5人兄弟とセカイの関わり方 宮女の教師編 作:エビデンス海老天むす
雫ちゃんhappy birthday!!と、言うことで。birthday LIVEを見終わって、引いた10連!見事に爆死でした!早く雫ちゃんもこの物語に出したいですね。
今回は文字数も多く、展開も早いので少し読みにくいかもしれません。お許しください。
マンボウ!さん。アジ・ダハーカさん。お気に入り登録ありがとうございます
咲希「じゃあみんなで演奏しよう」
天馬さんから音頭をとる思ったが
咲希「‥えっーと、どうやって始めるんだっけ?」
どうやら始め方が分からないようだ。
志歩「はぁ‥‥。穂波、カウント取って」
日野森さんは呆れたように望月さんに頼る。
穂波「うん、それじゃあ。ワン、ツー、スリー、フォー」
ーーーーーー♪
演奏が始まった。最初の音は4人揃ってスタートした。
ーーーーーー♪
天馬さんはノリノリで、星乃さんは嬉しそうに、日ノ森さんは冷静に、そして望月さんは周りのペースに合わせるように曲を進めていく。
志歩「ストップ!」
突然日野森さんからストップがかかった。
志歩「一歌、咲希、テンポが遅い。もっと穂波の音を聞いて。」
一歌「ご、ごめん‥‥」
志歩「こうなるから嫌だって言ったのに。」
状況が分からず僕はミクに尋ねた。
一也「ねぇ、ミク。今の演奏何かおかしいところでもあったの?」
ミク「うーん、そうだね。バンド中でのドラムの役割ってみんなのリズムを作る役割があるんだけど、そのリズムをしっかり聴いていないと少し違和感のある音になっちゃうの。」
一也「へぇー」
なるほど、基本となる音とズレていたから日野森さんは演奏を止めたということか。
咲希「で、でも今のすごくなかった?上手くはないけど、最初は音がぴったりあってたし」
志歩「私は中途半端な演奏はしたくないの。知ってるでしょ?」
日ノ森さんは中途半端なことは許さない性格のようだ。そう考えているうちに僕の頭に一つ考えが浮かんだ。
一也「まぁ、日野森さん。納得できないのは分かるけど星乃さんと天馬さんは久しぶりの演奏のようだし、もう一回やってみたらどうだい?」
視線をミクに向け、続けて言う。
一也「あと、次はミクにもはいってもらいたいんだけどどうかな?」
僕はミクに問いかける。その問いかけに対し、ミクは即答してくれた。
ミク「うん、いいよ。私も一緒に演奏してみたいと思ってたし。」
よかった。ミクがこの提案を呑んでくれて。おそらく次、演奏が止まるようなことがあれば日野森さんが演奏をせずに帰ってしまうかもしれない。
ミク「ダメかな?」
一歌「ダメなんてそんな。むしろいいの?」
星乃さんは遠慮がちに言う。
ミク「みんなが演奏してるのをみたら、やりたくなったんだ。一緒に弾かせてよ。」
志歩「はぁ、好きにして。さっさと終わらせたいから。」
穂波「じゃあもう一度いくね。ワン、ツー、スリー、フォー」
ーーーーーーー♪
演奏が始まって数十秒、ミクがみんなを引っ張るように演奏していく。
このままいけば無事に演奏が終わりそうだ
♪ーーーーーー♪
ミク「一緒に弾かせてくれてありがとう。4人の大切な曲だってこと、伝わってきたよ。」
一也「みんなお疲れ様。とってもいい演奏だったよ。」
本当にいい演奏だった。ミクもよく弾けていて、素人目でも分かるくらい上手い。まるで後輩を導く先輩のようだ。
志歩「もういいでしょ。早く帰り方教えてよ」
咲希「待って!」
帰ろうとする日野森さんを天馬さんが止める。
志歩「しほちゃん、ほなちゃん、いっちゃん!‥またみんなでバンドやってみない!?」
天馬さんはそう提案するが、星乃さんは驚いた顔、望月さんは困った顔、日野森さんは不機嫌そうな顔をした。
穂波「バンド‥?」
志歩「本気?」
咲希「だって、さっきのすごく楽しかったもん。しほちゃんは楽しくなかった?」
志歩「わたしはあんなの‥」
否定的な日ノ森さんに対しても天馬さんは諦めない。
咲希「ミクちゃんは大切な曲だって分かってくれたし、先生もいい演奏だって言ってくれたでしょ?だから、ふたりも本当は楽しかったんじゃないかって思って」
志歩「私はいい。やらない」
一歌「志歩‥‥」
穂波「ごめんね‥私も‥」
咲希「ほなちゃん‥‥」
志歩「いい加減もう帰らせて」
ミク「そうだね。一緒に弾かせてもらえたし、今日は解散にしよっか。みんなここにくる時『untitled』っていう曲を再生したでしょ?『untitled』は、このセカイと君達の現実をつなぐ入り口、だから再生すればここに来れて曲を止めれば戻れるよ。」
ミクは淡々と説明するが、これでいいのだろうか、教師としては踏み込むべきではない話だが、個人的にここで帰らせてはいけない気がする。僕は‥‥俺はどっちをとればいいんだ。
志歩「あの音のしない曲が?まぁ、帰れるならなんでもいいけど」
俺が悩んでいると、日野森さんと望月さんはこちらを悲しそうな目で見ていた。
志歩「じゃあね‥」
穂波「わたしも、帰るね」
俺は意を決して2人に声をかけた
一也「2人は本当にいいのか?ここにいる2人は君達抱えている悩みや迷いを断ち切ってくれる大事な存在じゃないのか?」
志歩「‥‥‥」
一也「確かに君たちからみたら俺は、音楽もやったことも無いし、君たちの事をあまり知らない。だけど、少なからず君達2人は『まだ演奏したい』って思ったんじゃ無いか?」
志歩「‥‥‥」
穂波「先生‥‥ごめんなさい。また、明日、
学校で‥‥」
(セカイから二人が立ち去る)
咲希「あ‥‥。やっぱり、みんなで一緒にいるのは、無理なのかな‥?」
ミク 一也「「諦めるの(か)?」」
一也「天馬さんは、望月さんとも日ノ森さんとも一緒にいたいんじゃないのか?」
咲希「うん、そうだね。諦めちゃったら、バラバラのままだもんね。まだどうすればいいか分からないけど絶対に諦めないんだから」
ミク「うん。その調子。バンドがしたくなったらまたきてよ。」
ミクの言葉でここは一旦解散かと思ったが、
一歌「ねえ、ミク。どうしてミクはここにいるの?」
星乃さんは僕がミクにする予定だった質問をした。
ミク「‥歌はね。人の想いで出来ているの。」
一歌「え?歌?」
予想外の答えが返ってきて星乃さんは驚いているがミクは続ける。
ミク「うん。セカイが想いで出来ているように、歌も想いで出来ているの。だから、一歌達が本当の想いを見つけられたら、その想いも歌になるんだ。もちろんカズヤも含めてね」
一也「僕を含めて‥‥‥‥」
僕の名前が出てきたことに驚いてつい心の声が出てしまったが、あの4人だけじゃなく僕にも『本当の想いを見つけて欲しい』だなんて、本当にこのセカイは分からないことが多すぎる。
ミク「私がここに居るのは、みんなが自分たちの歌を‥‥本当の想いを見つけられるように、手伝うためなんだよ。」
一歌「本当の想いを‥‥‥見つけられるように」
ミク「見つけられるといいね。一歌達の本当の想い。」
星乃さん達にも、俺にも、見つけられない本当の想いがある。ミクはその想いを見つけるために俺たちの前に現れたのか‥‥でも‥
ミク「今日はお開きにしようか、一歌も咲希も『untitled』を止めれば現実に戻れるよ。」
咲希「うん。ありがとうミクちゃん、一也先生」
一歌「ありがとう‥‥ございました。」
一也「ああ、現実では帰り道に気をつけてね」
お礼を言われるなんて律儀な子だ。
咲希「あ!そうだ!一也先生!」
一也「なんだい天馬さん。」
帰るかと思いきや急に声をかけられた。
咲希「その『天馬さん』って言うのやめて欲しいな。『咲希』って呼んで。いっちゃんのことを『一歌』でいいからさ。いいよね、いっちゃん」
一歌「うん。いいよ。」
そう天馬さんに返すと星乃さんはこちらを向いて少し恥ずかしそうに言った。
一歌「その‥先生‥‥よければ『一歌』って呼んでください。」
生徒にここまで言われては仕方がない。
一也「分かったよ。一歌、咲希。」
一歌 咲希「「よろしくお願いします」」
そう元気に言うと二人はセカイを去っていった
(二人がセカイから去る)
ミクと二人きりになった瞬間にミクはこちらを向いてこちらに話しかける。
ミク「行っちゃったね‥‥カズヤも帰る?それとも質問の続きをする?」
そうだ、あの4人がくるまではミクに質問をしていたんだ。ぼくが来る前考えていた質問はあらかた答えてくれたが、この途中に一つ浮かんだ疑問が出てきた。
一也「そうだな、じゃあ質問の続きだ。なぁミク。
[なんで俺なんだ?]
さっき言ってた本当の想いに関係することだが、俺の想いはともかく、あの4人の本当の想いを見つけることに関しては『俺は必要ないはず』だ。なんで俺はこのセカイにいるんだ?」
僕の質問にミクは少し困った様子で30秒程考えていた。
ミク「それは‥‥ワタシにもわからない。このセカイができた時からカズヤの想いもカズヤの思い出もここにあった。」
一也「そうか‥‥」
このことに関してはミクにも分からないようだ
ミク「でもワタシは、カズヤがこのセカイに来てくれてよかったと思ってるよ。」
一也「そうか。」
ミク「それに。あの4人はカズヤの本当の想いを見つける為にいるんじゃないかな?」
一也「俺の‥本当の想いか‥‥」
ミク「それでカズヤ。私からのお願いなんだけど‥」
一也「そういえばそう言う約束だったな。それで?2つ目のお願いは?」
僕はミクに聞き返す。
ミク「二つ目のお願いは‥‥‥また明日もここに来てね。」
とんでもないお願いが来るかと思っていたがごく普通のお願いで拍子抜けしてしまった。そのお願いに対して僕は笑顔で答える。
一也「もちろん。」
いかがでしたでしょうか。
今回は基本的にメインストーリーを軸に考えたので、少し既視感があったのではないでしょうか。
気づいたら4000字近く書いていたので少し驚きです。(笑)