ターフを走るウマ娘、その名もデンジャラスティオー!(尚、ターフ以外も駆ける模様) 作:クラフターT
ガンプラ……それは、ガンダムのプラモデルを指し示す言葉。そして、今一番熱いコンテンツの一つでもある!
【ガンプラバトルッ! レディー……ファイトッ!】
自身で作り、改造し作り上げた理想と理想とを打つけ合う戦いこそガンプラバトル代名詞! 自身で作り上げた
【おーっと、デステニィザクここにて因縁の相手であるデンジャラスズダに敗れたぁぁ! ゴーストファイターはやはり只者ではない!
その人気は爆発的に全世界に広がり、今では世界大会が大規模的に開かれる程人気コンテンツとして成長した。そしてそんな普及してるガンプラバトルであるがファイターの中にはガンプラを使用する常識を忘れた異端児も存在する訳で──
【なッ! 突如襲来したF96からのビームライフルを直撃してしまった。デンジャラスズダ、ここでここで敗退か!】
────彼女もまた、その1人である。
「にししし、無敵のテイオー様がここで敗れる訳ないじゃん!」
彼女はしっかりと踏みしめ、跳躍する。その
※※※
宇宙の広大なフィールド、そこで行われているバトルロワイヤル形式の三十人バトルは既に2人まで減っていた。デステニィザクを撃ち破ったデンジャラスズダに対し、奇襲を仕掛けた最後の生き残りであるF96のファイター。通常なら彼の勝利は決まり次の相手を探しに行きたいのだが、しかし彼の中ではある疑問が渦巻いていた。手応えが無さすぎる……っと。そしてその疑問は確信へと変わる。
「なっ!?」
爆発で煙幕のようなっていた煙の中から突如、デステニィザクが常識していたアロンダイトが飛んで来たのだ。彼は咄嗟に機体を反転させて回避を試みるが追加武装としてバックパックへ詰んであったヴェスバーへと直撃を許してしまう。武装は案の定は爆散、背部にダメージを負ってしまった。しかし、彼はそれでも諦めなかった。
「この死に損ないがぁああああああ!!!」
すぐさま手持ち武装であるビームライフルを煙の中へと連射。シールド裏に装備してあったグレネードも投げ尽くし、ダメ押したばかりのビールライフルの下部に取り付けてあったナパームも撃ち放つ。結果、彼の殺意の表れの如く爆発に次ぐ爆発が起り、爆風も散った頃にはそこには何もなくただ、撃破したズダの装甲が漂うばかりであった。
【おぉっと、デンジャラスズダの最後の抵抗もF96には届かない。撃破されてしまったか──?】
レフリーもこう言い、彼は心からの安堵を体験する……が、これは油断あった。
「はぁ〜……ゾンビか何かかよ────ッ!?」
突如として鳴り響くロック音警報、しかしレーダーの範囲には何も映ってなく、あたりを見回しても何も見当たらない……が、彼は発見してしまう。
「デズリ帯を高速移動する機体ってフルフロンタルか!」
そこはシャアじゃないのかと言うツッコミはさておき通常、宇宙に広がるデブリ帯はその中を突っ切ることやデブリ間をジャンプする事によって突破は容易なのだが今はそれに加えて撃破られたモビルスーツの残害なども加わって迷路の如く複雑な移動を繰り返している。その結果、それらの突破はプロのファイターであろうと容易ではない……が、その光景を彼は目にしていた。
目測てわわかるほどの超スピード、スラスターを使用している様子は無く完全なるアンバック制御のみで突破してくるそれは遠回りではあるが着実にこちらへと近づいてきていた。
「クソガァ!」
エネルギー残量も少ない中、なんとか追撃するが────当たらない!
まるで小さな蝿を撃っているかの如く早く、そして狙い難いそれは最小限の動きでこちらの攻撃を回避していた。
やがてレーダーの強制発見距離に入り、接近警報と共に拡大画像によって敵の正体を知る。
「なッ! ヅダ……なのか?」
そこに映るはモビルスーツと言い難き少女の姿、ヅダの装甲を鎧のように着込みガンダムローズのように真っ赤なマントを翻すその姿はまさに人間。しかし、その人間的養子とは裏腹にまるでロバのような長い耳と艶煌びやかな長い尻尾が生えていた。
その少女型の敵はよっぽど高性能のようでバックパックの如く背負った土星エンジンの推進力は全く使わず、その脚力のみデブリを足場とし宇宙を
駆けていた。
「ふざけるなよ、そんなガンプラでもないプラモてッ!」
射撃武器を撃ち尽くしたF96はビームサーベル片手に突貫する。デブリ群をかき分け、相対す。ヅダの装甲は脚部を中心的に覆っているようで見るからに硬そうだ。そう判断した俺は肩から腹にかけてビームサーベルを振り落とした……のだが敵はまるで質量を持った残像化の如く姿を消した。
【にししし、テイオウ様は無敵なのだ】
直後、硬い何がぶつかった轟音と共にダメージレベルが黄色から赤へ変化しメインカメラがシャットダウン、暗黒に染まった。周りはデブリだらけで身動き出来ず、敵はミラージュコロイドを使っているかの如くか反応消失。しかし何度も続く打撃音に対策を練ろうとするがサブモニターにそれが写り込んだ。
「なッ!?」
それはF96の頭部、まるで横から蹴り飛ばされたかのように凹んだそれは不明だったメインモニターの消失の答えを告げていた。そしてファイターは悟った。ここは彼女の狩場だと。
【コレぞ必殺のテイオウステップだ!】
目にまとまらぬ速さで動く敵は右腕、左足、左手と自身の機体が切り刻まれるかの如く機能を失わせる、俺のガンプラを壊して行く。そこに慈悲など無く、抵抗も既にできないほどボロボロなので救いもない。
武器による攻撃判定ならばすぐさまに撃墜判定されたんだろうがその攻撃は弱く、そして強い。機体を傷付けることはあっても撃破まで当たらない。
その攻撃の意味を感じ取った彼は思う、この攻撃は俺に対しての侮辱だと。戦いの中で彼女はこう伝えてきているのだ、これ以上ガンプラを壊されたくないならば白旗をあげろと。ファイターに対する明らかな挑発行為、そして自爆と言う選択権の無い今の俺に行える唯一の手。
怒り、屈辱、そして憎しみの思いを抱きながらファイターは震える手で白旗を上げた。
【にっししし、やっぱりテイオウ様に勝てる相手はいないのだー!】
そして、最後に映し出されたあの機体? なパイロットの顔はあの機体? の顔にそっくりなのだった。
※※※
見よ日本よ、コレがウマソウルの力だ!
そう思いながら俺達は全国大会の会場を後にする。手応えはあった、本当の勝負は来年からだな。
「ハチミー♪ ハチミー♪ は・ち・み、ハチミーをなめるとぉー♪」
あ、紹介が遅れました。俺の名はデンジャラステイオー。
「足が♪ 足が♪ 足が♪ はやくーなるー♪」
──ウマ娘そっくりに生まれてしまった彼女、
てか、開花ちゃんよその選曲はどうなのよ。
「えぇー、いいじゃんいいじゃん、ハチミー美味しいんだもん」
えぇ、でもアレ甘過ぎるからあんまり好きじゃ────「ガンプラのハチミー漬けも美味しそうだよねー」何でもないですハイ。
これはそんな俺と俺の相棒であら彼女と送る人生?の物語。
トウカイテイオーのプラモデルが発売されるって記事を見て脳内に溢れた妄想を形にしました、応援があれば続くかも?
【機体紹介】
機体名:デステニィザク
ザクをベースに何故かデステニーガンダムの装備を付けたとんでも機体。
クラフターの腕が良かったのか性能は凄いい。しかしファイターがネタプレーしかしなかったのでヅダにやられてしまった。
機体名:F96
クロスボーンガンダムをベースにキット化されてないF96を独自解釈の元再現した機体。クラフターの腕が相当よく、ファイターの腕も良かったのでバトルロワイヤルでは5位の位置の収まる。