あと、この作品のセイバーに関しては……容姿と性格は公式から出てるけどステータスとかスキルとかは出てないから実質オリ鯖ですね(違う
……夜風が吹く中、橘邸を見張るためにその近くにあるビルの屋上に私とキャスターは立っていた。
「レイカ、イツキとそのサーヴァントが家から出ます」
「ん、じゃあ私たちも移動しようか」
日が沈んだ頃からキャスターの持つ、いや正確に言うとキャスターの契約しているヴィイの持つ透視の魔眼で橘一樹を見張っていたが、どうやら彼らは移動するらしい。
ならば、彼らを見張る私たちも追わなければならない。
「彼らの行く場所は分かる?」
「うーん、行き先かぁ」
聖杯戦争中にサーヴァントを連れて外に出るということは十中八九、戦闘をしに行くのだろう。
で、彼はセカンドオーナーだ。
だから、なるべく目立たない場所で戦闘をするはずだ。
ここら辺で、戦闘をしても比較的目立たない場所といえば……
「……海辺のコンテナ置き場、かな」
あそこなら夜に人も大していないし、住宅街からも離れてるから軽い人払いの結界を貼るだけで十分神秘の秘匿は出来るだろう。
「そう……ならこっちに来て、レイカ」
「? 分かった……ってなんで?」
キャスターがこっちに来いと言ったから近づいたらお姫様抱っこされた。
なんでさ。
「ショートカットのためよ。
「え、今からこのまま落ちるの? この屋上から地面まで?」
「えぇ」
「嘘でしょ……ねぇキャスター、考え直s」
「行くわよ。えい」
「キャァァァァァァァァァァ!!」
……結局、私たちは無事に地面へと降り立った。
死ぬかと思ったわ。
「はぁ、じゃあ橘一樹を追いましょうか。キャスター、見失ってないよね?」
「安心しなさい。ちゃんと補足出来てるわ……こっちね」
私はキャスターの後ろをついて行った。
結果として、私の予想は大的中。
橘一樹は天野市のコンテナ置き場付近で足を止めた。
そして、今まで霊体化していたサーヴァントを現界させる。
その様子を私たちは一般的なサーヴァントの索敵範囲外のコンテナの影から隠れて見ていた。
「セイバー」
「あ? どうした、マスター?」
セイバーと呼ばれた金髪の騎士のサーヴァントは自身のマスターである黒髪の青年の呼びかけに答える。
「来るぞ、ちゃんと防げよ」
「来るって……あぁ、くそ。そういう事か」
彼らがその会話を終えた瞬間、彼らの正面から閃光の如き速さで槍を構えた何者かが突っ込んで来た。
そして、その槍はセイバーのマスターを貫くと思われたが……
その槍はセイバーの剣によって防がれた。
槍を防いでいるセイバーの剣からは嫌な軋む音がしている。
「なるほどな、聖杯戦争ってのはこんな事もあんのかよクソッ」
セイバーはそう悪態をつく。
「貴方は……なるほど。久しぶりですね、セイバー。だが、此度の私はサーヴァントの身だ。私情は抜きで卿を倒させてもらう」
「あぁそいつは俺も同じだ、ランサー!」
そう叫ぶと、セイバーはランサーの槍を弾き、反撃に出る。
これが此度の聖杯戦争の初戦闘。
まだ、誰も知らない。
この聖杯戦争がとっくに狂ったものになっていると。
サーヴァント情報開示
セイバー/真名:???
スキル
不明
宝具
不明
ステータス
筋力:B
耐久:B
俊敏:C
魔力:C
幸運:B
宝具:B+