東方茜日誌   作:ミユメ

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ハーメルンで初投稿故に、色々おかしくなってたりしているかもです。
拙い文ではありますが、どうかお付き合い下さい。


幻想郷前
【第1話】 目覚めた世界は…


 とある部屋の中で、4人の妖怪が何かを探していた。

 諸物を探しているらしく、部屋の中は本で散乱していた。

 

 

「あったにゃ」

 

 

 そこで一人の猫の妖怪が、本を掲げて言う。

 

 

「お、あったか」

「早速読んでみましょう」

 

 

 探していた本を見つけた猫の妖怪の方に、狼の妖怪と、白い翼の少女が、近寄りながら言う。

 

 

「え、えぇ…勝手に読んでも良いの…?」

 

 

 一人の黒い翼を持つ少女が、おどおどと言う。

 

 

「でも、興味があるにゃよ」

「そうですね」

 

 

 そう言って、猫の妖怪は遠慮なく本を開いた。

 その本は、古い物だったが、傷も、汚れも付いていなかった。

 

 

「うぅ…」

 

 

 黒い翼の少女はしぶしぶと、皆のところへ寄り、読む。

 

 これは、とある妖怪と人間のハーフが書き上げた日誌である。

 その名も…

 

 

 

 

 

   『東方茜日誌』

 

 

【挿絵表示】

 

 

 

 

◇プロローグ

 

 

 

 

 

これは、私がまだ男の人間だった頃の話だ。

この時は何もない、ただの草原だけが、回りにはあった。

果ても無い程の広さだったのを覚えている。

…此処からは、目覚めた私の意識、視点から書いていこう……

 

 

 

~???視点~

 

 

 

…暗い、まるで世界が闇で覆われれいるみたいに。

しかし、耳をすませば風が吹く音、草が揺れる音、それ以外は

なにも聞こえない。

暗い…いや、違う。目を瞑っているのか…

それじゃあ暗いのも当たり前だよな。

瞼をゆっくりと開ける。

眩しい太陽が眼に入った。

雲ひとつない青空に、太陽がひとつある。

 

 

「……ん?」

 

 

俺は、何をしているんだろう?

寝ているのか?

…っというか

 

 

「…何処なんだ」

 

 

体を起こす。

周りは平原のみ、右を見ても左を見ても、ただただ平原のみ。

俺はこんな所で何をしてんだ?

暇すぎて寝たのか?

 

 

「ありえないか…」

 

 

とりあえず、こんな状態の時は思いだそう。

こうなる前のことを…

 

 

「確か、学校終わって帰宅途中で本屋で立ち読みを少しして…

それから……」

 

 

…そうか、俺、帰りに車にひかれたんだっけ、我ながら馬鹿だなー

…つーか、なんでそんな事になったのにも関わらず、ここまで俺の脳は

呑気なんだよ。

ま、相変わらずってこ事で良いか

そう自分で自分を納得させた。

それより気付いたのが俺は今、青い布一枚を体に巻いただけの

状態なんだよな。

制服消えました。

 

なんでっ!?

 

うーむ

 

 

「…あれか、此処は天国か?なにも無さすぎて笑えねーな、寧ろ

地獄なんじゃねぇか?」

 

 

だとしても、天使も出ず、悪魔も出ずで…

そうだ、俺の頭にとりあえずだが仮説を建てようようじゃないか。

俺が居るこの世界は俺が居た世界ではなく、異世界の世界だと

捉えよう、だとすると…

 

「はは…第2の人生始めろってか?」

 

 

ま、今はそんな考えで良いけどな、仮だし

 

 

「んっ、んんっ!あーあー、あいうええおあお…はぁ」

 

 

こんなとこで喉の調子調べる俺の頭はだいぶお花畑のようだ。

まあいつものことだが…

とりあえず、こりゃーまぁ…

 

 

「…なにしよ、じゃなくてどーしよう」

 

 

俺の第2の人生、途方に暮れそうだ。

 

 

 

 

 

 

 

◇◆一話◆◇

 

 

 

 

 

 

 

…………

 

  お、木の実みーっけっと

 

 さて、起きた日からたぶん3日が過ぎた。

 なんでたぶんかって?

 おまっ、カレンダーなんてねーぞ俺!

 つーか、誰も会えなくて俺死にそう、この世界、俺以外誰も居ないのか?

 んー…とりあえず、報告だ。

 食べ物探す→草原歩き回る→3日経つ→森見つける→喜ぶ俺→探索する→なにもない→地面見る→木の実見つけた→現在

 って感じ、けどね、この…赤いけど少し黒くて大きさは丁度チョコ○ールのこの木の実、食えるかわかんねーのよ。

 正直ね?

 けど3日もなにも食べてないんだよ死ぬよ俺、けどこれ食べて死ぬのも嫌。

 つーわけで、他を探す。

 あとさ、この森にはなんか怪物みたいな妖怪みたいなの居るんだよな、とりあえず避けながら奥行ってるけど、いつバレるかは時間の問題だ。

 くそー、つーか喉乾いたなー…

 3日も飲食禁止はきついわ……

 

…………バシャ……バシャッ

 

 

「…ん?」

 

 

 あれ、なんか水の音が向こうから…

 もしかして水あんのかな?

 これは今すぐ行かねば!

 そして俺は、水らしき音が聞こえた方向へと歩いて行く

 

……バシャ…バシャバシャッ

 

 段々と近くなってきたな…ん?お??

 枝を払いながら進んで行くと、そこには川があった。

 それも綺麗な水だ

 

 

「よっしゃ!これは運が回ってきたぞ!!」

「えっ!?」

「…え?」

 

 

 喜びの声を上げて、それに驚いた声が聞こえた。

 反射的にそちらに眼を向けると、そこには全裸で石に座り、足を川に入れて呆然と驚き半分でことらを見ていた女性が居た。

 やばい、3日目早々に死亡フラグ立ったかも

 

 

「…ッ!!?」

「ま、待て待て!これはそのなんていうかっ!!」

「変態!!!」

「ぐはっ!?」

 

 

 彼女は近くにあった石を取って俺の腹目掛けて投げてきて、クリーンヒットした。

 やべ、俺今までこんな体験ないぞ!

 どーしよう…

 

 

「変態!!近寄るなっ!!!獣(けだもの)!!!!」

「いたい!痛いって!! とりあえず話せば分かるって!!!」

「変態に喋る言葉なんてないわよっ!」

 

 

 痛い!いやまじめに痛い!!あの女の投射力どうなってんの!?

 あ、一つが俺のおでこ目掛けて飛んでくるの見える

 

ゴツーーーン!!

 

 そんな鈍いような音が聞こえた後、俺の意識が飛んだ…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「………ょ……………!」

 

 

 …ん?

 ……暗いなー…

 またこんな世界か、二度目の世界だ。

 

 

「…っょと………って………!」

 

 

 あー…なんか聞こえる、なんだろね。

 なんか、声が大きくなってきたなー…

 

 

「…ねぇ!!」

「…ん、んー……?」

 

 

 目を少しづつ開ける…

 目の前には、女性の顔が見える。

 あぁ…綺麗だなー、天使なのかなー

 そんな考えを持ちながらも、状況整理をしようとする。

 が…

 

 

「…速く起きないと切るわよ?」

「ッ!?」

 

 

 思いの他、女性が俺を急かしてくる(脅してくる)。

 しかもムッとした顔で睨み付けてくる。

 おかげで体がだるいのにも関わらず、すぐに体を起こしてしまった。

 だって切るなんて言われたら…ねぇ?

 

 

「見た目によらずこえーなーアンタ」

「なにか言ったかしら?」

「な、なーんも」

 

 

 めっちゃ笑顔で言われて寒気がした。

 …彼女、髪は少し黒い茶色(焦げ茶色)で腕の肘くらいまで延びており、服は白が主の軽い感じで中からは黒い服が見える。

 …っていうか、は?

 なんで背中に翼あるのこの人

 

 

「で、貴方は何処の人なのかしら?」

「ん?何処の人…とな」

「はぁ?」

 

 

 呆れた顔で言われた。

 

 

「いや、俺、記憶がないっていうか気付いたら此処に居たって言うか…」

「…そっか」

 

 

 暫く沈黙が出来る。

 やべー気まずい、なんか話…あ、そーだ

 

 

「なぁ、貴女」

「なに?」

「名前は?」

「……真夏…紅夜 真夏(こうや まか)だ」

「そうかー」

「おい、貴様も名乗らんか」

「えー、めんど」

「切るぞ」

「…どう?」

 

 

 切ると言われても、槍もナイフも刀もないのにどう切ると言うのか、聞いてみたら真夏はめんどくさそうな表情でなにかを探すように辺りを見た。

 そして、そのなにかを見つけたかと思うと、岩を指差した。

 それも、人とほぼ同じ大きさだ。

 

 

「試しにあれを切ってやろう、無論、立たずにこの座った状態でだ」

「へー、イッツショータイム!ってやつ?」

「…ショータイム?」

「気にしないで良いよ」

「そっか、なら、行くぞ」

 

 

 ショータイムの意味がわからなく、少し不満げな顔をしたが気にするなと言ったあとは表情が戻った。

 真夏は視線を俺から岩に変えて、こう言った。

 

 

「岩を切る」

 

 

 岩を切るって、そんな言葉を言っただけで切れるとか現実離れした、こと…が……

 俺は内心驚いた。

 なぜなら、一つだった岩が少し動き、そしてバランスが崩れたかのように岩は右と左に2つ別れて

ゴローン

 っと、そんな感じで転がる。

 見れば、岩は綺麗に切れている。

 え、なにそれ怖い

 

 

「これでわかったかしら?」

「…まじかよ、何したんだ」

「能力よ、私の能力は『切断させる程度の能力』で、なんでも切れるのよ」

「能力とか…やっぱこの世界は異世界なのかよ」

「何をわけのわからん事を?」

「いや、こっちの話だ」

「そっか、で、名前はなんなの?」

「はぁ…赤眼 永樹(あかめ えいき)だ」

「へー、永樹かー…まあいちおよろしくで良いよね?」

「はいはい、分かったよ、よろしく」

 

 

 かなりめんどくさげに言った。

 だがしかし、内心では嬉しい、だって人(?)にやっと会えたもん!

 …そーいえば

 

 

「なあ真夏」

「…なに、永樹」

「俺が起きる前の川での件なんだが…」

「忘れないと切るよ?」

「…さーせん」

 

 

 まあ、大体返答は予測してたよ。

 さて、今度は真剣な質問にしよう。

 

 

「真夏、質問したい事があるんだが」

「…別に良いけどさ、その質問は歩きながらでも出来るんじゃないの?」

「ん?…あぁそうだな」

 

 

 思えば、ずっとこんな少し不気味な森の中で会話してたんだっけか…でも

 

 

「何処に行くんだ?」

「私の家」

「…知らない人間を家に上がらせるだなんて、普通考えられないぞ?」

「もし、変な事をしたりしたら切れば良いだけ」

「そか…」

 

 

 そう言うや否や、立ち上がる俺と真夏。

 それにしても、対処方法は切るしか頭の中にはないのかこいつは…

 だとしたらどんな育ち方をしたんだか、けど、あっちの育ちはなかなか……

 

 

「…なんで私の胸を見ながか考えてるのよ、本当に変態なの?」

 

 

 変態ちゃうて!

 俺はどっちかって言うとロリ派だわっ!!

 ってなに訳わかんねー事を考えてんだ!!!

 しっかりしろ、俺…うん

 

 

「いや、その…此処って何処なんだろうなって」

「はぁ?貴方なにもしらず、に………そっか、記憶ないんだっけ?」

「あぁ、この世界?って言うのかな、3日前に起きたんだ、知らな

い平原で、な」

「平原、ねぇ…それで適当に歩いていたら、此処まで来たの?」

「そうだ」

「ふぅーん………」

 

 

 俺を見ながら考え込む真夏、なんでそんな何でも射抜きます。

 みたいな目で見るのであろうか、まあなんでも良いだけどさ?

 それにしても、よくよく真夏を見たらスッゴい美しいっていうかさ、綺麗な体と顔立ちだなーって考えながら見惚れてるんだよな、俺。

 いや、まじ美しい…

 

 

「はぁ、考えるのは後かなー…とりあえず私の家まで行くよ?」

「………………」

「…?おーい、永樹??」

「……え、お、おぅ?」

「なーに私見て固まってたの、もしかして…見惚れてたの?」

「はぁ!?んな訳あるかっ!!歩くんだろ、行くぞ!!!」

「行くぞって貴方が言う?」

「…連れてって下さいお願いします」

「はいはい、わかったから堅苦しいのはやめてよ」

「じゃあ行こうぜー」

「変わり身早いわね…」

 

 

 真夏にまた呆れた顔で言われました。

 変わり身早い?気のせいだろ、あとな、見惚れてなんかいないからなっ!?

 ぜんっぜんこれっぽっちも思ってねーからなっ!!

 ……実はめっちゃ見惚れました(ボソッ

 そんな思考を持ったまま、俺と真夏は森の中を歩いていった。

 

 

「…ところで飛べないの?」

「飛ぶとかなんだよ、出来ねーよ」

「はぁ…」




まったく編集しておらずなので、物凄く酷いかもしれません。
取り敢えず、一日一回投稿で良いかな的なノリであります。
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