リリカルFate 八神を名乗ることになったエミヤ   作:古明地こいしさん

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サーヴァント・士郎という存在

また夢や...

けど、今度の夢は酷いものやった

 

人を殺してる...士郎の姿

 

殺して殺して殺して殺して殺して殺して殺して殺して殺して殺して殺して殺して殺して殺して殺して殺して殺して殺して殺して殺して殺して殺して殺して殺して殺し殺して殺して殺して殺して殺して殺して

 

数えるのも嫌になるくらい、人を殺してた

 

そして私は

 

「はやて?」

 

「ヴィータ...ごめんな、怖い夢見てたみたいや。おはよう」

 

きっと問い詰めてもサラリと躱されるんやろな。

士郎は自分語りが苦手なようやから

 

でも

 

「主はやて、話とは?」

 

「...士郎の事や」

 

「「「「!!」」」」

 

士郎は何食わぬ顔をしている。むしろ平然を保っているのが、さすが歴戦の英雄と言うべきか

 

「私が士郎のマスターであるからか、なんか士郎の生前の夢を見る。これは間違いないな?」

 

「ああ」

 

「そか...今のうちに、その嫌な夢を消してしまいたい。でもそれは士郎を消したいとかじゃない。いい夢に変えてしまえばええんや。だから...話してくれへんか?士郎の...本当のこと」

 

士郎...エミヤは困っていた。まさか答えを得たあとにこうなるとは思わなかったため、しかし

 

side士郎

 

ああ、分かってるよ遠坂。やればいいんだろ?

 

「私の話をするに当たって、2つ注意事項がある。それを守れるな?」

 

皆頷いている。ならばいいと

 

「まず1つは私はちゃんとした英霊ではない...簡単に言えば世界と契約して英霊になった...という感じだ。その世界とは何かは話すから質問はやめてくれ。

そして2つ目は...私はかつて自分殺しをしようとした愚か者だと言うこと。それを踏まえて話を聞いてくれ」

 

5人は黙って頷いてくれた。

今日は雨がきついな...

 

「私の本来の英霊としての名はエミヤだ。しかしそんな英雄は存在しない。

衛宮士郎という魔術師が果てに辿り着いた姿...というものだ。

そしてその時、私は世界と契約してしまった。それによって英霊になった。正義の味方になるためにな...笑ってしまうだろう?そこから世界に押し付けられたのは要らない人間の掃除だ。つまり、要らないと判断された人間を殺す掃除屋となったのだ。

正義の味方が聞いて呆れる。しかし私はそれでも救える人間がいるのならと希望を持っていたが...そこにあるのは後悔だけだった。結局、私は人殺しなのだよ。そしてその掃除屋は終わらない、無限に続くのだよ...そして、衛宮士郎の思っていた夢はただの理想論だと考えたが...」

 

「考えたが...し...いや、エミヤ、何かあるのだろう?」

 

「ああ、私が召喚された世界で、過去の私が希望を持って、答えを得て、正義の味方になるために歩き始めたのだ。だから...だからこそ、八神はやてを守る。そう、たった1人を守るという、個人の感情を抱けばそれは人の感情というものだ」

 

「...なるほど、納得行く話だ...しかし過去に呼ばれた事があった...という事か?」

 

シグナムが質問してくる。ああ、そうだと答えようとするも、喉がはち切れそうなほど、苦しい。

しかし答えなければ、皆に怪しまれるだけの話だ

 

「ああ、未来の私が過去の自分がいた世界に呼ばれたことがある」

 

「ならば主はやてへの忠誠は...」

 

「忠誠などはないが、家族として大切にするさ、なに、これでも元破綻者でね。その大切にする思いぐらいは覚えてるさ」

 

「ならば「もうええ!」主はやて?」

 

「もう家族ぐるみで探り合うのはやめよ?ウチがやり始めたことやけど...士郎は...士郎として、ウチの傍にいてくれるんやろ?」

 

「...ああ、その令呪がある限り、私ははやての味方だ。正義の味方には程遠いがね」

 

「うん。それでええ...ウチらは...家族なんやから」

 

彼女の笑顔が、まるで彼女()のように輝いていた。




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