リリカルFate 八神を名乗ることになったエミヤ   作:古明地こいしさん

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シグナムのお宅訪問

「はい...貴女は?」

 

「名をシグナムという、昨夕に褐色の"魔導師"と出会っただろう?ソイツの友だ」

 

ここは敢えて家族という事は伏せておこう。

全てが穏便に事が済み次第話す、これが最善だ。

 

「入らせても?ああ、もちろんこちらのデバイス、そちらに預けよう。敵が武器を持っていては安心できないだろうからな」

 

「...分かりました」

 

レヴァンティンを渡すと室内に入る。気を立てているな、確かにこの少女ならば、私と同等、それ以上に育つやもしれん...いや、それは今関係ないか

 

「"エミヤ"から聞いている。青色の宝石のようなものを探していると」

 

「...はい」

 

「これではないのか?」

 

1つだけ士郎が封印し、隠し持っていたものがここに来て交渉材料に使える。

これを餌に相手を食わせる...そしてぶつかり合わせる...さすが主はやて、そしてその度量を意を決して直ぐに承諾した我らもだが、サーヴァント、従者としての強さを士郎からは感じられた

 

「ジュエルシード!?...いいんですか?」

 

「ああ、持ってくといい。私たちには不必要なものだ。そして我々とエミヤは現地の魔導師だ。あまり暴れてほしくなくてな...こうして出向いた次第だ。手紙もよこさず済まない」

 

「あ...いえ...それで、目的は?」

 

「この街の平和だ。我々の目的はそれに限る。そのためにお前に手をかそう」

 

「フェイト!こんなやついなくたってアタシらで!」

 

私は拳を向けてきた使い魔の拳を握り、投げ飛ばした。それくらいの力が無ければ烈火の将とは言えない

しかし...なるほど、確かにこれはいい使い魔だ

 

「いい使い魔だ。力もいい」

 

「ふざけてんのか!」

 

「いや、これから全面的に私はお前に手を貸そう...その前に...」

 

見るにインスタント食品で済ませてるのか...毎日士郎を通わせないとな...今すぐ連絡を取るか、それの確認も言わなければな

 

「今から料理してもらうものに連絡をするがいいか?昨夕あった褐色の男、エミヤだ」

 

「...念話の内容だけ聞かせてもらえれば...」

 

『"エミヤ"か、少し問題があってな』

 

『なんだ?まさか宝石が足りないなんて事はないだろうな?』

 

『...いや、聞いたら怒るだろうが...この住人はインスタント食品で済ませてるんだ...』

 

『....買い出しをして直ぐに向かう。但しサーチャーなどの類はやめてくれとだけ、こちらは海鳴の平和を保ちたいからすることだから気にするなと伝えてくれ』

 

『...ああ』

 

士郎との話は終えて、金髪の少女に向き合う

 

「というのが内容だが...エミヤは来ても問題ないだろうか?食事を毎日作りに来させる」

 

「え、あ、いや、そんな!?そこまで」

 

そこでフェイトと使い魔に呼ばれた少女のお腹が鳴る

 

「うぅ///」

 

「食べておけ、エミヤの料理は美味いぞ」

 

しばらく話をしていた。ジュエルシードと呼ばれるロストロギア(古代遺産)に込められた力、そして条約を

 

条約1 決してエミヤ以外に話さないこと、そしてエミヤも私以外と話さないこと。

士郎ならば簡単に破り、主はやてに報告するだろうな

 

条約2 エミヤさんが見つけられたならここ、部屋まで持ってきてもらうこと。エミヤさんが見つけたことは私たちのものということ。これでは高町なのはの方に行ったヴィータが不利だが...アイツなら力ずくでなんとかするだろう。それが鉄の伯爵グラーフアイゼンとヴィータの持ち味だ。

 

私も負けてはられないな。あのパワーにどうやりきるか...カートリッジシステムは無しで行く予定ではあるし...

 

 

と、そこでインターホンが鳴る。

 

「遅かったじゃないか、"エミヤ"」

 

「何を食べるか考えてなかったのでな。色々と買い込んできた。入っても?」

 

恐らく私ではなくフェイトに聞いているのだろう。縦に首を振ってる限りは良しと見てるのか

 

トントントンと小刻みに、それでいて早い包丁の音が聞こえる。

2つ目は肉の匂いだ。

これは...主はやてと共に作ったローストビーフか?それを使い魔にか...全く、士郎は優しすぎる

 

「オムライスを作った。卵の部分を横に切ってそこからスプーンで食べるといい。そこの使い魔は少し待ってくれ」

 

「ぐぅ...」

 

「...まだだな」

 

やはり主はやてと共に料理の天才だな...武術に関しては二流もいいとこ、三流と言っていたが...いや、士郎は護りに長けている。

そう、守りが硬いが故に敵を突破した時勝ちをもぎ取れる。

そう言った戦士だ

 

「士郎、私の分もあるのだろうな?」

 

「当たり前だ。でなければお前をここに寄越さなかった。ほら、前に頼んでたカツ丼だ。カツ丼のカツは勝利の勝つからきてる料理だからな。勝てよ」

 

「ああ、言われずとも」

 

そう言って士郎は帰って行った

 

「あー!アタシのご飯!」

 

「アルフ、あそこ」

 

「へ?」

 

さすが士郎、今日の分と明日の分も用意していたとは...さすがだ

 

「さて、この街に問題がないのであれば夜、行動しようと思う」

 

「...うん。ここまでされて無碍にできないから...ただ...母さんには黙っていてほしい。その日は自宅待機、お願いできますか?」

 

「ああ、私はシグナム」

 

「フェイト・テスタロッサと」

 

「...アルフだよ」

 

テスタロッサと共に共同戦線が組まれた

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