98世代の5人と皇帝でコスプレステークス 作:アマノジャック
「コスプレっていいよね?」
誰が言ったか不明だが、その一言がこの大会を生み出した。
「さあ、始まりました!京都競馬場よりコスプレステークス!実況はゴルシちゃんことゴールドシップが担当するぜ!ん?デシャブを感じるって?安心しろ!ここは1話のマルチバースだ!だからゴルシちゃんもまだ結果を知らないぜ!」
「ゴールドシップさん?さっきから誰に言ってるんですか?」
「あ、解説はマックイーンね。とりあえず大会のルールを説明するぜ!えーと、コスプレして走る、以上!んじゃ、出走馬を紹介するぜ!1番どうぞ!」
やぁ、久しぶりだね諸君。いや、ここでは初めましてというべきか?どうであれ私はほぼ同じ地の文でいくだけなのだが…1話との違いでも探してくれ。この世界のレースもゴールドシップ君とメジロマックイーン君、彼女たちが実況をつとめるようだ。一人目のウマ娘が出てきたね!
「ふが!ふがふがふが!」
巨大なフランスパンを咥えているスペシャルウィーク君…ではなくセイウンスカイ君!?何か、吸血鬼を刀で滅する漫画の学園版の…あぁ、何かこれ以上は踏み込まない方がよさそうだ。
「あのー、何のコスプレかは分かるのですが…あれって大丈夫なのでしょうか?」
「大丈夫、大丈夫。ただの女子高生だから。竹とか咥えてないから。」
「ちょっ!竹とか言わないでくれます?」
「次はちゃんとしてるから!2番どうぞ!」
次のウマ娘が入ってくる。
「ご主人様…エルがデスソースでハートを書いてあげマース!」
メイド服を着たエルコンドルパサー君だ。顔のマスクが完全にミスマッチだが…突っ込んではいけない。
「エルコンドルパサーさんはメイドさん…確かにコスプレの定番ではありますが…」
「まぁ、どれが出るか完全にくじだったしな。前回と変わってるところもあるだろう。」
「前回?ところで何でオムライスを持ってるのですか?走りにくくありません?」
「あー、コスプレしたアイテムを持って最後まで走ってもらうからな。落としたらちゃんと拾いにいくこと!」
「普通に汚くありません?食べ物ですよ?」
「そこは大丈夫だ!フランスパンもオムライスも私が適当に作ったそれっぽい食品サンプルだ!デスソースは知らん!次!」
次のウマ娘って…
「おーっほっほっほっほ!キングと踊る権利をあげるわ!」
あ…顔黒ギャルじゃない。何か普通に派手な赤いドレスのキングヘイロー君がいるね。
「あー、あれってキャバ嬢じゃなかったらしいんだ…。だから普通に出しててもコンプライアンス的に引っ掛からなかったって訳よ!」
「キャバ嬢?何の話ですの?」
「気にすんな!キングヘイローにはぶっといコルセットがついてるな!落とす心配はなさそうだぜ!んじゃ、次!」
うーん、要するに私のモルモット君が変なことをしてただけという話だね。次のウマ娘が入ってきた。
「皆さんにファーストクラスのようなレースをお見せします!」
やる気まんまんなキャビンアテンダントの格好をしたスペシャルウィーク君。君のレースを期待しよう!
「スチュワーデスのスペシャルウィークさんですね。それにしてもあのキャリーケース…かなり重そうですわね。」
「まぁ、重さは全員5kgで統一されてるから問題は無いぜ!」
「え!?あのパンやコルセットたちって5kgもあるのですか!?」
「いいから次!次!」
衝撃的なことが発表されつつ次のウマ娘が入ってきた。まぁ、私は知ってたけどね。
「フフフ…怪我人はいませんか~?」
白衣の天使のグラスワンダー君。ヒーラーでの君の因子には育成でお世話になってるよ。
「グラスワンダーさんはナースですか。あの注射器は大き過ぎません?テイオーさんが一目散に逃げてしまいましたわよ」
「ゴルシちゃんが頑張って作ったぜ!」
「またあなたですか!人数は抑えていると聞きましたが5人で出走ですか?」
「いや、後1人だけいるぜ!では、ラストを飾るはこのウマ娘だ!」
最後のウマ娘が入ってくる。
「シンバシルドルフです!」
いや、誰だ?あまり見ない顔だ。メガネにスーツとサラリーマンのコスプレなのは分かるが少なくとも生徒会長ではない。
「この方は?」
「最新のメインストーリーで登場…いや、最近ケガから復帰した"ツルマルツヨシ"ってウマ娘だ!生徒会長に憧れてるらしくて私があの名前を出したら気に入ってくれた!んで…面白そうだからその名前でエントリーに登録した!」
「あなたって方は…」
「見ろ、テイオーが微妙な顔をしながらUターンして戻ってきた!以上、この6人のウマ娘でレースを行うぜ!ゲートに入ってくれ!」
実況に促されゲートに向かう6人だが…
「あのー、ゴールドシップさん?グラスワンダーさんの注射器が入らなくてへし折ろうとしているのですが…」
「やべっ!ゲートの大きさまで考えて無かった!ちょっと待ってくれ!」
映像を中断して…諸君、しばらく待ちたまえ!とりあえず、サイレンススズカ君のいちご大福でも流しておこう。そういえばファミマでコラボしていたね。
ーーー
ファンファーレとともにゲートが開く。…ふむ、やっぱりレースと似たような並びだな。
「ふー、全ウマ娘ゲートインを確認…スタートしたぜ!全員綺麗なスタートだぜ!」
「何事も無かったかのように…。先頭に立ったのセイウンスカイさん…やはり、かなり走りにくそうに見えますわ。」
「次はスペシャルウィークか…ちゃんとキャリーバッグを引いているな。」
「3番はエルコンドルパサーさんですわね…メイド+プロレスのマスクによりかなり面白い絵になってますわ。」
「4番はツルマル…じゃなかった、シンバシルドルフだ!」
「もう言い直さなくとも…」
「5番はグラスワンダー…注射器を得物のように振るっている!」
「走行妨害しないように注意してくださいませ。」
「最後尾はキングヘイロー!堅実に足を溜めている!」
「絵面があれですが、ちゃんとレースになってますわね。」
フフフ…本当に何てレースだ!普通過ぎる…ってもう最終コーナーだ!
「おっとスペシャルウィーク、ここでキャリーケースを落としてしまった!アテンションプリーズ!」
「一気に後方へ行ってしまわれましたわ…ここから逆転は絶望的でしょか?」
「先頭は変わらずセイウンスカイ!脚力は爆血しているぞ!」
「爆血言わないでください!」
「ここでエルコンドルパサーがあがってきた!セイウンスカイとの差を詰めていく!」
「オムライスを持ったままスパートを切ってきましたわね。すごいバランス感覚…って転倒しましたわ!」
「目にデスソースが入ったっぽいな。食品サンプルの上にかけるから…」
「自業自得ですわね。」
「グラスワンダーの姿が無い…あ!後ろで目を回したシンバシドルフを背負ってあがってきている!急患だー!」
「ツルマルツヨシさん大丈夫でしょうか?エルコンドルパサーさんはスルーしてますわね。」
「キングヘイローも大外から仕掛けてきた!…何か赤い車っぽいな。」
「マルゼンスキーさんみたいに先頭からならまだしも、後ろからのその表現ですと轢き逃げするみたいに聞こえますわよ。」
「そんなみんながスパートを切っている中、スペシャルウィークも戻ってきた!回りに機内食を投げまくっている…投げエサのごとく投げまくっていく!しかし、誰も引っ掛かからない!」
「いや、何をしてるのですか!?まさかあれがキャリーバッグの中身ですか!?」
「おっと!セイウンスカイが気が取られ、フランスパンを落としてしまった!セイウンスカイ減速!しかし、スペシャルウィークここで力尽きる!これは引っ掛からなかったキングヘイローもグラスワンダーの一騎打ちか!?」
「いや、これ普通に走行妨害ですわよ!?」
「グラスワンダーとキングヘイローが走る!先頭はグラスワンダーだが、ツルマルツヨシを背負ってるためキングヘイローがやや有利か…残り100!」
「早くツルマルツヨシさんを助けましょう!」
「逃げ切れるかグラスワンダー!逃げて、逃げて、逃げて…ゴール!グラスワンダーが逃げ切った!しかし、これには審議のランプ!」
グラスワンダー君が何とか逃げ切りゴールを駆け抜けた。というか、いい加減にツルマルツヨシ君は下ろしまえ!
「判定結果が出たな…1着はグラスワンダーで確定。ん?シンバシルドルフことツルマルツヨシは2着!?で、3着はキングヘイロー。ツルマルツヨシはゴールとした扱いでいいのかゴルシちゃんも疑問だぜ!」
「それを決める審議だったのでしょう。スペシャルウィークさんが機内食を投げたり、ツルマルツヨシさんが倒れたりと本当にレースとしてはどうかと思いますが…グラスワンダーさんの火事場力は凄まじかったですわね。」
「1着はグラスワンダー、2着はツルマルツヨシだ!レースは的中した奴は次のレースで会おうぜ!ナイチンゲール侍!」
さて、メインストーリー後半でのツルマルツヨシ君の活躍に期待しよう…さらばだ!そういえばモルモット君…最近、私を星5にしたのに育成してないな。え?セイウンスカイ君とキタサンブラック君に夢中?理由になってないよ!UG出るまで育ててくれよ!
元ネタの競走馬名
セイウンスカイ→セーラーむんむん
エルコンドルパサー→メイドモエモエ
キングヘイロー→アゲアゲアゲハ
スペシャルウィーク→バージンフライト
グラスワンダー→アイラブナース
ツルマルツヨシ→シンバシドルフ