あ、あと最近あんまり面白い場面ないかもだけど次話で戦闘シーン入るから許して
……さて、とりあえずライダー陣営のマスターは討ち取ったし、ワラワラと湧いて来てたナチスの武装親衛隊員も倒した。
それは良い。特に犠牲も出さずに脅威を撃退出来たんだ。
それは喜ぶべきだろう。
だが……
「はぁ……」
「どうしたのよ、レイカ? ため息なんてついて」
「君のマスターもため息も吐きたくなるさ。こちらがこの戦いで得たものはサーヴァントに捨てられたイカれたマスターと恐らくバーサーカーがいる限り無限に湧くであろう武装親衛隊員の首だけだ」
「要するに、こっちはバーサーカーの最強能力の情報以外特に何も得てないけど、向こうはそこそこ有用な情報を得た……ってことね。なるほど……だからこんなに」
「悪かったわね、暗い顔をしてて」
アサシンとキャスターの言う通りである。
私がテンション激落ちなのは正しくそこが原因である。
しかも、唯一得られたバーサーカーの能力も正直知ったからと言ってじゃあ対策出来るかというと……まぁ無理。
別に武装親衛隊員を呼べる能力、それは強力な能力かつ弱点が無い。
まぁ、この能力があることを知れば警戒することは出来るが……そこ止まり。
こちらの手札をかなり晒した対価にしてはちょっと、いやまぁまぁしょっぱい。
挙げ句の果てには私の握ってた剣の謎も未だに解決していない。
あぁ、リビングの机に積み重なっている本の山を見て、さらにテンションが落ちる。
「ま、まぁ、ほらとりあえず敵を撃退出来たんだし、良かったじゃん。元気だして、麗華」
うん、まぁ萌の言う通りか。
ここでウジウジしててもしょうがない。
とりあえず、次の問題について話そうか。
「ま、それもそうだね。よしっ、とりあえず四人で今後の話しをしようか……まずは拠点についてだね……」
「拠点? ここの家じゃないの?」
「……キャスター、私の家の周りは今どうなってると思う」
「それは……あぁ、そう言うこと」
納得してもらえて何より。
まず、わざわざ神塚の屋敷ではない家を拠点として使っていた。
旧セカンドオーナーという本来なら拠点がバレるのが確定である私の拠点が分からなくなるのはとんでもないアドバンテージであった。
しかし、今やどっかの誰かのせいでほぼ全ての陣営にバレてしまったことだろう。
それは良くない。
次に私に地方自治体から強制退去命令が出された。
うん、これは仕方ないよ。
だって、先程の戦闘の余波のせいで家から一歩出たらさながら世紀末世界である。
そんな訳で私は拠点を変えなければならない。
「……萌は帰れば良いだけだね」
「うん。私とアサシンは私のアパートに帰るよ。お世話になりました」
というわけで拠点で悩むのは私とキャスターだけだ。
……当てがない。
流石に今すぐ家買うとか出来ないし……うーん。
「ビジネスホテルかなぁ」
「ビジネスホテルは良い判断だ。僕もおすすめする」
「キャスター、ちょっと住み心地が悪くなるけど大丈夫?」
「えぇ、それが必要なことなら仕方ないわ」
まぁ、キャスターも同意してくれたし、アサシンのお墨付きも貰ったし拠点に関してはこれで良いか。
じゃあ、次は……
「じゃあ拠点はとりあえず解決したってことで……次の問題は」
「次、私たちが倒す陣営について、だ」
次話から週一投稿になります。(毎週水曜日投稿)