あとついでにクソかわTSウマ娘異世界転生要素と相撲をブチ込んで台無しにしました。
すげー書いてて楽しかった。だいまんぞく。
~前回までのあらすじ~
おつかいを終え、帰路に着かんとするプリンセス。
だがその前に、最後の刺客が立ち塞がる。
汚い帝王、ナイスネイチャ。
出オチ要員と思われたが、その変態性を遺憾なく発狂。
マッドティーパーティーにて、姫君のおまかせミックス桃じゅーちゅを絞り尽くす寸前まで、彼女を追い詰めた。
だが、辛くも親バ鹿のサブミッションと、援護射撃により難を逃れ。
なんとか我が家にゴーホーム。
夕飯時に愛する妖精より。
レギュレーション違反の愛情ヘッドバッドを食らい。
頭が沸騰しちゃうよぉぉぉぉ!!! して。
座薬をねだるプリンセスなのであった。
光の帝王の、闇の奇跡。
光と病みが合わさり、誘い受けからのアイアンメイデン。
汚い帝王の、獄中死は近い。
このあらすじ、必要かな。
「ウララちゃん! 始まりますわー!」
「うん。楽しみだねぇ」
「ウララちゃん! これ売ってたよ! ファル子よく知らないんだけど、おいしそうだよね!」
「マジかよお前」
屋台で猛禽類が買ってきたのは、アイスバイン。
ベルリン名物の、煮込み料理。
豚すね肉の下に鎮座する、ザウアークラウトが見えぬとでも申すつもりか。
「……?」
豚すね肉で頬を満たし、疑問顔の猛禽類。
やはりこいつ、アホである。だがこの衆人環視の中で発狂されるよりはマシか。
プリンセスの前でもある。ビールが飲めぬのは、この際我慢しよう。
しょうがないので同じく屋台で売っていた、ビオマニアをグラスへ。
なかなか良い品を揃えていた。
ドイツ製の白ワイン。
だが、この猛禽類はドイツ語が読めぬ。
バレることはないだろう。
彼女のグラスにも注いでやる。
「ありがとうっ☆ウララちゃん!」
素直にお礼を言い、グラスを傾ける猛禽類。
憎きドイツの命の水。もしも気づいたらどうなるのか。
このウララ、ネタばらしの誘惑を堪える自信がない。
『さぁ! 始まります! 今世紀一番の大勝負!
まずは彼女を紹介しましょう!
輝かしきレースを卒業し、羽搏く空はリングへと変わった!
だが、その飛翔は、留まることを知りません!
今日もマスクに秘めたる闘志、熱い闘魂は空を舞う!
期待のルチャドーラ! エストレージャ!
エルコンドルパサーの入場だ!』
アナウンサーによる選手紹介。
流れる入場曲。
隣に座る猛禽類の歌声と、観客の歓声が野外の特設会場を包み。
別の猛禽類が会場へと降り立つ。
万国野鳥展覧会ではない。
そう。今日は友人の試合。
三十路独身怪鳥。
エルコンドルパサーのプロウマレスを見に来たのである。
「エルちゃん、人気あるねぇ」
「そうですわね! ウララちゃんと同期なんですわよね?
試合が終わったら、サインを頂きたいですわ!」
「良いよー。頼んであげる」
「そういえば、ファル子ちゃんはお知り合いではないんですの?」
「んー。芝で走ってればいいものを。ダートに踏み込んできたから。
5バ身差でブッ千切ったよっ☆」
「わぁ! 大人げないですわ! さすがはファル子ちゃん!」
「フフフ。もっと褒めていいよ、プリンセスちゃん!」
この猛禽類、己も皐月に出た癖に。
ホームグラウンドでは強気である。
しかし嘆かわしい事だ。
適性外のレースを走るとは、常識はずれなやつらである。
あと褒めてないぞ、それ。
『そして対するは彼女。
レースではその華はまだつぼみのまま。
だがリングにおいて、大輪の華を咲かせました!
相撲をルーツとする格闘技と聞きます。
だが、それを使うのは彼女のみ!
オンリーワンのスタイルで、怪鳥を地に堕とせるか!
アフガンコウクウショー!』
リングで怪鳥に対するは、中東風のコスチュームに身を包んだウマ娘。
トゥインクルシリーズにおいては、二年間走り。
G3。重賞の冠を一つ得て、すぐにプロウマレスに転向した。
もちろんそれだけでも偉業である。しかし。
続けて走っていれば。G2、G1と更なる冠を得られたかもしれぬ。
だが、そのチャンスを自ら放り投げたのだ。
トレセン学園の変わり種。
アフガンコウクウショーである。
自分やエルコンドルパサーより、少々若い。少々な。
リングの上でにらみ合う彼女たち。
ここで、視点はエルコンドルパサーに移る。
(ふぅ……この娘、スタイルがよくわかりません……相撲がルーツ?
それにしては、ウェイトが軽いように見えますデース……)
マスクの下から猛禽の瞳で敵手を観察する。
アフガンコウクウショー。初めての相手だ。
ミディアムショートの黒髪に。
褐色のシャワーを弾きそうな肌。
ぷにっとしてそうだ。全体的に薄くてちんまい。
ロリコン大歓喜であるが、さすがにハルウララには勝てまい。
アレはもはや、合法を通り越し。
違法なロリと化している。
なんでも、空中殺法が得意だそうだが……
相撲に空中殺法? スーパー頭突きでもしてくるのだろうか。
それよりも……
マスクに触れる。
(マスクは戻って来たけど……嬉しくないデース……)
そう。以前のルチャ・リブレ対決。
そこで涙を呑んだ自分は、再戦を誓った。
その時に手袋代わりに投げつけたパパのマスク。
だが、この試合前に戻って来たのだ。
ゆうパ〇クで。
(クリムゾンッ……!)
はらわたが煮えくり返る。
なんと、復讐の相手は。
できちゃった婚にて、プロウマレスの舞台から姿を消したのだ。
許すことなどできぬ。
そもそもルチャドーラの誇りを、ゆう〇ックで送りつけるなど。
あきれ果てた女である。
さすがはルチャの誇りも身に着けず、リングに上がるバ鹿犬っぽい女。
己の嫉妬と復讐心は、どこに向かえばいいというのか。
あと自分もそろそろ結婚したい。
行き遅れるのは勘弁である。
もう一度敵手を見る。
若くてかわいい。
よし、八つ当たりしよう。
恥ずかし固めで、今度こそ。
寿退リングできぬ身体にしてくれる。
怪鳥は、マスクの下で陰惨に笑った。
己より若い女が許せない年頃であった。
(何か嫌な予感がするな……)
アフガンコウクウショーは身震いした。
あの女、何か恐ろしげな雰囲気を感じさせる。
黄金世代。輝かしき実績をひっさげ、リングの上へ。
笑わせる。大人しくレースを続けていればいいものを。
羽搏く空を間違えるから、ここで恥を晒すことになるのだ。
この、自分の相撲でな。
彼女は、怪鳥を地に堕とす姿を幻視し。
うっそりと笑った。
わりと根暗である。
レフェリーによるボディチェック。
ウマ娘レフェリーが、両者の身体をいやらしく撫でまわす。
入念なチェック。
プロウマレスでは、栓抜きとパイプ椅子以外の凶器の所持は認められていない。
両者、栓抜きのみ所持していることを確認し、レフェリーが満足げに頷く。
良い仕上がりだ。触り心地も良い。
やはりこの仕事は最高だ。
たまに巻き込まれて痛い目に会うが、必要経費というものである。
『さぁ! 両者、準備を終えたようです!
空中殺法を得意とする2羽の美しき野鳥!
ルチャが勝つか、相撲が勝つか!
この勝負、目が離せません!
開戦のゴングが……今っ!』
カァン!
さぁ、勝負の始まりだ。
まずは小手調べ。手四つで相手の力を……
考えていたエルコンドルパサーの前から、敵手が消える。
「何ッ!? どこにっ!?」
「ここだっ! マヌケがぁっ!」
ドンッ。
横っ面に蹴りを喰らい、吹き飛ぶ。
(相撲じゃ、ない……!)
ロープの反動を利して、態勢を取り直す。
「相撲だなんて……大嘘をついてくれるじゃないですか……
相撲で足技なんて、聞いた事無いデース」
「相撲だとも。ただし。ニホンの国技ではない。
アフガン航空相撲だっ!」
ダンッ!
アフガンコウクウショーが再度、宙に舞う。
あれだ。あのバ鹿げた脚力による跳躍。
先ほどは、そこから旋風脚でも喰らったのだろう。
アフガン航空相撲? 何をバ鹿な。アフガンなどという地名。聞いたこともない。
そう。この世界に、アフガンなどという国はない。
観客席より上がる、驚愕の声。
「アフガン航空相撲っ!?」
「知っているのか、ファル電!?」
「なんだかとってもドイツっぽいと思うの。
キレていい?」
「黙れ」
(この世界の誰も、知らぬだろう……! 我が故郷の、国技など……!)
彼女……いや、彼は思いつつ、上昇気流に乗る。
前世での名前はアブドゥル。
そう、彼女が宿すは、ウマソウルではない。
いかなる神の悪戯か。
異なる世界から来たヒトの魂を宿す、異世界転生者である。
思い出す。自らが死んだ日。
自分は、航空会社に勤めており。
度重なる欠航に、腹を立てた外国人どもに撲殺されたのだ。
二ホンなる国から来た、フォースの暗黒面に堕ちたダースリキシがいたのも災いした。
空港の低い天井では、鍛えた航空相撲もその力を発揮できぬ。
健闘虚しく、二ホンの誇るリキシ奥義・マシンガンで全身を撃ち抜かれたのだ。
あと殴られた。
ヤオチョーを持ち掛ける暇もありはしない。
そして、異世界にて。
自我が再度目覚めた時。
己の境遇に困惑した。
年若い娘の身体。
しかも耳としっぽが生えていた。
二ホンのHENTAI文化は好きだったが、まさか自分がMOEキャラになるとは。
このアブドゥル、不覚の極みである。
それから。己の異常性をひた隠し。
トレセン学園になんとか入学を果たし。
そして出会ったのだ。彼と。
「アフガン竜巻脚ッ!」
高高度からの蹴り。防がれる。
この国では、真空刃が巻き起こらぬのだ。
恐らく気候の違いだろう。
「ぬぅっ! その高さ! まさか、領域ッ!?」
エルコンドルパサーの驚愕の声。
その通り。
「正解だっ! なんのために、レースに出ていたと思っている!」
「少なくとも、空を飛ぶためじゃないデース!」
「不正解ッ! 空を飛ぶために決まっているだろうがっ!」
「意味がわからないデース!!!!!!」
領域。ウマ娘の夢を叶えるための、翼。
そう。物心ついた己は、アフガン航空相撲の稽古に励み。
そして気づいた。この国には、上昇気流がないのだ。
これでは、アフガン航空相撲は出来ぬ。
航空力士は、上昇気流と共に生き、上昇気流を失った時死ぬのだ。
そういう、生き物なのだ。
だが、希望はあった。
それが領域である。
夢を叶えるための翼。
理想を現実に押し付ける奇跡。
そう。それならば。
上昇気流だって生めるはず。
そう考え、自分はトレセン学園に入学したのだ。
だって領域って、レースでしか目覚めないっていうんだもん。
そして、G3の冠とは特に関係なく目覚めた領域。
故郷の空を現出させる、この身に宿す奇跡の力。
これこそが。
領域『アフターバーナー』である。
効果は単純。
飛びます、飛びまぁす!!
領域に目覚めた瞬間。
オープンレース中に大空に飛翔した自分。
唖然と空を見上げる観衆。
たづなさんに怒られる自分。
美味しいちゃんこ作ったトレーナー。
今夜も君に、ササニシキ。
相撲甚句の調子も良い。
「テッポウッ!」
「ぐあああああ!? これは相撲っぽい!? いや、相撲は空を飛ばないデース!!!」
上空50mからの張り手。
それを受け止めるエルコンドルパサー。
さすが、この世界のウマ娘は頑丈である。
己の故郷では、これを防げたのは。
同胞と、憎きモンゴル。
同じ航空力士だけだった。
「くっ、クケェェェェェェェェェェェェ!!!!!」
怪鳥音を口から垂れ流し、エルコンドルパサーがコーナーポストから宙を舞う。
地上で航空力士に相対する愚を悟ったか。
だが、上昇気流に乗らぬ、空中戦など。
「低いっ! アフガンウマ娘ミサイルッ!
ウェイ! メェイリエィヤス!」
「なんですかそれぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!?」
低空に舞う猛禽など、格好の獲物。
そのまま引っ掴み、更なる上空へ。
エレベーターガール式京浜○行電鉄車掌で、ファンサービスもばっちりだ。
ニホン文化の奥深さ。味わい尽くすがいい。
この身に宿す翼で、地平線を魅せてやろう。
山を越え。雲を突き抜けラピュ○は本当に、あったんだ。
地上1000m。
「どうだ、怪鳥。空から見る地上は。爽快な気分だろう?
ここからでも十分だとは思うが……折角だ。
聖ダケの高さまで連れていってやろう」
「それってどこデース?」
「うむ。ナガノ県とシズオカ県に跨る山でな。3013m。いい景色だぞ」
「高すぎるデース!!!」
暴れる怪鳥。ニホンの誇る名峰を知らぬとは。
これだから帰国子女はいけない。
仕方がない。大人しくさせねば。
「何故、貴様を相手に指名したかわかるかね?」
「……空中戦が得意だから?」
「いやいや、違うとも。
……エドモンド・喜八郎」
「……何故、その名を?」
「それはな……私のトレーナーだからだ。もちろん、リングでもな」
「あのビッチ男!!! 私にはついてこなかった癖に!!! 呪ってやるデース!!!」
「こらこら、彼にも事情があったのだよ……致し方無い」
「……事情? 何か私についてこれない理由が?」
「うむ。実はな……ただ単に、収入が落ちるのが嫌だったらしい」
「次に会ったらミンチデース……じゃあ、なんで貴女には?」
「うむ。私の顔と体型が好みだったらしい。ロリコンだな。貴様には最初から、恋が生まれる余地は無かった」
「お前ら纏めてハンバーグにしてやるDEEEATH……」
「おやおや……さぁ。上空3000m。ここから生き残れたならば。
そうだな。彼は君に進呈しよう。生き残れたならばな。
私は貴様を消して、彼の一番のみならず。
絶対唯一の女になるッ……!」
そう。アフガンコウクウショー。
前世の名前はアブドゥル。
TS異世界転生ウマ娘。
お約束に漏れず、トレ堕ち済みであった。
TS転生ウマ娘はトレ堕ちする。
ウマ辞林にも載っている、世界の真理である。
「痴情の縺れデース!!!」
「そうっ! そして後は堕ちるだけ! 綺麗な華を、咲かせておくれ……!」
痴情の縺れで地上に堕とす。
気の利いた表現に心が躍る。
ニホン語って素晴らしい。
これもアフガン航空相撲のおかげ。
トースト・ドメスト・ハーンに感謝を。
この世界におわすかは分からぬが、アラー!! よ。
御笑覧あれ。
ベンチに座る、ピエロ風の不審者。
我らを見守る、偉大なる神よ。
「ウララちゃん、見えますの?」
「うーん。なんか話してる事しかわかんないかな」
「さすがウララちゃんっ! マサエ族もびっくりですわ!」
「老眼かなっ☆」
「挽肉にするぞ」
「ファルコン・ミンチですわねっ!」
大狂乱、フラッシュシスベシー。
地上2000、1000、500。
重力加速度を味方に着け、縺れ合って落ちていく痴情。
最高にハァイ! ってやつだ。
「こ、この速度では、貴女も無事では……!」
「心配無用。アフターバーナーがある。上昇気流がある限り、アフガン航空相撲は無敵だ」
エルコンドルパサーの顔が、恐怖に歪む。
その顔だ。その顔が、見たかった。
さぁ。地上が近づいた。
残り50mになれば。
必殺の、アフガン航空相撲殺でフィニッシュを。
「くっ……! こうなったら……!」
「何をするつもりだね? 空を舞えぬ、コンドルに逃げる道など……何ッ!?」
ドンッ! エルコンドルパサーが、突如腕の中から消える。
バ鹿な。推進力など無いはず……?
そして、身にまとう空気の異変に気付く。
これは。メタンガスの香り。
「キン肉〇ン式舞空術ッ……!」
習得していたのかッ……!
伝説の技をッ!
歯噛みする。
桃白○式、南斗ウマ娘砲弾式ならば、この状況では物の役にも立たぬ。
我が翼から逃れる事は叶わなかった。
まさか、乙女の尊厳を既に投げ捨てていたとは。
一番しょーもない飛行方法だぞ、アレ。
単独で地面に降りても自爆するだけだ。
アフターバーナー最大出力。
上昇気流で制動を掛け。
空を見上げると。猛禽が翼を広げ。
堕ちてくる。流れ星のような、煌めく肢体の躍動感。
なんと美しい。
やはりコンドルは、自らの翼で飛翔んでこそ。
でも臭ぇ。普段何食ってやがる。
「プランチャァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!!!!!!!」
ああ。そうか。
己の敗因。それは。
彼女の三十路を、舐めていた。
だって私、まだ20だもん。
そして、己は地へと堕ちた。
大地にウマ娘型の穴を開けて。
もちろん小指は立っている。
古典表現である。
二ホンのHENTAI文化を愛するが故に。
「ワン! ツー! スリー!
勝者! エルコンドルパサー!」
カンカンカーン!!!!!!
ゴングの音に、意識を取り戻す。
立てた小指は骨折していた。
致し方無い犠牲である。
そうか、自分は……
「まだ起きない方がいいデース」
「エル、コンドルパサー……彼は……?」
「あなたを置いて、スタコラサッサデース。お互い、選ぶ男を間違えましたね……」
「そうか……私は見捨てられたのか……」
「ええ。これからどうするのデース?」
「その事なのだが……時に君は、独身かね?」
「え? 殺しますよ? そうデース。独身三十路デース。なんですか。嫌味ですか?」
「いいや。実はな……君に、惚れた。やはり私は、おんなのこの方が好みらしい。トウが立っていれば、尚良い」
「どういう事デース!? こらっ! 尻を触るなッ!」
「フハハハハハ! ウマ生って、最ッ高!!!!!!」
トレ堕ちからの百合堕ち。
急転直下のウマ生。
アフガンコウクウショー。
彼女はこの世界に素早く順応し、ウマい空気を思う存分謳歌していた。
つまりは元から変態だったのである。
「レズはグラスで、十分デース!!!!!!」
ちゃんちゃん。
「良かったね、エルちゃん……」
感動に目頭が熱くなる。
今夜は祝杯だ。
なんといっても、不良在庫が一掃されたのだ。
破れ鍋に割れ蓋。
二人の幸せな食卓には、熱い煮汁が溢れ出すことだろう。
まったく羨ましくはない。
百合カップルなど、非生産的である。
クリークママも言っていた。
生産せぬ者には、死を。
やたらと目が怖かった。
早く結婚せねば。
下手したら、彼女に無理やりウマされる。
さぁ、気を取り直し。
笑顔でこの喜劇の幕を降ろそう。
これは主役の特権である。
「サインは特に欲しくなくなってきましたわ……」
「ファル子ちゃん、このワイン、実はドイツ製なんだけど」
「フルルルルルルァァァァァァッシュウウウウウウウウウウウ!!!!!!!!」
この調子で、この小説においては、各ウマ娘の一風変わったハッピーエンドが描き出されるのだ。
読者諸兄におかれましては、ストゼロをキメた上でお楽しみ頂きたい。
おわり。
※アフガン航空相撲については、アンサイクロペディアを見てください。爆笑できます。