくる。
おいおい、俺の華麗なデュエルタクティクスに惚れちまったか?
「…って泣いてる!?なんで!?」
「バカ…っ!バカぁ…!」
えぇ…?なんで…?
俺何かしちゃいましたか…?
「こ、こんどこそ、ぐすっ…し、死んじゃったかと、思った…っ!」
「………」
その言葉に戦いの余韻で火照っていた思考が冷や水をかけられたように一気に冷めてゆく。
あぁ、くっそ…
「……ごめん」
「ぐすっ、えぐ…」
俺に抱き着いたまま嗚咽をもらすイヴをあやすように頭をなでる。
「大丈夫かユート!」
駆け寄ってきたアウラムとニンギルス、リースは横になっているイムドゥークの介護をしているようだ。
「なんだよさっきのアレ、スゲーな!あんな技持ってたなんて」
「アウラム…、俺は…」
俺の言葉を遮るようにニンギルスが俺とアウラムの肩をたたく
「とりあえず村に戻るぞ、イムドゥークも怪我をしている。アウラム、先にイヴを村まで送ってやってくれるか?」
「えっ?お、おう。わかった…行こうか、イヴ?」
「ぐすっ…うん…」
アウラムは俺に抱き着いて泣いていたイヴの手を引き森の出口へと歩いていった
残ったのは俺とニンギルス。
「…お前はよくやった、だが戦いとは常に死と隣り合わせだ」
「ニンギルス…俺は…っ」
「この数週間共に過ごしたお前はもう家族のようなものだ。お前が死んだら俺もイヴも悲しむ、そのことは忘れるな」
「っ…!」
決闘盤が現れて、カードのモンスターを召喚出来て、俺もみんなと一緒に戦えて…
まるでアニメのような状況に俺は完全に浮かれてしまっていた。
「イムドゥークは俺が運ぶ。帰るぞ、俺たちの家に、イヴには明日謝っておくんだな」
「…あぁ、ありがとう、ニンギルス」
こうして俺たちは戦いを終え、帰路についたのだった。
"星の勇者…いえ、決闘者ね、想定外にもほどがあるけれどあの力、むしろチャンスかも…せいぜい私の掌の上で上手に踊ってちょうだいね、フフフっ"
遅くなって本当にごめんなさい、年度末だからか本当に仕事が忙しすぎるっ!
失踪はしないのでこれからも読んでくださるとうれしいです…!
そろそろタイトル詐欺じゃねって怒られそう
神樹のパラディオンの扱いについて
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ユートくんのサブヒロインに!
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イヴ以外不要、アウラムとでもくっつけろ
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どっちともくっつけなくていい
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好きにしていいからさっさと続きを書け