第30話『手掛かり』
エギルから送られてきた二つの画像それの入手した経緯を知るためにキリト達はエギルの店へと向かっていた。
そしてエギルの店に辿り着き扉を強く開ける。
「エギル!あの画像はなんだ!?」
「来て早々それかまあ待て…落ち着け」
キリト達はあせる気持ちを押さえてカウンター席に座ってエギルは飲み物を出して話に乗り出した。
「それじゃあこの画像は一体なんだ」
「まず、こっちの画像はな前々から起こってる行方不明事件あるだろ?その近くで連続して多発している殺人事件でな…ディアベルがその現場に偶然発見して警察に連絡したんだがそのとき壁にあの言葉が書いてあることに気づいて写真に撮って俺に送ってきたんだ」
「そうか…それで…あの言葉本当なのか?」
「模倣犯で会ってほしいんだがな…ラフコフのメンバーの可能性もあるな」
ラフコフ…キリト達SAO生還者にとって最悪のレッドギルドの名前でありほとんどの人々がその名前を知っている
「…それでこっちの写真なんだがな…」
エギルが今度は明日奈と思われる人物が担がれている写真を見せる。
「こいつは偶然撮影されたもんでな…ネットで怪奇事件として取り上げられてな限界までアップしている写真がこれだ」
エギルは和人達に送った写真の明日奈と思われる人物が写っているところの拡大バージョンを見せて和人達はぼやけているが特徴などから明日奈ではないかと考えた。
「確かに明日奈に似ているけど…」
「だが、撮影されたところから明日奈の家はかなり離れてる普通なら不可能だ」
「けど、この明日奈をかついでいるこいつは…」
「空を飛んでるし不可能じゃないかもってこと?」
琴音が明日奈の居場所を知っているのではないかと推測する。
「…私この担いでる奴どこかで見たことがあるんだけど…」
「それ本当!?どこで!?」
「うーん、それが思い出せないのよね…」
「あの、そういえばなんですが…セレスさんには連絡を入れましたか?」
「いや、入れてないけど」
「一応、セレスさんにもこの事をいっておいたほうがいいと思います」
「…そうだな」
桂子がセレスに電話したほうがいいと促し和人もそれに同感してセレスに電話を入れる。
〈はいはい、セレスだけど〉
「セレス、今問題ないか?」
〈うん、大丈夫よ、キリトが連絡するなんて珍しいわね、何かあったの?〉
「…落ち着いて聞いてくれ…少し前、明日奈が…」
………
「…うん…うん…それじゃあカイルには知らせないでおくわ…知ったら一人で飛び出していきそうだし…もし何かわかったら連絡して…うん、それじゃあね」
昼休憩で休んでいたセレスは突然連絡がきた和人からカイルから知らされた、明日奈誘拐と誘拐事件のことを知らされて明日奈の件を知っているセレスは和人に悟られないように返答して電話をきると机にもたれさせる。
「ふう~明日奈はこっちにいるなんて言えないしね~それより…気になるのは…」
セレスは誘拐事件の方に疑問を持ち何故年齢や出身地などがバラバラな人を拐ってそのうえその近くで殺害が起きているのか…考えるが答えというものがわからない、そして考えるのをやめてちらっと机においてある資料などの山をみる。
「…頑張れば行けるかしら…」
そう思い、早速資料にてをつけていくのであった。
…
一方デュナミス邸では知り合いのつてで入手したユニゾンデバイスの素材が揃い起動の準備が行われていた。
「……」
ユイの器の調整を黙々と設定するカイルを後ろでは明日奈と明日香が見守っていた。
「大丈夫かな?もしかして失敗なんかしたら…」
「大丈夫だよ、お母さん、お父さんに任せれば大丈夫」
おどおどと心配する明日奈に対して反対的に明日香は至って普通に冷静であり、父親であるカイルを信用していた。
「これでよし、ユイ、始めてくれ」
[はい、わかりました]
準備が完了してユイの自信のデータを器に移していき…それから数分後転送が完了するとユイはゆっくりと瞳を開けていく。
「あっ…」
「ユイ、俺が見えるか?」
目を開けたことに明日奈は喜び、カインも笑みを浮かべながらちゃんと見えているかを聞く。
「…はい、ちゃんとパパもママも明日香の顔もはっきり見えます」
ユイは瞳から嬉し涙を流してカイルに抱きつく。
「ユイちゃん、よかった…これでまた一緒に居られるね」
「はい!」
「…あのその…」
「あ…明日香にはちゃんとご挨拶してなかったです、明日香の姉のユイです、よろしくです」
「うん、ユイお姉ちゃん///」
「明日香かわいいのです!」
カイルから離れたユイは今度は妹の明日香に抱きつく、その姿を見てカイルと明日奈は笑みを浮かべた。
そしてその夜夕食は豪華にすると超上機嫌で料理に望む明日奈とその間カイルたちはテレビを見ていた。
ピンポーン
「ん?こんな時間に…誰だろう?」
来訪者に誰だろうと思いながらカイルはソファから席をたち玄関にでてドアを開けると家ノ前にはセレスがいた。
「セレスじゃないか、どうしたんだよこんな夜中に」
「えっと…カイルに伝えたいことがあってね仕事終わらせてこっちに来たのよ…その上がっても問題ない?」
「別に問題ないぞ」
「それじゃあお邪魔します」
そういってセレスも家に上がりリビングに入る。
「あ、セレスさん!こんばんわです!」
「ユイちゃん!そっか…現実に出てこれたんだ…よかったね」
「はい!今日はそのお祝いでママが美味しいご飯を作ってくれます!あっ!よければセレスさんも一緒にどうですか?」
「ええ!?えっと…」
「別に構わないぞ俺は…明日奈はどうだ?」
「むしろ歓迎するよ、ささ、もう少しで出来るからセレスも待っててね」
「それじゃあいただきます」
セレスも加わりデュナミス家の夕食はよりいっそう豊かであり、そして夕食から30分ほど過ぎて明日奈は洗い物が終えて一緒にテレビを見ているとセレスから念話が届く
(「カイル、話があるんだけど…できれば明日奈も一緒に同席してほしい…あと子供たちには…」)
(「っ!?わかった」)
「明日香、ユイ、そろそろお風呂に入ってくるといい」
「はい」
「はい、それじゃあ明日香一緒に行きましょう!」
「うん」
そういって明日香とユイは衣服をもってお風呂場に向かっていく。
「…っでわざわざ念話までして…明日香たちには聞かれたくない話があるんだな?」
「ええ、この話は明日奈にも聞いていてほしいから…もんだいない?」
「うん、問題ないよ」
「それじゃあ言うわよ…実は…」
セレスはきょう、キリトからきいた謎の誘拐事件とその近場で起こる殺人事件について話した。
「以上よ…これってもしかしなくても…」
「…完全にラフコフ…POHが関わってるな…残りのサザとジョニーブラックは…わからないが…」
「そんな…リアルでも殺人をおかすなんて…」
「もしかしたらSAOでの殺人衝動に刈られているのかもしれないわね…どちらにしても…気になるのは誘拐されている人物よ聞いた話だと年齢出身地…バラバラで関係性は無さそうね…」
「……本当にそうか?」
「カイル君?」
「もしかしたら関係性があるかも……何か…」
カイルは何かしらの関係性があるのではと深く思考するが咄嗟にヴァイサーガを使って地球の放送をテレビで流す、偶然にもテレビではその誘拐のニュースをしていた。
<今日午後5時半頃、○○県○○市の○○さんが突如姿を消しその近所にすむ十人三人が殺害されました、警察は同一人物の犯行だと考え捜査を続けるということです>
「…また犯行を止められなかったか…」
「…あれ?この人」
「明日奈?何か気づいたのか?」
「いや、この人…SAOの攻略組の人だと思ってほら…カイル君も顔は会わせたと思うけど」
「え?…明日奈に言われたら確かに見覚えが…ん?SAO?」
カイルは明日奈に言われたらことで、何かに気づき深く考えてセレスに聞いてみた。
「セレス、過去に誘拐と殺害された人の名前と顔わかるか?特に別々別れている方がいい見せてくれ」
「え?あるけど…そんなんで何かわかるの?」
そういいながらセレスのデバイスからヴァイサーガにデータが転送されそれを開けると過去に誘拐と殺害された人たちの顔と名前が表示される。
「…ただひとつ可能性がある…少しある人に電話する」
そうしてウィンドウを展開してある人に電話かけてうんよく手が空いていたのか通信に出てくれた。
<ふむ、久しぶりだねカイル君、君から連絡を受けるなんて珍しいね>
「お久しぶりです、以前あったのは二ヶ月前ですね…茅場さん」
カイルが通信した人物それはSAOを開発した茅場昌彦でありまさかの相手に明日奈とセレスは驚いた。
「ええ!?だ、団長!?」
<やあ、明日奈くん、やはりカイル君の所にいたか…それでわざわざそんなことで通信しに来たわけではなかろう…用件はなんだい?>
「単刀直入に言います、今SAOの参加したプレイヤーの個人情報は閲覧可能ですか?」
「カイル君!?」
「カイルいきなりどうしたの!?」
<…もちろん、可能だがどうしたのかね?>
「今から送るデータに記載されてる人物が参加者かどうか調べてほしい」
そういって情報を茅場へと送られてその情報をみて少し考える仕草をとる。
<…やってみよう>
そういってパソコンを操作して数分、結果出たのか茅場の眉間に皺がよる。
<これは…!>
「出たんですか?結果?」
<カイル君の思っている通りだよ、誘拐された全員はSAO生還者だ>
「そんなまさか!?そんな偶然が…」
「偶然じゃない…明らかに作為的よ…」
「明らかにSAO生還者を狙った誘拐事件…殺人はその近くにいた…連れ拐うのに不便だから殺したってところだろう…だが普通SAO生還者の情報なんてごく一部しかわからないはずだ」
「まさかそれじゃあ黒幕は防衛省とかのお偉い人達?」
<いや、一人だけいるねSAOプレイヤーの情報を持っているのが>
「ああ、飛びきりのこの件に関係ありそうなやつが」
「それってまさか!」
「ああ、須郷だ…やつで間違いない!」