リリカルFate 八神を名乗ることになったエミヤ 作:古明地こいしさん
朝早くに起きてきたシグナムにコーヒーをいれて渡し、皆が揃うのを待つ。
今日はそうだな...シュニッツェル...カツなど作ってみるのも悪くないか
どうにも彼女らの世界からして、ベルカは地球で言うドイツに近しいものを感じた。
それに肉ならヴィータも喜ぶだろう
「そうとなれば仕込みだな」
物々交換で上物の豚肉を手に入れられた。
脂身たっぷりだ
育ち盛りが多いのと、力強さで言えばちょうどいいだろう
「ほう、肉をヨーグルトに漬けるのか」
「こうすると肉が柔らかくなるんだ」
「なるほど...」
隣でシャマルがメモをしている。が、彼女は天然もののうっかり屋さんだ。
塩と砂糖を間違える定番、お決まりごとを最初に仕出かしたゆえ、あれからは3度チェックを入れるように言ってある。
口にして塩か砂糖かの確認もするように
「人数分は漬け込んだから...あとは夕方、野菜を買いに出かけるか」
「あたしが着いてく!」
「ふふ、ヴィータはアイス買いたいだけやろ?」
「ち、ちが「別にアイスくらい私が買ってきてやるというのに」ぐぬぬ...」
そうして八神家の朝が迎えられる。
焼いた食パンに各々が飲む飲み物、牛乳やコーヒー、それぞれ違う
パンに塗るものも違う。マーガリンにジャム、砂糖など個性豊かだ
「士郎〜、なんやテレビの映りが悪ぅなってもうたんやけど」
「見てみよう。
「そか、ほんなら明日、電化製品屋さん見に行ってテレビ見てこよか」
「ご一緒します」
「私は士郎くんに料理のお勉強会を!」
三者三様、違った反応を見せる。ザフィーラは今も寝ているが
しかしザフィーラを犬で貫き通せるのか?
いや、確かに犬に見えなくもないが、しかし狼と捉えられたら捕まるんだが
「あら、インターホンや。シグナム、出てきてくれる?士郎はこれやし、私も見とかなあかんから」
「はい」
シグナムが出ていって、しばらくが立つ。10分か。そこで念話が飛んでくる
『例の魔力の持ち主だ。主の知り合いなのだろう?なるべく引き伸ばしておいたが、作業は終わったか?』
『それは助かる。如何に魔法を知っていたとしても、
「はやてちゃん、こんにちは〜...凄い家族だね!」
「なのはちゃん!こんにちはや。せやろ?ウチの大切な家族や」
私は引っ込んでいた方が良さそうだな...
「士郎さんもこんにちは!」
「...ああ、私とは別に仕事終わりなどで話せるだろう?今はヴィータや他の家族と話すといい」
「私も席を外そう。シャマル...任せたぞ」
無言で頷くシャマル、私たちは共に外に出て、買い出しに出かける
『あの場に来てしまってはいずれ我々の事がバレてしまうだろう』
『ああ、最悪逃亡生活も考えねばだが...それを良しとはしないだろう。あの
『それは過去の自分と重なり合わせて...か?』
無言でシグナムが引いてるカートのカゴにアイスのソーダ味を入れる。ついでにバニラとチョコも
『洒落か...しかし、あの歳で魔導師とは、管理局も変わったな』
『いや、その管理局とは繋がっていないだろう。だが私の事がバレるのは時間の問題だ。あの時、助けてやった奴の中に私の事に気づいた者がいてな。ソイツがバラしかねん』
『その場合は...戦闘か?』
『いや、私が交渉しに行こう、そうして私を監視の対象から外させる』
「...ならばいいのだが」
念話に飽きてか、声に出して言葉を口にするシグナム
私もせっせと調味料を取り会計を済ませた
「まだこの世界、地球には管理局は関与してないと考えるべきだろう。なのはを巻き込んで1人でやってる所を見るとな」
「これから見かける、若しくは感知すればどうする?」
「無視する。はやての命令がない限りは平和を過ごしてもらいたいからな」
それが一番いい、この光景が...いつまでも続くように
「高町なんとか!!あんまりひっつくな!」
「な・の・は!だよ!なんとかじゃないよ!」
「頑張って覚え〜な?ヴィータ」
「はやて〜、他人事だと思って...あっ!士郎、アイスは!?」
「買ってきたさ、はやてとなのはの分もあるから3人で決めて食べるといい」
誰もが幸福であってほしい...それが無理でも、今目の前の人達が幸福であってほしいという願いは間違いではない。
家族の幸せを願うのは当たり前なのだから
なのはがヴィータと早い段階で仲良しに...
ヴィータ「なってねぇからな!?」