ガンダムビルドダイバーズ リベスターズ   作:二葉ベス

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GBN後輩 バトローグ
クリプレ、何を送るか困ってるんだが


1:勇者イッチ

どないしよう

 

2:以下名無しのダイバーがお送りします。

お前、後輩ちゃんと付き合って何年よ

 

3:以下名無しのダイバーがお送りします。

 

4:以下名無しのダイバーがお送りします。

終わりにするんじゃなかったんか???

 

5:以下名無しのダイバーがお送りします。

情けない奴!

 

6:以下名無しのダイバーがお送りします。

勇者イッチ、情けないやつなのだな!

 

7:以下名無しのダイバーがお送りします。

これだからオールドタイプは

 

8:勇者イッチ

ちゃうんや!

ワイ、クリスマスに女性にプレゼント送るのが妹を除いたら初めてだから困っとるんや!!

 

9:以下名無しのダイバーがお送りします。

 

10:以下名無しのダイバーがお送りします。

勇者イッチ、潔い奴

 

11:以下名無しのダイバーがお送りします。

てかイッチに妹おったんか

 

12:以下名無しのダイバーがお送りします。

紹介してくれ

 

13:以下名無しのダイバーがお送りします。

妹を売ってくれたら、代わりにプレゼントを売る

 

14:以下名無しのダイバーがお送りします。

イッチより年下か……。マジで学生では

 

15:以下名無しのダイバーがお送りします。

妹ちゃんぺろぺろ

 

16:勇者イッチ

やめてくれ、妹に殺される

 

17:以下名無しのダイバーがお送りします。

今力関係が分かったわ

 

18:以下名無しのダイバーがお送りします。

完全に把握した

 

19:以下名無しのダイバーがお送りします。

妹は常に兄より強いもの

 

20:以下名無しのダイバーがお送りします。

イッチって、なんか弱そうだもんな。女に

 

21:以下名無しのダイバーがお送りします。

女だけの社会で生きていけなさそう

 

22:以下名無しのダイバーがお送りします。

勇者イッチ、情けない奴なのだな

 

23:以下名無しのダイバーがお送りします。

ハサウェイ流行ったからって、ネタ擦りすぎで笑う

 

24:以下名無しのダイバーがお送りします。

ガンダムだとっ?!

 

25:以下名無しのダイバーがお送りします。

鳴らない言葉をもう一度思いだせ

 

26:以下名無しのダイバーがお送りします。

マフティーだけど、質問ある?

 

27:以下名無しのダイバーがお送りします。

で、今日も安価か?

 

28:以下名無しのダイバーがお送りします。

ここに来たってことは、そりゃあ安価やろ

 

29:勇者イッチ

ハサウェイ面白かったよなぁ

 

せやで、安価や

 

30:以下名無しのダイバーがお送りします。

ハサウェイおもろかったわ。

映画見に行ってよかった

 

31:以下名無しのダイバーがお送りします。

ハサウェイよかったよなぁ。続編気になる

 

32:以下名無しのダイバーがお送りします。

安価。もしかして

 

33:以下名無しのダイバーがお送りします。

もしかするやろ

 

34:勇者イッチ

「ねぇ、クリスマスプレゼント。どうすればいい、>>50」

 

35:以下名無しのダイバーがお送りします。

情けない奴~~~~~~

 

36:以下名無しのダイバーがお送りします。

プレゼントどうするか悩むミカは解釈違い

 

37:以下名無しのダイバーがお送りします。

日夜クリスマスとアトラのことについて悩むミカは完全に解釈違い

 

38:以下名無しのダイバーがお送りします。

むしろオルガにあげるやつかもしれない

 

39:以下名無しのダイバーがお送りします。

安価ならコスプレグッズ

 

40:以下名無しのダイバーがお送りします。

愛ですよ、ナナチ

ということでボ卿のフィギュア

 

41:以下名無しのダイバーがお送りします。

そりゃあ金やろ

 

42:以下名無しのダイバーがお送りします。

キミに捧げる勝利

 

43:以下名無しのダイバーがお送りします。

お子様ランチ

 

44:以下名無しのダイバーがお送りします。

ぬいぐるみ

 

45:以下名無しのダイバーがお送りします。

コスプレ衣装

 

46:以下名無しのダイバーがお送りします。

ヒートテック

 

47:以下名無しのダイバーがお送りします。

ガンプラの改造キット一式

 

48:以下名無しのダイバーがお送りします。

エアブラシ

 

49:以下名無しのダイバーがお送りします。

指輪を差し出して「俺の女になれ」

 

50:以下名無しのダイバーがお送りします。

マグカップ

 

51:以下名無しのダイバーがお送りします。

ペアルックのサンタ服

 

52:以下名無しのダイバーがお送りします。

子供の種

 

53:以下名無しのダイバーがお送りします。

俺の女ニキ~~~~~~!!!!

 

54:以下名無しのダイバーがお送りします。

俺は信じてたぞ。今日も外すと

 

55:以下名無しのダイバーがお送りします。

愛してる

 

56:以下名無しのダイバーがお送りします。

やっぱお前がいないとダメだわ

 

57:勇者イッチ

普通に無難なの来たな

 

58:以下名無しのダイバーがお送りします。

てか後輩ちゃん、コーヒーとか飲めるの?

 

59:以下名無しのダイバーがお送りします。

ミルクしか飲めなさそう

 

60:以下名無しのダイバーがお送りします。

砂糖ガンガンに入ったコーヒーならワンチャン

 

61:以下名無しのダイバーがお送りします。

角砂糖めっちゃ入れそう

 

62:以下名無しのダイバーがお送りします。

個人的には後輩ちゃんがイキりながらコーヒー飲んで、うえーって苦そうにしてほしい

 

63:以下名無しのダイバーがお送りします。

わかる

 

64:勇者イッチ

それ、俺も知らんな

だいたい飲むのカフェラテだし

 

65:以下名無しのダイバーがお送りします。

やっぱブラックはあかんのでは

 

66:以下名無しのダイバーがお送りします。

試しに差し出してみ?

 

67:以下名無しのダイバーがお送りします。

聞いてみような

 

68:勇者イッチ

まぁ、聞いておくか

 

 ◇

 

「そういえば、お前ってブラックのコーヒーとか行けるのか?」

「……どー、思いますぅ?」

 

 イラァ。俺が聞いてるんだよ。今ならGBNだからお金はあるんだぞ。

 お金があるってことは、ブラックコーヒーを頼めるってことだ。分かるか? お前のわずかな自尊心を崩壊させてやろう。

 

「すみませーん、注文いいですかー」

「待ってください。本当に、待ってください」

 

 俺、ユウシの注文で上げた手を自称後輩であり、恋人でもあるユメに引き留められる。

 かわいい手だこと。だがそんな非力な力では止まらぬぞ。

 

「ブラックのコーヒー2つお願いします」

「ちょ、せんぱい!」

 

 ニタリと顔を歪ませる。やり切った。その顔だ。

 

「……せんぱい、夜覚えていてくださいよ」

「俺は純粋な好奇心からこういうことを言っているわけだ。あと昼間だからそういうことを言うなバカ」

 

 夜の覚悟は置いておくとして、ユメのことは常に知っておきたいと思っている。

 それがどんなに些細なことでも。恋人の好みぐらい知っておかないと、今後のプレゼントとか困りそうだしな。

 さて、さっさと本命を渡すとするか。GBN内で買っちゃったから、使い道はリアルよりは薄いかもだが、プレゼントとは気持ちが大事と妹から教わった。いつもバトルに明け暮れているのに、こういうことはアドバイスしてくる。誰かの受け売りかな。

 

 メニュー画面からアイテムを取り出して机の上に置く。

 包装されているのはクリスマス仕様のラッピング。これに何の意図があるのか、ユメになら一発で分かるだろう。

 

「これ……」

「メリークリスマス。ってことで、買ってみた」

「開けても?」

「あ、あぁ」

 

 何か急にこっぱずかしくなってきた。背中がかゆい。

 ラッピングを丁寧に外してから、灰色の段ボールの箱を優しく開いて、取り出す。

 

「……パンダ模様のマグカップ」

「まぁ、好きかなと思って」

 

 パンダをモチーフにした彩りのあるマグカップは、ユメならきっと気に入ってくれるだろう。というものだった。

 安直であるものの、こういうのは考えてくれたことが大事だと妹からうかがっている。

 呆けた顔をしたユメの頬が徐々に赤く染まっていく。

 やっぱりかわいいな。自慢の彼女なわけだし、顔小さいもんな。俺にはもったいないぐらいだ。手放すつもりなんて一切ないが。

 

「ど、どういう風の吹きまわしですか」

「いや、クリスマスだから」

「……安直すぎです」

「だろうな」

 

 ――でも、うれしいです。

 

 ぼそりとつぶやいた言葉が耳から入って、血液を巡っていく。

 俺もなんと言いますか。こう、熱くなってきた。あー、恥ずかしい。かゆくなってきた後頭部を掻く。

 

「ブラックコーヒー2つ、お待たせしましたー」

「「あっはい!!」」

 

 雰囲気をぶち壊すようにNPDの店員が机の上に2つのコーヒーを置く。

 黒い水面に浮かび上がるのは、俺のニヤケ面だった。

 

「……せんぱい。この際だから言っておきます」

「なんだ?」

「私、ちゃんとコーヒーは飲めますし」

 

 そう言って何故真っ先にミルクと角砂糖を投下するのだろうか。

 スプーンでぐるぐるとかき回して、一口飲んだ。

 

「美味しいです!」

「……っあはは!」

「な、なに笑ってるんですか!」

「いや、いつもと立場逆だなって思って」

「……だったら、せんぱいだってブラックコーヒーぐらい飲めますよねぇ?」

「ぐっ……。当たり前だろ?」

 

 煽られたからには、そりゃまぁ飲むしかない。

 白いコーヒーカップから黒い液体を口の中に流し込む。むせた。めっちゃ苦かった。

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