ハルウララさんじゅういっさい   作:デイジー亭

22 / 69
今回の元ネタは源平合戦。
あとは紅茶と産駒実績。念能力を添えて。
日本の戦記物には、結構馬の表現も多いですよね。
さぁ、またまた新キャラ登場です。
実は彼女、ウマ娘で一番好きなキャラなんですよ。


ハルウララさんじゅういっさい そのにじゅうに 源平合戦待ったなし

~前回までのあらすじ~

 

 次なるリクルート先を求めるハルウララ。

 

 二件目はこの頃流行りの仮面魔法ウマママ少女ライダー。

 

 ヒシアマゾンの撮影現場。

 

 スタッフを即座に配下と化し、見学を試みる、未来の大女優。

 

 マスコットの示現流。

 

 響く銃声、轟く猿叫。

 

 その果てに現れる、明治ガトリング浪漫譚。

 

 感銘を受けた彼女は、銀幕での二度目のメイクデビューを決める。

 

 だが。現実は甘くない。

 

 バクシンメイデンされた監督。

 

 打診されるアームストロング砲。

 

 胸への闘魂注入により、バ鹿どもにガイドラインの重要性を言い聞かせ。

 

 彼女は次の職場へ向かう。

 

 待っているのは、果たして……

 

 あとキングちゃんがなんかすげーサタンした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「つ、疲れた……」

 

 そんな声を漏らす違法ロリ。

 

 

 

 人語で辞世の句を告げる、キモくて美味い鳥。

 

 珍奇なガンアクションをする外道ママと薩摩隼人。

 

 SAN値直葬待った無し。

 

 このまま次のリクルートは、精神状態が危うい。

 

 

 

 ここは休憩するべきだろう。

 

 そういえば、面接時の当然のマナーとして、ウマホを走行モードにしていた。

 

 ウマ娘専用レーンがあるこの社会では、必須の機能である。

 

 加湿器の芸を、交通事故で再現するわけにはいかぬのだ。

 

 コンプライアンスに違反してしまう。

 

 

 

 「Оh……」

 

 アメリカンな驚嘆の声が漏れる。

 

 ウマホの画面には大量の着信。

 

 

 

 『サイコパス』、『愛娘』、『牛』、『愛娘』、『バ鹿』、『愛娘』。

 

 『ゲルマン怨霊』、『愛娘』、『社会主義の権化』、『愛娘』、『AV女優』。

 

 『愛娘』、『クソ映画』、『愛娘』。『骨なしチキン』、『愛娘』。

 

 『ツバメ』、『愛娘』、『国家権力の猪』、『愛娘』。エトセトラ。

 

 

 

 その他諸々の着信が、数百件溜まっている。

 

 愛娘の着信件数が些か多いが、親離れできぬ年頃なのだろう。

 

 かわいいヤツである。

 

 しかし、まだ帰るわけにはいかぬ。

 

 このままエロめの哀願動物に堕ちるわけにはいかぬのだ。

 

 せめて内定を貰わねば。

 

 

 

 でもちょっと休憩してから。

 

 商店街でせしめたコロッケをぱくつきつつ、ゲームセンターに入る。

 

 あの場のアイドルたるこの身は、愛想を振りまけば食うには困らぬのだ。

 

 屋根としま〇らさえあれば、生きていける自信はある。

 

 どうしようもならなくなれば、ツバメの巣に転がり込もう。

 

 

 

 さすがは公威さんの旦那さん。いい味をしている。

 

 大恋愛の後に、見事婚姻を果たした、肉屋の薔薇カップル。

 

 性的嗜好はイカれているが、陸軍仕込みのコロッケの味は良い。

 

 

 

 ならば多少の狂乱には目を瞑るのが、大人の女である。

 

 だがうちの娘にゲイチャイチャを見せつければ殺す。

 

 覚悟を決めつつ、自動ドアをくぐる。

 

 

 

 「クソわよっ! なんですのこのキャラッ! しゃがみガード貫通なんて! 

 見てから昇竜余裕でクソがッ!」

 

 「ゲームでも、あたしが一番待った無しッ!」

 

 

 

 おっと。知り合いの声だ。

 

 この、ゲーミングなお嬢様風言葉遣い。

 

 トップを常に狙い続ける、事業仕分けの大敵。

 

 あの二人で確定だろう。

 

 源平合戦のような、格ゲー対戦。

 

 

 

 「コンティニューですわっ! 貴顕の使命はこの胸にっ! エドモンド増田は最強なんですのっ!」

 

 筐体に硬貨を叩き込む、薄い胸のウマ娘。

 

 そのような物、入る余積が有るようには見えぬ。

 

 

 

 そう……平氏の郎党・平熱盛の愛バ。

 

 連銭葦毛ならぬ、連コ葦毛。

 

 紅茶とスイーツが大好きな、黒い噂が絶えぬ一家の当主。

 

 メジロマックイーンである。

 

 

 

 彼女を見るたびに思う。

 

 何故、まだグランブルー〇ァンタジーに出演しておらぬのか。

 

 あの絶壁栗毛ですら胸を盛られるあのゲーム。

 

 彼女のコンプレックスを解消する良い機会だと思うのだが。

 

 

 

 対するは。

 

 

 

 「あたしが負けるッ!? 絶対にノウッ! 女王は常にこのあたしッ! カサブランカ、君に決めたッ!」

 

 レバガチャにてクリークママに匹敵する山脈とぶっといふとももを、震わせるウマ娘。

 

 そのマグニチュードは、このハルウララへの嫌味か。

 

 

 

 そう……源氏の郎党・羆谷直実の愛バ。

 

 権田栗毛ならぬ、ごん太栗毛。

 

 勝利の二文字が何より好きな、子沢山な一家の若奥様。

 

 ダイワスカーレットである。

 

 

 

 彼女を見るたびに思う。

 

 何故、まだラストオ〇ジンに出演しておらぬのか。

 

 ふとももの太さが戦闘力を決めるあのゲーム。

 

 ウルトラレアは堅いと思うのだが。

 

 

 

 「オラッ! エドモンド! 暗黒大相撲奥義・ピストルですわッ!」

 

 「ソラッ! カサブランカ! アマゾン示現流奥義・ロシアン肝練りよッ!」

 

 

 

 そして決着が着いた。

 

 もちろん、勝つのはごん太栗毛。

 

 歴史再現というものである。

 

 

 

 アマゾン原産の薩摩隼人が天井から吊り下げ、ブン回した火縄銃。

 

 回転を止めたそれが火を噴き。

 

 拳銃をまわしから取り出そうとした、暗黒横綱の胸板を貫通した。

 

 ピストルでは火縄銃には勝てぬ。

 

 自然の摂理というものである。

 

 

 

 「おファ〇クですわっ! このデブ、クソも使えませんわっ!」

 

 「ふふんッ! あたしが一番なんだからッ!」

 

 

 

 勝鬨を上げるダイワスカーレット。

 

 遠吠えをするメジロマックイーン。

 

 もはやメジロマックEーンと言えるだろう。

 

 育成失敗である。

 

 敗因はホープフルステークスでの逆噴射だ。間違いない。

 

 

 

 「二人とも、元気そうだねっ!」

 

 明るいウララちゃんによる挨拶。

 

 これにはさすがに気付くであろう。

 

 

 

 「さぁ! 勝負は始まったばかりっ! 今の所、100戦5勝95敗ッ! 

 メジロの勝負はここからですわっ!」

 

 「200勝まで終わらないッ! あたしの一番、魅せてあげるッ!」

 

 

 

 気づいておらぬ。こやつら、熱中しすぎ。

 

 三十路を超えているとは思えぬ大人げなさである。

 

 

 

 「ママ、また負けず嫌いが発動してる……」

 

 「教育を何だと思ってるのかしらねー」

 

 「パパには負けっぱなしなのにね」

 

 「あれはわざと負けてるんだよ」

 

 「あのダサいマスク、いつの間に消えてたね」

 

 「この前ゆう〇ックに出してたよ」

 

 「あれ持って帰って来たの、メモリーが産まれた後だっけ」

 

 「いやぁ。エトワールの時じゃない? 5年前でしょ確か」

 

 「おぎゃあ!」

 

 「ばぶー」

 

 

 

 ゲーミング栗毛の背後には、10の幼児と赤子ども。

 

 ぴーちくぱーちく好き勝手に囀っている。

 

 全員彼女の実子である。

 

 彼女はやたらと子沢山なのだ。

 

 

 

 あと三十路独身怪鳥恥ずかし固め事件の犯人が、今明らかとなった。

 

 髪染めと、ティアラの有無だけでも気づかない物である。

 

 どうせ旦那に、リングで輝く君が見たいとでも言われたのだろう。

 

 彼女の世界は、旦那様を中心に回っているのだ。

 

 

  

 どれ。幼子は嫌いではない。

 

 ゲームに夢中な栗毛に放置されている、彼奴めらの相手でもしておくか。

 

 

 

 「みんな、おひさしぶり」

 

 

 「「「「「「「「ウララおばさんだっ!」」」」」」」」

 

 「「ばぶー!」」

 

 「お前らの身代金って、纏めて幾らになるのかな」

 

 「レジェンドッ! ママに抱き着いて気づかせてっ! 目がマジよっ!」

 

 「レーヌお姉ちゃんはっ!?」

 

 「ここで食い止めるッ……! あたしが一番ッ!!! お姉ちゃんなんだからっ!」

 

 「遺伝子濃すぎィッ! ママッ! 集団児童誘拐の危機ッ!」

 

 

 

 おやおや。冗談だったのだが。

 

 二番目の子の必死のハグに、ごん太ママが振り返る。

 

 

 

 「あら。ウララじゃないの。お久しぶり。まだ独身?」

 

 「月の無い夜には気を付けろよ」

 

 「じょ、冗談じゃない……顔が殺人鬼よ。そんなに怒ることないでしょ?」

 

 「シャオラァッ! 誇りの勝利ですわぁッ!」

 

 

 

 連コ葦毛が、貴族の誇りの欠片も見えぬ、勝利の雄たけびを上げる。

 

 画面内では、ブラジリアン剣士が暗黒大相撲奥義・焼き入れにて。

 

 切腹を強要され、果てていた。

 

 情けない薩摩隼人も居たものである。まぁゲームだから致し方なし。

 

 

 

 「マックイーン! それはあたしの負けではないわ! ウララ―ストップよ!」

 

 「なんですのそれ。あら、ウララさん? おひさしぶりですわ!」

 

 

 

 筐体の向こうから、連コ葦毛が歩いてきた。

 

 メジロマックイーン。メジロ家当主。

 

 オラつきゲーマーと化しているが。

 

 れっきとした名家のご令嬢だった。

 

 10年前までは。

 

 

 

 『トレーナー……! トレーナー……!』

 

 『どうしたのさマックイーン。そんなに泣いて。また足痛めた?』

 

 『どうしたのマックイーンちゃん。ぽんぽん痛いの?』

 

 『テイオー……ウララさん……実は……

 トレーナーが、家中の者に連れ去られましたの……』

 

 『へぇ。いつかはそうなると思ってたけど……』

 

 『ライアンちゃん? アルダンちゃん? 大穴でパーマーちゃん? 

 やっぱり恋愛でもマックEーンしちゃったかー』

 

 『かなぐり捨てますわよ貴様ら』

 

 『貴族の誇りを?』

 

 『もう……誇りなんてクソですわ……! あんな裏切り……!』

 

 

 

 そう。メジロ家専属トレーナー。

 

 何故かメジロ家の全ウマ娘を担当することとなった、一般トレーナー。

 

 彼女たち全員に。恋慕の情を寄せられていた、彼。

 

 ハーレム物主人公のようななろうムーヴをカマしていた、彼が。

 

 同じメジロのウマ娘に、拐かされたのだ。

 

 

 

 『道理でドーベルとブライトとラモーヌも、そこでじめじめしてると思った。

 辛気くさいねぇ』

 

 『加湿器がそれ言っちゃう?』

 

 『おっ。いいのか? また有マの奇跡魅せちゃうよ? ボク』

 

 『また折れるぞ』

 

 『ウララさんは、全方位に喧嘩を売らないと気が済みませんの……?』

 

 『まぁ今に始まったことじゃないし……いいよ。あとでネイチャに慰めてもらうし』

 

 『うわぁ。ところで、今居ないのって、あの3人だけでしょ? 誰なの?』

 

 『あの3人じゃ、ありませんわ……今捜索隊として血眼で探しております』

 

 『んっ? メジロに他にウマ娘って居たっけ?』

 

 『居るではないですか。犯人はおばあ様ですわ』

 

 『『ババァ無理すんな』』

 

 

 

 そう。彼女は当時の当主に愛するヒトを奪われ、やさぐれ令嬢と化したのだ。

 

 まさかの大穴。120億円が紙切れになるよりもひどいオチである。

 

 トレーナーが熟女好きであることも災いした。

 

 

 

 捜索隊による相互協力型(ジョイントタイプ)の領域。

 

 紅茶を触媒にして顕現した、メジロ家秘奥義。

 

 『対空型パンジャンドラム』も、逃避行に使われた飛行機をパンジャンするだけに留まり。

 

 

 

 トレーナーの「このまま連れ戻されるぐらいなら、君と共に海に沈もう……」

 

 ヒロイン台詞に胸キュンしちゃったメジロ家当主。

 

 彼女の熟練のメジロ式泳法・愛情バタフライにより、振り切られてしまったのだ。

 

 

 

 今は彼らは、ドバイで悠々自適のイチャイチャライフを送っているらしい。

 

 一姫二太郎の幸せな家庭。

 

 メジロ家元当主。

 

 老いてなお、お盛んであった。

 

 

 

 「ケッ。ライアンもドーベルも。他の者どもも。

 家でじめじめしっとりテイオー。

 ゲームでもしなきゃ、やってられませんわ」

 

 「やさぐれたわよね、マックイーン。それでも当主? 

 呼び出されたと思ったらゲーセンなんて。

 あたし、子供の世話で忙しいんだけど」

 

 「おしぼり代で収入は十分です。

 新しい恋を探すのも、しばらくはいいですわ……」

 

 「そうして、二十年の時が経ったのであった……」

 

 「ウララさん。相変わらずブーメランがお得意なようで」

 

 「あ? 私は結婚しないだけだし。マックイーンちゃんと違って、娘もいるし」

 

 

 

 なんと失礼なやつか。

 

 ウマホの待ち受けにしている、愛娘の写真を見て、己が不明を悟るがいい。

 

 

 

 「カッコウの被害に遭った鳥ってこうなるのね……」

 

 「完全に洗脳されてますわね……そういえば、何故ゲーセンに?」

 

 「ああ、それは……」

 

 

 かくかくウマウマ。

 

 

 「あら。ならばメジロ家でメイドでもしませんこと? 

 週休無し。三食おやつ付き。住み込み可。

 仕事は三十路の量産型加湿器どもの世話。

 あとわたくしの格ゲーの相手と、おしぼり代の徴収ですわ」

 

 「それで頷くバ鹿、居る?」

 

 「お給料はクソほどあげますわよ。雇ったメイドたちも長くは続かなくて……

 今は主治医と爺やにメイド服を着せて、なんとかしています」

 

 「地獄絵図すぎる……」

 

 「メジロ家も終わりね……」

 

 彼らの忠誠心は、いったいどこから湧いてくるのか。

 

 

 

 「「「「「「「「ママ―。おなか減ったー」」」」」」」」

 

 「「ばぶー」」

 

 「あら。もうお昼? 熱中しすぎたわね……」

 

 「ママは勝負を持ちかけられると、我を忘れるもんね」

 

 「遺伝子が死ぬほど濃い、レーヌお姉ちゃんに謝って?」

 

 「なんで今あたしが煽られたの?」

 

 「とにかくー。早く帰ろうよー。パパに早く会いたい」

 

 「あわよくばキスしたい」

 

 「そのままベッドイン」

 

 「ママのミルクよりも、きっとパパのミルクの方が……」

 

 「やったぜ。さっさとゴーホーム!」

 

 「「ばぶー! ぱぱ!」」

 

 

 

 「……血を感じますわね。スカーレットさん。普段どんな教育を?」

 

 「あ、あたし何もしてないわ……

 トレーナーとラブラブチュッチュしてるだけよ。

 彼が家に居る間はずっと。たまに我慢できない時は、学園に押し掛けるけど」

 

 「幼い娘たちの前でやるなよ……」

 

 

 

 さすがは皇帝に次ぐレース実績。

 

 明晰な頭脳。

 

 さらにはその淫らな栗毛ぶりを評価され、生徒会長の座を受け継いだ女である。

 

 10人の娘たちにも、その栗毛は受け継がれているらしい。

 

 ハルウララは、教育の重要性を再認識した。

 

 やはり、教育番組は天職なのでは。

 

 ……ん? 教育? 

 

 

 

 「スカーレットちゃん。ベビーシッターとか欲しくない?」

 

 「えー。ウララお姉ちゃんがあたしたちの世話を?」

 

 「なんか独身がうつりそう」

 

 「幼児を砲弾にする以外の特技ある?」

 

 「選考結果は」

 

 「残念ながら、今回はご縁がなく」

 

 「貴殿のご期待には添えかねます」

 

 「せっかくご足労頂いたのに恐縮ですが」

 

 「ハルウララ様の、より一層のご活躍をお祈り申し上げます」

 

 「「ばぶー」」

 

 

 

 「スカーレットちゃん。放火魔とか欲しくない?」

 

 「教育の必要性を感じますわね……ある意味仕上がっておりますが」

 

 「こいつら、誰に似たのかしら……」

 

 「「あんただよ」」

 

 「でも、ベビーシッターはいい考えね……」

 

 「コイツ、また話を聞いておりませんわ」

 

 「なんでウマの話を聞かないヤツって、多いんだろうね……」

 

 「鏡、要りますこと?」

 

 「おいィ? どういう意味?」

 

 

  

 「……そうねっ! こいつらをウララに預ければっ! 

 トレーナーとイチャイチャし放題ッ! 

 新しい我が子が待ってるわっ! 今日から末っ子の成人まで、よろしくねっ!」

 

 「「「「「「「「「「大胆に 育児放棄を 目論むな」」」」」」」」」」

 

 パパパパパパパパパパワァッ!!!!!! 

 

 「あっひぃぃぃぃぃぃぃぃぃ! 母性の高まりを感じるわっ!」

 

 「「ばぶー……」」

 

 

 

 物心ついた実子どもと、特別移籍の贄になりそうな葦毛。

 

 さらにはこの母性の塊・ハルウララによる。

 

 相互協力型(ジョイントタイプ)の乳ビンタ川柳により。

 

 ダイワスカーレットの邪悪な企みは潰えた。

 

 だが、忘れてはならぬ。

 

 カッコウは、どこにでも存在することを……

 

 

 

 ハルウララは身を翻し、ゲームセンターを後にしつつ思う。

 

 また一匹のカッコウを始末した。

 

 だが、哀れな犠牲者はまだまだ存在するだろう。

 

 自分のような、隙の無い精神を持つ者ばかりではないのだ。

 

 彼らのためにも、世界の平和を守らねば。

 

 

 

 『夕飯までには帰る』

 

 そう、愛娘にメールを打ちながら。

 

 彼女は、次の就職先へと向かう。

 

 

 

 その手に宿る力。

 

 また新たな贄を喰らったそれは、不気味に胎動していた。

 

 

 

 

 

 

 つづかない

 




そういえば、ぺくしぼでひっそりと投稿している成人向けオリジナルを、はーめるんにもマルチ投稿することにしました。
成人済で興味のある方は作者マイページからどうぞ。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。