ザエルアポロの完全なる生命を目指すための物語   作:白ノ兎

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もう一度遊べるドン!


五河士道との邂逅

「これが今回の精霊よ」

 

 ここラタトスクの司令官五河琴里が兄であり対精霊の秘密兵器五河士道に言った。

 

「……なあ琴里、1つ聞いていいか?」

 

「何?つまらないことだったら叩き出すわよ?」

 

「いや……これは大事なことだ、琴里」

 

「……言ってみなさい」

 

「あのリサーチャーって精霊──男だよな?」

 

「……男ね」

 

「……すぅ、ええぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!?!?」

 

「うるさい!」

 

「げふっ!?」

 

 士道は琴里に殴られ吹き飛んだ。

 

「うるさいわよ!この壊れたスピーカー!」

 

「いやいや叫びたくなるわ!」

 

「別に精霊が女性だけとは言った覚えは無いわよ?」

 

「そうだけど、そうだけどさ~」

 

 士道は頭を抱えて唸っていた。

 

「ここまで来たら覚悟を決めなさい、というか他に言うことはないの?」

 

 琴里はジト目で士道を見下ろしている。

 

「あ、ああ、ASTはどうなったんだ?」

 

「もちろん全滅よ全員死んでたらしいわ」

 

「……そっか」

 

「そしたらどうするの?あの精霊達を救うのを辞める?」

 

「いや、そんなことは無い俺は全ての精霊を救うって決めたからな!」

 

「よく言ったわ、もし迷うようならまたぶん殴るところだったわよ」

 

「勘弁してくれ……」

 

「まあ、いいわ研究者《リサーチャー》と憂鬱《メランコリー》の場所は?」

 

「はい!今来禅高校入口前を歩いています」

 

「わかったわ士道行ってきなさい!」

 

「わかっているさ!」

 

「さあ私達の戦争《デート》を始めましょう」

 

 そして士道は研究者《リサーチャー》ザエルアポロの元に向かった。

 

 

 

「……ザエルアポロ」

 

「わかってるさ、そこの君コソコソしてないで出てきたらどうだい?」

 

「あ、ああ、すみません」

 

 そこに現れたのは普通の少年だった。

 

「ふむ?君は確か……五河士道君だっけ?」

 

「え?俺の事知ってるんですか?」

 

「知ってるんですか……ね~まあ知っていると言ったら知っているし知らないと言ったら知らないね」

 

「どっちなんだい……」

 

 僕は呆れ半分で聞いていた。

 

「まあ、いいや君は私達に用があるんだよね?どうだい?これからお茶でも?」

 

「え?」

 

『チャンスよ頷きなさい!』

 

「よろしくお願いします!」

 

「まあまあそんな堅苦しく話さなくて大丈夫だよ~?タメで大丈夫大丈夫~」

 

「まった!」

 

 僕はそれに待ったをかけた。

 

「なんだよ~ザエルアポロくん」

 

 憂鬱の魔女はむすーっとこちらをジト目で見ているが冗談じゃない!

 

「憂鬱の魔女、僕達は暇人じゃないんだ早く帰ってCR-ユニットとやらを解析しないといけないし精霊も見つけないといけない」

 

「CR-ユニット!?」

 

「ん?君……これのこと知っているのか?いや……憂鬱の魔女が言うにはあれは自衛隊みたいなものらしいしな知っていてもおかしくないか……」

 

「いや……あはは……」

 

 少年は何故か汗をダラダラ流している。

 

「ふふふ~ザエルアポロくんよく聞きたまえこの少年は普通の少年じゃないんだ」

 

「普通じゃないとは?」

 

 僕は少年をじっと見たが特に変わったところは見当たらない。

 

「実はねザエルアポロくんこの少年はとある組織の秘密兵器!精霊の力を封印できる人間なんだ!」

 

「なんだって!?」

 

「ええ!?」

 

 少年も驚いている見た感じ図星のようだ。

 

「なるほど……そっちから研究材料が来てくれるとは僕も日頃の行いが良かったみたいだね」

 

『士道やばいわ、すぐに戻りなさい!』

 

 少年が背を向けるが。

 

「逃がさないよ」

 

 僕は響転《ソニード》でその目の前に立つ。

 

「ククク……いや~力を封印する力か……そそられるね精霊を見つけたら解析もとい解体しようと思ったが先に君を回収するとしようか」

 

 笑みを浮かべ少年に近づいた。

 

「ま、待ってくれ!」

 

「ん?何だい遺言位は聞いてあげるよ?」

 

「違う!さっき精霊を解析って……同じ精霊なのにか?」

 

「なんだそんなことか生憎僕達は精rもがぁ!?」

 

 瞬間口を塞がれた。

 

「~ばぁっ!おい憂鬱の魔女誰に了解を経て人の口を塞いでるんだ!?」

 

「いやいやザエルアポロくん」

 

 憂鬱の魔女はちょいちょいと手招きをしていた。

 

「なんだい?」

 

「ちょっと精霊じゃないって言うの後にしない?面白そうだし」

 

「そんな遊びに付き合う気は無い」

 

「いやいや遊びじゃないし!ほら精霊がいるならASTの他にも強いのがいるかもしれないしそれらが集まるかもしれないよ?サンプルは多い方がいいでしょ?」

 

「……それもそうだね、というか君なら他にどんな強者がいるのか知ってるんじゃないか?」

 

「いや~全ては覚えてないんだよね~」

 

(肝心なところで使えないな)

 

「まあ、いい付き合ってあげるよ」

 

「ありがとう♡彼氏ゲットだぜ!」

 

「そっちの付き合うじゃないわ!?」

 

「……」

 

 逃げようとする少年の足元に虚閃《セロ》を放つ。

 

「わっ!?」

 

「逃がさないよ君の力を解析すれば僕は更に上の生命体になれるかもしれないからね」

 

「くっ……」

 

「できるだけ傷つけないように殺したいんだ動かないでくれよ」

 

「やぁー!!!」

 

 少年と僕の間に一振の斬撃が通過した。

 

「ほう?」

 

 少年の方を見るともう既に少年の姿は無かった。

 

「なるほど……あれが精霊か」

 

 僕の斜め上に1人の少女がいた




2連続での投稿!頑張った(´;ω;`)
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