ありふれない神器で世界最強   作:ヘルメス・トリスメギスタス

1 / 6
突然思いついた。続くかは気が向いたら。


プロローグ

 「ハジメ。借りてたラノベ返すぞ」

そう南雲ハジメに声を掛けてきた男子生徒がいた。

声を掛けてきたのは神威ジン。

この少年、実は転生者である。

死因は子供を突っ込んできたトラックから守っての死。

死後、その魂はゼウスの元に運ばれた。

「ひょひょ。子供を救おうとした行動に興味がわいての。

どうじゃ一つ賭けをせんか?」

「賭けとは?」

「アムプロシア…ワシの血がその瓶に入っておる。

それを飲んで死ななかったら神として転生させてやろう。

無論特典を付けてな」

「死んだ場合は?」

「魂の完全消滅…つまり宇宙の塵になり何の救済もない」

「…………」

「お主は正しき者の味方でありたいのであろう?

そのために鍛えてきたのであろう?」

「……その申し出受けよう」

そしてジンはアムプロシアを飲み干した。

ドクンッ!!

「うぉおおおお! うぉおおおおお!」

身体が内側から灼ける程の痛み!

魂が悲鳴を上げる!

それがしばらく続きそして……。

「はあ……はあ……」

ジンはそれに耐えきった。

「ほう。見事に耐えきってみせたか。

約束を守ろう。何が欲しいかの?」

「それならば『終末のワルキューレ』の力を頂きたい」

「よかろう。デメリットは無しでその力を特典としよう」

「ありがとうございます」

「では良き神生をの」

こうしてジンは転生した。

 

 「ハジメ。檜山達から何か嫌がらせは受けてないか?」

「大丈夫だよジン。ジンが絡まれているのを助けてくれて以来ちょっかいはないよ」

「そうか。困ったら頼ってくれ。俺は常に正しき者の味方だ」

「南雲君、神威君。おはよう」

クラスメートの白崎香織が挨拶してくる。

それにハジメとジンも挨拶を返した。

ハジメとジンが香織と会話をしていると、八重樫雫、天之河光輝、坂上龍太郎が話に入ってきた。

ジンは光輝が苦手だ。ジンの正義と光輝の正義は似て非なるものだからだ。

ハジメに対する態度も気に入らない。他人の人生に口を出す必要はないと思っているからである。

やがて始業時間になり、ジンは席に戻った。

ハジメが居眠りを開始したのを見て、やれやれと思ったのだった。

 

 お昼休み。ジンはハジメをお昼に誘おうとした。

だが、その前に香織がハジメをお昼に誘っていた。

「ハジメ、ゼリーだけか? 俺のパンを分けてやろうか?」

そう言ってハジメの前にたくさんのパンを出すジン。

「それなら私のお弁当を分けてあげるよ」

そう言ってハジメにお弁当を見せる香織。

そこに光輝達も加わり、六人でのお昼となった。

「ハジメ、このパンうまいぞ」

ジンはハジメに同じパンを渡す。

「ありがとう」

ハジメはジンにお礼を言ってパンを食べ始めた。

その時、ハジメ達の足元が光始めた。

それは幾何学模様を形成し、魔法陣になっていく。

そして徐々に光を増していった。

(魔法陣!? いや、破壊すれば止まるか!?)

ジンは判断すると拳を振り下ろす。

しかし、破壊する前に魔法陣は爆発した。

爆発の後、教室にいた生徒達は誰もいなかった。

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。