生徒達を体育館へと集合させたモノクマは全員の集合を確認してどこからともなく飛び出してきた。
『今回はなかなかコロシアイを始めないシャイなオマエラのために新しいゲームを用意しました。』
「何を用意しようがお前たちの思い道理にはさせねぇからな!なぁ終一!」
「う、うん」
百田が啖呵を切った。
『それはどうだかな!』
((おはっくまーー))
モノキッドの声から5人組のモノクマ【モノクマーズ】が割って入った。
『今度のゲームはコラボ企画なんだ!』
『しかも大物コンテンツよ』
『キサマラにはホンマもったいない企画やで』
上からモノタロウ、モノファニー、モノスケが話を勧めていく
「んあー…もったいぶってないで早く言わんか」
【超高校級のマジシャン】夢野秘密子は今日もダルそうにしている
『仮面ライダーダヨ』
「「仮面ライダー!?」」
『あー!モノダムのクセにミーのセリフを取ってんじゃねぇぞ!』
『………』
「でも、仮面ライダーって漫画原作の特撮番組だよねいくらコラボでも難しいんじゃない?」
二次元に詳しい白銀つむぎがツッコんだ。
『コラボだから細かいことは気にしなくてもいいのよ』
『そもそもキサマラのインチキな才能に比べりゃへのカッパだぜ!ヘルイェー!!』
「いいから…さっさとゲームの内容を教えてよ」
春川魔姫は分が悪そうに話を進めようとしているが言葉の裏からは不穏な空気が漏れていた。
『それはね、この【ブランクウォッチ】に仮面ライダーの力を入れてライドウォッチにするんだ!』
「なんだか不思議な時計だネ」
時計にまず注目するのは真宮寺是清の【超高校級の民族学者】らしい一面と言えるだろう。
『人数分あるさかいもちろん全員分キッチリ集めてもらうで』
「それはいいどよ、どうやってそのウォッチに力を入れるんだ?」
星竜馬が話が進む前に軌道修正する。
『え〜と、どうするだっけ?』
『もう、「仮面ライダー本人からウォッチを使って奪ったり」「本人から力を入れてもらったり」するんでしょ!』
『アトハ「自分が変身して力を手に入れる」コトモデキルヨ』
『あー!思い出したよ!』
『長い前置きはこれくらいにして可愛いか我が子達よさっさと仮面ライダーの世界に送り込まんかーーい!』
モノクマがモノクマーズをシバいてボコボコにした後エグイサルに乗せて誘導し、生徒達を無理やり異世界の扉と思わしき灰色のオーロラで囲い込んだ。
「いきなりかよ!」
「皆、ゴン太の後ろに下がって!」
「夢野さんは私が守ります!」
「もっと優しくしてよぉ…」
口々に騒いでいるがこの後強制的に転移させられた彼らの記憶はここで一度途絶えている。
次に目覚めた時、数人組で各世界に送られた彼らの目の前にはブランクウォッチが転がっていた。
編集の余地アリ