サイコ刑務所の新人看守   作:ikkun

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新作投稿します。


始まりの時

 私の名前は冥府 舞、私はかなり変わった子と周りに思われていた。

 

「なにその紫の目~!」

 

「気味悪い~!」

 

小学校の頃に私の目は紫に変わっていた。みんなからはからかわれたけど別に気にしてなかった髪は普通に黒髪ロングで肌は白くて美人って思われてたからからかってくるいじめっ子以外にはモテてたし友達も多かったけどね。

 中学、高校生になると拷問器具や歴史、科学や生物学など様々なことに興味をもち図書館に入り浸った。

私は動物の飼育係だったんだけどこれが嫌だった・・・

 

「こいつ俺たちの声聞こえてるのに聞こえないふりしてるぜ。」

 

「ここから出してくれよ~!」

 

私は動物の声が聞こえたから動物たちの愚痴にたびたび付き合わされてうんざりだった・・・

私はこのころから人間の食人衝動があった・・・抑えても湧き上がるこの衝動・・・私はこの社会馴染めないんじゃないの・・・?

家族はなにも言わなかった・・・ただ紫の目になった時には驚いてたけど・・・

 

そんなここは自分の場所じゃないという気持ちを抱えて数十年、私に転機が訪れた・・・

大学生になった私はある日初めて会った先輩に誘われクラブに言ったんだけど一緒だった女性たちが突然眠ってしまったの!

 

「お前!なんで眠らないんだ!?強力な睡眠薬を酒に仕込んだはずなのに!?」

 

どうやらこの先輩は女の子を連れ去っては楽しむサイコパスだったらしい・・・

 

ああ・・・だったら私が好きにしていいよね・・・!

私は子供のころから正義感が強かった。私以外をイジメた子供は全員顔面が変形するほど殴ったし中学生のころは電車で人質の立てこもり事件に巻き込まれた時もおばあちゃんから杖を借りて犯人の腹を思いっきりついたりした・・・犯人たちが助けてと懇願しても、周りがやめろと言っても私は自分を止めるのに苦労した・・・・

だから今回も

 

ガン!ゴン!グシャっ!!

ウイスキーのグラスで肩や体の急所にならないところを殴りまくった・・・楽しい、楽しい・・・これがまるで私の使命というように体がくそ野郎を叩きのめしていく・・・

 

「た、た、助けて・・・」

 

「来世では清い魂で、では・・・」

 

私は鞄から苦悩の梨を取り出しボロボロの体の肛門に突っ込もうとした・・・その時だった!

 

「ちょっと待った。僕も混ぜてくれないかな?」

 

蝶ネクタイにスーツの年配の男性が私の目の前に現れた。

 

「君の紫の目、僕たち黄泉一族と同じものだ。君の名前は?」

 

私が名前を言うと、

 

「冥府・・・確か黄泉一族の分家にいたな・・・君、その紫の目はいつからでたの?」

 

私が小学校からと答えると

 

「これは、これは喜一郎には劣るが素晴らしい才能・・・僕は黄泉リヒト僕は刑務所の所長なんだ。その外道は

僕の所で預からせてくれないかな。もちろん見学に来ていいよ。」

 

もちろん私はその提案に応じ、車でその刑務所に向かった。話によると黄泉一族はサイコパスを処刑する任務を受けておりリヒトさんは司法省はもちろん政界・財界・法曹界に人脈を持っていてSCP財団とも密接な関係にあった。

 

いつもは看守二人にやらせているが今回は署長であるリヒトさんが直々にやってくれた。リヒトさんの処刑はまさに神業、殺すほどの苦痛を与えているのに簡単に死なさない、そして自分の使命に気づかせるほどに強いインパクトのある殺し方、私はすっかり魅せられていた・・・

リヒトさんは帰るときに

 

「大学を卒業したらウチにこない?君の才能は買ってるんだよ?」

 

私はもちろん卒業した後はリヒトさんの刑務所に就職した。

家族は、

 

「やはり黄泉一族とともに行くのか・・・」

 

「紫眼が出た時点で覚悟はしてたけどね・・・」

 

と複雑な表情をして送ってくれた。

そして今日はついに先輩たちとの顔合わせの日!

どんな人たちなんだろ・・・リヒトさん・・いや所長に連れられて看守室に向かった。まず所長が入る。

 

「やっほ~皆、今日は新人を紹介するよ!じゃあ、入って来て!」

 

「はい!」

 

そこにいたのは青髪の容姿の整った殺気のある紫の目を持つ男と同じ紫の目と茶髪の気弱な男、そしてメガネをかけた所長と同じ年代の白衣を着た男だった。

 

「女か、黄泉のように甘ちゃんじゃなきゃいいぜ。」

 

「先輩酷いです~!でも女の人なんて驚き!」

 

「知性にあふれた女性だ嫌いじゃないよ。」

 

所長が紹介をする。

 

「そっちの青髪の人が喜一郎、ぶっきらぼうで乱暴だけどいい人だからね。茶髪の子は倫太郎、悪人の声も聴こうとする甘ちゃん。白衣を着たのは僕の友達のドクター笠松、クリーチャーや薬品の扱いは彼に聞くといい。」

 

こうして私は喜一郎先輩・・・刑場では看守と呼ぶように言われた。

と刑務所の仕組みと死刑のない日の業務と捜査術や捕縛法、そして後片付けを教わった。

もちろんドクター笠松にクリーチャーや薬品、器具の使い方を学んだ。

・・・倫太郎先輩の昼飯はめっちゃおいしかった。霊感高いし女子力高すぎでしょ・・・

こうして私の奇妙でサイコな刑務所での仕事が始まった。

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