リリカルFate 八神を名乗ることになったエミヤ 作:古明地こいしさん
「家族みんなでお出かけしてお料理食べるなんて久しぶりや...なんや、ホント涙脆くなったなぁ」
「我々のお陰で主はやてが満足してもらえたのであれば、我々もこれに優る喜びはありません」
「さて、このまま帰るのもいいが...ヴィータはそのつもりはないようだな」
「ケーキ!」
ケーキの模造品に食いついている。
煌びやかで、子供のような顔をして...そう、見た目、年相応の表情をして、食べさたそうにしてる
「ヴィータ、意地汚いよ〜?買うてあげるからしっかりしとき?」
「うん!」
その時、近くで樹海のような物ができた。
その異変の中、魔力があるため結界の中で活動できたのは...我々と、例の連中だけだった
「...どうやら変なものが"ある"ようだな」
「これは一体なんなん?」
急な出来事といえど、2度もありえない事に出くわしている。そのため慣れてしまったのか
いい事と捉えるべきなのか、悪い事と捉えるべきなのか
「ヴィータとシャマル、ザフィーラは帰宅後はやてを守ってくれ。シグナムは着いてきてくれるな?」
「ああ」
「絶対帰ってきてな?」
「騎士の名にかけて」
「君の家族として約束しよう」
そうして私は赤い外套を纏い、シグナムは騎士甲冑を着込んで飛ぶ
「...」
「今回も先と同じ魔力を感じる」
「そうか、で、獲物はあの中から...か、しかしこれは一体何があればこんな出来事になるのだ?」
下には木の根っこと言えるものが生い茂っている
人間が巻き込まれれば精気を吸いかねん勢いで大地から魔力を吸収しているのが見て取れた。
それは私がソウルイーターであるが故に理解できたことであり、最近では魔法も学んで得た答えだ
「手を出すのか?」
「暫くは様子見だ。タイムリミットは10分...それ以上は発生源である人間が耐えられないだろう。その10分までに彼ら彼女らがどうにかできなければ私が撃ち抜く」
「自信満々だな」
「それくらいの英雄の矜恃は持ち合わせてるさ...腐った根性だがね」
最後は聞き取れないぐらいの小さい声で言った。そして10分、ギリギリタイムリミットまでに彼女、高町なのはは封印に成功した...が
「第二波か...シグナム、退路を確保してくれ、撃ち抜く。向こうに念話も飛ばすので、バレないように頼む」
「そういったのはシャマルの仕事なのだが...任された」
「I am the bone of my sword...」
『第二波は私の方で片付けよう。とにかくお前たちは封印の準備をしていろ』
(また体は剣でできている...か、相変わらずの精神力で、自己暗示をかけるのだな。そして弓、となるとカラドボルグか)
「喰らいつけ!
(カラドボルグではない...新たな矢というわけか。また調べ物...いや、効果さえ聞けばそれで良い。今更コイツを疑うことなど必要ないのだから。何せ主が呼び出した最高位の使い魔...主に牙を剥くはずがない*1)
「2度目の砲撃...フルンティングも破壊され、私たちの出番は終わった。退路は?」
「シャマルに陣を繋いでもらった。直ぐに帰れる」
ではそのように移動しようと声をかけ、その場をあとにした