リリカルFate 八神を名乗ることになったエミヤ   作:古明地こいしさん

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staynight

もう夜遅くになってもーたなぁ...と

 

「こんな夜更かしはあまりせんのやけど...」

 

たまにはええよね?

時間はとっくに12時を超えて、2月の1日になっている。

本でも読んで夜の空気を味わうのも悪くないなぁ

 

《はやては本を読んで待つ...しかし、彼女の体に聖痕...令呪が刻まれるのに、あと数分もない。気づきもしないから、痛みも感じなかったのだろう。そして》

 

「ふぅ...少し読み耽ってたかも、そろそろ寝な明日に響く。電気も消して...あれ?こないな痣、あったっけ?」

 

手の甲に、丸いような血の滲んだ痕が見える。そっと拭き取ろうとするけど取れへん。

これは一体?

 

その瞬間、家具がガタガタと動き出す

 

「なんや!?」

 

地震...それにしては家は揺れてない。そして眩い光と共に...彼は現れた

 

「アーチャーのサーヴァント。こんな捻くれ者を呼び出す者は一体...まさかこんな子供に呼ばれるとは...」

 

そうしてうちの記憶はそこで途絶えた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アーチャーside

 

車椅子に乗ってる辺り、何か持病持ちと考えるのが自然か。

車椅子に乗ったままだと体に負担がかかるだろうとベッドに移動させたが...

 

「人の気配は無し...まさかマスター1人で切り盛りしているのか?」

 

だとすれば親族、そしてそれを良しとしている大人達はどうかしている

 

ジジッ

 

目眩がする。過去の...俺の考えが過ぎる

 

まさか

お人好しがここで発動するはずもない

しかしマスターであれば別、そして幼子だ。

少しぐらいならば皮肉はいいだろうが、まずは話してから。

そしてちゃんと決めなければ

幸いマスターからの魔力供給...パスは繋がって、そして甚大ではないほどの魔力が流れ込んでいる。

問題は彼女が私の事をどう捉えるか...だ

 

「さて、マスターが起きる前にこの散らばっている本や家具を治すことから始めようか」

 

 

 

 

 

 

 

 

sideout

 

「うーん...」

 

なんや、夢見たんやろか...うちが変な男の人を

 

「目が覚めたようで何よりだ。マスター、ああ、車椅子で気絶されていては体に悪いだろうと配慮したつもりだったが、問題があったか?」

 

前言撤回、夢やない。この不審者は一体なんなんやろか...

 

「えっと...貴方は?」

 

「サーヴァント、アーチャー。それ以外でもそれ以上でもない」

 

サーヴァント...って言うと、従者とか、奴隷とか、そういうやつやったっけ

 

「うち、そないな人雇った覚えないよ?」

 

「君の手の甲に令呪があるだろう?私は召喚されたのだ。君の手によって...しかし...」

 

「どないかしたんですか?」

 

「いや、コチラの問題だ。マスターが気にする必要はない」

 

なんか硬っ苦しいなぁ...明日は検査の日やし、色々と終えとかなあかんのやけど...

 

「少し確認をしてもいいか?」

 

「え?ええけど...何か?」

 

「マスターは魔術について知識は?」

 

「魔術って、童話やないんやから...もしかしてそないな(痛い)人とか?」

 

「そんなつもりは無い...さて、そうなると聖杯からの知識はないこの状況...」

 

聖杯?なんやウチの頭じゃ追いつかん話になってきたなぁ

 

「マスター、私はこれから君の身の安全を守ろう。外敵から守り、敵を滅するための「あー!そない物騒なことあかんて」なに?」

 

「つまるところ、アーチャー...さん?は、家族になるんやろ?遅めになったかもやけど、ウチにとってのクリスマスプレゼントと思って、甘えさせてもらおうかな」

 

アーチャーさんはサーヴァントがクリスマスプレゼントとはマスターは奇天烈な考えだなと言うけど、ウチはせっかく家族ができたんや。嬉しいに決まってる

 

「それで、アーチャーさん、これからどうしよか?」

 

「む、これから...か、私は基本霊体化...消えてマスターの傍にいれるが」

 

「その霊体化?は、ダメや。せっかく家族になったんやから、肌の温もりぐらい感じさせてーや」

 

「それくらいならいいが...」

 

「あとは明日、うち、病院の検査あるから...せやな...なんとかして、戸籍とか偽装できん?」

 

《あろうことか、少女は犯罪に手を染めようとしていた》

 

「容易い事だ。今のうちにやっておこう。遠い親戚で、旅行から急遽帰ってきた...という設定ではどうだ?」

 

「採用や!それで苗字は八神でええとして...あ、ウチは八神はやてや。アーチャーさんの名前は?」

 

「...そうだな...士郎...そう名乗らせてもらおうか、些か不服ではあるが」

 

「ほなら八神士郎...やね。よろしくや、士郎」

 

「その声でそう呼ばれるのは少し気が重くなるが...こちらこそよろしく頼む。はやて」

 

《こうして、2月1日に、アーチャー、エミヤは召喚された。

八神はやての手によって...これからどうなるかは...彼と彼女次第》




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