【短編集】未熟姫とトレーナー   作:ほいさ

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ポッキーの日に、勢いそのまま書き上げました。カワカミプリンセスとオリトレのポッキーゲームです。
主な登場人物:カワカミプリンセス、トレーナー


姫、ポッキーゲームに挑む

「ふ~んふふふんふんふ~ん♪」

 

軽やかなスキップで中庭を通り抜け、トレーナー室に向かうウマ娘、カワカミプリンセス。

トレーナー室のドアに手をかけ、勢いよくドアを開ける。

 

「さあ!トレーナーさん!今日も姫を目指してバリバリトレーニングですわ!」

 

部屋に入りバシーンと勢いよくドアを閉めた。最近建付けが悪いためかこのくらい勢いよくしないとドアが閉まらない。まだ新しいドアなのに不思議な話だ。

そんな細かいことは気にせず、カワカミプリンセスはトレーナーの元に近づく。

 

「トレーナーさん?」

 

トレーナーは机を枕替わりにして顔を横に向けながら静かに寝息を立てている。その顔には薄っすら隈が見えることから徹夜作業をしていたようだ。

 

「また無理してますわね…いつもありがとうございます」

 

手がかかるお転婆ウマ娘な自分を精神的にも物理的にも受け止め、見守ってくれるトレーナー。このまま今日一日眠らせても良いかもしれない。が、

 

「はっ!ダメですわ!今日を逃したらポッキーゲームができませんもの!!」

 

プリファイ第一期42話『ポッキーゲームでどっきどき!?』にてプリファイと伝説のトレーナーがポッキーゲームを行うことで絆が深まり、プリファイのパワーが爆上がり。勢いそのまま敵幹部をバッタバッタと薙ぎ払うのだ。つまりポッキーゲームは最高の姫を目指す上では決して欠かすことができないイベント!!

 

「さあさあ起きてくださいましー!」

 

体を揺すり声をかけてみるものの全く起きる気配がない。仕方なく両手を使い肩を掴み前後に大きく揺らす。が、それでも目覚めない。

カワカミプリンセスの超パワーに慣れきっているトレーナーにとってはただのソフトタッチだ。しかし今の彼女にはそれを知る由もない。

 

「仕方がありませんわね~」

 

カワカミプリンセスはトレーナーの唇を掴み、ふんぬっと吊り上げわずかに空いた歯の隙間にポッキーを一本ねじ込む。

 

「ふぅ、第一段階終了ですわ~」

 

あとはこちら側のポッキーを咥えればポッキーゲームの完成ですわ!

カワカミプリンセスは意気揚々とポッキーに噛り付く。これでトレーナーとの絆が深まるはず、だったが、

 

…おかしいですわね。パワーが上がった気がしませんわ。まだ足りないのでしょうか?

ポッキーの半分ほどまでかじってみる。ポッキーはおいしいがそれだけだ。なんの変化もない。

 

おっかしいですわね~。

視線を上に向けながら試行していたカワカミプリンセス。ふとトレーナーのことが気になり、トレーナーの顔に目を向けると、

 

トレーナーの顔が目と鼻の先にあった。

 

「!?~~~~~!?」

 

顔が熱い。心臓が激しく動く。プリファイのOPをカラオケで歌う際のマックステンションに近い、いやそれ以上のマックスハイテンション!

何をすればいいのかわからない。このままでいいのか?それとも食べ進めたほうがいいのか?わからない。

そのまま何もせず固まること数分。

 

「ん?んぅぅう?」

 

トレーナーが目を覚ましそうとしている!

 

「っっっ!!!」

 

カワカミプリンセスはポッキーをバキッとかじり切り、そそくさとトレーナーから離れた。

 

「ん~なんだこれは?」

 

トレーナーは残りのポッキーをボリボリとかじりながら体を起こし、カワカミプリンセスのよだれがたっぷりと付着した最後の部分まで食べきった。

 

「あー、今日はポッキーの日だったな。ごちそうさま」

 

「……」

 

無言のまま頬を抑えているカワカミプリンセスを見て、何か違和感を感じるトレーナー。

 

「ん?もう食べきったのか?仕方ないな~」

 

トレーナーはカバンからポッキーを一箱取り出し、

 

「ほれ、全部食べていいぞ」

 

カワカミプリンセスに投げ渡した。カワカミプリンセスはこれを両手でキャッチしポッキー箱をジッと見つめる。

 

「ふぁああああん!!!」

 

カワカプリンセスは箱をこじ開け、包みを引っぺがし、入ってるポッキーをすべて口にねじ込む。

 

「はっはっは!カワカミは食いしん坊さんだな~」

 

「ん、ふぅぅうううう!!!!」

 

プリファイの力とポッキーゲームの関係性を少し理解したカワカミプリンセスであった。




AIのべりすとと相談しながら作成。
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