ミサトはシンジの大好きなお姉さん ~碇シンジ養育計画~   作:朝陽晴空

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家族のかたち 心のかたち

「今まで俺の誘いを断っていた君が応じるなんて、どんな風の吹き回しだい?」

「加持君ってば、何でもお見通しなくせに」

 

 リョウジとミサトは、夜のレストランで食事を共にしていた。

 ファミリーレストランではなく、大人の恋人たちがデートをするそれなりの場所である。

 

「他人の心を見通す事なんて出来ないさ。せいぜい、こう思っているんだろうと推測しているだけだ。他人の心を完全に理解できるのは、物語を書いている神のような存在か、人の心を読む能力を持っている使徒か何かさ」

 

 支払いはリョウジが持ってくれるとは言え、ミサトは自分がこの場に居る事が場違いなのではないかと思い落ち着きが無かった。

 

「君は十分にこの店の品格に釣り合った美しさを持っているよ。そのプチプラのネックレスを除けば、だけどね」

「もう、意地悪ね、加持君ってば」

 

 ミサトが首から下げている金色のネックレスはシンジからプレゼントされたものだ。

 前のクロスネックレスを身につけるとシンジがとても悲しそうな顔になるのでいつも身に着けるようになってしまった。

 

「俺と食事に行く事は、シンジ君には話したのか?」

「当たり前でしょ? 下手な隠し事をすれば、シンジ君を不安にさせるだけだもの。それとたまにはアスカと二人きりにさせた方が良いのよ」

 

 ミサトは悲し気な表情でリョウジから顔を反らしてそう答えた。

 

「君は二人をくっ付けたがっているみたいだが、本当にそれで後悔はしないのか?」

「あたしはシンジ君の親代わりなのよ。シンジ君を育てあげるのがあたしの役目。シンジ君があたしの事をどう思っていようが、そんな資格は無いのよ」

「人を好きになるのに資格なんか要るのか」

 

 リョウジはそう言ってため息を吐き出した。

 高級料理やワインを楽しむはずの二人の表情は、いまいち冴えなかった。

 

「俺の誘いに乗ったのは、他にも狙いがあるんだろう? 何か俺に聞きたい事があるようだな」

「回りくどい真似は嫌いだから単刀直入に聞くわ。加持君、ネルフは地下に何を隠しているの? あの渚カヲルと言う子と一緒に見たんでしょう?」

 

 ミサトは真剣そのものの表情でリョウジに尋ねた。

 自分は監視の目が厳しすぎてネルフの地下へは近づけない。

 危険な人物とは分かりながらもリョウジに接近する事を決めたのだ。

 

「こんなレストランで話せる内容じゃない。近くのホテルで部屋をとって話そうじゃないか」

 

 この界隈にあるのはラで始まって、ブで終わるホテルだ。

 リョウジは情報と引き換えにミサトの身体を要求しているとでも言うのか。

 覚悟を決めようと、ミサトは慣れないワインをがぶ飲みするのだった。

 

「……全く世話の焼けるヤツだな。温泉旅行の時も酔い潰れて居なかったか?」

「うるさいわねぇ」

 

 リョウジに肩を借りて歩くミサトはろれつが回っていない。

 このままホテルに行ったら警察に通報されそうな状態だ。

 それにミサトの帰りがあまりにも遅いとシンジが心配する。

 今日の所は運転代行を呼んでミサトを家に帰す事にした。

 

「……わざわざ送ってくれてありがとうございました」

 

 シンジは丁寧な口調でお礼を言ったが、リョウジを見つめる目は刺すように鋭かった。

 酔い潰れた女性と言うのは身体が重く、成人男性でも運ぶのは一苦労である。

 しかしシンジはリョウジの助けを丁重に断り、自分一人でミサトを部屋まで運ぶと言った。

 歓迎されていない雰囲気を感じたリョウジは早々に退散する事にした。

 アスカが不機嫌な顔をしてミサトを苦労して運ぶシンジの後姿を見ている。

 ほんの数年前まではリョウジに気のある素振りを見せていたが、ミサトと張り合ううちにシンジの方へと気持ちが傾いてしまったのか。

 

「シンジ、今のミサトならやりたい放題よ。アタシは黙っててあげるから、やっちゃえば?」

「そんなの、出来るわけないだろ」

「じゃあ、代わりにアタシとやる?」

 

 アスカはそう言うと、中学生だった頃より成長した自分の胸を寄せてシンジに見せつけた。

 

「からかわないでよ、アスカは加持さんが好きなんだろ?」

 

 シンジは怒ってそう言うと、自分の部屋へと戻ってドアを閉ざしてしまった。

 

 

 

 しばらくして、今度はミサトの方からリョウジを食事に誘おうと声を掛けた。

 酔っぱらって迷惑を掛けてしまったお返しと言う口実だった。

 

「まどろっこしい事は無しにしよう」

 

 リョウジの運転する車は、ドライブイン出来るホテルへと直行した。

 ミサトは大胆過ぎるリョウジの行動に、心の準備が追いつかなかった。

 

「あたし、シャワーを浴びるわね。汗臭いし……」

「そのままで構わないさ」

 

 浴室で気持ちを落ち着かせるつもりだったが、リョウジの言葉には逆らえなかった。

 こうなる覚悟は決めていた。

 ミサトは服を脱ぎ始めた。

 リョウジも服を脱ぎ、お互いに生まれたままの姿となった。

 ミサトはシンジ以外の男性の裸の姿を見た事が無かった。

ベッドに横たわったミサトにリョウジが覆いかぶさろうとした時、ミサトは呟いた。

 

「助けて、シンちゃん……」

 

 リョウジは動きを止めると、深いため息を吐き出してトランクスとズボンを履き出した。

 

「ちょっと加持君、今のはタンマ! 炭酸マグネシウムの略じゃなくて……」

「いいさ葛城、無理しなくても」

 

 そう言ってリョウジはミサトに服を着るように促した。

 

「葛城、ネルフの暗部に手を出すのはよせ。さもないと、()()()()()()()()

「それってどういう意味? 加持君、あなたかなりヤバい事になっているの?」

 

 完全に服を着終わったミサトは不安そうにリョウジの顔を見た。

 

「ネルフに不信を持っている事も気取られるな。葛城を巻き込みたくない。でももし俺の身に何かがあったら、俺のGooooooooogleドライブのファイルを見て欲しい。そこならヤツも直接手出しは出来ないはずだ。オーナインシステムの解除方法は赤木博士が知っている」

 

 ミサトはネルフの陰で大きな陰謀があり、リョウジは黒幕の正体に迫っているのだと悟った。

 しかしネルフに不信を持っている事を悟られないようにするのは難しい事だと思った。

 ここまでコウゾウにひた隠しにされると、知りたくなってしまうのが人の性と言うものだ。

 

 

 

 またミサトがリョウジとデートをしていると知ったシンジは、自分の中でドロドロとした嫉妬心のようなものが湧き上がって来るのを感じていた。

 ミサトがシャンプーの香りをさせて家に帰って来たら、それはリョウジと何かがあった証拠となる。

 イライラと落ち着きのないシンジに、アスカも下手に声を掛けられなかった。

 目の上のたんこぶのはずだったミサトが居なくて清々するはずだったのに、このギスギスとした雰囲気は何だ。

 この三人の家族はミサトによって支えられて居たのだとアスカは実感した。

 早くミサトが帰って来てくれないかとアスカがヤキモキしていると、シンジのスマホが鳴った。

 

「えっ!? はい、分かりました」

 

 電話はリツコからで、シンジ一人でネルフの赤木博士の研究室に来て欲しいと言う内容だとシンジはアスカに話した。

 

「また新しい武器の開発かもしれないね」

「だったらどうしてアタシもネルフ本部に呼ばないのよ」

 

 そう言ってアスカは顔をむくれさせた。

 シンジは家を出てすっかり暗くなった夜道をネルフ本部へと向かう。

 

「何でまた胸がこんなに痒くなるのよ」

 

 自分の他に誰も居なくなった家で、アスカは自分の胸をかきむしるのだった。

 

 

 

 ネルフの赤木博士研究室についてリツコと二人きりで対面したシンジは嫌な予感がした。

 また自分が服を脱いで裸にならなければいけないのかと思ったが、白衣を椅子に掛けて服を脱ぎ出したのはリツコの方だった。

 

「あの、リツコさん? 一体何を……」

「私、あなたのお父さんには何度も抱いてもらった事があるのよ」

 

 戸惑うシンジの前で、リツコはさらにシンジを混乱させる事を言い出した。

 父さんがリツコさんと不倫を重ねていた?

 母さんと仲良しだったのに、小さな僕やミサトさんも家族だったのに?

 シンジは今まで描いていた家族像がガラガラと崩れて行った。

 

「シンジ君。あなたは高校生になって随分とあなたのお父さんに似て来たわ」

「顔は母さん似だって言われますけど」

 

 シンジは精一杯の抵抗としてリツコに言い返した。

 

「シンジ君、あなたのお父さんとお母さんの秘密を知りたくない? ミサトも知らない事件の真実を」

 

 リツコが下着姿になると、シンジはゴクリと唾を飲み込んだ。

 それはリツコの驚愕の言葉によるものなのか、リツコのほぼ裸の姿を見たからなのか、多分両方だ。

 

「ミサトに比べれば劣るかもしれないけど、男をいかせるテクニックの方は私の方が上よ。シンジ君が私に抱かれる事、それが私が秘密を話す条件」

「リツコさん、止めてください! こんなのいつものリツコさんらしくないですよ!」

 

 シンジがそう叫ぶと、リツコはタバコを取り出して煙をシンジの方に吐き出した。

 タバコの煙を吸ったシンジが思わずむせる。

 

「私は科学者である前に、女でもあるの。母さんもそうだったわ。親子そろってバカね。それでシンジ君、どうするか決めた?」

 

 リツコに尋ねられて、シンジは答えに詰まった。

 両親の事件の真実は知りたいが、良心の呵責に苛まれてしまう事になる。

 

「まさかリツコの悪魔の取引に応じるほどバカシンジじゃないわよね……」

 

 アスカは赤木博士研究室のドアを薄く開けて中の様子をうかがっていた。

 電車でネルフ本部に向かうシンジを尾行するなど簡単な事だった。

 家で一人で居ても耐え切れないと思ったアスカは、この胸の疼きを何とかしてもらおうとも思ってネルフ本部に来ていたのだった。

 

「パターン青、使徒です!」

 

 日向マコトのアナウンスの声がネルフ本部施設内に響くと同時に、第一種戦闘配備が敷かれた。

 リツコはいそいそと服を着て、シンジと共に司令室へと向かう。

 アスカはタイミングを見計らって、司令室へと行った。

 連絡を受けてからアスカが到着するまでの時間は早過ぎるのだが、誰も咎める者は居なかった。

 現れた使徒の名前は『荒光 樹絵瑠(あらみつ・じゅえる)』。

 上手な絵が描けるアイドルとして、『アラエルちゃん』の愛称でファンも多かった。

 しかしある時からSNSツール『インスタントン』で抽象画の公開を始めてから様子がおかしくなった。

 脱税をしていた大企業の会長が重役と共に謝罪会見を行った。

 全員頭を下げて、真摯に許しを請う内容だった。

 アラエルはその場に居た全員が、まるで反省の色を見せていない表情を描いた風刺画をSNSに公開したのだ。

 世間一般の人々からは称賛の声が上がったが、会長たちの方はたまったものではない。

 緊急株主総会で会長を含めた全員は解任となり、恨みを買ったアラエルはアイドル界から追い出される形で姿を消した。

 ネルフは各地で起きている暴露事件を彼女の仕業だと判断。

 人の心を読む事の出来る使徒アラエルと命名した。

 

「人の心を読むことが出来る使徒とは、戦闘面でも厄介ですね……」

 

 ミサトは腕組みをしながらそう呟いた。

 格闘戦においては動きを先読みされて回避されてしまう。

 フェイントを掛けようにもそのフェイントまで読まれてしまうので意味が無い。

 飛び道具もATフィールドに阻まれて効果は薄かった。

 

「今までアラエルが警察に捕まらなかったのも、その能力が原因でもある」

 

 人は誰しもオープンに出来ない心の秘密を抱えているものだ。

 やましい事をばらすぞと脅された者は、彼女の内通者となってしまうのだ。

 警察や戦略自衛隊が組織的に捕まえようとしても、逃げられていた。

 

「今回はネルフのスポンサーである大手メディア会社『ゼーレ』がアラエルの標的にされたので、キール会長自ら私に助けを求めて来た」

「ゼーレの出資が無かったら、ネルフの財政は傾いてしまいますね」

 

 コウゾウの話を聞いたマヤはそう呟いた。

 ゼーレは適格者であるシンジたちが使徒を倒す場面の放映権を独占している事で多額の利益を得ているWin-Winの関係だった。

 アラエルは適格者による使徒の逮捕劇を見世物にしているゼーレを狙って来たのだろうと推測される。

 既に彼女の告発で、ゼーレのパワハラ上司が懲戒免職になっている。

 現時点では正義の使徒であるが、ゼーレとしては放置できない。

 従業員や社員たちはテレワークをさせているが、自衛手段にも限界がある。

 

「ロボットなら心が無いんだから、使徒にやられる事は無いんじゃない?」

「アスカ、ロボットはATフィールドを持つ事が出来ないんだよ」

 

 いつも馬鹿にしているシンジに指摘されたアスカは渋い顔になった。

 

「それなら、レイはどうなのよ」

「レイもただのロボットではないわ。人間に近い心を持ち合わせている」

 

 アスカの質問に、リツコは冷静な表情でそう答えた。

 戦術核を使えば使徒を倒す事が出来るかもしれないが、それは実現不可能な話だ。

 ラーソンシティを使徒と共に戦術核で消滅させる方法を選んだアメリカのバカラ大統領も、馬鹿な事をしてしまったと三日後に辞任している。

 

「僕たちが倒すしかないんですね」

「キール会長からも頼まれてしまっている。私も、君たちを戦わせるのは非常に心苦しいのだが……」

 

 シンジが尋ねると、コウゾウは苦渋に満ちた顔をした。

 使徒アラエルが物理的に危険な攻撃をして来た記録はない。

 だがATフィールドを破るには適格者であるシンジたちの力が必要だ。

 

 

 

 後日ゼーレの本社の入口に、使徒アラエルは堂々と姿を現した。

 キール会長自らメディアを使って、使徒アラエルとの対談を呼び掛けたのだ。

 明らかな罠であるにも関わらず、彼女はやって来た。

 対談は受付のロビースペースで行われる段取りとなっていた。

 受付のロビースペースで使徒アラエルを待っていたのは、キール会長の他に、ミサトやシンジたち三人の適格者の姿があった。

 

「やっぱりあたしを捕まえるつもりだったのね」

 

 アラエルはアイドル時代に着ていた赤いドレスを着ていた。

 

「アンタをこれ以上野放しにしていると困る人たちが居るのよ」

 

 皮肉めいた笑みを浮かべる彼女に向かって一歩踏み出したのはアスカだった。

 

「あんたのように? あんたは隣に居るシンジを襲ってしまえば自分のものに出来ると思っている。自分をキズモノにした責任を取れと迫れば、シンジを束縛出来ると考えている」

 

 アラエルがペラペラとアスカの心の内面を話すと、アスカは大量の涙を流して崩れ落ちた。

 

「知られちゃった……アタシの汚い心、シンジに知られちゃったよ……」

 

 泣き続けるアスカに、シンジは掛ける言葉が見つからなかった。

 そんなアスカを抱き締めたのはミサトだった。

 

「アスカ、後ろめたい感情を心に浮かべる事は決して罪ではないわ。誰かを殴ってやりたい、と想像しても、実際に殴らなければ暴行罪にはならないでしょう? だからアスカは悪くない」

 

 ミサトに説得されて落ち着いた事で、アスカの左半身が痺れるような感覚は収まった。

 でもまだ問題はシンジがどう思っているかどうかだった。

 アスカは怖くてシンジの顔を見れない。

 

「大丈夫、アスカは僕にそんな事はしないって信じてる。だから僕はアスカを嫌いになったりしないよ」

 

 シンジがそう言うと、アスカの胸の疼きも治まり、呼吸も落ち着いた。

 アスカはもう平気だと判断したミサトは、使徒アラエルの方に向き合った。

 

「アラエルちゃん。あなたは急に人の心が分かるようになって、最初は人々の悪意を公表して正義の味方になろうとしたんでしょう? でも、次第にあなたに悪意を向ける人の数が増えて行って、親しかった人もあなたを恐れて離れて行った。だからこんな能力を消してしまいたくなった。安心して、ネルフならあなたを普通の女の子に戻してあげられる」

「ミサトさん……」

 

 アラエルはミサトの言葉に嘘はないと読み取っていた。

 張り詰めていたATフィールドを解いて、ミサトに向かって泣き笑いの表情を浮かべて手を伸ばすアラエル。

 そんな彼女の頭が、大きな轟音と共に消し飛んだ。

 銃声とは言えない生易しいものではなかった。

 遠く離れた場所から、使徒ラミーを狙撃したような超長距離武器が使用されたようだった。

 

「キール会長、これは一体どういう事ですか!? 彼女は投降の意思を示していたはずですよ!」

「確実に使徒を殲滅させるようにと言う私の頼みが、過剰な攻撃を加えてしまったようだ。使徒がATフィールドを展開していれば、これほどまでにはならなかっただろうに……」

 

 ミサトに詰め寄られたキール会長は無念さに満ちた声でそう呟いた。

 両目をバイザーで覆っている彼の表情は読み取る事は出来ない。

 しかしミサトは彼の漏らした独り言を聞いてしまった。

 

「これでは放送する事は出来んな……」

 

 この呟きを聞いたミサトは、全身の血が逆流するような怒りを覚えた。

 しかしネルフのスポンサーを殴ってしまうわけには行かない。

 キールに対する自分の憤りを悟られないように、ミサトはキールに一礼をした。

 今一番大切な事は、シンジとミサト、アスカの三人の家族を守る事だ。

 

 

 

「アスカ、家に帰ったら「ただいま」でしょう?」

 

ミサトにそう言われたアスカは驚いた顔をした後、嬉しそうな顔をして「ただいま」と呟いた。

 

「「おかえり」」

 

 シンジとミサトがアスカを温かく迎える。

 

「それでシンジ、今日の事なんだけど……」

「うん……僕は今まで女の子と付き合った事が無いから、付き合うってどういう事か良く分からない。一緒に出掛けたりしたこともあったけど、それは家族だから当たり前だって考えていた」

 

 シンジはそこまで言って、言葉を止めた。

 自分がミサトに抱いている姉以上の想いは恋心なのか。

 アスカが自分に家族以上の想いを抱いている事に対してどう答えれば良いのか。

 

「姑息だと思われるかもしれないけど、僕の返事はしばらく待ってくれないかな。しっかりと考えてから返事をしたい」

「分かった、でもアタシに同情して、とかそう言うのはイヤよ」

 

 シンジとアスカの関係が落ち着いたと見えたミサトは、ホッとため息を漏らした。

 

「それじゃ、今日はあたしが腕によりをかけて夕食を作るから楽しみにしてね!」

「アタシも作る! だってミサトはアタシのライバルなんだから」

「やあねえ、あたしはシンちゃんのお姉さんよ」

 

 新たなスタートを切った家族三人は、温かい笑顔に包まれていた。

シンジとミサトの関係について

  • R15(?)の現状でいい
  • 姉弟の関係に徹するべきだ
  • アスカやリツコとの三角関係が来い!
  • より激しく!もっと激しく!さらに激しく!
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