女性しか召喚されないカルデアで貞操を保てるのか   作:雑食で節操なし

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初めての特異点攻略 その1

前回、カルデア所属のマスター候補たち全員で挑んだサーヴァント召喚。

そこで唯一サーヴァントの召喚に成功した藤丸立香は自身のサーヴァント、伊達政宗を連れてカルデアの案内をしていた。

その隣にはマシュが側にいる、カルデア初心者である藤丸立香では不安が残る為、藤丸に頼まれてサポートとしている。

 

食堂に案内した時は

 

「それがしが料理を教えてやろう、我が弟よ。しっかりと覚えるのだぞ」

「先輩の手料理!私も食べてみたいです。先輩!」

「うっはっはー、早速頑張らねばな弟よ」

 

  →男の手料理って嬉しいのかなぁ

  女性の手料理が食べてみたい

 

「何を言う、料理が出来るのと出来ないのでは出来た方がなにかとそれがしだぞ」

 

そう言われこれも経験かと納得したり、トレーニング室では

 

「ここで汗水をたらして訓練するわけだな、まことにそれがし!」

「先輩は魔術があまり得意ではありません、ですから訓練の際にはカルデアの技術部が製作した礼装を使うのがよろしいかと」

 

礼装といえばあのプラグスーツの様な身体にピッチリと吸い付く服だ、藤丸本人はこんな服があるなんてっと感動したのだがロマンから人前では着ない様にと注意されたりしている。

 

今後、特異点攻略の際に使う事を考えると慣れておく必要性も感じる。

今度この場所で訓練する時は着ていこうと心に決めた。

 

その他にもダ・ヴィンチちゃんの工房を訪れてひやかしたり、地下の菜園を訪れて美味しい野菜の見分け方を教えてもらったりもした。

 

そして最後に訪れたのは中央管制室ことレイシフト部屋だ。

藤丸立香は補欠のマスターであるのだが現状、サーヴァントを召喚できた唯一の存在であるため急遽Aチームへと編入された、その為カルデアスとコフィンが設置されているこの部屋を訪れたのだ。

伊達政宗のコフィンについて詳しく知りたいとの要望を受け、確かめてみようとマシュと二人でコフィンに触れてみた。

するとバチバチという音と共に、意識が引っ張られる感覚と共に藤丸立香の視界が暗転したのだった。

 

 

 

「ロマン!マリー大変だ!何故か勝手にレイシフトが行われてる!」

「何を言ってるんだい、ダ・ヴィンチ。そんなことが……本当だ、えっ!何で?!」

 

この日藤丸とマシュそして伊達政宗を見送った後ダ・ヴィンチがモニターを見ていた際、急に機械がレイシフトを観測、そこにはマシュと藤丸立香のバイタルが表示された。

そこからは蜂の巣をつついた様な大騒ぎだ、カルデアでアイドルとしての扱いを受けていた藤丸立香が突如としていなくなった為、救出しようと後を追うべく他のマスター候補がレイシフトを行おうとしたが何故か出来なかった。

 

その為、急遽藤丸立香及びマシュ・キリエライトの二人による特異点攻略が始まってしまったのだった。

 

 

 

 

「…ぱい、せん…、おき…くだ……ぱい」

 

  →うっ……暑いし、ゴツゴツしてる

 

目を開けてみるとそこは廃墟や瓦礫が散乱し、所々から炎が吹き出している光景だった。

日常からかけ離れた光景に息がつまる、せめてもの救いは人の形をしたものが見当たらない事だろうか。

 

辺りを見渡してみても似たような光景しか見当たらない。

途方にくれる藤丸とマシュ。

するとザッ、ザッザ、といったノイズと共にオルガマリーやドクター、ダ・ヴィンチといったカルデアの幹部たちの声が聞こえて来た。

 

「聞こ…えるかい!?マ…!藤…くん!聞こ…てるな…返事…てくれ」

「この声はドクターですね!はい!聞こえます!何が起きたのか教えて下さい!」

 

またもやザッザという音がしたかと思うと次第に音声がクリアになり始める。

 

「良かった!繋がった、二人ともよく聞いてくれ、そこは日本の冬木という場所なんだけど何故か二人がレイシフトしているんだけど原因は分かるかな?詳しい状況を教えてくれ」

「それが先輩と政宗さんのお二人と一緒に中央管制室に行って、コフィンに触れたところまでは覚えているのですが」

 

おおまかな概要を伝えるも何故そうなったのか原因は判明しない、そして更にドクターから他のマスター候補たちもレイシフトを行おうとした結果、失敗に終わった事が伝えられ不安が二人を襲う。

 

「良いかいマシュ、藤丸くん良く聞いてくれ。

こうなったら二人でその特異点を攻略しなければならない、不安になるのも分かる。けどマシュ、君にはある英霊が力を貸してくれるはずだ。

とり…は龍脈を…すんだ、そこで力を貸してくれ…サーヴァントを…召…する…だ」

 

徐々に通信が不安定になり始めたのかまたもや雑音が入り交信が乱れ始める。

そしてついには途切れてしまった。

 

途方にくれる二人だが最後にドクターが言い残した龍脈を手がかりに進み始める事にした。

 

 

お互いに不安だがマシュの手が震えているのを見つけた藤丸は明るく振る舞い少しでも恐怖心が紛れる様に行動し、そんな藤丸の優しさに触れたマシュも勇気をふりしぼる。

 

そして歩み始めて少ししたところで歩く二足歩行の骸骨に出くわした。

その骨だけの手には刃を持ち、アゴ骨をカタカタと揺らしながらまるで笑っているかの様に振る舞う骸骨。

驚き固まってしまったマシュを突き飛ばして逃げる様に叫ぶ藤丸立香、骨だけの手と刃を振り上げる骸骨に最悪を想像してしまい目をきつく目を閉ざすマシュ。

腕を交差させるも恐怖から藤丸もまた目を閉ざす、だがいつまで経っても衝撃や痛みはやって来ない。

恐る恐る目を開けるとそこには今まさに腕を振り下ろそうとして紐で拘束された骸骨が。

 

「お兄さん、なかなか度胸あるし。私、お兄さんのこと気に入っちゃたし」

 

横合いからかけられる声に目を向ければそこには白髪に褐色の肌、そして何故かメイド服に身を包んだ小柄な少女がそこにいた。




少し強引ですが特異点攻略とさせて下さい。

いったい何リンなんだ。
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