機動戦士IS00 未完 リメイク再開予定 作:GN-type-E
俺が居たのは暗い空間だった。
エクシアに乗り、GNドライヴを搭載したマスラオと交戦をしていた。
「このまま、負けるわけには…」
GNブレイドとバルカンで敵を対応しながら戦うも、斬っても撃っても防御されるだけだった。
「負けるわけにはいかない!!」
俺は渾身の一撃でマスラオを攻撃したが、姿を消したマスラオ…
消えたマスラオの背後には傷ついたIS学園の仲間たち…
そして、大破したデュナメス、右手足を切断され胸を貫かれたキュリオス、大破したヴァーチェの装甲の近くに横たわるナドレ…
仲間たちは全て倒されていた。
「貴様…貴様…貴様!!」
マスラオは姿を変え、現れた黒い機体に翻弄された。
現れた機体は…俺のよく知った機体だった。
「そんな……何故、エクシアの姿を⁉︎」
そして、俺は2振りのGNソードの改良装備に斬りつけられた。
「あ゛ぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」
目が覚めると、俺は部屋にいた。
しかし、何故か体は硬直し震えが止まらなかった。
「誰か…誰か…」
俺の中に残る恐怖。どうしちまったんだ俺は?
「大丈夫か、一夏。震えが止まらないみたいだが…」
ティエリアが俺を心配した。
「済まないなティエリア。なんか嫌な感じがしたんだ」
「嫌な感じか…」
ティエリアはこの時に気付いていたのかもしれない…俺が、新たな進化を遂げつつあることを…
朝から悪夢を見たせいか妙にテンションの低い自分がいた。停学明けとはいえ、IS戦闘で一度は不意をつかれたとはいえ、ガンダムに乗って負けたのだ。今まで力の象徴だったものが崩れた。そして、あの夢が現実になったら……俺は今のままではダメだと思った。
文化祭…今回は一学期末に行われることが決まり、みんな張り切って準備に取り掛かっていた。そして、一組のみんなも出し物で話し合いをしていたのだが…
「男子とポッキーゲーム」
「男子と写真撮影」
「男子と王様ゲーム」
「男子とウハウハ」
何と言ってもここはIS学園…男子に飢えた女子たちがわんさかいる中に2人の男…ある意味予想の範囲内だった。
「文化祭で却下だろ…ある意味内部に受けて外部のお客に失礼極まりないだろ」
「そうだよ。せっかく美人が揃ってるんだし、皆ができる仕事内容にしようぜ」ニコ
ティエリアの意見に俺は付け足す。しかし、全員が顔を真っ赤にし、集中してなさそうだったので、俺からも意見を出して見た。
「俺、調理師免許持ってるから、軽い喫茶店なんてどうだ?今からならメニューとかも考えつくからさ…」
「「「なら執事喫茶だ!」」」
ラウラ、箒、セシリアが一斉に手を上げた。最初に言っておこう…男子を皆持ち上げすぎなんじゃないのか?
まあ、最終的にうちのクラスでは、奉仕喫茶(メイド喫茶と執事喫茶の統合)とステージ発表でかぐや姫の男女反対の劇をやることとなった。
劇の方は仕方が無いとして、奉仕喫茶の方は厨房とウエイターの両方掛け持ちらしい。まあ、料理の方は作り置きにして、仕上げる感じにするからそこまでは大丈夫だと思う。
「まあ、ティエリアほど忙しく無いしいいか…」
ティエリアは…何故か生徒会長に目をつけられ、追い回される日々が続いていると風の噂で聞いた。
学園の生徒会長は変わり者であり、最強である。だからこそ忙しいのだ。
「貴方はまだ着いてくるつもりか?」
情報を得る為にロックオンたちに連絡を入れるためにひと気のない場所に来たときに現れる生徒会長 更式楯無…この人ほど厄介な人はいないのだ。
「あら?面白いこと聞いてくれるわね。私の進行方向に貴方がいるだけなのに…」
「いや、その理屈はおかしい…」
「第一、私は貴方がどんなに見つからなさそうな場所に逃げようと見つける自信はあるわ、あらら…アーデ君」
「何処かの元吸血鬼と一緒にしないでください…」
「あら?一様掴みは良かったはずだったんだけどな…お姉さんは意外とガハラさんって抱きついてくることに期待してたのに」
「名前間違えて抱きつきに行くのはマイマイのほうで、ガハラさんは文房具の人だ」
ある意味僕はアララギより、羽川さんのほうがキャラが近い気がしてならないのだが…
「でもまあ、調べ上げたことでアーデ君…君たちのやりたいこともこっちは掴んだ。それに、亡国企業の情報のデータよ…気軽に生徒会まで来てね」
生徒会長はその一言を言って姿を消した。IS学園最強の名は伊達ではなかったな。
文化祭初日、
「織斑くんやアーデ君が執事なんだって⁉︎」
「なんでもゲームに勝ったら写真撮影ができるとか…」
「ポッキーゲームもできるとか…」
「しかも、お店の料理は織斑くんが考えたんだって」
「織斑くんが料理うまいのは有名だからね」
クラスの前にはぞろりと並ぶ列に俺は唖然とした。
「こらこら…執事は部屋からでない」
「料理の準備ができてないから一様用意を手伝って」
女子たちに引っ張られ、裏方に…
そして、お店は開店した。
「いらっしゃいませ。お嬢様」
最初のシフトはティエリアがメインだったため、ティエリアを中心としたメンバーがウエイター(執事やメイド)をやっていた。
その間に厨房でできるだけ料理を手伝い、厨房の女子に作り方のコツを教えた。
そして、交代になり俺はウエイターに参加した。
「いらっしゃいませ…お嬢様」
クラスに入った女子は黄色い声をあげて俺の担当になれるか祈っていた。
そして、祈って勝ち取ったのはチャイナ服を着た幼馴染の鈴だった。
「そこの執事!私を案内しなさい」
「かしこまりましたお嬢様」
予定通り。いや運が良かったと私は思っていた。何より一夏がシフトに入るまでを時間、待ち構えて待っていたのだから…まさか一夏の接客が受けられるとは思って見なかったが…
「お嬢様…こちらが当店のメニューになっております」
「まだメニュー持ってるじゃない」
さっき聞いた話なのだが、執事やメイドとイチャイチャするためには料金を払ってゲームをしなければならないと聞いている。つまり、一夏が持つメニューはそのゲームの景品…
「すいません…こちらはゲームの勝利者にしか渡せない規定になっとおりますので…」
「なら料金を出してゲームするわ」
予想通り…
そして、一夏は完敗した。なんでもできる割には一夏ってポーカーフェイスが苦手な単純野郎だからこのての勝負になら私は負けないのだ。
「んで、こっちのメニューには…」
片方のメニューには一夏が考案した料理と一夏が作り置きしたスイーツが書いてあり、もう片方には予想通り、いや…予想を遥かに超えるメニューが存在した。
・執事とポッキーゲーム 1000円
・執事に好きな台詞を言わせる1000円
・執事にコスプレをさせる1000円
いいい一夏にコスプレですって⁉︎
真面目に執事服でも半端ないっていうのに…コスプレ…
回想
ファンタジー系一夏「鈴と繋がる心が俺の力だ」
野獣系一夏「俺の糞女…もう離さない」
偽の恋人系一夏「ハニー…俺、偽とか関係なくってお前のことが好きになりそうだ」
渋谷系一夏「お前の音を俺が守る」
バディ系一夏「俺はお前のバディだ。俺から離れるな」
宇宙世紀系一夏「俺は君の力になりたいんだ。俺を必要としてくれ」
ボフ!!!
頭がオーバーヒートしてしまったので一夏特製のフロートを頼み私はお店を後にした。
事実上、ゲームの参加者が続出するものの、渡したメニュー(俺たちは内容を聞かされていない)の注文は誰からもされなかった。
しかし、彼女たちは満更なさそうな顔で問題は無いだろうなと俺は思った。
第三アリーナ…ここでは演劇などのステージ発表が行われていた。
俺たちも例外ではなく自分たちのプログラムまでゆっくりとしていた。
まあ、俺たちの劇は相当ややこしくなっているし、本番どうなるかが心配だった
※ここからのナレーションは1年1組の鷹月さんがやっています。
むかしむかしのこと、竹取翁というメガネが似合う美男子がいたそうだ。
「今日もいい天気になりそうだ。会…ではなくていってくるよ楯無」
「はーいいってらっしゃい」
(なんで会長が?たしか、のほほんさんだったような…by一夏)
翁の美しさに結ばれたゲスト出演の会長もとい、村娘の楯無は真面目で誠実な翁を見送った。
そして翁は目標を駆逐した。いくつもいくつも…
「高濃度圧縮粒子解放!!!」
そして現れた宇宙ポットを持ち帰った翁は開けてびっくり…
そこには一人の赤ん坊がいたのだ。
「酷いわ、私というものがありながら浮気していただなんて…」
事実を話すも信じてもらえず、世界観が可笑しいのかキャラ設定が間違っていたのか?会長のアドリブにどう対応するのか…
「バカなことを言ってる場合じゃないだろ?この子は宇宙の闇を一人で居たんだ…そんな悲しいことがあっていいと君は言っているのか?万死に値する」
楯無ともめたが翁はとりあえず彼を育てることにした。
それから半年…赤ん坊はみるみると成長し美男子になった。翁は彼を一夏と名付けた。翁を上回るその美貌にどの女性もが虜になった。
「私と結婚してください一夏さん」
「私と月まで…」
「私のものになりませんか?」
毎度毎度のことで嫌気がさしたのか一夏は部屋に閉じこもり気味になってしまった。
ある日、噂を聞きつけた5つの国の王女がやってきた。
サムライの国の箒王女
メシマズ王国のセシリア王女
スブタ共和国の鈴王女
ダンソウ皇国のシャル王女
ウサギ帝国のラウラ王女である…
彼女たちは一目、一夏に会いたいと特技を披露した。
「私は剣術と神楽舞を嗜んでおります。サムライの国を私と守って行きましょう」
「一夏さん。わたくしの祖国の料理…どうぞ召し上がってくださいまし」
「私の婿に来たら…酢豚を毎日食べさせてあげるわ。喜びなさい」
「僕、一夏のためならなんでも尽くせちゃうな…なんなら王女やめて二人で静かに暮らそう」
「嫁は私の嫁だ。劇であろうとその事実は変わらない…さっさと行くぞ」
個性溢れた姫君の求婚に戸惑う一夏…彼は彼女たちの前に立ちこう告げた。
「俺が求めたものを連れて来てくれた人と結婚する。連れてこれなかったらしない」
箒はうさ耳をつけた天才科学者
セシリアは伝説のポイズンクッキングの料理人
鈴は龍の球を持っていそうな変態亀親父
シャルは社長
ラウラは黒うさぎという名前の人物
彼女たちは探した。一部探していない者もいたが、全員諦めてしまった。
「どうして全て断ったんだ?」
「翁…俺、月の民ムーンレイスなんだ。地球の重力が強すぎて寿命縮ませちまってさ、月に帰ることになりそうなんだ」
そう。彼は月の王子…地上の人とは結ばれてはならなかったのです。
「俺と結ばれたら悲しむだけしかなくなる…だから俺から遠ざけたんだ……翁や楯無には迷惑かけてばっかだったけど…」
「そうか。なら行くがいい…君の選んだ道だ」
二人は和解した。月に帰る時間が刻一刻と迫る中の会話を、あの人が聞き耳を立てないはずがなかった。
「王女様たちに報告すると面白くなりそうね…」
楯無だった。
そして月に帰る当日…
「私とこの赤椿があなたを月の侵略者から守ってみせよえ」
「わたくしのブルーティアーズにかかれば異星人なんて余裕ですわ」
「甲龍の強襲用パッケージも龍砲の強化も万全よ」
「一夏がしてくれたように…僕が君を守るよ」
「私の嫁を奪おうなど一万二千年早いわ!!」
そういった乙女たちの決心は報われず、一夏は宇宙に帰っていった。
何を思おうと人は必ずしも通じ合うことはない。それが、もし二人を引きつけようとも…
極端に最後のエピローグぐらいしかまともではなかった。この作品…製作者のほほんさんは何を考えていたのかわからなかった。
客席…彼は劇を見てあるものを感じていた。自分にないもの…そして自分を包んでくれそうなもの…そして、それを全て受けるオリジナル…
「見つけた。俺の求めるものを」
仮面をつけ、作戦を遂行。
そして手に入れるんだ。俺の中にポッカリと空いた感情『愛情』を…
次回の登場機体紹介
アグリッサアルケー
搭乗者 オータム
アラクネにガンダムスローネのデータを合わせた機体。蜘蛛の巣のように張り巡らすファングと火力のあるGNランチャー、接近戦用のGNバスターソードとアグリッサのプラズマフィールドを使う。
アラクネとアグリッサのフォルムが似ていたことで採用。
マスラオ
搭乗者 夏楽
実体剣のシラヌイ、ウンリュウを装備しており接近戦に特化した機体。GNドライヴを搭載する前から突破力と攻撃力に優れている。