ハルウララさんじゅういっさい   作:デイジー亭

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今回のメインテーマは、決別。
そして、胸いっぱいの喜び。
アフちゃんのファンアート、お待ちしております。
一体どんなスプーが送りつけられるのか。
筆者は期待と興奮を禁じ得ません。
元ネタは、荘子と、伝統芸能と……詰め込みすぎてオレにもわからぬ!!!

作品へのイメージアップの補助に、試験的に挿絵を導入してみました。

自分で書けなきゃソフトを使えばいいんだよォ!



使用ソフトはCOM3D2。未成年の方は調べぬようにお願いします。

ソフト・サイト規約的に問題ないかとは思いますが、見逃しもあるやもしれません。

その時はご一報をお願い致します。直ちに削除致します。


ハルウララさんじゅういっさい そのじゅうきゅう 愛しき、この世界

~前回までのあらすじ~

 

 ハルウララ不在のクリークママといっしょ。リテイク。

 

 一度目は膝を折ったものの。二度目の粗相は許されぬ。

 

 ママの叱咤激励を受けた彼らに、隙はあったが、なんとかした。

 

 猛禽類の誤解を招来する言動。

 

 がろうくんの幼女モテからのオレ様系ムーヴ。

 

 天丼を重ねる彼らに業を煮やし、ウマ美ちゃんは禁じられた奥義を開帳する。

 

 これには聞き分けの無い幼児たちも、思わずグッドなアンサーでママ満足。

 

 そして、今日のお歌の時間。

 

 猛禽類の、一繋ぎの憎悪を探す航海が幕を上げる。

 

 へんてこな鼻をした道化。

 

 麦をトレードマークとする明るい友人。

 

 あらすじでは明らかにアウトだが、実情はさらに異次元の展開を見せる。

 

 そして、彼女は柄杓を求め、愛しの桜の妖精への愛を叫んで閃光魔術を披露する。

 

 げに航海とは、男の胸をアツくするものである。

 

 そして、天使は舞い降りた。

 

 このあらすじ、マジでいらないような気が。

 

 

 

 

 

 

 

 「ヒャァ! 新鮮な合法ロリだァ!」

 

 「もう我慢できねェ!」

 

 

 

 眼下にてモヒった雄たけびを上げる、世紀末幼児どもを見て思う。

 

 まこと、マッポウの世である。

 

 

 

 アフガンコウクウショーは、己の安請け合いをとんでもなく後悔していた。

 

 猛禽類は航海していたが。

 

 

 

 (この世には、神も仏もおらぬのか……)

 

 

 

 思う。

 

 アラー!! がいないのは確定であろう。

 

 偉大なる彼が、このような暴虐を許すはずがない。

 

 

 

 代わりと言う訳ではないが。

 

 この二ホンなる国には、織田・ブッディなる神が居るという。

 

 聞くところによると、ゲイのサディストであるらしい。

 

 納得である。

 

 

 

 カンダタ。

 

 裸に覆面。さらには斧を担いだ益荒男。

 

 常識人として有名だった、彼が。

 

 ゲイの群れに、満面の笑顔の織田・ブッディによって。

 

 糸とか特に関係なく突き落とされたのは、あまりにも有名な寓話だ。

 

 だってトレセン学園で習ったもん。

 

 

 

 この惨状を見るに、彼は幼児にも厳しい神であるらしい。

 

 排水溝からも幼児を見守る彼。

 

 偉大なるピエロ風不審者とは、えらい違いである。

 

 そして、大人どもも。

 

 

 

 (正直、ないわぁ……)

 

 

 

 捨身シコの心意気。

 

 マ魔王の暴虐に対し、ロリコンを庇ったシーンは謎の感動を得たが。

 

 性癖の自爆によりマ魔王を留めた時は、本気で自分の頭を疑った。

 

 なんでそうなる。

 

 

 

 そして、性紀末覇者系猛禽類による、柔らかな頭に対するスタジオズブリ。

 

 おむつを着用して微笑むスタッフどもに、謎の特殊技術による幼児の破壊。

 

 挙句の果てには電波ソング。

 

 こやつらは何を考えて生きているのか。

 

 正直今すぐゴーホームして、酒飲んで怪鳥の腕枕で寝たい。

 

 

 

 いかんいかん。一度引き受けた仕事である。

 

 頭のホワイトブリムをふりふり、気を取り直す。

 

 最後までやり遂げねば、愛しの怪鳥に顔向けできぬ。

 

 お仕置きしてもらうのも、好みではあるが。

 

 

 

 さぁ、格好よく登場しよう。

 

 スーパーヒロイン着地は、恐らく万国共通で幼児にウケるはず。

 

 アフターバーナー停止。

 

 

 

 遠からん者は音に聞け。近くば寄って目にも見よ。

 

 航空力士の見参である。

 

 そこのけそこのけメイドが通る。

 

 まぁ毛は生えていないが。

 

 どこの毛かは言えぬが、愛しの怪鳥は大層満足してくれている。

 

 愛する彼女のニーズを完全に満たしていることを確信しつつ、いざ着地。

 

 

 

 スタンッ! 

 

 

 

 「あひゅガンコウクウショー! ……か、かんだぁ……」

 

 

  

 「「「「「「「「「「クソかわいい」」」」」」」」」」

 

 

 

 掴みは、オッケー。

 

 彼女は両手いっぱいの手応えを感じつつ、涙目になった。

 

 

 

 

 

 

 「よいこのみんなー♡クリークママといっしょには、ママとロリと怨霊歌手。

 ついでに畜生どもが二匹♡この黄金編成は、崩れまちぇん♡

 というわけで、かわりのロリをご用意しました♡

 はい、アフちゃん♡自己紹介をどうぞー♡」

 

 

 

 このママ、酷く口が悪い。

 

 幼児向け教育番組と聞いていたのだが。

 

 だが、スタッフがNGを出す様子は見えぬ。

 

 ここは流れに乗るべきか。

 

 

 

 戦慄しつつも、先程の、事故紹介のイメージ払拭を図る。

 

 

 

 「アフガンコウクウショーである。

 職業は怪鳥専属メイド嫁兼航空力士。

 趣味は空を飛ぶことと、怪鳥にご奉仕すること。

 特技は空を飛ぶことと、怪鳥にご奉仕すること。

 年齢は秘密である。女には秘密が必要なのでな。

 さぁ幼子たちよ。なんでも聞いてみるがいい。

 えっちな質問はいけないと思います」

 

 

 

 メイド服の胸に手を当て、ゆっくりと自己紹介する。

 

 

 

【挿絵表示】

 

 

 

 合法褐色ロリメイド系お姉さんを見て。

 

 幼児たちは確信した。

 

 

 

 この女、チョロいぜ。ポンコツの香りがする。

 

 ウララおねーさんはなんだかんだで隙が無い。大好きだが。

 

 だがこいつは隙だらけ。

 

 

 

 一部違和感を感じるところはあるが、些末な事だ。

 

 航空力士ってなんだよ。まわしをつけろまわしを。

 

 おぢちゃんがお相撲を取ってあげようか。

 

 

 

 既に売約済みであるようだが。

 

 あどけない笑顔で骨抜きにしてくれる。

 

 怪鳥とやら。覚悟するがいい。

 

 貴様が、骨無しチキンのお客様。

 

 そう呼び出され、守護れなかった悲嘆に暮れて。

 

 性癖の道頓堀に投げ込まれる未来はすぐそこだ。

 

 

 

 我ら、ただの幼児に非ず。

 

 一騎当千のサンダース軍曹の大隊である。

 

 まったく、いいおもちゃを用意してくれたものだ。

 

 これだからクリークママといっしょに出るのはやめられぬ。

 

 

 

 まずはイニシアチブを取る。

 

 オークキングコング(5)の目配せを受けた、トンガリコーヌ(5)が頷く。

 

 幼児たちのあだ名は、時に残酷である。

 

 

 

 「アフちゃん! 今日のパンツは何色?」

 

 「履いておらぬ。えっちな質問は駄目である。気をつけるように」

 

 

 

 感嘆の声が広がる。やりおる。

 

 

 

 メイドスカートの防御力に、鉄壁の自信があるということだ。

 

 やたら短いスカートだが、成る程。

 

 どおりで先程下から見上げても、何も見えぬはず。

 

 スカートめくりを楽しむのは難しいだろう。

 

 強敵の出現に心が躍る。

 

 

 

 「怪鳥って?」

 

 奇妙奇天烈(5)による迂闊な質問。

 

 バ鹿。やめろ。明らかな地雷だろうが。

 

 周囲の気配が強張る中、ポンコツ褐色ロリメイドが大きく息を吸う。

 

 

 

 「うむ。よくぞ聞いてくれた。愛しの怪鳥、エルコンドルパサー。三十路独身怪鳥である。だが問題はない。何故ならば、このアフガンコウクウショーがいるからである。彼女との出会いは数か月前。リングの上で出会った我ら。はじめは敵同士であった。だが試合の最中。痴情のもつれにより地上に堕ちる我ら。キン肉〇ン式舞空術により、我が手から逃れる彼女。くせぇ。熟成された香りは濃厚だった。そして舞い降りる彼女の躍動する肉体に、私は心を奪われた。やはり年増はいい。最高である。そして、試合後にはメイド服をウマゾンぽちーして彼女のハウスに即座にメイド突撃。戸惑う彼女もまた愛しい。愛してる。はじめは門前払いを受けたが、二ホンの伝統的なおねだり、ドゲザにて。玄関前にてあどけない褐色ロリメイドがドゲザしている姿に、ご近所から彼女に向けられる視線はもちろん絶対零度。耐え兼ねた彼女は、ついに私を家へと招き入れたのだ。チョロいもんである。そして朝昼晩の奥義・褐色ロリメイドあまあまご奉仕により、怪鳥は私に完全に依存した。結婚までは秒読み段階だな。今は夜毎の洗脳を……」

 

 「アフちゃん♡ストップ♡」

 

 むぎゅう。大いなる母性に包まれる。

 

 「うむ? やはり年増の胸は最高であるな!」

 

 「奉仕のできない身体にしてやろうか」

 

 「マジすいません」

 

 

 

 二ホンの伝統。褐色ロリメイドドゲザを早速披露。

 

 完璧なアンサーだと思ったのだが。

 

 おっと、幼児どもよ。スカートを覗こうとしても無駄である。

 

 領域のちょっとした応用により、彼らの目に映るのは、アラー!! の眩しい笑顔のみ。

 

 メイドの防御力は完璧なのだ。当然の嗜みというものである。

 

 

 

 「ハァイ! ジョージィ!」

 

 「スカートが喋った!?」

 

 「新しい! これは流行らん! クソっ、医学の敗北だ!」

 

 コロッケが好きそうな幼児どもの嘆きの声。

 

 ざまぁない。自分は怪鳥だけの物である。

 

 

 

 「アフちゃん♡スタンダップ♡」

 

 「わんっ♡」

 

 

 

 立ち上がる。

 

 いかん。つい怪鳥に仕込まれたお返事を。

 

 ウマ娘に動物耳を追加するのはNG。

 

 神をも恐れぬ所業である。

 

 

 

 夜毎の愛犬の躾けがバレれば、ウマ娘警察特捜部の苛烈な取り調べを受けるのだ。

 

 バクシン式拷問術により。

 

 苦痛の怪鳥音を上げる、愛しき彼女の姿は記憶に新しい。 

 

 最高だった。また情報をリークせねば。

 

 

 

 「うむ。質問タイムはこれにて終了。

 クリークママ。本日のメニューは?」

 

 「はい♡今日はー、傘で遊びましょう♡がろうくん♡」

 

 

 

 なんとか誤魔化し、独裁者に本日の遊びを聞いてみる。

 

 傘。傘で遊ぶとは何か。

 

 寡聞にして知らぬ。やはり二ホン文化は奥深い。

 

 頷いていると、幼女を侍らせたがろうくんより。

 

 手渡される巨大な和傘。

 

 

 

 ついでとばかりに頭を撫でられ、唾を吐く。

 

 お前、洗ってないロリコンの匂いがするんだよ。 

 

 みよちゃん(5)から手渡されたスポイトで。

 

 嬉しげに唾をジップ〇ックに保管する彼。

 

 強すぎる。さすがは先輩といった所か。

 

 

 

 「あ、あれはっ!」

 

 「知っているのか、第1ドール・殺助(5)!?」

 

 「ああ! 奇天烈! コロッケが食べたいナ」

 

 「やめろバ鹿! 消されるぞ! 

 ただでさえまだ怒られてないのが奇跡なのに!」

 

 「にゅ、乳酸菌飲んでるナリィ?」

 

 

 

 スタジオの水銀の燈に照らされつつ。

 

 幼児どもが騒がしいが、まぁ問題ないだろう。

 

 クリークママに、やり方を聞かねば。

 

 さて。傘で遊ぶやり方とは。如何に。

 

 

 

 「ああ、アフちゃんはこういう撮影、初めて?」

 

 「はい」

 

 「緊張してる?」

 

 「ちょっとします(笑)」

 

 「初めてセッ」

 

 「ママ! アウトアウト! この番組、そういうのじゃないから!!」

 

 

 

 ウマ美ちゃんのインターセプト。

 

 正気に戻る。

 

 危ない所であった。

 

 夜のぱっぱか大レースを聞き出されるところであった。

 

 

 

 このママ、底が知れぬ。

 

 戦慄する。

 

 警戒を高めつつインタビューを継続することとする。

 

 

 

 「相手は?」

 

 「当番組に出演している幼児よ」

 

 「どうでした?」

 

 「痛がった記憶しかないわね……」

 

 「キリンについては」

 

 「好きよ。でも、うちの赤ちゃんの象さんの方がぁ……♡

 もぉぉぉっと……♡」

 

 「ママ!! 夜のでちゅね四十八手の話は今はいいんだよ!! 

 アフちゃんも悪ノリしない!!」

 

 

 

 怒られてしまった。てへり。

 

 さて、真面目にやるとしよう。

 

 

 

 「傘で遊ぶ、とは?」

 

 「ソマリア之助、ソマリア太郎。

 染色体ブラザーズと言えばわかるかしら?」

 

 

 

 なるほど。

 

 アフリカ出身のニホン伝統芸能継承者か。

 

 高齢につき、引退したと聞いたが。

 

 となると、アレである。

 

 

 

 ダイ・カグーラ。

 

 さらに傘を使うとなれば、曲であろう。

 

 だが、問題がある。

 

 毬はどうするのか。

 

 

 

 「もちろん、幼児よ」

 

 「なるほど、クレイジー」

 

 

 

 覚悟をキメる。

 

 メイド道とは、正気にてならず。

 

 狂気にて仕る……! 

 

 

 

 「アフちゃん、行っくよー!」

 

 ピッチャーは舟幽霊になり損ねた女。

 

 間違ったセイレーンにして、海賊王。

 

 スマートファルコン。

 

 

 

 傘を広げ、構える。

 

 さぁバッター四番、アフガンコウクウショー。

 

 一本足打法で構えました。

 

 

 

 「えいっ☆何と! 幼児砲弾ッッッッッ!!」

 

 「やらないかッ!!」

 

 

 

 やたらと良い声を発しつつ飛翔してくるえっくん。

 

 どうやら、ファル子神ゲンコツも、万能ではないようだ。

 

 破壊し尽くされた性癖は二度とは戻らぬと見える。

 

 

 

 「なんのっ!!」

 

 傘で優しく、それでいて大胆に彼をキャッチ。

 

 アフターバーナー限定起動。

 

 傾けた傘を、上昇気流の力も借りて。

 

 

 

 「いつもより 多めにヘビー ローテーションッ……! (字余り)」

 

 渾身のセンリューがキマる。

 

 センリュー・カライも、草葉の陰で喜んでいることだろう。

 

 

 

 「男は度胸。なんでもやってみるもんだぜ……!」

 

 

 

 廻す、廻す。

 

 転がるえっくんは愉悦の溜め息を漏らす。

 

 楽しんでくれているようだ。

 

 

 

 「まだまだァッ! 逝けッ! ファル子ネルッ!」

 

 飛翔する幼児の群れ。

 

 その煌めきは、流星群が如し。

 

 傘で受け止めつつ、思う。

 

 

 

 こいつら、気が狂ってやがる。

 

 だが。

 

 

 

 踊る阿呆に見る阿呆。

 

 同じ阿呆なら、踊らにゃ損……! 

 

 圧倒的大損………………! 

 

 ダイナミック阿波踊り…………! 

 

 顎までトガるというものだ! 

 

 

 

 「さーあ! 盛り上がって参りましたー!」

 

 

 

 回転を早めつつ、コールする。

 

 

 

 「「「「「Foooooooooooo!!!」」」」」

 

 

 

 オーディエンスにして、狂演者たる。

 

 幼児どものレスポンス。

 

 なんという一体感! 

 

 

 

 

 

 

 空元気で誤魔化してはいたが。

 

 いつも、不安だった。

 

 

 

 この世界に産まれ直し、二十年の年月が流れ。

 

 前世の記憶と今の自分の乖離に堪えきれず。

 

 愛しい怪鳥を、色々な液体で濡らした夜もあった。

 

 お仕置きは最高だったが、不安は拭えなかった。

 

 自分はこの世界に馴染めているのかと。

 

 

 

 自分はこの世界に、本当に生きているのか。

 

 今の自分。アフガンコウクウショーとは。

 

 アブドゥルが死に際に見ている、胡蝶の夢なのではないか。

 

 

 

 知らぬ街並み。

 

 航空相撲とは違う、大相撲暗黒場所。

 

 迫り来るロリコンの群れ。

 

 

 

 不安と絶望に、心を削られる日々。

 

 怪鳥による、褐色ロリメイドさんへの。

 

 ちっぱいイタズラが無くば。

 

 このちいさな胸は。

 

 不安に押し潰されていたかもしれぬ。

 

 

 

 だが。今なら言える。

 

 自分はこの世界に。

 

 このクソみたいな世界に。

 

 今、確実に生きている……! 

 

 

 

 妻よ。娘よ。

 

 すまない。

 

 アブドゥルの物語は、ここで終わりのようだ。

 

 私の事は忘れ、幸せになっておくれ。

 

 

 

 「エル! 分かったぞ! もはや私は迷わない! 

 今夜のご奉仕は! 過去最高の物となるだろう!」

 

 

 

 全身が愛を叫ぶ。

 

 もう、何も怖くない。

 

 

 

 腕に感じる重みが増す。

 

 廻る幼児の群れは、傘から零れんばかり。

 

 だが。

 

 答えを知った自分は、もはや迷うことはない。

 

 

 

 今だ。

 

 増えすぎた幼児どもを。

 

 クリークママの雄大な胸に。

 

 

 

 「いいですとも♡」

 

 

 

 むぎゅう。なでなで。「かわいいでちゅね♡」

 

 ズダダダダッ! 

 

 

 

 着胸し、アカチャンホンポからのバースデイ。

 

 トドメはもちろん西松屋。

 

 男児はベビーカーに。

 

 女児はミルクスタンドに向け、走り去る。

 

 

 

 さぁ、新たな産声を上げよう。

 

 それでは皆様、ご一緒に。

 

 

 

 「この、素晴らしき世界に性癖をっ!」

 

 

 

 彼女は、ようやく。

 

 妻子を愛する、一人の航空力士。

 

 アブドゥルから。

 

 

 

 独身三十路怪鳥を愛する、一人のウマ娘。

 

 ポンコツクソかわTS異世界転生褐色合法ロリメイド系オリジナルウマ娘力士(精神年齢還暦越え)。

 

 アフガンコウクウショーとなり。

 

 そんな自分を、長い年月を経て、今。

 

 愛することができたのだ。

 

 

 

 やったぜ。ハッピーエンドである。

 

 

 

 

 

 

 つづかない 


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