5人兄弟とセカイの関わり方 宮女の教師編   作:エビデンス海老天むす

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こんにちわエビデンス海老天むすです。

今回はメインストーリーの8〜10あたりのお話です。

ゲームの方では悪ノ大罪コラボが始まり、リンちゃんと、今日初登場のあの人を当てられました。リンちゃんを引いた瞬間跪きました。

それでは本編どうぞ


第五話「新メンバー?と星空と初めての楽器」

教室のセカイ

 

一也「やあ、ミクまた来たよ。」

 

???「あら、貴方がカズヤね。」

 

僕が『untitled』を再生し、教室に入ると一歌と咲希、ミクと見覚えのないピンクのストレートヘアーに黄色のヘッドホンをした少女がいた。

 

ミク「あ!カズヤ紹介するね。彼女はルカ、私とよく一緒に演奏してくれるバンド仲間‥‥みたいな感じかな。当然ギターも出来るから始めるつもりなら教えてくれるよ。」

 

ミクだけではなく巡音ルカまでいるのか。それにしてもミクのバンド仲間か‥

 

一也「よろしくルカ、今日から始める初心者だけどよろしく。」

 

ルカ「ええ、一緒に頑張りましょうね。」

 

僕はルカと握手を交わし、持ってきたギターケースからアコースティックギターを取り出した。

 

ミク「カズヤ。楽器、買ったんだね。」

 

ルカ「あら?アコースティックギター?一歌や咲希と一緒に演奏するなら、エレキの方が良かったんじゃない?」

 

ルカはあまり詳しい事情を知らないようなのだ。

 

一也「一応エレキを買うことも考えたんだが、僕は彼女たちと演奏するには初心者すぎるし、もう少しギターの事を理解してからエレキを買おうと思ってね。」

 

ルカ「そうなのね、カズヤはギターやベースの、経験はある?」

 

一也「いいや、全くないな。」

 

ルカ「なら、チューニングから始めましょうか。」

 

一也「チューニング?」

 

ルカはギター初心者の僕にギターの持ち方、チューニングの仕方など、ギターに関する基礎知識を教えてくれた。

 

ルカ「基礎知識はこんなものかしら。それにしてもあなた、本当に初心者なのね。どうして楽器を始める気になったの?」

 

一也「元から興味があったんだけどね。実は弟が大の楽器好きで、弟が好きな文化に一度触れてみようと思ってたんだが、なかなか手を出せなくて。でも、ミクに勧められて決心がついたんだ。いつか弟と演奏したり、ミクやルカとも演奏してみたいよ。」

 

ルカ「あら、嬉しいこと言ってくれるわね。じゃあコードから始めましょうか」

 

一也「ああ、よろしく頼むよ。」

 

僕はルカにコードを教えてもらった。ルカは教え方上手でとてもわかりやすかった。

 

ルカ「これが12個のコードよ。それにしても飲み込みがいいわね。1時間で教え終わっちゃうなんて。どうしようかしら。」

 

思いの外早やく終わったのか、ルカは少し悩んでいた。その話を聞いたのか、一歌が会話に入ってきた。

 

一歌「え?先生もうコード全部覚えちゃったんですか!?」

 

とても驚かれたがまだ完全に覚えたわけじゃない。まだ脳内で覚えただけで指では実践できない。

 

一也「うーん、頭の中では分かるんだけど、いざ実践してみると難しいよ。」

 

ルカ「そうね。もう少し慣れが必要かも知れないわね。それじゃあ一気にステップアップして、ゆっくりな曲を演奏してみましょう。」

 

咲希「じゃあ、あれにしてみたらどうですか?『そらそら星』!」

 

一歌「『そらそら星』か、それなら簡単だしいいと思います。」

 

『そらそら星』は、誰もが一度は聞いたことのある民謡だ。ゆっくりな曲調だから今の俺でも簡単に弾けるだろう。

 

一也「そうだね。一度やってみようかな」

 

僕はスマホで『そらそら星』の楽譜を調べ、練習を再開した。

 

 

 

一歌「あ、もうこんな時間?」

 

ふと、時計を見ると練習を始めてから4時間が経っていた。

 

咲希「わ!本当だ。練習に夢中で気がつかなかった。」

 

一也「もうこんな時間か。」

 

もうそろそろ、家族が帰ってくる時間だ。家族が帰る前に家事を済まさなくてはならない。

 

一歌「こっちのセカイはずっと夕暮れなんだね。時間が過ぎてたの分からなかった。」

 

ミク「うん。この景色も5人の想いでできてるからまだちょっと寂しい景色なんだ。」

 

セカイというのは景色でさえも想いで作られているのか、本当になんでもありだな、この場所は。

 

咲希「それにしても、難しい曲だな〜。しほちゃんの選んだ曲って感じがするよ‥‥」

 

ルカ「そうね。でもきっと、二人と真剣にバンドをやりたいからこの曲を選んだんじゃないかしら?」

 

僕はルカの意見に同意する。

 

一也「そうだね。少なくとも君たち二人が本気なら必ず達成出来るんじゃないか?」

 

咲希「アタシもそんな気がします。弾いてるとぐんぐん上手くなってる気がするし。

そうだ!いっちゃん、練習中に思いついたメロディーがあるの聴いてくれない?」

 

一歌「咲希が考えたの?聴いてみたいな。」

 

咲希「ほんと?じゃあ聴いててね。」

 

ーーーーー♪

 

咲希「こんな感じなんだけど‥‥‥」

 

咲希は少し恥ずかしそうにしていた。

 

一歌「へぇ。凄くいいメロディーだね。」

 

一也「そうだね。曲の中盤。サビ前みたいなメロディーだね。」

 

咲希「ほんと?よかった!昔いっちゃん歌詞書いてた事あったでしょ。だからアタシもたまにメロディー考えてるんだ。」

 

一歌は作詞、咲希は作曲を少しやっていたらしい。今日を作るのは敷居が高いと思っていたのだが、あまりそうではないらしい。

 

一歌「そういえば、そんな時もあったね。歌詞はもう書いてないけど、メロディーはまたできたら聞かせてよ。」

 

咲希「あ!そういえば!このセカイにこんなものがあったの、気づいてた?」

 

咲希の指差す方に目を向けると黒板の近くには星図があり、さらに黒板にも星図のようなものがあった。

 

一也「星図か。そういえば黒板にも星図が書いてあるな。」

 

咲希「そうなんですよ。なんだかこれから星を見に行くところみたいだよね。‥‥星、見に行きたいなぁ。」

 

星か、最後に見たのは数年前流星群を見た時か、流れ星を見て仁剛と紫乃実とお願い事をしたな。

 

ミク「それなら、屋上に行かない?」

 

咲希「え?でも今夕方だよ?」

 

ミク「言ったでしょ。ここは想いでできたセカイなんだよ。」

 

一也「想いでできたってことはもしかして。」

 

僕は期待を抱きながら5人で屋上へ行った。

 

(屋上)

 

屋上に着くとそこには空一面に星が浮かんでいた。

 

咲希「わぁ、すごい!こんな綺麗な星空初めて見たかも」

 

一歌「本当‥でも、どうして?さっきまで夕方だったのに」

 

たしかに、屋上に登っているときに日が落ちたと考えてもあまりにも良く見えすぎる。

 

ルカ「このセカイはあなた達の想いから生まれたセカイだから、あなた達の想いによって、姿かたちを変えるのよ。」

 

一也「なるほど、そうゆうことだったのか、それにしても綺麗だな。丸で流星群がふる直前を見てるみたいだ。」

 

仁剛や、紫乃実がお願い事をすると夜遅くまで起きていて、3人で別々のお願いをしたな。もう、どんなお願い事をしたのか忘れてしまったけど。

 

一歌「流星群‥‥ねぇ、咲希、昔、4人で星見たよね。」

 

咲希「みたみた!4人でジャングルジム登って、流れ星見たよね。なんだっけ?カニ座?」

 

一也「しし座流星群じゃないか?」

 

一歌「え?どうしてそれを?」

 

一也「僕も弟達としし座流星群を見たんだ。」

 

どうやら一歌達とぼくは同じ流星群を見ていたようだ。

 

咲希「そうそう!それ!ほなちゃんが一生懸命教えてくれたよね!」

 

一歌と咲希が思い出話に花を咲かせているとミクとルカが話しかけてきた。

 

ミク「カズヤはその流星群を見て、どう思ったの?」

 

一也「どうって‥‥もう覚えてないけど、とっても綺麗だと思ったんじゃないか?」

 

ミク「そうじゃなくて‥えーっと

 

どうやら僕は期待外れの回答をしてしまったらしい

 

ルカ「カズヤはその流れ星に何をお願いしたの?」

 

一也「願い事?さぁ、もう覚えてないな、でもあの頃は父さんがもういなかったから、家族のことを考えたんじゃないか。」

 

ルカ「そう。家族のこと、大事に思ってるのね。」

 

一也「ああ、とっても大事な家族だ。」

 

ルカと話し終わったタイミングで一歌と咲希が話終わったようで二人に声をかけた。

 

一也「二人とも、今日はもう戻った方がいい。時間も時間だし、親御さんも心配するからね。それに明日は日野森さんとの約束の日だ。帰ってよく休みなよ?」

 

咲希「あ、あの!先生も一緒にしほちゃんの所に来てくれませんか?」

 

一歌「え?」

 

一也「それは‥‥」

 

本音を言うと俺もついていきたい。ここまで他人の事情に首を突っ込んでしまったって言う後ろめたさもある。だけど‥‥

 

一也「残念だけどそれはできない。」

 

それを言うと咲希は悲しそうな顔をした。なので、咲希の肩に手を置き、咲希の目をまっすぐ見て言った。

 

一也「けど、練習した君たちならきっとできるよ。日野森さんとたくさん話しておいで。今度セカイに会うときは日野森さんと一緒に会おう。」

 

咲希「はい!いっちゃん!明日に備えて今日は帰ろっか。」

 

一歌「うん。そうだね。」

 

(二人がセカイから去る)

 

二人がセカイから去り、ミク、ルカ、僕の3人になった。するとミクが話しかけてきた。

 

ミク「もしかしてカズヤは、志歩や穂波が、どうして一歌達とバンド組まないのか知ってるの?」

 

一也「いいや、知らないよ。でも僕はあの4人は必ずバンドを組むと思ってるよ。」

 

ルカ「それはどうして?」

 

一也「それは、あの4人は必ず同じ想いを持っているはずだからね。」

 

 

 




いかがでしたでしょうか。

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