「注意事項です。この小説では、二人の視点を交代して話を進む事が頻繁に起こります」
「タグにもあるけど、片方はオリキャラで別作品と強く関わるよ」
「原作のマギアレコードと設定や物語を変えたり、キャラ崩壊も有り得るので注意してくださいね? それでは、マギアレコード始まります!!」
『Breakfast is on Iroha(いろはちゃん、朝食の準備はできたよ)、出来立てのうちに食べるよー!』
「はーい!」
お久しぶりです、皆さん!
転校が決まった、いろはです♪
あの戦いから3週間近くが経ちました。あれから拓未さんとの生活も慣れ初めて、神浜市での救助活動をしながら、今では朝食の準備を任せてます。
「今日は和食なのね、いつも和食ならカロリー計算に困らないのだけど....」
『Anything is okay if it's delicious(美味しければ、何でもいいじゃん)。いつもお代わりしてるんだから、カロリー計算なんて説得力ないと思うよ?
それでもクレームがあるのなら、もう少し量を減らしておこうか♪』
「....1日くらい朝食の量を多めにした方が、精神面に良いわよ」
――――どうして、私の家にやちよさんが!?
なーんて♪
今住んでるのは、私の家じゃなくてやちよさんの家なんです。あの戦いが終わってから何があったと言うと、やちよさんも仲間になりました!
「おはようございます、やちよさん」
「ええ、おはよう環さん。今日から新しい学校生活になるけど、困ったことがあれば、私か拓未(お節介ヒーロー)に言うのよ?」
「はい、今日からお世話になります!!」
実はやちよさんにも、神浜市に来る理由を説明しています。そうすると"神浜市で暮せば活動しやすい"という提案で、昨日から拓未さんと共に住まわせて貰ってます。(ちなみに生活費とかは、"拓未さんが家事などを、やちよさんの代わりにする"という条件です)
パンッ!
「『「いただきます」』」
"白いごはん"
"えのき茸と具だくさん味噌汁"
"カボチャのきんぴら"
"あんかけ五目厚焼き玉子"
"鮭のみりん醤油焼き"
"一口豚カツ(共有大皿の6人前)"
一週間ぶりの和食。拓未さんが"いろはちゃんとやちよちゃん(は弁当で)の好みを調べたい"と言って、色んな国の家庭料理を出して来たけど、やっぱり私は拓未さんの和食が一番のお気に入りです。
ですが....
((足りるのかな(かしら)...?))
−−−−−−−−−−−−−−−−−ーーーーー
――――とか、思ってるよね。
これでも多い方だと思うんだけど....((汗))
Howdy、みんな元気?
いつもWife(妻)ポジな拓未ちゃんだぞ♡
バブれ(豹変)
そんなこんなで、やちよちゃんの愛人みたいな専属メイドになったよ。ヒーローだったり、元男だったり、現在の性別的に人妻だったり、私の属性がレインボー文明じゃないか....(マナに置く時はタップしてね)
あのツンデレ過保護ギリ未成年魔法少女"やっちゃん"のHouseで住むことになり、ある意味で原作通りになりました。
「一時さん」
『ん?』
「あー(口開け)」
『うん、あーん』
パク
「♪」
やちよ殿、ロリコン属性はいずこへ...?
彼女と強く関わり初めて一週間、年齢詐欺の甘えっぷりよ。さてはオメー、やっちゃんの幻影を被ったみっ...ふゆぅちゃんだろ((¬_¬))
まあ...原作よりも多くの魔法少女の死を見送ったからか、かなり精神面で我慢しててタガが外れたんじゃない?(適当)
«拓未さん、拓未さん」
«何だい、えろはちゃんや』
«誰が"えろはちゃん"ですか。それよりも、最近やちよさんの印象変わり過ぎません?」
«過去には色々とあったみたいだし、こうしてガス抜きさせた方が良いと思うよ』
«うーん....そうですね、分かりました»
テレパシーでいろはちゃんが聞きに来たけど、こういった理由の方が彼女の尊厳を守られるのよ?(末期)
黄色い放火後ティーパーティーちゃんも、こんな症状出てたからね。(3敗) この世界のマミさんなら、後輩に格好良い姿を見せられる先輩に戻るはず...はずよね?(震え声)
パンッ!
「『「ごちそうさま(でした)」』」
こうしてる間に、我々の朝食は終わった。いろはちゃんは急いで洗面所に向かい、学校に行く支度をする。やちよちゃんも仕事があるのか、電話で誰かと打ち合わせの話をしていた。
そして私は皿洗いと、"弁当の準備"...二人の弁当を仕上げてる所ですわよ。(いろはちゃんのは、キャラ弁だぞ♡)
「行って来ます!」
いろはちゃんが初めに出て...
「行ってくるわね」
次にやちよちゃんが仕事場に向かいました。
『そんじゃ、イッテキマース!(AIBO声)』
何で私も外出するかって?
ヒーローに休日も給料も無いんだよ....
(あたしって、ほんとバカ顔)
ヒーロー活動もそうだけど、モキュこと小さいキュゥべえはウチに居ないの。これだけで、かなり物語のズレを出しそうなのだわさ。
それに...私の仲間も捜索しておきたいからね。
現地(マギアレコード世界)に来た仲間は合計10人!
Σ(0w0) ウェ!?
"同スペック以上の仲間がそんだけ居れば、マギウスの翼も追い払えた"って?
無理だね(スマイルワールド)
状態異常(デバフ)漬けにしても、高火力技で気絶狙っても....例え肉体の欠損有りでも。
"死ななければ関係なく追いかけてくる、スパアマゾンビアタック状態の魔法少女軍団"とか笑えない(真顔)
殲滅前提なら可能には可能だけど、"原作ストーリーに関わる魔法少女が他世界出身の手で死亡したら、物語崩壊による世界消滅"とか、確定バッドエンド直行ですよ。それにマギウスの翼に入信しているのは、うろ覚えながら何人か居るし...
『買物、救助活動、次のイベントフラグ、スモールQBと仲間探し、やること多いなぁ。はあ...がんばろ』
(눈‸눈)
―――ヒーローの1日は、こんな感じで始まる。
−−−−−−−−−−−−−−−−−ーーーーーーーーーーー
〔キィ....〕
((このコウモリ....ケガしてる))
今日転校する予定の学校から少し近い所で、羽根から血が流してるコウモリが目に入りました....
電柱の陰に隠れてましたが、誰もコウモリに気付いてないようです。それと鳴き声からして、とても弱っています。
((方向音痴のせいで、ホームルームまでの時間はあまり無いけど....))
〔キー...〕
((でも、放っておけない。....よし)) キョロキョロ
あのコウモリを見ていると、何故か"他人事"のようには思えません。それから私は、周りの人が少なくなるタイミングを狙ってコウモリに近付きます。
〔――!? キィッー!!〕
「落ち着いて、傷を治すだけだから..」
【治癒魔法】
私に気付いて警戒してるから、少し距離をとって回復魔法で傷を治します。普段よりも回復に時間がかかったけど、問題なく傷がなくなりました。
「―――これで大丈夫、痛くない?」
〔キ? ...キィ♪〕バサッ! バサッ!
「良かった、また怪我しないように気を付けてね!」
ダッ!
私は傷を治し終えると、学校のホームルームが始まる前に間に合うよう走り出しました。それにしてもあのコウモリ、何かちょっと人っぽい反応をしてたような....?
−−−−−−−− −−−−−−−−− ーーーーーーーーー
『Blast off(ブッ飛べ)!!』
ガッ!
〔℘₶₶G£₤oa◊◊!?〕
痩せ細った青紫色のトカゲ、首から蛇のような尾を生やした怪物。背筋からは電気で出来たかのようなトゲを生やしており、その出力によって瀕死かどうか見分けられるみたいだ。
『いやー、全然見つかんないなー』
あれから時間が経ったんだけど、仲間どころかチビキュゥべえすら見つからない....見つけれても、Witch or Servant(魔女か、その手下)くらい。
あと、魔法少女くらいか。
それで、道中で拾ったのが....
「ふ、ふゆぅ....」オロオロ
『――あまり困惑してるのを見せると、真っ先に狙われるよ?』
「ふゆっ!?」
ここでは、リントの言葉で話してくれ。
...お願いします(懇願)
大雑把に要約すると、"日本語でOK"という意味です。
この魔法少女、"ふゆ"の二文字しか言ってないんだぜ?
冬はまだまだ半年も先だよ()
〔₤₩₢₢฿₪₯?〕
〔₪₥₨₰〕
〔₮₭₥₩$₦〕
〔₴₹₶∌∅∩≅!!〕
それはそうと、使い魔に混じって魔女が狙い始めてるね。厄介なのは、使い魔と同じ魔力量と容姿へ化けて来ること。判断材料が気配か、化ける前にマーキングを付けるしか...
そう言えば、あと二足歩行が可能なくらいか(私の場合は気配で判断してる)
〔〔₪₥₨₰!!〕〕
〔〔₪₥₨₰!!〕〕
〔〔₪₥₨₰!!〕〕
「ヒィッ!? もうやだよぅ...」
Pon!
『Hey,take easy (ちょっと落ち着きなって)。ワイバーン(でっかいトカゲ)なら斬りなれてるし、あんなに兄弟が多いと和むでしょ?いや、魔女だから"姉妹"か』
「こんな状況なのに、何でそんなに落ち着いてるの...!?」
『ヒーロー活動してると、こんなの日常茶飯事だからね。さて、今回は誰が適任かな?』
〔₮₭₥₩$₦〕
シュルル...!!
『それじゃあ、始めようか』
「え、何を..!?」
『そんなの、決まってるよ。
―――It's HERO Time
(さあ、ヒーロータイムだ)!!』
【−変身−(シフト・チェンジ)】
ピカッ!
青紫の鎧とバイザーに水色の発光ライン、両腕には剣の鞘のような武器が付いた手甲(バンカー)。身長は140あたりまで低くなってる。見た目通り体重がかなり軽そうな幼女で、白いロングヘアーが特徴的だ。
『妖精騎士ランスロット!! え...まだ真名どころか前半すらクリアしてないのに、もう変身できるんだね』
「えっ...レナちゃんと同じ魔法なの!?」
『うーん、それは少し違うね』
[[V∅฿₫£׬₲!!]]シャァァァッッ!!
ダッ!!
『さてさて、飛行はOK...アロンダイトも問題なし。しかもこのバイザー、かなり高性能だね! ボクも久しぶりに、男の浪漫が蘇ってくるよ♪』
「ねえ、魔女の使い魔が来てるよ!? 早くしないと...‼」
ビュンッ!!
「きゃっ!?」
『早く? 今のボクには、"遅過ぎ"て見えるよ』
ジェット機がそばで発射したかのような爆風が起き、魔法少女は思わず目を瞑って腕で風から守る。だが...すぐさま爆風は収まり、そこで再び目を開けると―――
―――血肉を斬る音もなく、一体の使い魔を残し、笑顔を見せる白髪の少女が隣で肩をすくめている。
あの目を瞑った一瞬の間に、周りを囲んで襲いかかった使い魔が切り刻まれて消滅していたのだ。
『これだけあれば十分。かえでちゃん、魔女戦始めるから。"吹き飛ばされないよう"、下がっていて』
[S₴₩₮rr₫...!!]
『その意気や良し、誤魔化しなんて必要ない。今からオマエを望み通り"嬲って"やろう』
魔女の擬態は解け、魔力量も本来のスペックまで戻る。その瞬間、魔女は一瞬にして拓未の前へと迫る。
ガッ!
『ねえ、次は?』
[――――₢£ッ!!]
ヒュンッ!
ガガガガガガガッッッ!!!!!!!
魔女は手足に加え、首から生えた尻尾で次々と連撃を繰り出す。それを二刀のアロンダイトの鞘と小柄な体型から出せるフットワークを駆使して受け流す。
『――――次はボクの番だ』
ゴッ!
ブォウッ!!
〔℘¢◊₪!?〕
『地砕きから、巻き上げ!』
拓未は魔女に殴りかかり、バンカーはそのまま地面に空振る...筈が、そこから魔力の衝撃波で魔女を吹き飛ばす。そのまま手を緩めず、バンカーに付いている剣の鞘の部分にも魔力の刃を展開して巻き上げるよう斬りつける。
『はぁぁ……でやぁ!』
バキッ!!
『右!左!正面!左!左!正面!』
ガガガガガガガッッッ!!!!!!!
そこからは一方的な展開へと変わり、そのバンカーで重い一撃を入れてから連撃を仕返しとばかりに繰り出す。魔女のトゲは砕け散り、甲殻に、骨に、そして血肉へと削ぎ落とされる。
〔...!! ₥₵₳₳₳₳₳₳₳₳!!〕
ズルッ!
魔女は最後の足掻きとばかりに脱皮して、新しい肉体へと再生させ、自身以上に口を大きく開けて呑み込もうとする。
『暴れるな、楽にしてやる』
シュゥゥ...!!
『カットライン....
ラァアアアンスロットォォオオッ! 』
バンカーから先程以上の魔力放出を行い、魔女の内部から閃光が喰い破る。その強過ぎる光は、魔法少女――秋野かえでには忘れられない光景となった。
−−−−−−−−−−−−−−−−−ーーーーーーーーーー
「はぁ....今日は、もう疲れちゃったよ...」
転校生ならば誰でも体験するであろう展開に、いろはは疲れ切って小さいキュゥべえを探す予定を断念することとなった。
((明日は土曜日だし、別に今日じゃなくても...))
――――アンタ、そこで止まりなさい!!
「え?」
私を呼び止めた誰かは、走って近づいて来る人物を見て名前を呼ぶ。あの水色の髪に、特徴的な胸を持つ魔法少女は....
「レナちゃん?」
「丁度いいトコロに居たわね! レナと"かえで"を探しなさい、拒否権なんて無いから!!」
「――――えぇ...(困惑)」
疲れて帰りたい私に、明らかに"人に頼む態度"じゃないのに、巻き込もうとする自己中心的なことを言う魔法少女がやって来ました