98世代の5人と皇帝でコスプレステークス 作:アマノジャック
…今回はアニマル国際です。何としても今日中に投稿したかった。そんな気持ちです。
やぁ、諸君。時間がない。今日はもうレースといこうじゃないか!
「京都競馬場よりピスピース!全話に登場してるゴルシちゃんだぞ!もう私が主役でいいんじゃないかな?」
「あなたは一体何を言ってますの?」
「あ、永遠の解説者のマックイーンじゃないか!」
「誰が永遠の解説者ですか!」
「だってお前、前回のレースの途中で実況よりも解説の方に回ってたじゃねぇか。」
「あれはビコーペガサスさんの勢いに圧されただけですわ!」
「はんっ…!」
「鼻で笑いましたわね!」
「まぁ、そんなことは置いといて…今日はG2レース『アニマル国際』を行うぜ!」
「アニマルの部分は気になりますが国際大会ですか…海外からウマ娘を呼んだのですか?」
「いや、国内のウマ娘で行うらしいわ。」
「国内ですと…ドイツ出身のエイシンフラッシュさんやアイルランドから留学生ファインモーションさん辺りでしょうか?」
「んじゃあ、疾走するウマ娘を紹介するぜ!1番、ドイツより…」
「早速エイシンフラッシュさんですか?」
「シリウスシンボリだぜ!」
「な、何故!?」
「さて…狩りの時間かな?」
クールに真っ黒なスーツに黄色のネクタイを着けた勝負服だ。すごいカリマスを感じるな。
「あの格好…鳥?」
「ドイツの国獣『カゼノワシ』だ!別名『ブラック・イーグル』!」
「あの人ならヨーロッパのどこでも良かったでしょ、とか何で国獣とか色々言いたいことはありますが…これからのボケに備え、あえてスルーしますわ。」
「次はイギリスでエアシャカール!」
「チッ、知ってるか…この世には黒い白鳥がいるんだぜェ?」
こちらは白いウエディングドレスのような勝負服だ。黄色と黒の腕章も付いている…。
「これは…白鳥?」
「正確には『オオハクチョウ』だな!イギリスの国獣だぜ!」
「エアシャカールさん…目が死んでいますわよ。」
「製作者はファインモーションだぜ!」
「さっきからテンション高い声が聞こえてくると思えば…」
「ちなみにアイルランドの国獣もオオハクチョウだぜ!」
「国獣の被りはありですの!?」
「1つ豆知識が増えたところで…次はドバイのスマートファルコン!ドバイの国獣といえば…『ハヤブサ』だぜ!」
「………」
白い着ぐるみが全身を覆っておりお腹に黒い模様が見えている。完全にデフォルメされたマスコット的な何かだ。…しかし、アイ…ウマドルである彼女が何故何も喋らない?
「モコモコしてますわね。」
「あぁ、可愛くしたくてヒナの姿で出てきたな。ただ…すごく走りにくそうだ。」
「着ぐるみですものね…顔も隠れていますし、喋れないですし。」
「機を取り直して、4番はアメリカ…シーキングザパール!」
「ホワイト・ヘッド・イーグルでビクトリーよ!」
こちらは黒いパーカーに白いフード、黄色のチャックがついている勝負服か…。そして、腰の部分が白い。
「アメリカですので…『ハクトウワシ』でしょうか?」
「正確だマックイーン!アメリカの国獣だぜ!別名『アメリカン・イーグル』とも呼ばれてるな!因みに英語をそのまま翻訳すると『禿げた鷲』になるぜ!」
「夢を壊さないでくださいまし…」
「次は香港よりカレンチャン!」
「カレン頑張って恩返しするよ、お兄ちゃん♪」
和のメイドさんと言ったところだろうか?赤いカチューシャがカレンチャンの可愛さを引き立てているね…。
「鶴ですわね!」
「いや、頭をみてみな?赤いだろ?あれは『タンチョウ』だ!」
「香港の国獣ですの?」
「正確には中国の国獣だな!」
「私はパンダの方が良かったのですが…」
「因みにタンチョウの頭が赤いのは禿げてるからだぜ!」
「そんなこと知りたくありませんでしたわ!」
「さぁ、最後の出走者を紹介するぜ!フランスより…サトノダイヤモンド!」
「こ、コケコッコー!マックイーンさん、見ていてください!」
全身がゆったりとした白いスモックで首と腰がすごくフワフワしていて、額のダイヤモンドが赤いトサカ?により隠れてしまっている。個人的には『余っている袖』仲間だったためそれが無くなっているのが残念だ。
「彼女が参加しますの!?このメンバーですと狩られないよう逃げる雛の絵が目に浮かびますわ!」
「逃げより差しじゃね?」
「いえ、そうですけど!サトノさんは…鶏ですか?」
「あぁ、フランスの国獣(非公式)の『雄鶏』だ!」
「『アニマル国際』と言うよりは『バード国際』に改名してはいかがですの?あのー、今さらですが…全員どういう基準で選ばれたのですか?」
「何か三女神像から矢が飛んで来て…当たった奴の体から今日の勝負服が出てきたらしいぜ!」
「嘘仰い!どこの奇妙な冒険ですか!」
「流石にバレたか…。実際は矢文に参加証と国の名前が書いてあったらしい。ゴルシちゃんも避けなかったら今頃は雄鶏になってたな!」
「あなたが避けたからサトノさんが出てるのですね!」
「って言ってもゴルシちゃんはもう、5つあるレースのうち2つ出てるんだぜ?3つめとなると出過ぎでしょ?」
「それはそうかもしれませんが…ん?5つ?何の話ですか?」
「何って…タキオンが開催した『JWC』のレースの数だぜ?」
「このカオスなレースがまだ残ってましたの!」
「ぶっちゃけただのコスプレレースな感じだけどな~」
「うぅ、あんな罠さえなければ…」
「んじゃ、みんな!ゲートに入ってくれ!」
「いよいよ、スタートですわね。」
おっと、そろそろレースが始めるね…。今回は普通のレースとなりそうだ。
「さて、ゲートが開いたぜ!先頭はスマートファルコン…だが、芝はキツかったか?もう息があがってるな…。2番手はカレンチャン、3番手はシリウスシンボリ!その後ろをサトノダイヤモンドとシーキングザパールが続く!最後尾はエアシャカールとなっている。」
「芝とはスマートファルコンさんも不運でしたわね…」
…いや、いくら何でも早すぎるだろ?どうなってるんだ?
「早速、第1コーナー…だが、スマートファルコンは一気に最後尾になってしまったか…」
「それでもエアシャカールさんに食らいついていますわね。」
「先頭はカレンチャン。シリウスシンボリもそれに続く!」
「3番は…僅かにシーキングザパールが前ですわね。サトノダイヤモンドもそれに続いてますわ。」
「その後ろからエアシャカールが虎視眈々と様子を伺ってる!」
とはいえ、レースはレースだ。最後までみていこう。
………
「いよいよ最後の直線だ!先頭はシリウスシンボリ!おっと、シーキングザパールもここで上がってきた!どちらもすごい勢いだ!猛禽類のつばぜり合いか!?」
「いえ、大白鳥…エアシャカールもここで上がってきましたわ!」
「しかしサトノダイヤモンド、ここで猛禽類をすり抜け先頭へ…いや、すぐにまた抜かれた!残り400!」
「サトノダイヤモンドは…掛かってしまいましたわね。もう少し後で出るべきでしたわ。しかし、これも経験ですわ!」
「先頭争いはシリウスシンボリ、シーキングザパール、エアシャカールの3人、その後ろにカレ…じゃない!スマートファルコンだと!?」
ーー!いつの間に!?シリウスシンボリ君とシーキングザパール君に集中し過ぎていたからか気付かなかった!?
「彼女は最初の方でダウンしてた筈では!?」
「いや、エアシャカールの後ろをずっと付いてたみたいだぜ!これには先頭争いの3人もビックリか!?相変わらず疲労による荒い息の音が聞こえてくる!」
「何て根性なのでしょう!その状態でまた前に戻ってきたなど…信じられませんわ!」
「残り200!先頭は僅かにエアシャカール!しかし、スマートファルコン!大物を捕らえたか!しっかりと後ろを追ってくる!」
「シリウスシンボリもそれを必死に追っています!ーー!シーキングザパール、ここで失速ですわ!4番にカレンチャンが戻ってきます!」
「ついに追い抜いたスマートファルコン!これは『砂のサイレンススズカ』ならぬ『芝のサイレンススズカ』か!?そのまま1馬身ほど差がついて…ゴール!1着はスマートファルコン!エアシャカールも2着と続きます。」
レースは終わったか…。取れたデータをまとめたいところだが…その前に…
「3着はシリウスシンボリ、4着はカレンチャンですわ。」
「1着となったスマートファルコンは…そのまま逃走?どこへ行く気だ!?」
「…彼女は本当にスマートファルコンなのでしょうか?」
「どういうことだ?」
「あのファルコンさんは誰ですか!?」
「エイシンフラッシュ!」
「…何がありましたの?」
「ファルコンさんより控え室で仮眠を取るから14:35に起こして欲しいと言われました。しかしその時間に行って見ますとファルコンさんの姿は無く、レースが始まったようでしたので観客席に戻りました。しかし…レースの始まりました15:00に突然ファルコンさんから、何で起こしてくれなかったの!と連絡が入り、慌ててこちらに確認しに来た次第です。」
「なるほどな…よし、大体分かったぜ!」
「何がですの?」
「いや、とりあえずレースを終わらせよう。1着はスマートファルコン、2着はエアシャカールだ!正解を当てた奴は次のレースで会おうぜ!…真の勇者よ、安らかに休め。」
ーーー
「はあぁぁぁ!…ファルコンさんを睡眠を守るとはいえ、私ってばとんでもないを…」
「やはり、君だったか。」
「タ、タキオンさん!!えーと、今日も知的でしゅてきですぅ!!」
「顔を合わせる度にそれを言うのは君は…。それより、聞きたいことが…」
「はっ!あなた様が開催したレースでこのようなことをしてしまい誠に申し訳ございません!!自ら決めた『邪魔しない!』の鉄則を破り、多大な迷惑を…」
「いや、そうではなく…」
「ファルコンさんを始め、ファルコンさんの走りを楽しみにしていたファンはもちろん、レースに参加していたウマ娘ちゃんたちにもキチンを謝罪を…」
「今はそこでは…」
「…各なる上はトレセン学園を退学して…」
「落ち着きたまえ!」
「はぅ!!」
「全く、レースでもない時に掛けてしまってどうするよ。私としては逃げからの追い込みに変えたあの走りをだな…」
「あれはウマ娘ちゃんたち全員に追い抜いてもらって、また追い抜きたかっただけだったんですぅ!」
「…本当に凄いよ、君は」
「はぅ!!褒めないでくださいーー!!」
…参考になるかわからないが、データの内には入れておこう。しかし、これでレースは4つ終わったしまったか。次は最後のレース『ハリボテ記念』で会おう!さらばだ!…さて、デジタル君のフォローに回らないとな。
JRAの海外日本馬遠征記録より
アメリカ:シーキングザパール、シンボリルドルフ
イギリス:エアシャカール、シリウスシンボリ
イタリア:シリウスシンボリ
香港:アグネスデジタル、エイシンフラッシュ、カレンチャン、サイレンススズカ
ドイツ:シリウスシンボリ
ドバイ:アグネスデジタル、ウオッカ、エイシンフラッシュ、スマートファルコン
フランス:エルコンドルパサー、ゴールドシップ、サトノダイヤモンド、シーキングザパール、シリウスシンボリ、タイキシャトル、ナカヤマフェスタ、マンハッタンカフェ
抜けがあればごめんなさい。…次回で最後です。ここまでお付きいただきありがとうございました。