そして! またもや! んこにゃ様(@Nkonya0529)より、拙作のかわいいウララちゃんのファンアートを頂く神展開!
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かわいい(確信)
とってもかわいいウララちゃんを、これからもよろしくお願いいたします!
~前回までのあらすじ~
怪鳥との絆により、目覚めた力。
開帳された、アフちゃんの。
新たな領域、雲竜型。
褐色ロリは、静かに敵手に問う。
ところで、こいつをどう思う。
白髪ロリの、アンサー。
すごく……わかりません。
どうでも良いと、指を差し。
次の瞬間、宙を舞い。
タイトスカートを、抑えるユキオー。
自然主義で、あるためだ。
そして、地面に堕ちたる彼女。
ドヤる敵手に、解説おねだり。
わからなかったらウマに聞く。
社会人になっても、とても重要である。
ノリノリで、解説するアフちゃん。
大分、頭が悪いためだ。
そして、ちょいと口を滑らせた白髪。
激昂した、褐色ロリ。
やきうのおウマさんを利し。
愛する彼女へと。駆け寄るユキオー。
そして、魔法が解ける時間。
おじさんに、涙の別れを告げ。
契約更新。新たな魔法が、掛けられる。
リバーシブル・戦国大名シンデレラ。
ガラスの靴も、草履ももはや過去の遺物。
おじさんと、ノーパンからの卒業である。
「おいジジイ。オレを騙したのか?
あのロリ、飛ばないぞ。
どう見ても、トリじゃないだろ」
「いやぁ。ちょっと夢見がちな。
普通のウマ娘だと、思ってたんだがな」
さすがに、異例が続けば。
心が、大海のように広い自分とて。
苦言を呈さざるを、得ない。
トレーナーは、ジジイに問いただすこととした。
「夢見がちとは?」
「脳内のおじさんとやらと。
喋る時が、稀によくある」
「なるほど。不思議ちゃんなら。
何があっても不思議ではない。
そういうことだな?」
「まぁ。そういうことにしておこう。
俺も正直、よくわかってねぇ。
ウマソウルってのはな。
まだまだ、ヒトの理解を超えてやがる」
「ウマソウルって凄い」
リキシソウルと、トネガワソウル。
不思議に満ちた、異世界ソウルである。
「さて。待たせたね? 先輩」
「マジで待ったのである。
私が待てが得意な、優秀なメイドでなくば。
今頃、わんわんしてるところである」
「犬か駄犬か。はっきりしてくンない?」
「わんわん」
「やはり」
話術で時間を、稼ぎつつ。
ゆっくりと、新たな力を確認する。
「ファル子さんッ! 私の話を……!」
「フラッシュちゃんと話す事なんて。
ファル子、何一つ。無いよ」
エイシンフラッシュの、悲痛な声。
無駄だ。会長は、呪いから完全に脱した。
毎日の、晩酌後。
寝入った彼女へ、あまあま解呪ASMR奉仕。
会長の心の中の、お前のポジション。
このトネガワユキオーが、埋め尽くした。
もはや、声など届く筈も無い。
命を惜しみ、ドイツまで逃亡するなど。
退くべきところは、退くが
だが、それで貴様は。
最も大事な者を失った……!
「こうなれば……! ウララさん!
バナナ……Oh……寝てました」
「ウララちゃんには、興味津々かなぁ」
正妻には、興味あり。
あの桜色は、キャラの濃さは。勿論の事。
常に、番組で共演していたため。
我が奉仕では、居場所を奪えなかった。
だが、まぁいい。
ナンバーワンなど、似合わない。
この身は、奉仕するもの。
第二正妻として。雑に愛されるが本望。
何故ならば。
この身は、彼の敗者の魂。
トネガワソウルを、継いでいる。
自分は常に。ナンバー2狙い……!
「おじさんは、心の中にッ!」
「プレイッ!」
「スタートの景色も、譲らないッ!」
自分の準備が、整ったことを。
敏感に、察したのだろう。
先ほどの、タイムで。
完全にやきう脳になった、葦毛の合図。
反射的に、何処かへ走り出す栗毛。
「ええ……」
こやつら、マジで何なの。
頭を抱える。
「だ、大丈夫であるか? ユキオー」
心配そうな、褐色ロリの声。
バ鹿め。まんまと騙されおった。
でも、お友達としては。とても良いウマ。
ユキオー、優しいウマは大好き。
戦いが終わったら、仲直りしなきゃ。
思いつつ、ほくそ笑む。
この、頭を抱える格好こそ。
利根川幸雄の、お決まりのポーズ。
これこそが。我がルーティン……!
「ぬぅぅ……!」
魂が、熱くなる。
おじさんは、この魂に完全に馴染んだ。
心象風景に、堕ちていく。
洋上の豪華客船。違う。
チームトネガワ。違う。
領域は、ソウルの見た夢。
夢は、一つとは限らない。
だが、核心となる。
最も、強き心象風景。
それは、たった一つだけ。
さらに潜航していく。
おじさんが、抱えていた闇の中へ。
高層ビルと、鉄骨。違う。
エビロォォォォォォッル! 海老谷貴様。
危ない。一番手の掛かった、部下の顔。
海老ロールを、顕現させるところであった。
さすがに、赤座海老では勝負に勝てぬ。
借金を背負うのが、関の山。
恐らく。誤った心象を具現してしまえば。
次に魂を、震わせるまで。
その心象だけでの、戦いを強いられる。
会長に、無様な姿を魅せるなど。
彼女が許しても、このトネガワユキオー。
自分自身が、許せぬのだ。
さらに、深度を深める。
魂が告げる。ここだと。
前世における、会長の笑顔。
耳当てをつけた、ヤツの……!
「これだッ!」
そして。見つけた。
スターサイドビル内部。
十枚のカード。
これだ。これこそが。
我が、真なる武器……!
「フォーリンダウン! 『
「ぬぅッ!?」
心象風景から浮かび上がり。
顕現させるは、皇帝と市民。
握られる、二種のカード。
手首に巻かれる、精緻な時計。
「これは……!?」
駄犬メイドの手には、奴隷と市民。
ウマ耳には、お洒落なアクセサリ。
「なんであるかッ!?」
「Eカード。あンたを地獄に堕とすッ!
わたしの新たなる力ッ!」
「どんなルールッ!?」
「皇帝が強いッ!」
「無いんだけどッ!?」
「質問すればッ!
答えが返ってくるのが、当たり前か……?
バ鹿がっ! 大人は質問に答えたりしないッ!
それが基本だッ!」
「理不尽!」
一喝する。
道理の分からぬ、先輩である。
ウマは、平等ではない。
会長が教えてくれた、真実。
味わい尽くして、地に堕ちろ。
さぁ! 闇のゲームの、始まりだ……!
「デュエル・スタンバイッ!」
「ルールが分からぬッ!」
「甘いぞ凡骨ッ! わたしのターン!
皇帝を、攻撃表示で場にッ!」
「わ、私は市民を防御表示!」
バ鹿め。乗ってきおった。
応じなければ、命を永らえたものを。
「あンたは、高級羽毛布団!
それに、埋め尽くされるタイプッ!
皇帝ッ! 滅びのバースト王権神授ッ!」
「なん……だと……!?」
そして。
「「……」」
「何も起こらないんかいっ!」
スパパァン、と。
両者の頭上に、振り下ろされる。
ゾーリンゲン製ハリセン。
ドイツ仕込みの、ツッコミ。
エイシンスラッシュである。
「「いったぁぁぁぁぁいッ!」」
「……」
頭を抑え、転げ回るロリども。
エイシンフラッシュは、慎重に。
スマートファルコンの、顔色を伺った。
口の端が、微かにひくついている。
やはり。
(お笑いのソウルを。失ってはいない……!)
まだ、目はある。
この身に、リアクション芸人の適性。
それは、皆無である。
クールビューティだからだ。
(ですが……! 修行で身につけた、この力ならッ!)
そう。ツッコミならば。
彼女を、喜ばせてやれる……!
今までは、温存していたが。
まさに、成果を魅せる時ッ!
「ファル子さんッ! 目を覚ましてッ!」
「フラッシュちゃん。芸が楽しめないから。
ちょっと黙ってもらっていい?」
「はい」
やはり。リアクション芸が大好物。
ロリアクションに、ご執心のようだ。
映画も喜劇も、客がうるさすぎるのは、禁物。
感激しすぎた絶叫で。観劇し損ねるなど。
あってはならない、状況である。
エイシンフラッシュは、機会を伺うこととした。
大人しく、下がってロリどもの。
戦いを、後方師匠面で見守る。
「おじさァン!? これ、使えないンだけどッ!」
「おじさんって、誰であるッ!?」
ちょっと掛かり気味な、ユキオー。
もう居ない、おじさんに苦情を申し立て。
返答の無い虚無感に、肩を落とし。
次いで腕時計に、目を落とす。
「ン……?」
文字盤には、時刻以外に見慣れぬ数値。
そして、波打つ何かの線。
これは。もしや……?
「先輩。パンツ丸出し」
「はいてないのである」
波形に、変化なし。
「先輩。後方から栗毛が」
「そんなベタな嘘。騙されないのであるぅおお危なッ!?」
超特急で、褐色ロリを掠める栗毛。
ガチビビリした、駄犬。
「褐色ロリアクション芸人……いいなぁ。
スカウトしたいなぁ」
満面の、笑顔の会長。とてもかわいい。
「ふう。だいぶ満足したわ」
「スズカさん。マウンドに選手以外の立ち入り。
次は見逃しませんわよ?」
「やきう好きよね。マックイーン」
栗毛はどうやら、相当楽しんできたらしい。
せっかく、教えてあげたのに。
ウマの好意を、無駄にするとは。
とんでもない先輩である。
思いつつ、文字盤に目を落とす。
波の高さが、天元突破。
やはり。
「あー!! びっくりした! もー!! びっくりしたッ!」
「なァるほどねェ! こいつは素敵だよ、先輩!」
「むぅ……?」
わかった。この力の使い方。
カードは、フェイク。
本命は、この腕時計ッ……!
「先輩。時に、フォーリンダウン」
「うおッ!? 危ないのであるッ!」
そっと指さし、告げてみる。
一瞬で、飛び退く彼女。
不必要なまでの、飛距離。
再度跳ね上がる波形。
脳内に閃く、ある推測。
「先輩。もしかしてさ。
その領域、
「ま、まっさかー! このアフガンコウクウショーが!
練習不足の部分展開! 使ってみたはいいものの!
あんまり制御ができなくて! 焦っているなど!
あるはずが、ないのであるッ! ふひゅー。すー」
「口笛吹けてないよ? なるほどねェ……」
文字盤に、目を移す。
ばっくんばっくんと、乱高下する波形。
確信に変わる。
「フォーリンダウン『
どうやら、とっても使えるようだね。
……まァ。アフちゃん先輩には。
あンまり必要ないかもだけども……」
「むぅ? どういう能力なのである?」
「先輩じゃないンだから。教えるわけないでしょ」
「けち」
口を尖らせる、褐色ロリ。
とてもかわいらしい。
お友達もいいが、ペットにしてあげるのもソソる。
会長と、正妻の新居。
メイド服を着て奉仕する、自分。
黒鹿毛の、かわいい子ウマ。
庭には、褐色ロリの犬小屋。
素敵な、未来予想図である。
そう思いつつ、指を差し向ける。
「む? 懲りないヤツである。それでは私を捉えることなど……」
「連射したらさ。どうなるのかな」
「やめてッ!?」
跳ね上がる、波形。
悲鳴を上げる、褐色ロリ。
やはり、この力。
相手の、耳のアクセサリから。
その、動揺を見抜く。
勝負に、非常に役立つ力……!
「もっとポーカーフェイスな、相手が良かったッ!
フォーリン、ダウンダウンダウンダウンダーウンダーウンウンッ!」
「連射しすぎィッ!」
びゅんびゅんと、空を駆けまわる。
アフガンコウクウショー。
部分展開した自分なら。
出力を絞れば、連射は容易。
必死な顔で、避け続ける彼女。
だが、制御の利かない領域で。
そんな、無理な機動をしたら?
「あら」
「すごく痛いッ!」
ガァン、と。
栗毛の壁に、衝突する褐色ロリ。
「アフちゃん。いい度胸ね。
さすがに私も、こう真正面から。
大胆不敵に、ナイムネ強調。
ちょっと。とても。すごく腹が立ったわ」
「ご、ごめんなさいなのであるッ! ゆるしてッ!」
珍しい、栗毛の真顔。
握り締められる拳。
慌てて飛び上がる、彼女。
下から見上げ、先程とは違う点に気付く。
「へぇ……」
舌なめずり。
なるほど、部分展開の利点。
こんなところにも、あったのだ。
もっと足掻いて、ドツボにハマれ。
思いつつ、連射を継続。
掠めるだけで、痩躯が揺れる。
なるほど。動揺すると効果アップ。
「はい、ダウンダウンダウンダウンダウン」
「もうッ! ドSゥッ! 恋しちゃいそうッ!」
「やだ。そんなこと言われたら。
わたし、キュンキュンしちゃう。
もっと堕としたくなるじゃン。故意に。
ダウダウダウダウダウダウダウダウダダダダダダダダ」
胸が、ときめくその悲鳴。
とってもアガッてきた。
連射速度が、高橋名人。
会長には、ドMだが。
本来、自分はドS。
会長と出会っていなかったら。
彼女と、爛れた学園百合ラブコメディ。
そんな、運命もあったかもしれぬ。
だが、このユキオー容赦せぬ。
楽しむのは、会長を楽しませてから。
部下として、基本の心構えである。
「ひぃんッ! も、もう持たないッ!
アテンションプリーズッ!」
順当に、アフガンコウクウショーは制御を失い。
「ぬわー!」
「ぐっほ!」
「ウララッ!?」
どことなく、既視感を覚える悲鳴。
アフガン航空、墜落の巻。
つづかない
たまに、おねだりするが吉。
そう伺いましたので。
もしも、面白いと思っていただければ。
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わたくしが嬉しい。ほっこり。
パワー