ハルウララさんじゅういっさい   作:デイジー亭

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しばらく、試される大地にて。
存分に試されておりました。
途中に入る、感情表現。
筆者自身が、そのような感じになりました。


ファル子さんじゅういっさい そのにじゅういち 真意はどこに

~前回までのあらすじ~

 

 闇に蠢く黒い影。

 

 宇宙戦艦の中核にて。

 

 6人のジジイは、頭を抱えていた。

 

 ネタ切れだ。

 

 初手最大戦力を出したため。

 

 順当に。各個撃破されてしまったのだ。

 

 戦力の逐次投入は、愚策である。

 

 先頭栗毛の暴走も、彼らの頭を悩ませていた。

 

 相手は頭を一切使っていないのだが。頭突き以外。

 

 足止めすらままならぬ。

 

 そして、謝罪を検討するも。

 

 彼女をよく知るサングラス。

 

 やっても無駄だと、すげなく告げる。

 

 憤るジジイども。

 

 追求される、落ち度にも。

 

 どこ吹く風の、元暴帝担当トレーナー。

 

 六平 銀次郎はこう言った。

 

 ユキオーを、育てるためだと。

 

 真意を悟り、納得するジジイども。

 

 おろおろと。理解ができぬ、担当バ。

 

 彼の狙いは、己らの。

 

 背中で彼女を、突き落とし。

 

 一人で生きていける力。

 

 これを、与えること。

 

 ユキオーは、涙を呑み。

 

 彼らに戦争の火種を。罪悪感無く投入した。

 

 筆者はちなみに……おっと。誰か来たようだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 艦内を進む一行。

 

 結局、案内板は見つからなかったため。

 

 

 

 出会う老人どもに、サインを与えながらの進軍。

 

 ファンサービスを重視した結果だ。

 

 とりあえず、歩いてりゃいつかは着く。

 

 ウマ娘は、いつだって。

 

 自らの足で進むのだ。どっか適当なところに。

 

 

 

 また一つ、棒倒しにて。

 

 適当に決めた方向に進む時。

 

 違和感に気づく、ハルウララ。

 

 

 

 「……全員とまれ。薄汚い殺気が。

 ぷんぷんしてきたよ」

 

 「やれやれ、勘の良いウマ娘は好きじゃが。

 こと今回に限っては、嫌いじゃよ。

 ……燦三郎。四朗。五右衛門。

 奇襲は失敗。プランBで行くぞい」

 

 「プランBって。なんじゃったっけ」

 

 「知らぬ。横文字はどうも苦手でのう……」

 

 「おいおいジジイども。忘れちゃならねぇ。

 お歌の時間。そうだろう? 灰二の旦那」

 

 「お前ら全員、不正解。真向勝負だと言ったじゃろ」

 

 「「「いや、言っとらんじゃろ。ボケたかジジイ」」」

 

 

 

 ハルウララは唸った。

 

 ジジイどもの、狙いが読めぬ。

 

 こやつら、既に曖昧な状態である。

 

 これは面白くなってきた。

 

 

 

 「墓穴に。首まで埋まった老人が。

 このハルウララの、覇道に立ちふさがるとは。

 さっさと、食糧庫の場所を自白して。

 速やかに。腰を労りつつ、失せることだね」

 

 「おぬしらなにしに来たの?」

 

 

 

 高峰 灰二は唸った。

 

 このウマ娘、目的が読めぬ。

 

 我らに落とし前を。そのために来たのでは。

 

 しかも腰まで、気遣ってきた。

 

 何か。重大な齟齬が、あるような気がする。

 

 

 

 「……暴帝。何が目的じゃ」

 

 「知れたこと。分不相応な、ラグジュアリー。

 一切合切奪いつくし。勝利の美酒で、杯を満たし。

 タダ酒に。思う存分、酔いしれることだよ」

 

 「おぬしら、海賊だったっけ?」

 

 「かわいいウマ娘に決まってるでしょ」

 

 「……食糧庫、あっち。

 うしろの2本のイカゲソの。

 まんなかのトサカの下のウロコの右じゃ」

 

 「トレーナー。地図」

 

 「うむ。……ここだな。

 この位置で合っているか? ご老体」

 

 「うむ。そこじゃ。案内板は、音声認識で出る。

 合言葉は、ファルファルファル子じゃ」

 

 「誰の趣味だ。それは」

 

 「ユキオーちゃんじゃよ。当然じゃろ」

 

 「そうか……ありがとう。

 腰を大事にね」

 

 

 

 去っていく、ハルウララご一行。

 

 

 

 「いいのかい? 灰二の旦那」

 

 「いいぞい。たぶん勝手に。

 酔っぱらって、絶不調になってくれるじゃろ」

 

 「なるほど。銀次郎の情報によると。

 ハルウララは、安酒を好んで飲む。

 貧乏性が、染みついておるとな。

 急な高級酒は、脳にキくじゃろう。

 さすがの神算鬼謀の灰二。そう呼ばれた男じゃ」

 

 「ふふ。よせやい。ケツが痒くなるじゃろ」

 

 「さて、それではユキオーちゃんを。

 愛でて、小遣いを与える仕事。

 我らの本業に、戻るとしようか」

 

 「賛成じゃ。やはりあれでお別れは。

 少し足りぬと、思うてたところよ」

 

 

 

 ジジイどもも、のそのそと。

 

 かわいい愛バの元へ向かう。

 

 誰も不幸にならぬ、優しい世界であった。

 

 

 

 

 

 「おめぇら、堂々とした不法侵入だなあ! 

 オラ、ワクワクしてきたぞ!」

 

 「ゴクウこそ。その、一切の警備を放棄した。

 勝手気儘な番人ぶりに、わたしも感心したよ」

 

 「なるほど。熱心に働くアリが多いと。

 感心しておりましたが。

 ここに居たのですね。怠けるアリ」

 

 「そんなにほめられっと、照れるなぁ!」

 

 

 

 ノーダメージ。

 

 サインを十枚ほど生産しつつ、辿り着いた場所。

 

 空き缶と、空き瓶が転がる中央に。

 

 ケツをかきながら、座る男。

 

 食糧庫の番人は、もう出来上がっていた。

 

 

 

 ゴクウはMUJAKIな無駄飯喰らい。

 

 これには、三蔵法師もニッコリだろう。

 

 

 

 「まずは駆けつけ一杯、二杯、三倍海王献杯!」

 

 

 

 嬉しげに、職務を放棄する彼。

 

 ゴクウに注がれた、黄金色の液体。

 

 喉に流し込み。その滑らかさに息を飲む。

 

 これが、これこそが……! 

 

 

 

 「これが高級酒の味……」

 

 「ウララ。それは発泡酒だ」

 

 「さすがは、以前行われた。

 G1ウマ娘、格付けチェック。

 最初の数問で真っ先に。

 音速で映らなくなった、ウララさん。

 納得のバ鹿舌ですわね」

 

 「あれはおかゆが悪い。

 良いんだよ。酒なんて、喉元過ぎて。

 酔っぱらえればオッケー。

 ところで、高いのはどれ?」

 

 「これだな。ボルドーグラスは……

 ありがとう。ゴクウ氏」

 

 

 

 トレーナーにお酌させ、今度こそ。

 

 ぐいと飲み干す、命の水。

 

 なるほど、これは。

 

 

 

 「よくわからん」

 

 「ウララ。一気に飲んではいけない。

 まずはそのままの薫りを。

 次にグラスを手で暖め、広がる薫香を楽しむ。

 薫りの次は、いよいよ味だ。

 そっと傾け、少しだけ口に。

 舌の上で転がして、そっと喉に流し込み。

 馥郁たる余韻に浸るものだ。

 少し待て、デキャントを……」

 

 「うるせぇ。瓶ごと寄越せ」

 

 「そこに惚れた。好きに飲むといい」

 

 

 

 トレーナーより、瓶を手渡され。

 

 ラッパ飲みにて、豪快に楽しむ。

 

 うむ。やはり。

 

 

 

 「やっぱよくわかんねーな」

 

 「まぁ、値段とか気にせず。

 楽しんで飲めば、いいのではないか」

 

 「ウィスキーの方が、向いていると思いますわ」

 

 

 

 そのまま、次の瓶を差し出してくるトレーナー。

 

 よく出来た配下だ。

 

 花の愛で方。それを解っている。

 

 このハルウララ。

 

 心の広さには、自信があるが。

 

 

 

 一つだけ、赦せぬことがある。

 

 花の咲き方に、注文をつけられることだ。

 

 己は、全てを魅了する。

 

 満開の桜花絢爛である。

 

 

 

 猛禽類や、ユキオーとやらの粗相など。

 

 無粋な花見客に比べれば。

 

 シバきはするが、可愛いものである。

 

 

 

 酒は、細かい事など考えず。

 

 好きに飲むのが一番だ。

 

 ウィスキーを頂く。

 

 

 

 がぶ飲みする。

 

 スモーキーな薫りが広がる。

 

 チェイサーとして、最高級ワイン。

 

 鼻から抜ける、芳しい薫りに。

 

 目を細め、吐息を吐く。

 

 

 

 花はきままに咲き誇る。

 

 ウマ娘という、花。

 

 観衆という名の、花見客。

 

 

 

 存分に、我らを。

 

 勝手気儘に、愛でるがいい。

 

 だが、咲き方に。文句をつけてはならぬ。

 

 ウマ娘は、盆栽では無いのだ。

 

 

 

 在りし日の、菊花の冠。

 

 三冠目を、サイボーグ栗毛から奪取したおかゆ。

 

 憤る観衆どもに、告げた理事長の言葉。

 

 

 

 『笑止ッ! 勝者を批判する権利などッ! 

 敗者にすら無いッ! 誇り高き冠の価値ッ! 

 穢すことなど、例えURAが許しても! 

 トレセン学園は、決して赦さんッ!』

 

 

 

 幼き身にして、高らかに。

 

 真理を告げる理事長。

 

 感涙したおかゆは、その後。

 

 凄まじいまでの。合法さを以て。

 

 批判した者どもに、地獄を見せていたものだ。

 

 

 

 その点、こやつは合格である。

 

 トレーナーを見つつ思う。

 

 花の愛で方を、知っている。

 

 

 

 寿司の食い方。そばの手繰り方。

 

 以前、食事に同席したURAの高官どもに。

 

 訳知り顔で、正しいやり方とやらを強要された際。

 

 

 

 己は、広い心で以て。

 

 正しい花の楽しみ方を、教えてやったのだ。

 

 今ではやつらも、立派なザギンの職人である。

 

 

 

 こやつは違う。そのままの自分を愛でている。

 

 花の命は短くて。

 

 己はもう、満開を過ぎた。

 

 

 

 だが。

 

 こやつならば、枯れた後。

 

 焼け落ちた、己の遺灰すらも。

 

 愛でて、酒杯を傾けて。

 

 そっと涙を零すだろう。

 

 上機嫌で告げる。

 

 

 

 「うん、いいね。他の酒も行ってみよう」

 

 「これ、一本百万とかでは無かったか……?」

 

 「猛禽類の金だ。わたしの懐は痛まん」

 

 「さすがのウララニズム。

 エルも、このぐらい自儘に。

 私を愛玩してくれると良いのだが」

 

 「お前、どこまで行こうとしてんの?」

 

 

 

 既に相当アカン具合まで。

 

 調教され尽くしている筈だが。

 

 こやつ、どのような花を。

 

 淫らに咲かせようと、しているのか。

 

 嬉々として。カニバまで行きかねぬ。

 

 三十路独身怪鳥の、獄中死は近い。

 

 

 

 ウマ娘警察は、普段は軽い拷問で済ませるが。

 

 リョナの段階に踏みいると。

 

 凄まじい勢いで、下手人をリョナるためだ。

 

 

 

 コンプライアンスを遵守し。

 

 世界の崩壊を防ぐため。

 

 彼女たちは、容赦やウマの心を。

 

 容易く彼方に放り投げる。

 

 ハンムラビ法典を、準用しているらしい。

 

 

 

 「アフちゃんの大望成就と、怪鳥の暗い未来に!」

 

 「「「「乾杯!!」」」」

 

 「ぴよっ!」

 

 

 

 そして始まる酒盛り。

 

 酒には出し物が必須である。

 

 

 

 トレーナーの、ケツ踊り。

 

 アフちゃんの、メイド南京玉すだれ。

 

 マックイーンとゴクウの。

 

 限界バトルは描写できぬ。

 

 版権的に、ギリギリなためだ。

 

 

 

 ゴクウの出身は、花果山である。

 

 決して野菜星ではない。

 

 一方、その頃。

 

 

 

 「でね。その時会長がね?」

 

 「うむうむ。ユキオーちゃん。

 やはり、会長の話をする時が。

 一番愛らしい笑顔を、魅せてくれるのう」

 

 「やはり、オレァ間違っちゃ居なかった。

 百合こそが至高」

 

 「黙れ、燦三郎。

 次にワシの前で、百合好きを僭称してみろ。

 その首。胴体から脱出マジックさせてくれよう」

 

 「オレ、なんか悪いことしちゃいました?」

 

 「やはりこやつ、なろう系……!」

 

 

 

 和やかな歓談。

 

 そこに入る、無粋な通信。

 

 

 

 『おいお前ら。いつまで経っても来ねぇんだけど。

 ウララたちはどうした?』

 

 「おお、銀次郎。奴らなら、今頃酒盛り中。

 あと三時間も待てば、寝こけるじゃろう。

 そうなれば、勝利は容易いぞい」

 

 『酒だとっ!? バ鹿野郎ッ!』

 

 「なんじゃ。あやつらは、ひよこを除き。

 だいたいは、とっくの昔に成人済み。

 コンプライアンスは完全遵守。

 責められる謂われは無いぞい」

 

 「どったの六おじいちゃん? そンなに焦って。

 あっちが勝手に絶不調になってくれるンだよ? 

 もう血管脆いんだから。気をつけてね」

 

 

 

 血相を変える、通信モニタに映る。

 

 ハルウララの、元トレーナー。

 

 一同は、首を傾げた。

 

 何の問題があるというのか。

 

 

 

 『お前らは、アイツの酒癖の悪さを知らねぇ! 

 アイツは、怒り上戸だッ!』

 

 

 

 

 

 

 「シャンパンタワー、入りましたァッ!」

 

 「全ての人バに、ありがとう!」

 

 「いいウマ乗ってんね!」

 

 「ぐいぐい良し来い! ばんばんドス恋!」

 

 「もっと頂戴! いっぱい来い!」

 

 「ババっと一発、重バ場!」

 

 

 

 シャンパンコールは高らかに。

 

 バ場は、十分温まった。

 

 そして、いよいよ真打ちの。

 

 実力をまさに、魅せる時。

 

 

 

 「四番バッター! ハルウララ! 

 ポールダンスにて仕るッ!」

 

 「脱げっ! 脱げッ……!」

 

 「こやつ、本気過ぎる」

 

 「脱げるわけがないでしょう。

 コンプライアンス的な意味で。

 大人しく。座ってシャンパン! 

 呷ってパンジャン! 

 ごちそうさまが! 聞こえない! 

 はしたなくってよ、ツバメさん!」

 

 「このゲーミングお嬢様。

 ホストクラブ通いの疑いが」

 

 「オレをツバメと呼ぶな」

 

 

 

 流れる、オリーブオイルの首飾り。

 

 著作権は、未だ失効していないためだ。

 

 ゴクウより拝借した、如意棒を用いた。

 

 とびっきりの、淫らの具現。

 

 

 

 「良いぞウララッ! オレは今! 猛烈にッ! 

 感動しているッ……! なんたるセクシー! 

 キュートかつ大胆な腰使いッ! 

 オレの如意棒もマックスハートッ!」 

 

 

 

 トレーナーのアツいコール。

 

 いいぞ。もっと声援を。

 

 家で披露した時より。

 

 高まる熱気。

 

 

 

 偏執的な、コール。

 

 わたしが、一番セクシィ! 

 

 もはやゼクシィなど、買う必要も……! 

 

 

 

 ハルウララが、ノリノリで。

 

 ポーズをキメた、まさにその時。

 

 ブチ破られる壁。

 

 

 

 ひょっこり穴から、顔を出す。

 

 元気そうな栗毛と、ぐったりした黒鹿毛。

 

 告げられる言葉。

 

 

 

 「うーん。ここ結構広いわね。

 わりと、満足したわ。

 あら。お遊戯会かしら。

 相変わらずウララさん、お色気ゼロよね」

 

 「く、栗毛はいつか……絶滅……ガクッ」

 

 

 

 背中の荷物をゆすりつつ。

 

 うふふ、とMUJAKIなツルペタ栗毛。

 

 

 

 「おめー、気が合うなぁ! 

 オラの五歳の娘! ゴパンって言うんだけどよ! 

 アイツより、色気がねぇと思ってたんだ!」 

 

 「何を言う! ウララのセクシーポーズに対して!」

 

 「ぴよっ!」

 

 トレーナーと、愛する我が子の反論も虚しく。

 

 

 

 「年増の色気が出ておらぬ」

 

 「当家のババアのポールダンスよりは。

 ちょっとばかり、マシでしたわよ?」

 

 

 

 釣られた愚か者の、量産体制。

 

 なるほど。

 

 

 

 「……トレーナー。

 おさわりを許す。腰を。

 ナッちゃん、こっちへ」

 

 「うむ。役得。

 色気の大放出。疲れただろう」

 

 「ぴよっ」

 

 

 

 罪無き者のみ。生きることを赦す。

 

 選別はもう終わっている。

 

 彼女はにっこりと、微笑み。

 

 

 

 次の瞬間。

 

 枯れ果てる、表情と髪色。

 

 ヒトもウマも。

 

 怒りが限度を超え尽くすと。

 

 最初に笑い、続いて表情を失う。

 

 

 

 激しい怒りと悲しみにより。

 

 ハルウララは覚醒した。

 

 覚醒イベントは、お約束である。

 

 

 

 もはや庭園も必要ない。

 

 瞬時にバ鹿を、わからせる力。

 

 部分顕現にて、最大威力。

 

 

 

 自らを赫怒させるアホが。

 

 三人を超える時。

 

 発動する、新たなる力。

 

 

 

 皇帝は、雷鳴にて。

 

 暴帝は、桜吹雪にて。

 

 衆生にその、真意を悟らせる。

 

 

 

 「汝、暴帝の瞋恚(しんい)を見よ」

 

 

 

 如意棒を核とし、咲き誇る。

 

 先程よりも、色鮮やかな桜花繚乱。

 

 それは、バ鹿どもを床に押し潰し。

 

 

 

 直線上の、部屋に居た。

 

 ジジイ四人を、巻添えにした。

 

 ユキオーは、奇跡的に無事であった。

 

 

 

 高峯 灰二。

 

 北 燦三郎。

 

 甘草 四朗。

 

 市川 五右衛門。

 

 

 

 ジジイども 雑な感じで 再起不能(リタイア)! (字余り)

 

 

 

 

 

 

 つづかない


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