女性しか召喚されないカルデアで貞操を保てるのか 作:雑食で節操なし
「つまりキミはこう言うんだね、マシュが宝具を使える様にするために戦ったと」
「そのとおりだし、ハッキリ言ってこれから先の戦いに宝具を使えないサーヴァントなんて足手まとい以外の何者でもないし」
その言葉を聞いて押し黙ってしまうカルデアの面々。
それもそうだろう、もしマシュが宝具を使用出来なければマシュはモチロンその後ろにいたマスターである藤丸立香も死んでいたのだ。
所長を初め他のマスター候補たちも渋い顔をしている、それでも文句を言わないのはダ・ヴィンチちゃんに止められたからである。
カルデアの一員であると共にサーヴァントでもあるダ・ヴィンチちゃんはクー・フーリンの言い分が正しい事を理解しているからである。
サーヴァントとして宝具を使えないということは剣を投げたり、弓で叩いている様なものだ。
少なくとも純粋な戦闘力ではその他のサーヴァントと比べて一歩二歩以上も後ろを歩いているも同然なのだ。
そんな状態で戦闘などただの自殺と変わらない。だが宝具を使えば戦局を変える事も出来る宝具もある。
だからこそクー・フーリンはマシュに宝具を使う事が出来るようにしたかったのだろう。
「因みに聞いておきたいのだけど、クー・フーリンもしもマシュが宝具を発動出来なかったらどうするつもりだったのかな」
「そんなの決まってるし、私がマスターと仮契約してこの特異点を終わらせるつもりだったし」
クー・フーリンの言葉にマシュについては言及しないのは宝具が使えなければそのまま…という事だろう。
ただ今回の件でマシュは仮にとは言え宝具を使う事が出来るようになったのは大きい、これで戦略の幅が増えたと思って良いだろう。
「ところで有名なクー・フーリンが相手に対して攻めあぐねているのは何故なのかな、教えてもらえると助かるだけどね」
フッーと一つ深くタメ息をつくクー・フーリン、そして語られたのは驚愕の事実だった。
聖杯戦争として召還されマスターの為に戦っていたハズがいつの間にか狂っていった事、セイバーとクー・フーリン以外のサーヴァントは斃れていったハズなのに何故かセイバーの味方をしている事を語った。
「今セイバーの味方をしてるサーヴァントはランサーとアーチャー、あとはライダーとアサシンの4騎だし。」
その発言に顔色を曇らせるマシュ、それもそうだろう。
彼女はつい先ほど宝具を発動させたばかりの半人前だから。
そんなマシュを見て何も出来ない事で顔を俯かせるマスターである藤丸立花。
そんな彼らを見て指を三本立て提案を始めるクー・フーリン。
「まずやることが3つあるし。
一つ、マシュの戦闘能力の向上。
二つ、敵戦力の撃破。
三つ、セイバーのサーヴァントの撃破」
だと語る、これから先も特異点を解決していくに当たってマシュの戦闘能力の向上は絶対条件だと述べるクー・フーリン。
そして各サーヴァントを撃破する事でセイバーとの決戦時に横入りさせない為に斃して行かなければ行けない。
セイバーを斃す事が出来れば元の世界に帰れると伝えて来た。
その発言を聞き力を全身に漲らせると行動を開始した。