第25話『夜中の襲撃者』
飛来したカイルはヴァイサーガを明日奈を捕まえようとした男性に目掛けて構え、男性はゆっくりと立ち上がる。
「明日奈少し下がってくれ」
「うん」
明日奈は返事をするとカイルから少し離れる。
「カイル・デュナミスを確認、障害として排除する」
そう機械ようにいうと両腕から刃が飛びだて来て高速でカイルの首筋を狙ってくる。
「カイルくん!」
「明日奈大丈夫」
襲いかかってくる襲撃者に狙われている、カイルを心配して、声をあげる明日奈に対してカイルはいたって冷静だった。
「っ!?」
襲撃者の左腕の刃がヴァイサーガに防がれ右腕が肩から地面に切り落とされた。そこからは血ではなく何かの液体が排出される。
「やっぱり、人の生気が感じられないと思ったけど機械か…なら!」
カイルは直ぐに左腕も切り落としその胴体をやっぷたつに切り裂いた。
「き。のう…て、い…し」
そういってピクリとも動かなくなりそれを見てカイルはヴァイサーガを腰の鞘に収めた。
「ふぅ…えっと…」
一息してから明日奈の顔を見るとどうしべきかと悩む。
「カイルくん!」
明日奈はカイルに飛び付いて嬉しさのあまり嬉し涙を流した。
「本物なんだよね…やっと、会えた」
「ああ、こんなかたちになっちゃったけど…俺も明日奈に会えて嬉しいよ」
「うん、カイルくん」
そのまま互いに抱き締めてキスをする。
「ん…」
キスをすること一分ほど口を離して明日奈は頭をカイルの胸を預ける。
「…カイルくん、いったい何が起きてるの?」
「…須郷が明日奈を狙ってきた…それしか今はわからないんだ…それと…結城家に復習していることも…」
「どういうこと!?」
結城家に復讐しているということに何故と問いかける明日奈はカイルによって京都の結城家で起きていたことを知らされてその場で座り込む。
「そんな…私…私の性で…みんな、殺されたの?」
「違う、明日奈の性じゃない…くそ!須郷の野郎!」
「お母さんも死んで…きっとお父さんもお兄ちゃんも…」
この明日奈の予想は当たっていた、すでに二人も襲撃者によって命を落としていた。
「明日奈…悲しいのはわかる…けど、また須郷の手先が来るはずだ、だから急いでこの場から立ち去ろう…」
「でも何処に!?私がいたら迷惑が…」
「大丈夫!俺の家なら須郷の手先が襲ってきても迎撃ができる」
「…うん、少し荷物まとめるから待ってて」
そういって明日奈は家に入っていって約20分ぐらいすると荷物が整った明日奈が出てくる。
「OKだな…なら急いで」
[マスター!倒した機械から高エネルギー反応が!]
「っ!明日奈!」
「へ?」
カイルはとっさに明日奈を抱き抱えて身体強化して跳躍してほかの家の屋根に止まると次の瞬間襲撃者が爆発して明日奈の家が燃える盛る。
「家が!」
「なるほど、失敗したら道ずれにするつもりだったか」
[同反応がこちらに接近してきます!]
「どうやらまだ追いかけるつもりのようだな…市街地で戦闘するのは駄目だ人目がない山なんかまで誘導する、明日奈移動中は喋るなよ、舌噛むかもしれないから」
「うん!」
そういうとカイルは山を目指して屋根から屋根へと高速で跳躍していく。
(次元転移の術式を展開して発動するまでには少し時間がかかる…そこを付かれると不味い)
そう思っているうちに人気のない山に到着し明日奈を下ろして転移魔法を発動させる。
[敵は高速でこちらに近づいてきます]
「………」
「カイルくん?」
[パパ?]
[敵の攻撃来ます!]
そういっていると魔力砲がカイルたち目掛けて向かってくる。
「よし!これで行ける、転移魔法発動!目標ミッドチルダ!」
転移が始まりそしてカイルたちはぎりぎりミッドチルダに転移して砲撃をかわした。