ユウリお姉さんとタワー廃人アクト君のランクマ講座   作:クロアブースト

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二次小説でアニポケ準拠はあってもランクバトルもの無いので投稿。

アニポケの戦闘も良いけど、ゲームの頭脳戦みたいなサイクル戦も勝てた時の達成感が好き。

※ポケモンバトル用語多めですので注意、



お前ら人間じゃねぇ!ランクバトルの洗礼

皆さんはクリア後になったら何をする?

 

ポケモンコンテストをやる?

確かに一部の地方では通常のポケモンバトルとは異なるものが存在するから良いだろう。

 

ポケモン図鑑を埋める?

確かにポケモン全てを捕まえるのは困難であり、やりがいもあるだろう。

 

色違いポケモンをコンプリートする?

色違いポケモンの中には格好良いポケモンもいるし、途方もない時間をかけられるやりがいだって得られるだろう。

 

 

この黒髪黒目の少年、アクトはポケモン世界に転生してから数々の地方を冒険して来た。

彼はポケモンをやり込むポケモン廃人であり、彼はバトル施設を制覇する通称タワー廃人だった。

確かにタワークオリティというご都合主義は存在するのだが、それでも100連勝した時の達成感は気持ち良いのだ。

 

だからこそ、ガラル地方でチャンピオンだったユウリさんを倒した直後にすぐさまバトルタワーに100連勝するまで潜り続けたのである。

ユウリとはポケモン剣盾における女主人公であり、アクトが旅立つ数シーズン前にガラルを救ったチャンピオンらしい。

数年経ってるからか、お姉さんっぽくなってるので初めて見た時は誰かと思った。

ガラルを救ったのだが、その割にはムゲンダイナとかザシアンとかが湧いてくるのは何なんだろうと言いたい。

ユウリさんの話だと現在ムゲンダイナやザシアンはしょっちゅう出現しては捕まえられており、その数50匹を超えるのだとか。

伝説って一体……いや、アニポケ時空なら不思議じゃないなとアクトは思考を放棄したのは余談である。

取り敢えず、チャンピオン戦でユウリさんの伝説ポケモンパレードは何の嫌がらせかと言いたい。

当時のチャンピオン戦でユウリさんが出して来た手持ちはこうである。

 

【ユウリさんの手持ち】

ザシアン

ムゲンダイナ

連撃ウーラオス

黒馬バドレックス

エースバーン

ウオノラゴン

 

流石チャンピオンだったね。

ほぼ禁伝と準伝のオンパレードだったよ。

ていうかエースバーンとウオノラゴンも一匹できちんとした物理受け用意しないとゴリ押しでパーティ壊滅させられるから恐ろしい。

 

こんなの普通の一般トレーナーじゃ打倒不可能だろう。

普通にゴリ押しされるだけでも充分脅威である。

お互いのポケモンへの持ち物ありルールじゃなかったら糞ゲーかと抗議したいレベルである。

だが仮にも前世がポケモン廃人だったから育成の強さとこの世界のバトル施設以外の一般トレーナーにおける欠点を突いて無事に勝利しバトルタワーに潜った。

 

バトルタワー100連勝を達成してしまったのだった……

 

 

「はぁ……漸く達成出来たなぁ」

 

アクトは溜息を吐く。

その言葉は嬉しさ半分と虚しさ半分が入り混じっていた。

ポケモン世界に転生して早2年。

アニポケではなく、ゲーム準拠のこの世界で彼はポケモントレーナーになった。

あの有名な『かわせ』は使えないし、技は4つまでしか覚えられず素早さの優先度に関しては寧ろアニポケみたいな種族値を超えたキチガイポケモン達と遭遇せずに済む分ありがたかった。

10歳の誕生日でポケモントレーナーになってからポケモンを集めてバトルタワーに挑戦し続けた。

まあガラル地方にいない他の地方のポケモンを捕まえるに色んな地方を巡るのが一番時間の掛かった要因であるのだが……

 

「やっぱバトルタワーの伝説ポケモン解禁が難易度を下げてるよなぁ」

 

彼は当初、第七世代で愛用していたガブリアスで挑戦するつもりだった。

だがこのバトルタワーでは伝説ポケモン解禁という種族値の暴力が許されるせいでバトルタワー100連勝が想像よりぬる過ぎた。

 

アクトのバトルタワーでのパーティはザシアン、ムゲンダイナ、カプ・レヒレの三体だ。

ザシアンで剣の舞で攻撃を二段階上げてからの3タテを狙う構成だ。

事実ガラル地方の元チャンピオンであるダンテはバトルタワーでほぼヌルゲーだった。

この世界の住人の大半がNPCみたいな思考だからか、不利な対面でも基本的に引っ込めずに攻撃指示出してくるので難易度はそこまで高くない。

ユウリさんの伝説パーティに勝てたのもそれが要因だ。

まあ本来なら傷薬とかも挑戦者は使って良いらしいんだが、アクトはポケモン廃人よりのプライドからか使わずに何とか倒したのである。

 

「次はどうしよう。ホウエン地方はORAS時空なのかバトルフロンティアないし、シンオウ地方はまだ行ってないけど多分同じようにバトルフロンティアなさそうだよなぁ」

 

彼がこの世界で何より楽しみだったバトルフロンティアはいつまで経っても建設予定のまま一向に動かない。

取り敢えずエニシダさん頑張ってとしか言いようがない。

 

「多分この世界ゲーム準拠だから、ダイパリメイクでもバトルフロンティアなさそうな感じだから期待薄だな」

 

アクトはダイパリメイク一週間前に死亡してしまったのでダイパリメイク作品でバトルフロンティアが復活しているかは分からない。

だが大人の事情とかで無さそうな気がしているのでほぼ諦めている。

 

「じゃあランクマッチかなぁ」

 

ゲーム準拠だからか何故か存在するランクマッチ。

バトルタワーとは異なるポケモン廃人達がガチで競い合うバトルスタジアムという施設であり、誰でも参加出来るらしい。

場所はガラルの電車で行けるのだが、孤島に存在しており日々ポケモントレーナー達が跋扈しているとか。

ぶっちゃけタワー廃人だったアクトは目先のやり込み要素に目が入ってランクマッチは未経験者なのだ。

 

「じゃあ手始めに挑戦してみますか」

 

軽い気持ちでバトルスタジアムの施設に向かい、参加し……

 

 

開幕10連敗させられてしまった。

 

 

 

 

「お前ら人間じゃねぇ!」

 

アクトは思わず叫んでしまう。

嘗めていたし、油断もあったのだ。

NPC思考のバトルタワーで100連勝してイキっていただけのガキであるアクトがガチでしのぎを削るランクバトルで安易に勝てると思うのが烏滸がましいのだった。

 

「何でサンダーからザシアンに入れ替えたタイミングでランドロスで地震打てるんだよ。まだザシアンが手持ちバレする前に先読みして撃つとか超能力者かよ」

 

超能力者かと疑いたくなる程にランクバトルのトレーナー達は読み合いが上手い。

本来サンダー相手に地震はひこうタイプだから効果が無いのにも関わらず躊躇なく打てるのはアクトが入れ替えると確信を持ってなければ指示出来ない。

何せ入れ替えなかったら無駄打ちなのだから……

 

「他にもポケモン入れ替えるタイミングって大事なんだな。こっちが入れ替えるタイミングで剣の舞仕掛けて無双されたし……」

 

アクトも良く使う剣の舞で攻撃2段階上昇を入れ替えるタイミングで相手トレーナーは仕掛けてきたのだ。

それにより相手の攻撃を防ぎきれず全滅させられてしまったこともあった。

 

「ここにいる連中はサトリ的な感じなのかもしれねぇ。でもすげぇワクワクする」

 

アクトはバトルタワーでは感じられない高度な頭脳戦に喜びを露にしていた。

一歩間違えれば自滅しかねない選択すらもランクバトルの連中は上手いタイミングで仕掛けて勝ちを取りに来る。

ジムリーダーやチャンピオンよりもよっぽどポケモンバトルを知り尽くしているのは事実だ。

 

「やってやる。ここで俺はマスターランクを目指してやる」

 

アクトはランクバトルでチャンピオンを目指すのだった。




アクト
…オリ主。
タワー廃人で100連勝したのでランクバトルに挑んだら開幕10連敗という手痛い洗礼を受けた一人。
目標はマスターランクだが、ゆっくりと目指す予定で後から来て余裕でバトルスタジアムのマスターランクに到達したユウリさんに師事を受けることになる。

ユウリさん
…元ガラルチャンピオンでアクトより2歳年上のお姉さんだからかユウリさんとアクトは呼んでいる。
伝説パーティで固められてるし、手持ちポケモンそれぞれに持ち物持たせて個体値厳選と努力値振り済みなので本世界線ではほぼ無敗。
これで転生者じゃないので事前知識無しでここまで育成した辺りポケモン廃人並みの思考をしてると思われる。
もしアクトが勝たなかったら孤独感から数年後にムゲン団を立ち上げてたまであったりする。
唯一の欠点はNPC特有の不利対面でも基本的にはポケモンを引っ込めないことであり、アクトにはそこを突かれて敗れた。
だがアクトとのバトルでその弱点を把握して克服し、後からバトルスタジアムに来たのに先にマスターランクに到達しちゃう位にポケモンバトルの才能に溢れている。

取り敢えず珠エースバーンで初手ダイマックスしてくるか、ザシアンで剣の舞積んでくるのでまずはこの二体に強いポケモンを出すのが攻略の第一歩である。

【手持ちポケモン】
ザシアン→くちたけん
ムゲンダイナ→黒いヘドロ
ウーラオス→拘り鉢巻
黒馬バドレックス→気合いのタスキ
エースバーン→命の珠
ウオノラゴン→拘りスカーフ

ランクバトルのトレーナー達
…実際にガチ勢から素人っぽい人まで幅広くいるのだが、ランクが上がるに連れてどんどんガチ勢と遭遇するようになる。
奴等が化け物みたいに恐ろしいのは、入れ替えでのサイクル戦の上手さ。
不利対面から自分が引っ込めたタイミングで入れ替え先にピンポイントの弱点技仕掛けたり、積み技してゴリ押し出来る準備を整えたりしてくる(作者の実体験)
ポケモンマスターってサトリとかだと思う。

サイクル戦
…簡潔に言うと不利なタイプは入れ替え、有利なポケモンで相手を倒して着実に勝つこと。
無論相手も同様に不利なら引っ込めてくるので、入れ替え先に有効な技を仕掛けたり、敢えて引っ込めずに弱点じゃない技を余裕を持って受けながらダメージを当てるなど高度な頭脳戦が行われることになる。
まあそういう読み合い嫌って初手で珠持ちエースバーンでダイマックスからのゴリ押しして、サイクル戦出来ないように相手の入れ替え先を無理矢理倒したりとかもやりました。
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