「なるほど……あれが精霊か」
「そうだね~」
「おい、そこのピンク髪……シドーに何する気だった」
「何って……ただ──研究材料として殺して持ち帰ろうとしただけさ」
「……!?(ゾクッ)」
「そして君もね?精霊の……名前はなんて言うんだい?」
「夜刀神十香だ……」
「夜刀神十香……ね~」
「なんで名前を聞いたんだ?」
「ああ……それはね君を瓶詰めにした時にその瓶に君の名前を書くためだよ」
「気味が悪いな……何故そんなことする?」
夜刀神十香という精霊は非常に嫌そうな顔をしながら聞いてきた。
「ふん、君に言う必要は無いなお喋りは終わりださあ始めようか」
僕がそう言うと夜刀神十香は剣を構えた。
「私はどうすればいいかな?」
「……そこで寝てたらどうだい?」
「酷い!?」
「はあぁぁぁ!!!」
キンッ!!!
「くっ……これは重いね……僕の鋼皮《イエロ》くらいでは切り裂かれそうだ」
「その割には余裕そうだな」
「そんなことは無いさ──憂鬱の魔女力を貸せ」
「なっ!」
「おや?意外だね君が助けを求めるなんて」
「僕だって学んでるんだ力が未知数な相手に無策で挑むような真似はしないよ」
「了解~じゃあ私も参戦しようかなっと」
憂鬱の魔女はそう言って立ち上がった。
「2対1だが卑怯だなんて言わないよね?」
「当たり前だ!」
十香が剣を振ると僕は斬魄刀で受け少し押された。
「さーて私だけザエルアポロくんの能力知っているのも何かと不公平だし私の能力も見せて上げよう」
なんか僕が戦っている間にそう言って一振の斬魄刀を取り出した……って斬魄刀!?
「憂鬱の魔女君は死神なのか!?」
「なわけなかろうに私は憂鬱の魔女それ以外のなんでもないさ!」
僕の疑問を憂鬱の魔女は一蹴した。
「おい……」
「じゃあ何故斬魄刀を持っている!」
「簡単な話だよこれはとある破面に能力ごと奪ったんだ」
「奪っただと?」
「おい、聞いてるのか?」
「君は黙ってくれたまえ!」
「う、うむ……」
夜刀神十香は黙った。
「私の能力は『相手の能力を改造し奪う能力』この斬魄刀は破面から力を奪った時の副産物さ」
「相手の能力を……」
「改造し奪う……だと……!?」
(なんだそのデタラメ能力は!?ふざけてやがる夜刀神十香も目を丸くしているぞ)
「いや~まあビビるよね私でもビビるわ~」
「……何故今話したんだい」
「さっき言ったじゃん不公平だからだよ私は契約者とは対等でいたいからね?」
「対等……ねぇ」
「じゃあ実際に改造し奪った能力を使ってみましょう~登れ──烈狩流星《エストレア》」
何が対等だ完全に支配者の力じゃないか。
リリィスミスの能力の元ネタは黒子のバスケの灰崎の強奪《スナッチ》です