反省の証に、さらにトビます。自重が。
~前回までのあらすじ~
燕と女神の邂逅。
けもみみは、二ホン人として。
当然の嗜みである。
抑えきれぬ、愛バのウマ耳へのパトス。
叫んだトレーナーは、初めて目にする。
ウマ娘の、闘争の真髄を。
まずは前座から。
片や、エイシンフラッシュ。
黒鹿毛を揺らし、不気味に微笑む。
片や、トネガワユキオー。
白毛と、秀でたおでこを晒し。
警戒を高める。
G1バと、未出走ウマ娘。
格の違いは、明らか。
だが、大番狂わせが無くば。
レースとは、つまらぬもの。
領域の、ぶつかり合い。
閃くレイピア、ストーカー気味な言動。
対する指差し、忠義を叫びてイナバウアー。
計画とは。外部の介入にて、崩れるもの。
巻き込み事故にて、差は埋まり。
そして、
リアクション芸人としての。適性の差。
イジられキャラは、愛される。
世界の真理である。
「さぁ。行きましょう。
彼女とまた出会えるとは、限らない。
ソウルが目覚めるとは、限らない。
でも行かねば、チャンスはゼロよ」
──俺は。どうなる?
「全ての記憶を失い、新たな生を得る。
それがルール。新たなあなたの奥深く。
魂は、眠りに就く。ウマソウルとは違い。
ヒトソウルは、目覚めにくい。
走らないもの、当然ね。
ヒトの本能って、よくわからないわ。
無駄足に終わる可能性は、高い。
でも、好きでしょう? 無駄な足掻き」
──厳しい女神様だ。目覚める条件は?
「ウマならば、その脚で以て。
勝利を重ね、微睡むソウルを自覚して。
ヒトと魂を繋ぎ。そのソウルを震わせる。
ヒトならば。覚醒したウマと、魂を繋ぎ。
そのソウルを、震わせなさい。
かつて、導いたヒトの魂は。
トレーナーとして、魂を震わせた。
前例がある。不可能では無いわ。
まぁ稀に……無念が強すぎる場合。
単独で目覚める場合もあるけど。
レアケースよ。期待するものではないわ」
──トレーナーとは?
「ウマを導く者。そのままの意味よ。
調教師と、厩務員を合わせたようなものね。
ソウルは、未覚醒でも。
新しいあなたに、影響を与える。
彼女を愛する、厩務員のあなたなら。
トレーナーを目指す可能性は、高いわ」
──そうか。では、導いてもらう……前に。
「あら? この世に未練でも?」
──ああ。負け犬の遠吠えを。
この世界に、響かせる。1ヶ月、待って欲しい。
「わたし、そういうの好きじゃないんだけど。
随分待ったし。敗者が勝者に何を言うの?
敗者は黙して、鍛練を積み。
勝ってから煽るのが、気持ちいいんじゃない」
──安心して欲しい。勝者には何も言わない。
言う、権利が無い。ただの自己満足だよ。
「わかってるなら、まぁいいわ。
あなたがやること、興味もあるし……
いいわ、やってみなさい。
女神が許しましょう。見苦しく吠えなさい。
きっと、それには意味がある。
あなたの魂、輝いているもの」
──見ていて欲しい。俺の生きた証など。
要らない。欲しくない。けれども。
彼女の生きた証だけは。この世界に。
「ぬう……!」
「どうした? 様子がおかしいが」
「いや、何か急に……吠えたくなってな」
「犬かよ。お前、ヒトだろうが」
うじうじしている、褐色ロリと。
指先を、黒鹿毛に向けて。
ぐぬぬと唸る、白髪ロリに目を向ける。
「ここは駄犬の多い、宇宙戦艦ですね」
「ユキオーについては、俺の不徳の致すところ。
すまなかった。存分に吠えてくれ」
「まぁ、別に吠えることも無いんだが」
「何がしたいんだよお前」
さて、前座の勝敗はついた。
本命の、勝負の行方は如何に。
「ぬんッ!」
「相変わらず、バ鹿力ッ!」
スマートファルコンは、飛び退いて。
床に突き刺さり、破片を散らす豪腕に。
自らの、劣勢を悟った。
「腰、大丈夫なのっ!?」
「優秀な、トレピッピが居るからね」
ぶらぶらと、ちっちゃな拳を揺らし。
不敵に微笑む、ハルウララ。
自慢か、こやつ。そう思うも。
打開策は、あまり無い。
「鹿毛もかわいいけど。桜が無いと、寂しいね?」
「ちょうどいいハンデだよ。
領域が無くても、わたしは強いからね」
「強がりじゃないのが、腹立つね……!」
舌打ちする。本心からの言葉だろう。
彼女の領域は、回数制限がある上に。
身体への負担も大きく、隙もでかい。
使い勝手が死ぬほど悪い。
まさに、桜の散り様のような力。
役に立ったのは、URA本部を。
一度、更地にした時ぐらい。
だが。領域抜きの戦闘なら。
「ほら、ちょっとテンポを上げようか」
「小パンチ連打はやめてッ!
友達無くすよっ!? ハメ反対っ!!」
「お前はいい友達だったよ」
「過去形ィッ!」
アカン。魅せ技に飽きたようだ。
彼女は様々な技を習得しているが……
本当のスタイルは、ただ一つ。
ステップインからの、ジャブの雨。
マイクで弾くのも、限界がある。
後方に下がり。態勢を……!
「遅い」
「はッやッ!?」
ぎゅりい、と床を蹴る音。
瞬発力が、並みではない。
一瞬で、間を詰められる。
「ハルウララ通常技。ジャブ連打」
「ひええええええっ!?」
慌ててマイクを構えるも。
降りかかる、絶え間ない
みしみしと、軋むマイクの悲鳴。
壁に詰められたら終わりッ……!
「Laaaaaa!!!」
「うぬっ」
マイクに、一瞬の歌声。
これも、遺物のひとつ。
歌劇戦闘用、超小型収音増幅声撃機器。
通称、『
これを軋ませるなど。どうかしている。
思いつつ、増幅された指向性音撃を発射。
ハルウララは、ウマ耳をぺたりと伏せ。
手が止まった隙に、なんとか離脱を完了する。
「あ、危ない……ファルコンピンチだったよ」
「耳が痛い。次は壁に埋める」
「ヒィッ……!」
「会長っ! 頑張ってっ!」
「ぬぐぐ……我が愛は負けません……!」
声援の方を見ると、黒鹿毛を指差し。
領域の維持に、精一杯な様子。
救援は期待できぬ。面白くなってきた。
挑発を試みる。
「もうちょいさ。ウマスタ映えする。
ド派手なバトル、してみない?」
「お前の無惨に敗北した、土下座姿。きっとバズるよ」
「そこをそう言わず! ウララちゃんの!
ちょっと良いとこ、見てみたいィッ!?」
豪、と顔を掠める拳。
アカン。バ耳東風。
話を聞いてくれない。
受けに回ったが、最後。
宣言通り、壁に埋められる。
柱の女は、勘弁……!
「ファル子百烈脚ッ!」
「小パンチ連打」
魅惑の美脚で、彼女より伝授された奥義。
流星の如く、閃く脚線美。
ヒト息子の脚力は、腕の十倍。
走るために産まれた、ウマ娘の脚力。
腕の数十倍は、堅い。
それを手打ちのジャブで、相殺される恐怖。
「相変わらず、インチキッ!」
「百烈脚とは、こう打つのだ」
全身に走る悪寒。
腕であれ。なら脚は?
「元祖。
「栗毛ウォールッ!」
たまたま、足元にカッコウが。
物も言わずに、吹き飛んでいくグラ○ル出演者。
ざまぁみろ。私より目立つからそうなる。
思いつつ、吹き飛んだ先を見る。
「おそらきれい」
「多分生きてるだろ」
抜けるような、青空。
さらば、サイレンススズカ。
「う、ウララちゃん。腰の調子は?」
「絶好調。今なら新記録が出せるね」
「何の?」
「デッドリフト」
「パワー」
歯噛みする。
完全に、当てが外れた。
彼女の柳腰。完全に復調している。
少々時間を稼げば、自爆すると思ったが。
こちらの方が、息が上がる始末。
むしろ、こっちの腰が痛い。
「いいぞウララ。夜の生活には。
腰が最も重要だからな」
「やめてくれ。元担当ウマ娘の。
赤裸々な、ヨルウララは俺に効く」
やつめ。なんと都合の良い彼ピッピを。
マッサージの腕が、常軌を逸している。
笹針を、適当に刺しまくり。
全て成功させたとしても。
ここまでの回復は、見込めまい。
勝ったら、私もしてもらおう。
「ウララちゃん。良い彼ピッピだね」
「やらんぞ。わたしだけの物だ」
「ウララちゃんごと。貰って上げるよ」
「セット販売は、してないよ」
拳を構える、ハルウララ。
現役時代を、思い出す。
ハルウララの戦闘スタイルは、単純。
圧倒的な膂力による、前進制圧。
ただ、それだけだ。
『わたしより、強いヤツを滅ぼしに行く』
ダートのレースは、芝に比べて少ない。
出走レースが、あまり無い時期。
ふと思い立ったように、告げる彼女。
そう言い残し、武者修行の旅に出た。
『やはり。武術など惰弱』
『ウマ娘武術家さんかわいそう』
三ヶ月後。帰ってきた彼女。
背中には、看板の山。
道場破りに、興じていたらしい。
『楽しめたのは、裏闘技場ぐらいだったね。
面白い曲芸を、たらふく見れたよ』
『何人殺したの?』
『生命活動は、止めてない』
ウマ娘武術家としての命は、
『四天王は、強敵だったよ』
『五人ぐらい居そう』
『八王子も、中々良かった』
『旅行の話してる?』
ぱちぱちと、燃え上がる。
ウマ娘武術家の、誇りたち。
焚き火の前で、彼女の横顔を眺めつつ。
自分は思ったのだ。
こいつ、ヤバい。
レース以外で、逆らわんどこ。
「ウララちゃんのトレーナーさんっ!
何でウララちゃんの腰なんて!
治しちゃったのッ!?」
「トレーナーだからだが」
「正論なんて、聞いてないッ!」
「理不尽」
「ほら、もっと足掻け」
「ヒィンッ!」
全身を掠める、拳の流星群。
ひとつでも受けたら、アウトである。
「ウララー。がんばえー」
「むふ。声援はやはりいい」
トレーナーの声に、手を止め。
手を振りファンサする、ハルウララ。
好機ッ……!
「ファル子流星脚ッ!」
「ぬっ?」
どごん、と一発。
会心の蹴りを見舞う。
鋼の塊を、蹴った感触。あかん。
「今、何かした?」
「ノーダメージッ! やってらんないッ!」
ハルウララ。
桜色の暴帝。
自分の世代のトレセン学園の、暴力の象徴。
特徴は、2つ。
とんでもなく、パワーがあって。
とんでもなく、頑丈。
領域の副作用により。
全身の筋力が、通常のウマ娘の。
十倍以上ある怪物。
弱点は、ただひとつ。
「必殺技とかさ。別に要らないよね」
「もうちょい油断してッ!」
己の出力に、自分の身体が耐えきれない。
そのため、彼女が全力で。
その暴力を振るうことは無い。
「しょうがないでしょ? 領域は品切れ。
じゃあ、手加減して戦わないと」
「領域を、出力を上げるためじゃなくッ!
上がり過ぎた出力を、制御するために使うバ鹿ッ!
ウララちゃん以外、見たことないッ!」
「照れるね」
そう。彼女の領域の、部分開放以上は。
本質は、出力を上げるためではなく。
開眼した際に、向上を始め。
今も尚、上がり続ける『力』。
その、バ鹿げた筋力で自壊せぬよう。
自らの、身体を保護するための『力』を受け取る領域である。
桜の大樹を振り下ろしたのは、自前の筋力だ。嘘だろおい。
そのため、領域が使えない状態になると。
手加減した、通常攻撃のみのスタイルになる。
そして、それが一番強いのだ。
開幕領域ブッパで、仕留められずとも。
まったく問題なく、敵手を蹂躙できる。
味方を粛清したのも、同様の理由。
彼女一人で、万軍を殲滅できるからだ。
「ほら、無様に踊れ。
パンチパンチパンチパンチ」
「あわわわわわっ!」
必死に避け続ける。
ジャブの速度は、ヒトの神経伝達速度を越える。
優れた反応速度を持つウマ娘故、なんとか避けられているが……
ジャブなのに、威力は普通のウマ娘の。
右ストレートの、数倍以上。
それが、連射されるのだ。
シンボリルドルフが、肉弾戦による闘いを避けたのも。
頷ける、最終鬼畜兵器である。
「タイムッ!」
「む。しょうがない」
「やったぜ」
「ほらウララ。疲れただろう。マッサージの時間だ」
「んふー。至福」
トレーナーから、ドリンクを受け取り。
寝そべり、気持ち良さそうに。
マッサージを受ける彼女を見て、思う。
勝ち目ないな、これ。
「やっぱ、謝ろうかな……」
「会長ッ!?」
「ユキオー。敗北を受け入れるのは、恥じゃない。
最後に勝てば、いいんだよ」
驚愕の声を上げる、かわいい部下。
だって、無理なんだもん。
ファル子、ミンチにされちゃう。
「いつ勝つのっ!?」
「百人目を産んだ直後とか。狙えばあるいは」
「卑劣ッ! でも、ついて行きますッ!
……じゃ、なくて。会長。領域は?」
「ファル子の領域、ファンがいっぱい居ないと。
クソ雑魚ナメクジだよ? 無理無理。勝てん。
ファル子、ウマドル廃業しちゃったし……」
「会長。ファンなら居るでしょ」
「ユキオーは、確かにファル子の大ファンだよ?
そうでなければならぬ。そうだな駄犬」
「わんッ♡……いや、そうだけど違うよ会長。
わたしはもちろンだけど。全社員、会長のファンみたいなもンでしょ」
「天才かよお前」
そうか。確かに我がフラスプネズミ商事。
社員の頭のてっぺんから、つま先まで。
この、スマートファルコンの持ち物である。
つまり、こうだ。
「タイム終了ッ!」
「む。もうちょい待って」
「しょうがないにゃあ。準備してるからね」
「いいよー。たっぷり負ける準備をしておくといい」
マッサージを、そのまま楽しむハルウララ。
狙い通り。これでゆっくり準備ができる。
「ファル子リヲンッ! リクエストッ!」
「む。領域増幅? いいよいいよ。ファル子ちゃんの領域。
その白髪ロリぐらいじゃ、増幅しても鷹が知れてるし」
「会長をバ鹿にするなッ! 鷹じゃなくて、隼だよッ!」
「ユキオー。ずれてるずれてる。ツッコミどころが」
「お仕置き? お仕置き?」
わくわくと こちら見上げる 白髪ロリ。
「誰がこんな、クソマゾに育てたのかな……」
「俺じゃねぇぞ。お前だろ」
「くそっ。なんて時代だ!」
小芝居を挟みつつ。
リクエストを続ける。
「回線開けッ! 配信準備ッ!
対象、フラスプネズミ商事全端末ッ!
『ファルファル動画』配信開始ッ!」
『リクエスト受理。投げ銭期待しております』
「キェェェェェアァァァァァシャベッタァァァァァァァ!!」
「会長。それわたしがもうやった」
「軽々しい天丼は、NGだよ」
もう一度言おう。なんて時代だ。
無機物まで、喋り出しおる。
思いつつ、艦橋の中空。
華開く、満開のウィンドウ。
『待ってましたッ! ファルファル動画ッ!』
『会長ッ! ファル子ワイン足湯の下賜はまだですかッ!?』
『今日のユキオーたんはッ!?』
『はぁはぁ、ウララたん萌え……』
かわいい社員どもの顔。幸福度数は、天井知らず。
「ビョードー。お前のところの黒服。裏切者が居るぞ。
粛清待ったなし」
『クカカカカカカ! まぁ許してやれ、ファルコンよ!
きっと悩みがあるのだろう。コンプライアンスのためだ。
ちゃぁんと、ワシが。悩み相談してやるからのう?』
『会長ッ! お許しをッ! 出来心だったのですっ!
ハラスメント相談室は嫌だァッ!』
「駄目だ。ちゃんと悩み相談しろ。
私の会社に、幸福でない者が居てはならない」
『会長ぅぅぅぅぅぅぅぅぅッ!』
うむ、と頷き満足する。
「また、悩める子羊を救ってしまったな……」
「お前、何がしたいの?」
「粛清」
「暴君かよ」
何を言うのか。ビョードーのテイアイグループ。
ワシーのキョーセーグループ。その二つを統合した際。
劣悪だった労働環境は、大幅に改善したのだ。
地下施設での労働は。
1日20時間から、19時間へ短縮。
「あんまり変わってねぇだろ」
「だいぶ違うでしょ。たぶん」
給与についても、希望者には。
ユキオーの、私物をたまにプレゼント。
さらに、ボーナスについても素晴らしい。
このスマートファルコンが、楽しんだワイン足湯。
それを、寛大にも下賜してやっているのだ。
負け犬どもには、上等過ぎて涙が出るほどの。
素晴らしい好待遇だろう。私ってすごい。
ひとしきり、説明した後に。確認する。
「みんなー、今幸せッ!?」
『『『『『『『『『『幸福すぎて、泣きそうですッ!』』』』』』』』』』
「ほらね?」
「お前の会社、倒産した方がいいよ」
「解せぬ」
わからないロリだ。そう思いつつ。
「ユキオー。社歌斉唱」
「お任せをッ! ファル子リヲン! ミュージックスタートッ!」
伊達に、燕尾服風の疑似勝負服。着てはいないということだ。
そして、流れるイントロに。
満場一致の、幸福論。
『我ら フラスプ ネズミの下僕 会長称え 今日も労働 72時間 まだ短い
週休0の 奇跡の元で ご褒美いっぱい 会長ワイン 出汁が決め手の 味を知る
ビョードー ワシズー さすがに勘弁 ジジコンでは ありませぬ
ユキオーちゃんを 添えた時 生まれる至福の この感情 ああ フラスプネズミ商事……!』
かぁんと鳴り響く、終業の鐘。
いつ聞いても、良い歌だ。心が躍る。
「さぁ! ノッて参りましたッ! 部分展開ッ!
「いつ聞いても、最悪な名前だな。その領域」
「かわいいと思うんだけどなぁ」
さぁ、ライヴの時間だ。
つづかない
雅媛様 https://syosetu.org/user/349081/ 主催の、短編合作企画に参加させていただきました。
https://syosetu.org/novel/279657/
なんとトップバッター。いいのかこれ。
お読み頂き、気が向けば。
ちょいと下にスクロール。
感想。お気に入り。評価など。
頂ければ、幸いであります。
定期的におねだりしていくスタイル。