ピッチの王様とエリアの騎士   作:現魅 永純

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>> 中学の頃から意識的に栄養接種や体作りを行っている分、最終的な身体能力や身長等は前回の駆くんよりも上になるんですかね?
→成長期に合わせて体作りを行なっているので、最終的にはそうなります。ただ基本的に本人の素質の問題などもあるでしょうし、あくまでアスリートとして鍛えるべき部分を鍛えるという目的なので、大きな差はないですかね




20話『開幕』

 

 

 ───FIFA U-17 W杯。世代は括られているものの、世界各国、それぞれの加盟国での予選を勝ち抜いた国が集い世界一を決める二年に一度開催される世界大会。

 昨年度のAFC U-17アジアカップに於いて優勝という結果を残した日本は一位でこの予選を通過しており、出場権を獲得している。

 

 それぞれの大陸───AFC(アジア)CAF(アフリカ)Concacaf(北中米・カリブ海)CONMEBOL(南米)OFC(オセアニア)UEFA(欧州)がそれぞれ二年に一度、或いは一年に一度に開く六つの大会で各4カ国。計24カ国を選抜し、開かれる。予定がかなり固まってる事を除けば基本的にフル代表のW杯と開催方式は同じと言えるだろう。

 まずは24カ国をA〜Fまでの6つのグループに分けてリーグ方式で総当たりの三戦を行い、グループ内の順位を決める。グループ内で2位以上の国はそのまま本戦へと繰り上がり、それぞれのグループの3位から成績上位の4チーム。合計で16チームを本戦へと引き上げ、トーナメント方式で試合を進める形だ。

 

 

 グループA

 

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 グループB

 

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 グループC

 

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 グループD

 

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 グループE

 

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 グループF

 

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 日本はグループEに割り振られており、同グループ内はガーナとタヒチ、そしてフランスとなっている。どこも予選を勝ち抜いて来た国だ。油断できる試合はどこにも無いが、日本は比較的勝ち抜きやすいグループに入れたとファンの間では安堵の溜め息が溢れる。

 

 FIFA U-17 W杯、開幕初戦の相手はタヒチ。ここでの結果はオフェンス・ディフェンス陣の意識に大きく影響を齎すことになる。自国の観戦者達が「大丈夫だろう」「余裕だ」と前評判からの余裕を保とうが、選手達は常に真剣。気持ちの余裕はあっても油断は出来ない。

 そうして迎え撃つ初戦。日本は4-0の差で快勝を果たす。どんな大会であれ入り方を間違えたり、相手の対策がトコトン嵌ればジャイアントキリングは起こり得る。そんな戦いを制した日本は緊張感が解されて、次の試合に万全の心持ちで挑む事が出来る。

 

 次は同日に行われたグループ内の別試合でガーナ相手に6-0勝利したフランス。欲を言えば三試合目で当たりたかった相手だ。フランスはEグループ内で日本が最も負ける可能性の高い相手。ここでの結果は後日の試合に影響を及ぼす恐れがある。

 昨年度に日本で開かれた強豪集う交流カップでは5-3で勝利したものの、その時とは色々と条件が違う。まず5得点の内の4得点が駆のシュートによるものであり、その時の駆は傑のパスが相まって真空領域(エンプティ・ゾーン)を打つ度に見れていた状態で身体能力が競える状態にあった。だが今の駆は100%のコースを見出す状態には至っておらず、何より身体能力は同年代の中でも並のレベル。世代別内で見ればフィジカル強度は下の方だろう。

 

 そして、フランスは昨年度のU-17では殆どが年齢規定ギリギリの選手を起用していた。

 無論それでも十分に強力な選手は多い。だが予選大会の為のU-16メンバーに招集されているメンツがU-17には居なかった。つまりそこに呼べる強い選手までは集められておらず、万全のU-17ではなかった事だ。それでなお、駆との意識共有の目的があったとは言え日本から3点奪ったフランスだ。

 

 日本も日本で鷹匠や飛鳥を筆頭に駆の記憶の内では既に将来プロ入りする事が分かっている選手を多く召集しており、お互い昨年度のメンバーと全く違う。故に交流カップ時の結果を参考にするのは違うだろう。

 

 

『───日本はタヒチ戦の時とスタメンを一人変えての開始となります。フォーメーションは4-4-2ですが、スタメン変更もあってかダイヤモンド型とは少々異なりボランチ二人とCMF一人、OFMが一人という中盤四人のポジションとしては少々変則的な形となっています』

 

 

 

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『ではメンバー紹介と行きましょう。キーパーは『ビッグE』と呼ばれる大場。DFは4枚。CBに幸村と飛鳥、左サイドに沖名、右サイドには島が配置されています』

 

 

 世代別とは言えW杯という世界大会の舞台。出せる全力を出さないという選択はなく、島はU-17という大会に於いて自身の豊富な運動量を披露している。しかし自チームではCBとして起用される事が多いものの、今大会に於ける彼のポジションはSB。

 これは中央に配置されている飛鳥が島と同じ様に広域で動き、攻撃参加をする事もあるからだ。ポジション位置の高い二人をCBにするとなるとリスクは高く、その為島は攻撃参加と守備参加の回数が非常に多いサイドバックに配置されている。

 

 特に中央を固めている日本にはこういったサイドを何度も往復できる人材は貴重だ。フィジカルを抑える目的で呼ばれた島だが、+αの収穫だったと言ってもいい。

 

 

『中央はボランチ二人に板東と轟。一つ上にタヒチ戦で1ゴールを獲得した逢沢 傑を配置し、トップ下に荒木となります』

 

 

 今大会に於ける日本のフォーメーションは4-4-2。基本的にはダイヤモンド型だが、今回は相手がフランスである事と、荒木のワンタッチプレーを活かす目的としてダブルボランチとなっている。

 傑がトップ下ではなくCMFとして配置されているのは、守備統率をし易くするのが第一。第二にボランチとトップ下の距離感を上手く保つ為の指標である事と、そして第三に荒木を壁として自在に抜け出し易くする攻撃参加。

 

 

『最後に2トップ。タヒチ戦で1ゴールの逢沢 駆と、2ゴールを獲得しているU-16アジアカップ得点王の鷹匠となります』

 

 

 駆の評価は下がりつつあるが、それでも同年代最高峰の選手である事に変わりはなく、また例え能力が下がろうがその脅威が減った訳ではない。

 観客視点では最近全く目立つ事がないが、彼の1番の武器はその生まれ持っての『嗅覚』だ。抜け出すスペースを見つける直感、セカンドボールを高確率で拾える本能。U-15の三節目にてその本領が発揮されている事実を他国は理解しており、だからこそ対戦相手は必ず駆をマークする。一人ではオフ・ザ・ボールに対応出来ず、またよしんば動きを止めれても対1に於いては必殺とも呼べるφトリックを有しているから、二人が近距離にいる事はほぼ必須とも言っていい。

 

 その分鷹匠に対するマークが減る。彼は駆に比べて分かりやすい動きだ。だがそれで抑えられるかと言われれば否。どんな体勢からもシュートを狙える柔軟性とフィジカルの強さを兼ね備えている彼を一人で抑えるには中々に難しい。それに加えて傑と荒木の素早いパス回し。

 駆という存在がゴールへの道を開き、中盤のパスが導き、狙える誰かがゴールネットを揺らす。この日本のパターンがフランス相手にどこまで通じるか。

 

 

『───試合開始の笛が鳴りました』

 

 

 

♢♦︎♢

 

 

 

「───荒木さん、こっち!」

「ぐぅ……っ!!」

(クソ、なんてプレスだ。昨日のタヒチの比じゃねぇ……駆のフォローがなきゃ今のも獲られてるぞおい。碌にボールキープも出来ねぇし、ワンタッチで叩こうにもフリーの選手が居ない。どうする。昨日といいまだあんまし良いとこ見せれてねぇぞ)

 

 

 荒木は横にいる駆にパスを出す。駆はオープンにトラップする仕草を見せて相手を一歩下げさせてから味方陣地に向けてトラップ。即座に後ろに戻してボールをキープ。

 早いプレスとそれを維持出来るスタミナ。そもそもの身体能力の格差に加え、それだけでは収まらない戦術性。どう足掻いても真正面からやり合って一人で打開する事はできない。

 

 いや、やろうと思えば荒木もドリブル突破は可能だ。だがリスクが高過ぎる。実際それをやってカウンターを喰らい一点を奪われており、前半20分の現在、0-1で日本はリードされている状況になっている。

 

 

(つか、違和感あるんだよな。傑も駆も、それに鷹匠も、やろうと思えばパスのタイミングでフリーになろうと思えばなれるだろ。幾ら相手がその時に塞ぎに来ようが、どう考えても有利なのは先に動いてるオフェンス側だ。って事は俺ってあんまし信用されてねぇのか……?)

 

 

 徐々にネガティブな思考になりつつある荒木。フリーになったところをワンタッチで出す。言葉で言うのは簡単だが、それを把握出来る視野と技術があって可能なテクニックだ。それを前提に動いていない様子を見ると、それが出来ると思われていない事になる。

 どんよりと表情を落とし始めた荒木に、流石に見兼ねた傑がボールが外に出たタイミングで話しかけた。

 

 

「荒木」

「ああ、すまん傑。俺がもうちょいキープ出来れば良いんだが、プレスが早くてな。流石にドリブル突破も限界が……」

「ドリブル突破? いや、別に無理にキープする必要は無いんだが」

「あ? けどお前らフリーになる動きしてねぇじゃん。幾らなんでもあそこから渡すのは無理があるぜ」

「……ああ」

 

 

 荒木の半目になりながらの反論に、傑はどこか納得のいった表情で額を押さえる。やっちまった、と言わんばかりのリアクション。

 荒木が疑問を覚え首を傾げてるのを見て、傑は相手のスローインのタイミングを見計らいながら言い放つ言葉を選別する。

 

 

「細かく話す暇ないから簡潔に。パスはダイレクトで、位置は受け手が向いてる方向の何歩か前。足下には出すな」

「は? いや、おい───ああクソ、そりゃ試合中に話し合ってる余裕はねぇか」

 

 

 荒木は舌打ちしたい気持ちを抑えつつ、先程の傑の言葉を頭の中で繰り返す。

 タヒチ戦の時にはやらなかった事。或いはやる必要がなかったか。そんな考えを浮かべながらも荒木は戦況を見渡す。やがて中盤で奪ったボールが荒木へと迫った。

 

 後ろから来る速めのボール。鷹匠と駆はサイドに開き気味。だが向いてる方向はお互いに真ん中。

 難しいボールだがワンタッチで出せる。荒木は左足を前に出し、アウトサイドで進行方向を変えるだけの軽い当てを行う。ボールは駆の何歩か前をいくが───明らかにDFが出遅れた様子で駆の後を追う。

 

 

(……今逆方向に釣ったか?)

 

 

 ボーッとしている様子はない。即座にハッと我に返り、駆のフォローが出来る位置に身を置く。

 確証は無い。今度はしっかりと動きに注意しながら、貰ったパスを傑のスペースへと出す。

 

 

(間違いねぇな、釣ってる。ワンタッチで出すタイミングに逆方向へ)

 

 

 足下に収まるようにしていたからか、その動きに気付いていなかった。パスが渡って漸く違和感が解消し、その意図を理解する。それと同時に一つの疑問が浮かび上がるが、今考えることでは無いと思考を切ってプレーに没頭する。

 自分は序盤の失態もあってか大きくは警戒されていない。他同様のプレスを受けるだけ。ならばワンタッチで捌いてる間は余計な動きをせず、ポジショニングをしっかりとすれば良いだけ。

 

 傑のパスが荒木へと戻り、次のパスは鷹匠の僅かに前へ。また荒木へと渡り、次は───そんな風に繰り返されるポゼッション。先程までは突けてた筈のインターセプトが出来なくなり、日本の支配率が上がってくる。

 どこかゆったりとしてるのに、素早いパス回し。繋がり始めたパスワークに日本のDFラインが安定し始める。

 

 やがて一瞬を突いて抜け出した駆へと荒木の鋭いパス。受け取った駆は向かい合うDFが一人である事を理解してφトリックのモーション。抜けてもエリアギリギリだが、キーパーは飛び出し始めている。それを見抜き、駆はφトリックではなくヒールパスを選択。

 後方に現れた傑はシュート体勢に入るが、即座にシュートブロックが現れた。シュートコースの限定程度だが、戻りの早いキーパーの位置的に外へ弾かれる可能性が高い。故に傑が選択したのはロブパス。ふわりと浮き上がったボールはブロックで出された脚を超えていき、ゴールから離れて右方向へと向かう。

 

 そこにはフリーになった鷹匠。正面はガラ空きのゴール。地面へ叩くように抑えられて放たれたダイレクトボレーは、一度のバウンドを経てゴールネットを揺らした。

 

 

「ナイスパスです、荒木さん!」

「駆も良く俺が見えたな」

「傑もだぜ、ごっつぁんゴールさんきゅー」

 

 

 そうして集まり讃え合う前線四人───正確には三人。一人、荒木は釈然としない様子でポツリと溢した。

 

 

「……普通にさ、やり方変えるなら事前に話してくれね?」

 

 

 そんな言葉に三人は顔を見合わせ、一人は胸を張って傲慢に言い放つ。

 

 

「分かれ」

「分かるか!」

 

 

 そして一人は申し訳なさそうに視線を逸らしながら。

 

 

「荒木さんなら言わなくても分かるかと……」

「なんかお前の俺への評価高くね?」

 

 

 そして、最後は弟と同じように視線を逸らしつつ、手を立ててすまないというジェスチャーを送りつつ、その理由を話す。

 

 

「すまん、鎌学の感覚でやってた。基本的に試合の最中で相手がこっちに上手く対応してる時に効果的な流れにする方法に関しては、それぞれ個人で考えて出来る様にしてるから、伝えるのが抜け落ちてた」

「道理で練習でやってねぇ動きだと思ったよチクショウ」

 

 

 この怪物連中め。国内トップチームのユースじゃあるまいしと、そんな風に呟く荒木。

 その後、前半の試合展開は日本が支配する形となる。だが追加得点を奪う事は出来ず、流れは日本にあるものの1-1で前半を終える事になる。

 

 そして、舞台は後半35分へ。

 不運な形でコーナーからの競り合いで得点が決められると日本は再びリードされる形になるが、逆に今度は()()()弾かれたボールの先に駆が居てそのまま押し込む形で再び同点へと戻る。

 そこから15分間得点が生まれる事はなく、お互い精度の高いポゼッションで支配率は同等に。DFの統率が上手くいっている事もあり、綺麗な形での得点というのは生まれなかった。

 

 だが、今までポゼッションに徹していた傑がここで動く。

 ペナルティエリアの僅か外、荒木が突破を図ろうにも密集過ぎて全く動けない場面。背後からの声掛けに咄嗟にヒールパスを出し、ボールは傑の足下に。ダイレクトでシュートを放とうとし、ブロックに来たDFの股を通す。シュートフェイントとトラップを併せ、一人抜き去る。だが最終ラインだ。荒木が突破を図れなかったように、ドリブル突破はあまりにも難易度が高過ぎる。

 しかし、傑は進んだ。

 

 一歩。全身を緩ませてスピードを落とす。差し出した右脚はボールを追い越して地面を踏みつけ、アウトリフトでボールを空中に。身体全体でボールに当てようとしてくる相手を前に、先に自分が身体でボールを覆い隠す───と同時に跳躍し、空中にあるボールを右足のインサイドで地面に叩き、またもDFの股を通して突破。

 その先に選手が現れてボールが弾かれる。だが傑の差し出した脚が弾かれたボールに触れ、結果相手の頭上を越えるシャペウの形へと変化した。

 

 キーパーは飛び出しており、脚で押し込むにはボールの位置が高過ぎる。ヘディングではキーパーを一度追い越したとしてもボールの勢いがない分威力不足で追いつかれる。何より脚でのトラップは脚上げによる危険行為で警告を喰らうだろう。

 傑が取った選択は、無理やり体を前へと捻じ込ませ、肩でトラップすること。ここでキーパーには迷いが生じた。先に傑に触れられた事で突っ込んで取れるかという迷い。

 

 しかし依然ボールは空中。キーパーが有利である事に変わりはない。キーパーは一度止めかけた脚を前に出すが───その時既に傑の身体は反転して背中をゴールに向けている。

 体勢を逸らし、跳躍。天と地をひっくり返すように脚を振り上げる。オーバーヘッドシュート。

 

 身体一つ挟んでる以上はキーパーも突っ込む真似は出来ずに緊急停止。横を抜けていくボールに反応出来ず、それはゴールへと突き刺さった。

 そして。

 

 

『試合終了! 3-2です! 3-2で日本はフランスとの戦いを制しました!』

 

 

 Eグループに於ける最難関。フランスを下し、無敗のまま日本は三節目。

 ラストはガーナ戦。油断もあって一点こそ奪われたが、鷹匠のハットトリック、傑の二得点、荒木の二得点、不運なオウンゴールと、駆の一得点により9-1で勝利し、Eグループ唯一の勝ち点9。

 全勝でグループリーグを制し、日本はトーナメント戦へと駒を進める事になった。

 

 グループAからはドイツとウルグアイ。グループBからポルトガルとナイジェリア。グループCからアルゼンチンと韓国。グループDからはアメリカとコロンビア。グループEは日本とフランス。そしてグループFからはブラジルとスペイン。これらが各グループの1位2位通過を果たした12チーム。

 残り4チームは各グループの3位から成績上位の国があげられる。全試合終了時の戦績では、イラン・メキシコ・エジプト・コスタリカが本戦トーナメントへと進むこととなった。

 

 16チーム。一回戦が八試合、準々決勝で四試合、準決勝で二試合、そして決勝と3位決定戦で一試合ずつの計十六試合。

 上手く勝ち上がれば自チームが行うのは四試合となる。そんな初戦の相手はコスタリカ。

 

 もちろん油断は出来ない。だが至極当然の様に視線は次の試合相手となる二チームへと移っていく。トーナメント表に張り出された自分達が次に当たるだろう相手。

 エジプト、或いは───ドイツ。二つの国が戦い勝ち上がった方との試合となるが、大方の予想は一致している。恐らく、ドイツだろうと。

 

 先ずは目の前の一戦。

 FIFA U-17 W杯トーナメントの初戦、コスタリカとの試合へと、選手たちの意識は集中し始めた。

 

 

 

 

 

 

 





 FIFA U-17 W杯 トーナメント表

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 グループA 結果

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 グループB 結果

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 グループC 結果

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 グループD 結果

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 グループE 結果

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 グループF 結果

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