劇場版SAOプログレッシブを観て、ミトを出したいと思ったので、新しく書き直しました。
リメイク前のほうで、プログレッシブの内容も書くかというアンケートを取ったところ、どっちでもいいが多くて、その次に、書いてが多かったので、とりあえず第四層の秘鍵争奪クエストまで書こうと思います。(第五層以降は別で出すかも)
それでは、プロローグどうぞ。
プロローグ 地獄の始まり
俺、比企谷八幡は妹の小町と一緒に朝食を食べていた。
「いつもより目が腐ってるけどどうしたの?お兄ちゃん?」
ちょっとまって小町ちゃん?俺そんなに目腐ってる?
「今日、SAOの正式サービス開始日だから楽しみで寝れなかったんだよ」
SAO。正式名称『ソードアート・オンライン』
連日ニュースになり、世間を騒がしている数日前に発売したフルダイブ型のVRMMORPGゲームだ。
「ああ。そういえば今日だったね。早くご飯食べて一緒にやろ」
「お前は受験生だからやめといた方がいいんじゃないか?」
「そうだけどさぁ。たまには息抜きが必要だと思うな。それにゲームの中でもお兄ちゃんと一緒に居たいし。あっ、今の小町的にポイント高い♪」
最後の一言がなきゃ八幡的にもポイント高いんだけどな。
「わかった。先行ってるから早く来いよ」
「お兄ちゃんが珍しく素直だ」
「まぁ、小町がベータテストの時から楽しみにしてたのは知ってたからな。じゃ始まりの街の転移門広場でまってるからな」
そう言って俺は、自分の部屋に行ってベッドに横になりナーヴギアを被った。
「リンクスタート」
そして、俺は仮想世界に旅立っていた。
小町side
「よし。小町も早くSAOにログインしよ」
小町はそう言って自分の部屋のベッドに横になってナーヴギアを被った。
「リンクスタート」
小町はそう言ってSAOにダイブした。
SAOにダイブしてすぐにお兄ちゃんを見つけた。
side out
「お兄ちゃ〜ん。お待たせー」
「おお。来たかコマチ。それじゃあ早速モンスター狩りにいくか」
俺はそう言って、初期装備のスモールソードを装備した。
「そうだね」
小町も初期装備のスモールレイピアを装備した。
そして、2人で街をでて草原に向かった。
草原に着くと、黒髪のプレイヤーに声を掛けられた
「おーい、ハチマン」
俺は、その声に振り返った。
すると、そこにはベータテスト時代に一緒に行動したことのあるキリトと知らない奴が居た。
「よぉ、キリト。久しぶりだな。」
「キリトさん、お久しぶりです。」
「久しぶりだな、ハチマンとコマチ」
キリトがそう言ってきた。
「そういえば、そこのバンダナの奴は誰だ?」
俺はキリトに聞いた。
「俺はクライン。よろしく。俺、今日が初めてでさ、キリトに序盤のコツレクチャーしてもらってたんだ。」
俺とコマチはクラインに自己紹介をした。
そして、戦闘訓練を始めて数時間が経った。
「俺ちょっと落ちるわ」
クラインがそう言って、ウィンドウを出して、ログアウトしようとした。
しかし。
「あれ、ログアウトボタンがねぇ」
クラインがいきなり、そんなことを言ってきた。
「はっ?」
俺はウィンドウを出して確認した。
「ほんとにねぇな。まぁ正式サービス開始初日だからこんなバグもあるだろ。そのうち
数分後、俺達はいつの間にか始まりの街の中央広場に居た。
中央広場には、たくさんのプレイヤーが集められていた。
「どうなってるの?」
「これでログアウトできるのか?」
「早くしてくれよ」
集められていたプレイヤーの内の数人が、そんな声を上げていた。
「あっ……上を見ろ!」
そんな声が聞こえてきた。反射的に顔を上げると、《Warning》と《System Announcement》と言う2つの表示が空を覆い尽くしていた。
そして、その格子の隙間からドロドロとしたものが、地面に着く前に、1箇所に集まり姿を変えると、魔法使いのローブのようなものを着た巨大な人の姿になった。
そして、そいつは言葉を発した。
『プレイヤーの諸君、私の世界へようこそ。私の名前は茅場晶彦。今やこの世界をコントロールできる唯一の人間だ。プレイヤー諸君は、すでにメインメニューからログアウトボタンが消滅していることに気付いていると思う。しかしゲームの不具合ではない。繰り返す、これは不具合ではなく、《ソードアート・オンライン》本来の仕様である。諸君は今後、この城の頂を極めるまで、ゲームから自発的にログアウトすることはできない。……また、外部の人間の手による、ナーヴギアの停止あるいは解除も有り得ない。もしそれが試みられた場合――ナーヴギアの信号素子が発する高出力マイクロウェーブが、諸君の脳を破壊し、生命活動を停止させる。より具体的には、十分間の外部電源切断、二時間のネットワーク回線切断、ナーヴギア本体のロック解除または分解または破壊の試み――以上のいずれかの条件によって脳破壊シークエンスが実行される。この条件は、すでに外部世界では当局およびマスコミを通して告知されている。ちなみに現時点で、プレイヤーの家族友人等が警告を無視してナーヴギアの強制除装を試みた例が少なからずあり、その結果――残念ながら、すでに二百十三名のプレイヤーが、アインクラッド及び現実世界からも永久退場している。諸君が、向こう側に置いてきた肉体の心配をする必要はない。現在、あらゆるテレビ、ラジオ、ネットメディアはこの状況を、多数の死者が出ていることも含め、繰り返し報道している。諸君のナーヴギアが強引に除装される危険はすでに低くなっていると言ってよかろう。今後、諸君の現実の体は、ナーヴギアを装着したまま二時間の回線切断猶予時間のうちに病院その他の施設へと搬送され、厳重な介護態勢のもとに置かれるはずだ。諸君には、安心して……ゲーム攻略に励んでほしい。しかし、充分に留意してもらいたい。諸君にとって、《ソードアート・オンライン》は、すでにただのゲームではない。もう一つの現実と言うべき存在だ。……今後、ゲームにおいて、あらゆる蘇生手段は機能しない。ヒットポイントがゼロになった瞬間、諸君のアバターは永久に消滅し、同時に諸君らの脳は、ナーヴギアによって破壊される――
諸君がこのゲームから解放される条件は、たった一つ。先に述べたとおり、アインクラッド最上部、第百層まで辿り着き、そこに待つ最終ボスを倒してゲームをクリアすればよい。その瞬間、生き残ったプレイヤー全員が安全にログアウトされることを保証しようそれでは、最後に、諸君にとってこの世界が唯一の現実であるという証拠を見せよう。諸君のアイテムストレージに、私からのプレゼントが用意してある。確認してくれ給え』
ストレージを見ると、手鏡があった。
そして手鏡を使用すると、青白い光に包まれた。
そして、隣を見ると、コマチの姿が現実世界の姿になっていた。
「みんな、大丈夫か?」
「なんとか大丈夫だが、現実世界の姿になっているようだ。」
俺達がそんなやりとりをしていると、茅場が、再び口を開いた。
『諸君は今、なぜ、と思っているだろう。なぜ私は――SAO及びナーヴギア開発者の茅場晶彦はこんなことをしたのか? これは大規模なテロなのか? あるいは身代金目的の誘拐事件なのか? と。私の目的は、そのどちらでもない。それどころか、今の私は、すでに一切の目的も、理由も持たない。なぜなら……この状況こそが、私にとっての最終的な目的だからだ。この世界を創り出し、観賞するためにのみ私はナーヴギアを、SAOを造った。そして今、全ては達成せしめられた。……以上で《ソードアート・オンライン》正式サービスのチュートリアルを終了する。プレイヤー諸君の――健闘を祈る』
そして、中央広場は、一万人近いプレイヤーの悲鳴と怒号に包まれた。
「みんな、ちょっと来い。」
俺は、コマチの腕を掴み、人垣を縫って足早に歩き出した。
キリトは、クラインの腕を掴み、足早に俺についてきた。
しばらく歩いて、俺達は路地裏に着いた。
「俺はすぐに次の村に行くが、お前らはどうする?まあコマチはついてくるとして、ほかの2人はどうする?」
「俺は行くよ。」
キリトがそう言った。
「俺はよぉ、他のゲームでダチだった奴らと一緒に徹夜で並んでソフト買ったんだ。そいつらももうログインして、さっきの広場にいるはずだ。置いていけねぇ。それに、おめぇにこれ以上世話んなるわけにゃいかねぇよな。」
「そっか…一応フレンド登録しとこう。なんかあったらメッセージとばしてくれ」
「おうよ。じゃあな、みんな。元気で」
クラインは、そう言って中央広場の方に走っていった。
そして、俺達三人は、次の村に向かった。