水銀燈「何故こんな所にいるのかしらぁ?蒼星石ぃ。」
蒼星石「それはこっちの台詞だよ。」
現在、零途の部屋。
蒼星石が敵意を剥き出しに、水銀燈は余裕そうに向かい合っている。
零途「なあ、お前ら一回落ち着け。」
零途が2人の間に手を挟む。
零途「何か飲みながら冷静に話し合おう。」
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水銀燈「」チビチビチビチビ
何これ可愛い。
水銀燈が、ヤクルトを少しずつ飲んでいる所を見ていると、すごく癒される。
抱き締めたい衝動に刈られるが、もし抱き締めれば、蒼星石からの視線と、水銀燈の黒い羽が零途を刺すことだろう。
水銀燈からの攻撃も十分脅威だが、蒼星石からの視線はなんとしても避けなければならない。
そうしなければ、零途の精神が速攻で崩壊してしまうだろう。
自殺もあり得てしまう。
蒼星石は、零途が淹れた紅茶を飲んでいる。
零途「落ち着いたか?」
蒼星石「はい。」
水銀燈「」チビチビチビチビ
水銀燈は、飲み終わるまで話を聞かなさそうだ。
零途「取りあえず、ここで戦いはやめろよ。口喧嘩くらいなら良いけど。まあ、部屋を汚した時はお前らに掃除してもらうけどな。」
蒼星石「聞いているのかい?水銀燈!!!」
水銀燈「」チビチビチビチビ
蒼星石「水銀燈!!」
零途「蒼星石落ち着こうか。」
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現在、零途の足の上に蒼星石が座り、その光景を水銀燈が眺めている状況が出来上がっている。
蒼星石は顔を真っ赤にしてモジモジしている。
凄く抱き締めたいが、水銀燈もいるのでやめておく。
零途「そういえば水銀燈。何でここに来たんだ?」
水銀燈「あなたがローゼンメイデンの事を知ってるからつけてきたのよぉ。」
零途「ストーカーかよ。」
零途が蒼星石を抱き締め少し水銀燈から遠ざかる。
蒼星石が顔をさらに真っ赤にして「ほぇ!?」と言っているが、気にしない。
水銀燈「違うわよ!!」
水銀燈が反論するが、零途はいまだに水銀燈と距離をあけたままだ。
零途「水銀燈、隠さなくていい。ストーカーなんだろ?俺は別にお前を悪く思ったりしない。」
水銀燈「じゃあこの距離は何なのよ!!!」
零途「今のセリフは、ストーカーだと認めたと思っていいんだな?」
水銀燈「良くないわよ!!!」
零途「そんなに叫んでて疲れないか?ほら深呼吸、深呼吸。」
水銀燈「あなたのせいで叫んでるのよ!!!」
零途「責任を押し付けるなよ!!!」
水銀燈「何で逆ギレなのよ!?」
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テーブルの上には食べさしのアイスのカップが3つ。
零途はソファーの上で寝ていて、その上を水銀燈の黒い羽がビュンビュンと飛んでいる。
それに、普通人が使うスプーンを剣のように使って、蒼星石が飛んでくる黒い羽を綺麗に弾くという中々カオスな状況が出来上がっていた。
それを後に、アイス事件と言う。(言いません。)