機動戦士IS00 未完 リメイク再開予定   作:GN-type-E

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臨海学校…それはIS学園からでること数時間…海岸沿いの旅館に泊まっての勉強会である。
そして海といえば、水着である。


6話 折られた翼

 

 

 

 

「織斑君の水着…やっぱり予想通り」そわそわ

「あの筋肉、隊長!特攻の名を私に」ポッポー!!!

「アーデ君はアーデ君でそそるものが……」じゅるり

説明するまでもないがIS学園は元々IS適性のある女だけの学校である。しかし、イレギュラーな男が入ったことで、こう言ったイベントは男女が入れ替わるという特殊な現象が起きるのである。

「なあティエリア…やっぱり読書するのか?せっかくの海なのに…」

「ああ、僕はあまりはしゃぐのが好きではないんでね」

まあ、人それぞれだよな。

「わかったよ。何かあったら言ってくれ」

俺はそのあとたくさん遊んだ。遊び疲れたといっていいほど遊んだ。

しかし、この時から事件は動いていた。

 

 

 

 

『そっちはどうだ?アレルヤ』

「福音を狙うテログループを確保。GNドライヴを所持したものではなかったみたい」

アレルヤ達はユニオンの研究施設にいた。IS福音を亡国企業が狙うという情報を聞いたからである。

「思い過ごしだったのかもしれないけど」

『甘いんだよお前は…気を抜くな。来るぞ』

「ハレルヤ⁉︎」

後ろにいち早く気づいたもう一つの人格のおかげで後ろからあらわれたISを確認。こいつがGNドライヴを使う機体か⁉︎

「てめぇ何もんだ?」

ハレルヤに人格が変わり、キュリオスを展開。サーベルを取りだして敵に攻撃。

「貴方こそ…なぜISに…」

向こうもビームサーベルを構えた。GNシステムの色ではなくIS自体の色らしい。

「てめえに関係ねえだろ!つうかお前の機体…白式だな」

「織斑一夏がもらう予定だった機体と、織斑一夏がもらった機体の同系統の機体ね…おもしろいわ相手をしてあげましょう」

白式は雪片とその機動力で攻める。GN兵器を持つこっちの方が機体性能は上であるはずなのに…

「ぐぁ…てめぇ。GNドライヴを積んでるのか?」

「いいえ…ISのコアを媒体として擬似的に作った言わば擬似ドライヴ搭載型よ。ここであったのも何かの縁…貴方のオリジナルのコアも頂くわ」

敵のパイロットはこっちより機体をうまく扱ってる…このままじゃマズイか。いや、

「悪いがアレルヤ…俺が楽しませてもらうぜ…こんなに殺し会がある相手は早々いないからな」

ハレルヤは楽しんでいた…久々の殺し合いに

「気が狂っちゃったの?気持ち悪いわよ」

雪片の猛攻…ハレルヤは全てをサーベルで受け、ガラ空きとなった腹にバルカンを放つ。

「見せてやるよ…本当の超兵って奴を!!!トランザム」

ハレルヤの一言に応えるようにキュリオスの目が輝いて、身体が真っ赤に発光しだした。

「まさか…単一仕様能力⁉︎ならばこっちも」

「そんな暇、与えてもらえると思ってんのかぁぁぁ!!やるかよ」

今までのスピードとは桁違い機動力…更にシールドを貫くそのビームサーベルの出力も増していた。白式は大きな外傷を与えられたのだ。

「零落白夜…暮桜や白式じゃないのに……どうして」

「甘いんだよ女…奥の手ってのはなだすタイミングが肝心なんだよ!」

TRANS-AM…それは高濃度の圧縮粒子を全面に開放することによりその機体性能を3倍にまで高めるGNドライヴの切り札。

「こちらスコール…作戦失敗。撤退するわ」

白式のパイロットは大ダメージによりエネルギーがある内に逃げようとした。

「ISごときで俺から逃げられると思うな!!」

飛行形態に変形するキュリオス。しかし、追いつくことはなかった。

「トランザムの限界時間かよ…せっかく楽しめてたのによ…」

『気にするなよハレルヤ。また楽しみが残ってるって前向きに考えるべきだよ』

「アレルヤ…だからお前は甘ちゃんなんだよ」

これは…嫌な予感しかしない。アレルヤではないが、世界の悪意が見えるようだぜ…

 

 

 

 

 

 

「アレルヤの方は逃がしたか…だが、亡国企業がヴェーダをやったことだけはわかったな…後は」

ロックオンが居たそこには銀色の試作段階のISが動いていた。ユニオンのIS福音である。福音はパイロットを載せずに勝手に動きだし、今のポイントにやってきたのだが、それはやはりISの深奥までいじることができる天才ハッカーによる犯行だと思われるものだった。

「悪いが撃ち落とさせてもらうよ…ハロ、シールド制御は任せた」

『了解!了解!』

スナイパーライフルで狙撃をするデュナメス。しかし、敵のスピード・運動性の良さがでているのか全てをかわされた。よほどの予測能力があるのか…

「スピードはトランザムすれば超えられるが、あれじゃ粒子残量がゼロになったら到底敵わないか…アレルヤの方もトランザム使ったから、IS学園の連中に任せるべきかな…」

TRANS-AMの弱点は入れば自由に解除して戦うことができないこと…言わば使えば粒子残量がゼロになってしまうということだ。

使う場所を考えたなければいずれ俺たちは死ぬことになるだろう。だからこそTRANS-AMは切り札なのだ。

 

 

 

 

 

 

篠ノ之箒は一夏の部屋に向かっていた。何でも男子生徒の部屋は個室となっており、寝るのも一人らしいからだ。

「あいつは昔、ひとりで寝れなかったよな…確か」

IS学園では私と2人部屋で一緒であったためそこまで気にはしていなかったが、親が目の前で死んでしまったのをキッカケにして一夏は、人が近くにいないと安心できないと昔言っていた。しかし、最近は大人びてしまって今にも襲…もとい、大人になろうとして、鬱憤が溜まっているだろうから話し相手くらいにはなってやらんこともないと思い、部屋から出たのはいいが…

 

「貴様らは何をしているんだ!」

 

4人の女狐(英中仏独)と部屋の前で出くわした。

「そ、そうですわ!何をしていらっしゃるんです皆さん…わたくしは、パパパパトロールをしてただけですわ」アセアセ…

とセシリア

「わわわ私は一夏が一人で寝れないの知ってるからその…添い寝しようかと。って箒はどうなのよ!」

と鈴…

「私も…同じだ」

「そうだよね…みんな考えることって同じだよね」

シャルロットは悔しそうにそう言った。

「嫁は寂しがり屋だからな…」

「「「「嫁言うな!!」」」」

ラウラにつっこむ私たちだったが、もう一人の殺気に気づいた。織斑先生だ。

「小娘共がどうして一夏の部屋の前にいる。一夏ならもうとっくに寝ているのだが…夜這いとはおもしろいな…」

何故こんなに早くに寝るんだ一夏!!!

 

 

 

 

次の朝…専用機持ち全員と箒が呼び出されていた。なんでも箒に専用機が届くらしい。

「やっほー!!箒ちゃーん!!」

やってきたのは天災発明家の篠ノ之束さん。この人ほど歪んだ存在はいないと昔は思っていたほど、俺はこの人が苦手である。

「姉さん!?どうしてあなたが?」

「それはもちろん機体をプレゼントしに来たからだよ。いっくんにばっかりサービスしてたら箒ちゃんに嫌われちゃうからね」

前言を撤回して、この人ほど苦手な存在はいない。あからさまにイタズラしてきたのが、サービスなんて…

「まあまあ、みたまえ!この第四世代IS紅椿を」

現れたのは紅い機体だった。

見た目はユニオンのフラッグのように機動性に追求した形となっており、武装は二本の刀。装甲を展開することによる機体性能の向上、並びにそれを補うかのようにエネルギー量は従来の3倍。こんなオーバーテクノロジーの集大した機体はガンダムを製作したイオリア以外に彼女しか作れないだろう。

「まあ、フィッティングと設定はこっちでするから、君たちの誰かが相手をしてよ…まあ私的にはいっくんかそこのメガネかな」

「生憎だが、織斑少し来い」

「ちいちゃん!!酷い!酷すぎるよ!私を無視して」

俺はいきなり現れた千冬姉に連れられ旅館にもどされた。

 

 

 

 

一夏が連れて行かれたあと、私は紅椿に乗った。

なんだろうか。訓練機にはたまに乗って練習したりしていたが、こいつは身体に馴染んだ。

まるで私のためにあるようなISだった。

「んじゃ、メインウェポンの空裂・雨月と展開装甲のデータを送るから、青いパツ金ちゃんと黒い眼帯ちゃんと戦ってみよう」

「パツ金⁉︎」

「眼帯だと!」

セシリアたちはようやく姉が変わり者だと認識したらしい。

私は言われた通り戦うことにした。

「武装からして、接近戦ですわね…ならばブルーティアーズ!!」

ビットがレーザーを放つが、

「空裂!!薙ぎ払え」

一振りで、斬撃がビットを一掃した。

「ならばレールカノン…」

「遅い。雨月!!」

突きがレーザーとなり、レールカノンを目掛けて放出した。

「んな⁉︎」

「くそ」

「二人ともよそ見をし過ぎだ」

肩に着いた展開装甲をパージしてビットのように敵に放った。逃げるセシリアもラウラもなす術なく負けた。

 

 

 

俺は千冬姉に呼び出され、監視カメラの映像を見せられていた。

「見ろ…これは昨日未明にユニオン基地で起こった事件だ。福音を強奪され、海岸を航行している。おそらくここにも出撃命令が下るだろうが、まずはこれを見て欲しい」

出された映像に映るのはキュリオスと白式…

「まさか…」

「そうだ。貴様の機体になるはずだ。やはり亡国企業に強奪されていたようだ」

「それじゃ福音は…」

「ガンダムがそれを阻止したはずだったが」

「何者かに盗まれたよ」

そこには白人の男がいた。聞き覚えのある声だった。

「貴様は誰だ?ここは立ち入り禁止だぞ」

「悪い悪い…ミス織斑さん。俺はロックオンストラトス、ガンダムデュナメスのガンダムマイスターだ」

ガンダムデュナメス。ラウラの時に現れたガンダムの一つで、レグナントのファングを全て狙い撃った機体。

「貴様。男でISを乗りこなしているのか?」

「違うな…ガンダムはISじゃない。あんたならわかるだろ」

千冬姉は黙った。ロックオンの言葉がわかったからだ。

「んで、ロックオンさんがどうして…」

「ロックオンでいい。まあ、今日は一夏に頼みがあってな…一夏、強制はしないがお前のエクシアの力を借りたい」

 

それから、詳しく福音について話したロックオン…

キュリオスは昨日の戦いで損傷が激しいらしく出られないため、デュナメスとの作戦らしいが…

「認めん…貴様は学生にそんなことをさせるのか?」

千冬姉はロックオンの前に立ちはだかりそう言った。

「ミス織斑はだまってろ…一夏。これは強制ではない…行きたくないなら行かなくて…」

「何言ってんのロックオン。俺は守る。守るためにこの力を手に入れたんだ。何があってもテロなんかで人を殺させない」

俺はロックオンと行くことを選択した。

「正気か一夏⁉︎」

「千冬姉…俺は手が届くところで救えなかった。自己満かもしれないけど、俺は救いたい…この命に変えても」

「馬鹿者…貴様は、貴様は」

千冬姉は初めて俺の前で涙を見せた。そして俺はこの時、初めて千冬姉に反抗した。

俺の意思で戦うために…

 

 

 

 

 

「本当にいいのか?聞かん坊」

ロックオンがそう聞いた。

「はい。俺はガンダムマイスターですから」

エクシアでデュナメスの肩に取り付きそう答えた。

「んじゃいくか。トランザム!!」

デュナメスは真っ赤に発光し出力がエクシアの3倍くらいで空中を移動していた。

「目標を視認した。一夏、お前が相手をするんだ。俺は粒子が溜まったら援護をする」

「了解…エクシア目標を駆逐する」

エクシアは福音との距離を縮めた。福音はどちらかといえば遠中距離型のIS。機械ならば完璧すぎる…だからこそ読みやすいと推測した一夏だったが、

「敵に作戦が読まれたのか!」

一振りしたGNソードは空振り、福音は懐にいた。速い…今まで敵に懐をつかれなかった一夏の懐をつき、福音をメインウェポンである銀の鐘の射撃によりダメージを受けた。

「射撃武装をゼロ距離からって…こいつ俺と同じ動きを…」

そう。エクシアで最初に戦ったセシリア戦で行った戦法である。

「なら、これならどうだ!!」

GNダガーを投げ、福音の肩を投擲する…しかし、奴はそれを爆発させた。

「うぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!」

それを読んでか、一夏はイグニッションブーストで接近。福音の腕を切り裂いた。だが福音本体は消えてしまった。

「ステルス機能か…一夏!気を抜くな。本体はまだ健在だ」

ロックオンがそう言ったため、辺りを見渡す。すると、近くに紅椿と甲龍を見つけた。奴の狙いはあっちか!

「一夏!大丈夫か」

「終わってたみたいね」

「箒!鈴!下がれ」

 

その言葉は遅かった。

鈴は福音の銀の鐘をゼロ距離で受けて海に落ちそうになり、箒もその直後に足蹴りを受けた。

 

怖い…怖い…もう目の前で誰かを亡くしたくない…失いたくない。

 

恐怖から身体が硬直し俺はトラウマに飲まれて行った。

 

「一夏!お前の力は何のために手に入れたんだ!お前が守らないでどうする…チャイナ娘の方は任せろ」

 

しかし、ロックオンのその言葉に俺は救われた。そうだ。俺は失いたくない。だからこそ戦わなくては…

「箒と鈴になにしてくれてんだ!!」

福音を足蹴した俺はGNブレイドをスラスターに突き刺して銀の鐘を破壊した。しかし、福音は輝きスラスターは光の翼へ変形した。

「第二形態…土壇場で…ぐぁぁぁぁ!!!」

福音は光の翼を剣のように使いエクシアの左腕を切り裂き、その場を離れた…

「一夏!!」

「たかが左腕をやられただけだ…トランザム!!!」

エクシアは真っ赤に発光し福音を切り裂いた。目にも留まらぬ速さの銀と赤の戦いは赤が制した。

「福音のISコアを破壊する!!」

ISはガンダムに機能は劣るも、自動修復機能を備えられている。ISコアを破壊すればそれは無くなりただの鉄屑だ。俺がトドメを刺そうとしたとき、

 

「悪いが…邪魔させてもらう」

 

突如現れたのは赤い粒子をばらまいているIS…サイレントゼフィルスだった。

サイレントゼフィルスのビットが福音を援護し逃がした。そしてトランザムの限界時間を越えたため機能が大幅にダウンしたエクシアの関節部、頭を撃ち抜いた。

「みんな…………ごめん」

 

「「「一夏!」」」

 

3人が一夏の救出に向かおうとしたが、ビットと正確な狙撃に阻まれた。

「てめー!!!」

粒子が回復していないのにロックオンはスナイパーライフルでビットを撃ち抜いた。

「ガンダムも所詮そんなものか!!」

シールドビットによりビームを半減された。(いつもより出力が低いためダメージにすらなっていない。)

「っち、やっぱりトランザム後じゃ粒子量が足りないか…」

ロックオンが銃撃戦をしている中、こちらにも援軍が来た。

 

「高濃度圧縮粒子解放!!」

 

ティエリア達である。

「っち、邪魔が入った」

サイレントゼフィルスは撤退した。

『ロックオン。追いかけるからつかまって』

「ティエリア。一夏を頼むぞ」

ティエリアと一緒に来たアレルヤにつかまりロックオンはサイレントゼフィルスを追いかけていった。

 

 

 

 

 

 

 

海に沈んだエクシア…その中で一夏は死ぬのだと思っていた。

 




部位破壊の部分を見てピンときたひとがいるかと思いますが、次回…天使再臨。
ついでに第四世代(三.五世代)ガンダムは登場がまだ先の話です。
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