え? キャスターの真名知らんって?
嘘つけfgoやってりゃあ絶対分かるだろ
……朝日がステンドグラスから入って来て、どこか神聖さを感じる教会の中に2人の男がいた。
一人は神父で十字架の目の前に立っていた。
そしてもう一人はスーツを着た男で、何やら教会の椅子に座って小説の原稿を書いていた。
「なぁ
そう神父は彼に聞く。
そして、フォーリナーと呼ばれたサーヴァントはこう答える。
「ふむ、今書いているのは……とある島国の少女がその身体を剣にして、我が子孫達を打倒する話だ」
「……ほう。まさか、貴様はあの護国の魔術師に倒されたいのか?」
「……あぁ。元人間だからな私も。今の歪んだ私に見せてほしいのだよ……例え人間の力が私達と比べると矮小なものだとしても……」
少しの間を置いてこう言う。
「その想いは……外なる神をも打倒しうると」
つい昨日の夜、私のエサになるはずの少女がサーヴァントを召喚したしな、と苦笑しながらフォーリナーは付け加えた。
憎い
憎い
憎い
……憎いのならば
殺してしまえ
もう……全てが遅すぎた。
彼が今、来たところで
今まで頑張って保っていた意識が切れかけて来た。
少し、ヴィイが憎い。
今まで、一度も
別に
なんで今更……
だけど……
最後の最後に彼が出て来たのがほんの……ほんのちょっとだけ救われた気がして……
気づいたら彼の方に手を伸ばしていた。
「ふふっ、後……数秒だけ、だけど……よろしくね……」
彼の頭に
ここにヴィイと
そこで
「あっ……」
だが完全に暗転しきるまでの一瞬の間に……
ふとあの日、無謀にも革命軍に抵抗するためにクレムリンを出て行ったあの宮廷魔術師の姿がヴィイに重なる。
あの人のくれた十字架、一応役に立ったなぁ。
あの人は……どうなったのかな。
そんな僅かな疑問だけ残して、
「……」
私の意識は覚醒する。
まず第一に私の視界に入るのはよく知った自分の部屋の天井。
「見知らぬ天井だ」なんてことはなかった。
そして、少し身体を動かし横向きにすると私のベッドの端に頭を置いて寝ているキャスターの寝顔が見える。
良かった。彼女は無事だった。
ちゃんと守れたんだ。
恐らく、あそこで倒れた私をここまで運んで手当とかをしてくれたんだろう。そして、疲れてそのまま寝落ちした、と。
まぁこんなところだろう。
「ありがとう、キャスター」
私はそう呟く。
……にしても、良い寝顔してる。
可愛い。
そして、私は普段ならしない奇行に走る。
そっと、私は手をキャスターの頰に近づけ……
頰を軽くムニムニと摘んでみた。
うわぁ、凄いモチモチ。
クッソ、なんか負けた気がする……
同じ女として敗北感を抱きつつも私がキャスターの頰を堪能していると……
「……何してるの?」
……どうやらは
ちなみに今回の話で出てきた宮廷魔術師はfgoで出てくる何処かのクリプターとは1ミリも関係ありません。期待した方、すみません