ガンダム? そんなことよりスーパーロボットだ! 作:神咲胡桃
試しに戦闘シーンを三人称視点にしてみました。最後にアンケートがあるのでお願いします
GPベース、宇宙ステージ。
広大な小惑星群が中央に配置されたステージに、二つの光源が飛んでいた。
否、片方の光源がもう片方の光源に踊らされていると言った方が正しいか。
そんな踊らされている光源――白く塗装されたアッシマーを操縦しているファイターは、見えなくなった相手を気にして、しきりに背後を確認していた。
「くそ……どこに行ったんだ……っ!? 上!?」
上から降り注いだ銃弾の嵐を避けると、アッシマーはMS形態へと変形。銃撃してきた相手――VF-171 ナイトメアプラスへと大型ビームライフルを撃つ。
ガウォークだったナイトメアプラスは軽快な動きでビームを躱すと、ファイターへと変形する。MA形態へと変形して逃げるアッシマーを追いかける。
アッシマーはデブリが邪魔をして思うように速度が出せない。それとは対照的にナイトメアプラスはブースターの偏向ノズルの特性を生かし、時には脚部を展開してデブリを回避しつつアッシマーを追う。
「もらった!」
ナイトメアプラスがアッシマーの背後につくと、上部左側にマウントされている『対空母用大型対艦ミサイル センチネルAVM-11R』から4つのミサイルが放たれる。
アッシマーがミサイルを避けようと急に方向を転換したことで、デブリに衝突してしまう。
その隙を逃さず、ナイトメアプラスはバトロイドへ変形し、右腕にマウントされた『バジュラ用MDE粒子反重力砲』を構える。
次の瞬間、一条の閃光がアッシマーを貫いた。
◇◇◇
「ふぅ、ようやくナイトメアプラスの操縦にも慣れてきた……」
「アーマードパックの出来はどうだった?」
「さいっこう!」
ヒメと一緒に帰り道を歩く。話の話題は、ついさっきのアッシマーとのガンプラバトルについてだ。
初めてガンプラバトルをした2日後。ヒメが新たに作ったナイトメアプラスの装備、アーマードパックの具合を確かめるために、ガンプラバトルをしに来た。
アーマードパックは歴代マクロスシリーズにおける後付けの武装だ。
基本的には火力の増強の面で用いられ、VF-171を運用していた新統合軍では基本的に指揮官機が使用している。もっとも、激情版マクロスFだと普通にみんな使ってたりするんだけど……。
「それにしても、良かったの? こうやって普通にガンプラバトルしてて」
あの日、ヒメからガンプラ以外のプラモデルを使うことに関して、苦言を呈された……のだが、何事もなかったかのようにこうしてガンプラバトルをしている。というより、アーマードパックを試すことを誘ってきたのもヒメからである。
「別に構わないよぉ? むしろ、いくらか話題になってもらいたいくらいだからねぇ?」
「どういうことだ?」
「まあ、それはまた言うさ。それより、次のロボットなんだがね」
「VF-25でしょ?」
「そうしたいのは山々だが、もう少し待ってくれ。ピンポイントバリアがまだ作れなくてね」
「別になくても良いんだぞ? 攻撃は避けることがメインだしな」
「私が納得いかないんだ。ナイトメアプラスには妥協したからな。メサイアは妥協したくない」
うーむ。メサイアはまだ使えないのか。ここまでヒメを手こずらせるとは……恐るべしピンポイントバリア。
だがそれなら仕方ない。しばらくはVF-171でがんばるかーと思っていると、それは良い意味で裏切られた。
「VF-25はまだかかるが……代わりにこいつを作成するつもりだ」
そう言って見せられた、ヒメの携帯の画面に映った完成予想図。
それを見た瞬間、VF-25がまだできないことへの小さな不満は、完全に吹き飛んだ。
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空飛ぶたまご
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