それは、声を発する事が出来ない少女を看護しているメディックからの依頼だった。
────SEGA────
─────「.......... 暗闇のマントが、次々と光に包まれていく。
そして、少女の願いを受け取った一番星は少女そっくりの姿に変化し、少女の前へ降りてきました。
少女は目の前にいる自分そっくりの光を見つめました。
暖かく、優しい。
少女はそう思いました。」
部屋を薄暗くし、ベッドの上で女性は夜空と輝く星と少女が描かれた表紙の絵本を読んでいる。
そのすぐ傍で小さな女の子が女性の袖を掴み、目をキラキラとさせながら聞いていた。
「その光は少女に手を伸ばし、こう言いました。
"私と、友達になりましょう"と。
........おしまい。」
女性は本をゆっくりと閉じる。
「んんっ!もういっかい!おかあさん!もういっかい!」
小さな女の子は読み終わった本を持つ母親を揺さぶる。
本を読み、この子を寝かしつけようとしていた母親だが裏目に出たようだ。
母親は困った笑顔を見せて女のコの顔を見つめた。
「えぇ〜...もう1回?シアにはこれを聞かせるとホントに眠らないわね。」
「うん!シアこの絵本とってもすき!!」
キラキラとした瞳の少女....シアと呼ばれた子は困った笑みを見せた母に抱きついた。
母親はシアの頭を優しく撫で、大きく息を吸い、吐く。
「......よーし、じゃあお母さん頑張るからね。」
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-原作-
-PHANTASY STAR ONLINE2-
「アークスシップ2番艦ウル、守護輝士のユウさんですか?貴方にどうしても頼みたい事があるんです。」
-小説製作者-
-もっふー-
「僕に頼みたい事って?」
端末を開き、アークスシップ3番艦ソーンのメディカルセンターのナースにユウは聞き返した。
「はい、12年前のダーカー襲撃を受けた際に被害を受けた少女を..........見てほしいんです。」
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病室のベッドに横たわる少女の傍で、ベッドに腰を下ろしているユウが棚に置いてあった1冊の本を手に取った。
「.........."願いの.....一番星"。」
ユウは本の題名を呟いた。
すると、少女は両手の人差し指と親指でL字を作り、四角を作る。
ゆっくりとそれを広げると星空の模様をしたメッセージパッドが出現する。
少女はそのメッセージパッドに人差し指を置き、字を書いていく。
書き終わると、少女はユウにメッセージパッドを見せてきた。
『ユウさんによんでほしいです。』
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「.......僕は朗読、あまり上手じゃないけど.......うん、読んでみるよ。」
ユウはそう言うと、ゆっくりと本の表紙をめくり、絵本を読み始めた。
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オラクル船団中に緊急警報のアラームが鳴り響き、オペレーター達は慌ただしく動いている。
艦橋でシエラは端末を開き、状況を調べる。
「ユウさん!マトイさん!アークスシップ3番艦ソーンにて強力なダーカー因子反応を感知!!」
「3番艦!?」
シエラの報告を聞き、ユウは驚く。
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-劇場版PHANTASY STAR ONLINE2 THE SAGA EP5 "願いの一番星"-
「この反応は......ただのダーカー反応じゃありません......!
これは............ダークファルスッ!?」
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2022年、公開。