東方茜日誌   作:ミユメ

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第三話。
オリキャラ同士の話が少々続く感じ…


【第3話】 家の中で生活

~永樹 視点~

 

 

 

 

「…ぅ、ん……」

 

 

 俺の意識が徐々に戻る。

 眩しい、右側から日差しが差す。

 

 

「…ぅーん……ふぁあ」

 

 

 大きく伸びをしながらあくびをし、俺は布団から出た。

 

 やあ皆おはよー、あんま気分が優れない現在だぜ、それより

 此処何処だ?和風だなー…それしか言えん、畳ばっかで、俺の右側には開いてる襖、その奥は庭になっており、左側は閉まっている襖…たぶん部屋だとは思うんだけどね。

 あとは真ん中に座布団と木で出来た四角いテーブルくらいだ。

 んで、俺はなんで寝てた?

 ……あ、そっか

 

 

「空飛んで、あまりの速さに気を失ったんだっけ…それにしてもあれは速すぎて怖かったなー」

 

 

 真夏が天狗だってこと、すっかり忘れてましたわ…はは

 ん?隣から何か聞こえる。

 俺は少し息を殺して、聞いてみる。

 

 

「…そうか、なら、その妖怪の始末はまかせた」

「はっ!」

 

 

 真夏の声と、知らぬ男の声が聞こえた。

 その男は天狗だってのはわかるけどね。

 と、そこで真夏が俺の居る部屋の開いてる襖からヒョコっと顔を出した。

 

 

「ん?起きたようだね」

「あぁ、まあ…」

 

 

 俺が起きている事を確認して、真夏は部屋へと入ってきた。

 真夏は部屋にあったテーブルへと向かい、俺が見える所に正座して座った。

 俺は布団をとりあえず簡単に折り畳んで端に置いてから、同じテーブルに向かい、真夏の反対側に座る。

 目の前は真夏と閉まっている襖しか見えない。

 

 

「まさか丸一日気絶するなんてね、驚いたよ」

「飛ぶの速すぎるんだよ、こえーよ」

「あはは、ごめんね、天狗の中では私が一番速いから仕方ないかも」

「…まじかよ」

 

 

 なんつー奴だ…ん、天狗で速いとか言われて思い出したんだが、射命丸文と競ったらどうなるんだろうな…

 まあ、居ないんだけど。

 

 

「ところで、さっきの会話はなんだったんだ?」

「ん?」

「そのー、妖怪の始末とかなんとか」

「あぁ…さっき、私達の領域に入ってきた妖怪が居たから、それをどうするか決めてただけ。私が居ない時は代わりである大天狗が判断するんだけど…私が居るから、私が決めないといけないの」

「…そうか」

 

 

 天狗って、何て言うか…忠実正しいって言うかさ?誇りがあるんかな?

 

 

「ところで、俺はこのままで良いのか?」

「ん?どういうこと??」

「いや、ほら…こんな天狗が居る所に、俺みたいな人間が居ても」

「ふふ、良いよ良いよ、私が長なんだし他の天狗達が反対しても大丈夫だよ、だから永樹は此処で暮らして良しっ!」

「え?」

「だーかーらー、此処で暮らしても良いって言ってるじゃん」

 

 

 暮らす?此処で??

 いや、嬉しいけど、此処天狗の場所だろ?

 殺されるんじゃね?

 

 

「邪魔になるんじゃ」

「部屋はたくさんあるもん、あ、ちなみに永樹の部屋は此処だよ」

「…そうなんだ」

「うん」

 

 

 もう部屋も決まってしまっているようだ、まさか此処までしてくれるとは思わなかった。

 

 

「……その、ありがと」

「ッ!?…///」

「あれ、真夏?」

「な、なによっ!?」

「いや、顔が赤く…」

「気のせいよっ!!それより、お腹空いてないの!?」

「え?あぁ、そーいえば4日間なんも食べてなかったなー…」

 

 

 本当、思えば4日間なんも食べてないじゃん俺…ずっと色々ありすぎて興奮が止まらなかったから腹が減っていた事気付かんかった。

 

 

「じゃあちょっと取ってくるから!永樹は待っててね!!」

「あ、あぁ…」

 

 

 物凄い勢いで真夏が部屋から出ていった。

 女心って、俺あんまわからんかも

 

 

 

 

 

~真夏 視点~

 

 

 

 

 はぁあああああ!もう!!

 永樹にお礼言われただけで何焦っちゃってるの私!

 永樹に会った日からこんな感じで夜も少し眠れなかったわ…

 

 

「とりあえず、食事ね」

 

 

 真夏は、調理場まで足を運ばせた。

 

 

 

 

少女移動中…

 

 

 

 

「奥行って左行って、その奥の右扉……ふぅ」

 

 

 やっぱし、広いのもきついわねー…まあ、仕方ないんだけど。

 そう思いながら、真夏は調理場の襖を開けた。

 

 

「食事はあるかしら?」

「あ、天魔様、食事でしたらこちらに御用意させております」

「ふむ」

 

 

 料理をしているのは、若い外見の女性天狗のみだ。

 その中に居る調理長に聞いてみた。

 食事を皿に盛り付け、その盛り付けた皿をおぼんに置く、私の家には多くの天狗が居るので、その天狗全員分の料理を作っている。

 

 

「2つ持っていくわ…そうそう、私の家に一人が暮らす人が出来てしまったから悪いんだけど、今度から料理を一人分多く作ってね」

「畏まりました」

「うん」

 

 

 私はおぼんを2つ持ち、調理場を後にした。

 

 

 

 

 

~永樹 視点~

 

 

 

 

 あぁー暇だー、のんびりは良いが暇だー

 んー…あー……飯食ったら何しよ、ゴロゴロすんのもしゃくだなー

 色々と暇していたら、段々と近付いてくる足音が聞こえた。

 

 

「永樹ー持ってきたよー」

「うんあー…ありがと」

「…なんで大の字で寝転がってるの?」

「暇だから」

「そっかー…」

 

 

 そんな会話をしながらも、真夏は食事をテーブルの上に置いた。

 俺は何があるかを見るべく、体を起こす。

 どれどれ…玄米に鮭に大根おろしにクルミと……

 

 

「なあ真夏」

「なーに?」

「この水はただの水なんだよな?」

「酒だよ??」

「…なんてこった」

 

 

 まじで酒なのかよ、うわー…えー……

 俺酒飲めない、かもしれん

 

 

「酒無理だった?」

「あー、いや、これで良いよ」

「??」

 

 

 酒は少量なら万能薬と聞くしな、慣れておくのも悪くはないかもしれん

 

 

「それじゃ、良い?永樹」

「うむ」

 

 

 俺と真夏は手を合わせた。

 

 

「「いただきます!」」




結構短い…うん。
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