いろは「"人を助ける"って、楽じゃないよ】   作:一時キリカ

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「注意事項です。この小説では、二人の視点を交代して話を進む事が頻繁に起こります」

「タグにもあるけど、片方はオリキャラで別作品と強く関わるよ。ちなみに、今からSeason2ね!」

「原作のマギアレコードと設定や物語を変えたり、キャラ崩壊も有り得るので注意してくださいね? それでは、マギアレコード始まります!!」






本編 (Season2)
Episode11【I am the Supergirl / 私が"最強"の...!!】


 

―――お姉ちゃん、今日も来てくれたんだね!

 

 

「お姉ちゃん...これも拓未さんの記憶じゃないよね?」

 

 

ここしばらく見ていなかったけど、夢に会った少女であるのは間違いなかった。ただ...今まで拓未さんの記憶を見て来ただけに、つい拓未さんがどこかに居ると疑って周りを見回した。

 

 

――――あーあ! 早く元気になって、お姉ちゃんが言ってた人に会いたいなぁ♪

 

 

「"言ってた人"...? それに、どこかで...」

 

 

ずっと入院しているこの子の言葉....

 

そしてどこかで....

 

 

――――――――――ーーーーーー――――――――――

 

「お姉ちゃん....息が...っ....」

 

「ゆっくり体をおこそうねっ! "●●"は強い子だから、大丈夫だよっ...!!」

 

 

――――――――――ーーーーーー――――――――――

 

 

 

あの子の苦しい顔も、嬉しそうな顔も.....

 

あの子の...名前は....

 

懐かしくて愛しい....あの響き....

 

 

 

 

 

 

 

――――――――――ーーーーーー――――――――――

 

「お姉ちゃん、私もしかしたら"退院できない"って...」

 

「諦めないで、"うい"!! お姉ちゃんがどうにかしてみせるから...!!」

 

「ううん、良いの」

 

 

――――――――――ーーーーーー――――――――――

 

 

"うい"...?

 

そうだ..."うい"だ!!

 

 

私の妹...

 

ずっと入院していて....

身体が弱くて...

すぐに消えてしまいそうな....

 

「かけがえのない....私の大事な妹...どうして私は....忘れて....」

 

 

 

――――――――――ーーーーーー――――――――――

 

『妹を助けたいのか...?』

 

「そんなの...当たり前だよ....私のたった一人の妹なんだから...!!」

 

『そうか...分かった』

 

シュッ!

 

ポタッ...ポタッ...

 

「何してるんですか...!?」

 

『俺の血は"認めた者に対してのみ万能薬"になる、気味が悪いだろうが....妹に飲ませてやってくれ』

 

「これで...ういの病気が治るんですね...?」

 

『ただし、認めていない者には逆の効果になる。間違っても、他の人間に飲ませるな』

 

 

 

――――――――――ーーーーーー――――――――――

 

 

「拓未さん...!?」

 

 

どうして拓未さんが...

 

私は、拓未さんのことも忘れてたの...?

 

 

 

 

――――――――――ーーーーーー――――――――――

 

―――邪魔だな、これ以上の配役は要らない

 

「誰なの...!?」

 

 

―――ただの"ゲームマスター"さ、分かるだろう?

 

まあ、同時に"プレイヤー"でもある。

 

 

白い...赤い瞳以外は、ただ白かった....

 

 

「し...知らない...」

 

 

―――知らなくて結構、お前には消えてもらう

 

バッ!

 

「あっ...!?」

 

 

―――人のゲームデータを触るのは、"万死"に値する...

 

これは没収だ、たかがモブにチート行為は許されない。

 

 

「返してよ!! それが無いと、ういが...!!」

 

――ああ、アレか? あの施設ごと消しておいた

 

「えっ....」

 

 

―――そして次は、"オマエの番"だ

 

 

ボウッ!

 

 

―――満足させられるのは、私だけ....だった。こんな羨ましいモノを横取りなんて、妬けてしまうじゃないか?

 

 

さあ、その罪...償ってもらおう

 

 

――――――――――ーーーーーー――――――――――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「いやぁぁぁああああああああああっっ!!!!!」

 

ドンッ!

 

「どうしたの、環さん!?」

 

《なんじゃ、敵襲か!?》

 

 

「あれ...? やちよさん....ユネスさん...」

 

悲鳴をあげた私を心配して、勢いよくドアを開けた二人。釘で固定させた時計は落ちて、ユネスさんが《やってしもうた...》と、拾い上げる。

 

 

「どうしたの環さん....凄い汗よ?」

 

「....びっしょりだ」

 

《悪い夢でも見たか? そこのチビを枕にしたのが、間違いだったのかも知れんな....》

 

「チビ...?」

 

[キュ....キュゥゥ....]

 

 

枕の置いてあった方を見ると、いつもの枕とは違い、どう見ても小さなキュゥべえ(瀕死)だった.....

 

 

「やっぱりコイツの仕業ね....早めに処分すべきだわ」

 

ジャキッ!

 

《ええい、待てっ!! 拓未もそいつが必要だから、保護しようとしていたのだぞ!? それでも処分するのか、んっ!?》

 

「......チッ。生かすのも胸くそ悪いけど、拓未が起きるまで見逃してあげるわ」

 

《事情が分かってるだけに、気持ちは分からんでもないがのぅ....》

 

 

やけにキュゥべえのことになると、とっても機嫌が悪くなるやちよさん....過去に何かあったのかな?

 

そう言えば、過去と言ったら...!!

 

 

「夢の女の子、誰だったのか思い出したんです!!」

 

「夢の...? 前に環さんが、ここに来た理由の...」

 

「はい。実は...私の妹"うい"だったんです!!」

 

「妹さんだったのね....でも、どうして今まで忘れてたの...?」

 

私はぐったりしてるキュゥべえを持ち上げて、やちよさんの目の前に見せつける。ちょっと乱暴に持ち上げたけど、キュゥべえが頑丈なのは拓未さんの記憶を見て分かってるし。

 

 

「本当に間違いじゃないの...? そいつが偽物の記憶を...」

 

《それは無いから、安心せい》

 

「.......」

 

「....どうしてです?」

 

《拓未の世界で、ある程度の事情は知ってるからの。"すまほゲーム"やら、"ゆ●ちゅうぶー"で先のこともある程度はのう》

 

「.....」チラッ

 

「....」コクリ

 

 

私とやちよさんは、ユネスさんを捕まえた。やちよさんは前から、私は後ろから首を締めるように....

 

 

「詳しく....知ってることを全部吐いてください。今...私の冷静さを、欠こうとしています(片手でほっぺを引っ張りながら)」

 

ペチンッ!

 

「その胸の秘訣を教えなさい、そのロリ体型でそれは見過ごせないわ....(無言の乳ビンタ)」

 

 

《ひゃ...ひゃめんか...ふぉの...!!》

 

【ブラッド✝プール】

 

ザパァ!

 

二人がかりで強めに拘束していたのに、能力で液状化してユネスさんは難なくと抜け出す。

 

 

《抑止力のルールで、妾の口からでは未来をネタバレできんのじゃあ!! それにやちよぉ!! お前はもう成長期を終えておる、諦めてPADでもしておれ!!》

 

「前からやったわよ...!! でもみふゆが、"やっちゃん、そのままのやっちゃんで良いんですよ?"って言われてからやってないのよ!? 畜生めぇっ!!」

 

《ええい、付き合ってられん!! いろは!》

 

「はい?」

 

《お前は"水名区"で、ウワサを探しておけ。ついでに、現地の助っ人を連れてな。妾は他のリターナーを探っておく!!》

 

【ヴァンプ✝バット】

 

 

パタパタ、キー! キー!

 

 

次の手がかりだけを残して、ユネスさんはコウモリになって飛び去りました。やちよさんは血涙を流してますけど、私はキュゥべえを連れて下の階へと行きます。

 

リビングの机の上には、スタンプラリーの紙が1枚置いてあり、デカデカと"ヒント!"という書き置きがありました。

 

 

「現地の助っ人...一体誰のことなんだろ?」ワカル?

 

[キュ~]ソダネー

 

 

「一人だけ当てがあるわよ、とびっきり"騒がしい魔法少女"が」

 

「もう立ち直れたんですか、やちよさん? それで、その魔法少女って....」

 

「本当はやりたくないけど、連絡を取っておくわ。今の内に、外出の準備しておいて。私は一時さんで動けないから...」

 

「はい、お願いします」

 

 

私はそう言って、寝ている拓未さんの部屋に行きます。部屋に入ると周囲の温度が下がるけど、丁度いいくらいの温度だ。

 

 

「拓未さん、やっと夢に出てくる女の子が誰なのか分かりました。それと....」

 

 

思い返すのはういのことと、自称"ゲームマスター"の謎の女性。ハッキリ覚えてないけど、ただ...真っ白なのは覚えている。

 

それに....心臓が締め付けるような感覚が....

 

 

「目が覚めたら、いっぱいお話しましょう。だからそれまで、拓未さんの仲間も探します。紫百合さんのことも、いつかは....!!」

 

 

私はそう言い残して、水名区を目指して足を運んだ。駅のホームで待ち合わせ....

 

どんな魔法少女だろ?"会えば嫌でも分かる"って、滅入った顔でやちよさんいってたけど.....

 

 

「あーーーっ!!!!」

 

「ひゃっ!?」

 

「やっちよししょーが言ってた、いろはちゃんだよね! 私は"由比 鶴乃(Yui Turuno)"、最強の魔法少女だよ!!」エッヘン!

 

 

「あ、ハイ」

 

助けて、拓未さん。やちよさんが私に面倒事を押し付けました、タスケテクダサイ.....

 

 

 

 

 

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