頂にたどり着けなかった男と眼鏡少女   作:猫麻雀打ち

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頂にたどり着けなかった幽霊のプロローグ

所謂麻雀バカだ。

人生の大半を麻雀をして生きてきた。

金は裏の麻雀で稼いできた。

所謂代打ちってやつだ。

勝てば天国負ければ地獄

それが俺のいた世界。

そんな麻雀に嫌気が差して止めようと思ったことはあった。

だが、少ししたらまたこの世界に戻って来ちまってる。

そんな狂った生き方に愛想が尽きて周りの奴は皆裏の住人以外居なくなった。

  

裏しか居場所が無くなった俺は裏では結構な地位まで上り詰めた。

 もう少しで裏の帝王と呼ばれる所だった。

そんな時ある男が現れた。

そいつは白髪で、まるで生気を感じない死神のような男だった。

俺はそいつから恐怖を感じた。

俺の対戦してきた者の中で一番の異質。

理など考えていない麻雀。

それでいて素人ではない打ち回し。

そして凍てつくほどの冷たい眼光

 

「ツモ 嶺上開花タンヤオのみ。逆転だな」

俺はそんな死神に負けた。

「嶺上開花か……それで負けるとは因果な物やな」

嶺上開花は俺の裏麻雀で初めての勝利を掴ませてくれた役

それで負けちまった。

「あんたとの麻雀面白かったぜ。」

そんな台詞を言われたのはいつぶりだろうか。

裏に入ってから言われることがなくなったセリフ。

「俺も楽しかった!!またやろうや!」

「あぁ、先に逝っててくれ。その内追い付くさ」

 

「何か最後に言い残す事はあるか?俺とあんたの仲だ。誰にでも伝えてやるよ。」

そんな台詞を俺の雇い主は言い放つ。

「そうさなぁ……特にねぇわ」

最後にあんな麻雀出来たんや

悔いは無い。

「あばよ。剣」

そこで俺の一生は終わった。

 

「それで俺は幽霊になったって訳。」

「はぁ!?まるで分からんわ!!その終わりかたでなんで幽霊になんねん!理解できんわ!」

「俺にも分からん!でも未来の麻雀に触れられるからまぁいいわ!」

「…私麻雀なんて出来へんで。」

は?

「マジ!?」

「マジや。麻雀見たことはあるけどやったこと無いねん。」

「そうか…なら俺が一から教えたる!!」

「嫌やわ!おっさんから教えられたら裏麻雀打ちになっちゃいそうやん!」

「グッ…反論出来ねぇ。」

そもそも俺に人に教えた事なんて無かった。

俺の師匠も見て盗めってタイプやったし。

……麻雀大ブームの世の中やのに麻雀知らん奴についちまうってどんなに不運やねん。

やっぱ死神に運気吸われたか?

それとも生前に運がありすぎてその皺寄せか?

でもオモロイやんけ!麻雀初心者と元代打ち!

「まぁ、簡単な事だけ教えたるわ。知っといた方が友達とかと遊べるやろ?」

「それもそうやな……じゃあよろしくなおっさん!」

「あぁ!よろしくな!」

麻雀で死んだ俺が青髪の眼鏡少女に憑いたことから運命は動き始めたんや。

 

 

 

 

 

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