走れ、走れ、走れ
殺されたくなければ走れ
食われたくなければ走れ
苗床になりたくなければ走れ
本能が私にそう語りかけてくる。
この世界にあっちゃいけないモノだ。
「あっ……」
しかし、走り続けていて体力が限界を迎えて地面に倒れ込んでしまう。
早く、早く立ち上がらないと。
「……おやおや、もう鬼ごっこは終わりかね?」
しかし、アレの姿が見えた瞬間、恐怖で身体が固まる。
動け、動け、動け動け動け。
そう念じたが、足が小刻みに震えるだけだった。
「では、大人しく素材になって貰おうか」
「あぁ……あぁ……」
ヤツの手がこちらに近づく。
やけに時の流れがゆっくりに感じる。
死ぬ前だからかな?
……イヤだ。
こんな……こんな所で……こんな理不尽に……
「……るか」
「おや?」
「こんな所で、死んでたまるかぁぁぁぁぁぁぁ!」
そう叫んだ瞬間、私の視界は眩しい光によって何も見えなくなる。
すぐに光は収まり、徐々に視界が元に戻って来た。
「……まさか、僕が聖杯戦争に召喚されるとはね」
私の目の前には一人の男性が私を守るようにして立っていた。
髪は白髪で、右手には銃が握られている。
「サーヴァント、アサシン。召喚に応じて参上した。さぁ、今度はどんな汚れ仕事だい?」
こうして、七騎
残った枠はあと二つ。
この聖杯戦争の歪みはまもなく表に出てくる事だろう。
……視界に広がっているのは草原だった。
その草原の地面には幾つもの錆びている剣が刺さっている。
それらは錆びているが尚もその神秘が中から漏れ出している。
当然だ。
これらの剣は錆びているが、それは使い手が未だ自身の中身に気づかないからである。
彼女が自身の中身に気付けば、剣は本来の姿にすぐさま戻るだろう……
しばらく歩くとこの草原の中心地が見えて来た。
そこにはまるで芸術品の如き美しさを持つ翡翠色の剣が地に刺さっていた。
そして、その剣の前には着物を着ている、見知った彼女の姿があった。
ただし、その身長は
しばらくの間、彼女を見ていると彼女は剣を地面から抜き取ろうとその剣の柄を両手で握りしめる。
「……貴女はその剣を抜く意味が分かっているの?」
「えぇ、分かってる」
彼女は迷いなく肯定する。
「仮にその最後が報われなくても……貴女はその道を進むの?」
「うん」
「どうして?」
「お父さんと約束したから……あぁ、でもそれ以上に……」
彼女は最後に一言、私にだけに聞こえるくらい小さな声で呟いた。
そんな理由で茨の道を歩むなんて、彼女はとてつもないバカだ。
でも……
その理由は、少なくとも
マスター情報開示
神塚麗華(主人公)
年齢:17
身長:161cm
性別:女性
体重:56kg
職業:高校生
起源:■■/剣
聖杯への願い:なし
2000年以上続く日本を代表する大魔術師の一族の一つである神塚家の現当主である。しかしながら、彼女自身は魔術回路は19本と少なく一回の戦闘での使用可能な魔術の回数は少ない。ただし、魔術回路の質は非常に高く、さらに本人の覚えている魔術の知識自体は多いため使える魔術の種類自体は多い。また、魔術師としては異端ながら現代兵器の使用も厭わない。あと、剣術もそこそこ嗜んでいる。
マスタースキル
八百万の加護C-
神道を代々信仰している家系故に保有している。Bランク以下の自身の精神に悪影響を及ぼすスキル、魔術を無効化する。
■■E
■■■■■■を祖先とする一族の末裔、それが彼女である。
■■A(■■)
■■■■■EX
■■■■EX