ソードアート・オンライン ~PotetoEdition~   作:水名(仮)

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遂にボス戦です 戦闘描写がうまくできるかどうかはわかりませんがやっていきます

それではどうぞ

P.S.:UAが通算1000を突破したのとお気に入り登録 本当にありがとうございます!


7話:第1層フロアボス "君主"戦

攻略会議の翌々日 遂に私たちは第1層のボスに挑む…

 

「おはようございます~」

「おはよう 二人とも」

「おはよ 剣士さん フードさん」

「おはよう」

 

 

そこからは会話が続かなかった

なぜかというと色々と気まずいからである… 主に一昨日の夜のことで

 

しばらく無言でいると…

 

「おい」

 

キバオウさんが声をかけてきた

 

「ええか 今日はずっと後ろに引っ込んどれよ 自分らはワイらのパーティのサポート役なんやからな」

 

キバオウさんが睨みながら私たちに対して言った

 

「大人しく ワイらが討ち漏らしたコボルドの相手だけしとれや」

 

それだけを言うとキバオウさんは自分の班のところへと戻っていった

 

「何あれ…」

「さぁ? ソロプレイヤーは調子に乗るなっていうことかな…」

「感じ悪いですね」

 

剣士さん達とキバオウさんについて話していると噴水の方から手を叩く音がした

 

 

「みんな! いきなりだけれどありがとう! たった今! 全プレイヤー46人が集まってくれた!」

 

どうやら全員が集まったみたいだった

 

「今だから言うけれど 実は俺 誰か一人でも欠けたら今日は中止にしようと思ってたよ! でもそんな心配はみんなへの侮辱だったな! 俺、すごく嬉しいよ! こんな最高のレイドが組めて… まぁ フルレイドには少し足りないけどさ!」

 

ふと後ろを見てみるとポテトさん率いるF隊がそこにはいた

 

小さく手を振ると向こうも気づいたようで返してくれた

 

そしてディアベルさんが皆を制止させると言った

 

「みんな! もう俺からいうことは1つだけだ!」

 

 

「勝とうぜ!」

おー!

 

 

 

~~~~~~

 

 

 

しばらくフィールドを歩いていると不意にフードさんが口を開いた

 

「ねぇ あなたたちは他のMMOっていうの?をやってたんでしょう?」

「あ…ああ、まあな」

「他のゲームもこんな感じなの? 何というか…遠足みたいな…」

「ハハ…確かに遠足は良かったな」

 

それを言うと剣士さんは続けた

 

「でも残念だけどVR形式じゃないゲームでは移動にキーボードやらコントローラー操作が必要だったからな チャット欄に打ち込む暇なんてまずなかったよ」

「確かに打ち込むのが早かったらまだ大丈夫かもしれないですけれどもね」

「なるほど」

「まぁボイスチャット対応しているゲームやそういったコミュニケーション用のアプリなんかもあったけれど俺はやってなかったからな」

 

剣士さんと私がそう返すとフードさんは納得したのか少し黙っていた… しばらくするとフードさんが何を思ったのか

 

「本物はどんなのかしら…」

「本物って?」

「仮にこういうファンタジー世界があったとして そこを冒険する剣士とか魔法使いとかの一団が恐ろしい怪物の親玉を倒しに行くとして 道中彼らはどんなことを話すのか、それとも無言なのか…そういう話」

 

フードさんが何か言ったため私が返すとフードさんが詳しく質問し、少しだけ間をおいてから剣士さんは口を開いた

 

「死か栄光への道行きか… それを日常として生きている人たちは多分…晩御飯を食べにレストランへ行く時と同じなんじゃないかな? 喋りたいことがあれば喋るし、なければ喋らない このボス討伐レイドもいつかそんな風になると思うよ ボスへの挑戦を日常にできればね」

「ふ…ふふ」

 

剣士さんがそんなことを話すとフードさんが笑った

 

「笑って御免なさい…でも変なことを言うんだもの この世界は究極の非日常なのに、その中で日常だなんて」

「確かにそうだな でも今日で丸4週間目だよ 仮に今日ボスが倒せたとしてもその上にはまだ99層もある 俺は2~3年ぐらいはかかると予想しているな それだけ続けば非日常も日常になるさ」

「…強いのねあなた達は 私には到底無理だわ この世界で何年も生き続けるのは 今日の戦闘で死ぬよりもずっと怖く思えるから…」

 

 

未来がどうなっているかなんて誰にも分らない…でも私は何年かかろうと絶対に生き延びる…そう誓ったから

 

 

 

~~~~~~

 

 

 

道中特に問題なくボス部屋の前に到着した

 

するとキリトさんが私たちに声をかけてきた

 

因みになんで私が剣士さんの名前を知っているのかというと途中で自己紹介したからである(フードさんはしなかったけれども…)

 

「3人とも、少しいいか」

 

その声で私たちはキリトさんの方へと向いた

 

「あぶれ組の俺たちが担当する【ルインコボルド・センチネル】はボスの取り巻き扱いだけれど十分強敵だ、俺かタコミカのソードスキルで奴らの長柄斧を跳ね上げるから、俺が跳ね上げた場合はフェンサーさんが、タコミカが跳ね上げた場合はテオが飛び込んで喉元を突いてくれ」

「「「了解」」」

 

ボス戦の動きを確認していると準備が整ったみたいだ

 

そしてディアベルさんが「行くぞ!」という掛け声と共にボス前の大扉を開いた

 

 

ディアベルさんが中に入り数歩進むと 暗かったボス部屋も明るくなり、玉座に座っているボスのシルエットが見えた

 

ボス部屋にレイド全員が入るとボスが勢いよく玉座から飛び上がり空中で一回転してから先頭であるディアベルさんの前方20mぐらいに着地した 名前は【イルファング・ザ・コボルドロード】 外見は全体的に赤黒っぽい色で青灰色の毛皮をまとい骨で作ったと思われる斧とバックラーを持っており、身長は軽く3mは越えてそうだった

 

そしてボスが雄たけびを上げると私たちが担当予定の【ルインコボルド・センチネル】が3体ポップし突撃してきた

 

ディアベルさんも負けじと「攻撃開始!」と声をあげるとレイド全員が声をあげ突撃していき、第1層フロアボス戦が幕を挙げた

 

 

 

~~~~~~

 

 

 

私たちは当初の予定通りE隊が討ち漏らした取り巻きの相手をしていた

 

「スイッチ!」

「了解!」

 

私が長柄斧を≪カスケード≫で跳ね上げたためておさんがすかさず【ルインコボルド・センチネル】の喉元に≪レイジスパイク≫を撃ち込み消滅させた

 

「グッジョブです」

「そっちもね」

 

結構いい感じだけれどもこうもうまくいきすぎると逆に心配になる…

 

私とておさんが話をしているとキバオウさんがキリトさんと何かを話しているのが見えた

 

 

そして「おおっ!」という声が聞こえたためそっちを向くと"君主"が武器を投げ捨てるのが見えた ボスのHPバーを見てみるともう最後の1本に入っていた

 

するとディアベルさんが

 

「C隊前へ! 俺も出る!」

 

という指示を出した

 

 

「なぁ タコミカ?」

 

その時キリトさんが声をかけてきた

 

「どうされましたか?」

「〖湾刀(タルワール)〗ってどんなのか知ってるか?」

「どうって…」

 

確かサーベルみたいな武器だったよね?

 

「確かサーベルみたいなやつじゃありませんでしたっけ?」

「お前はあれがサーベルみたいに見えるか?」

 

え…? キリトさんがそういったためふとボスの武器を見てみると…

 

あの形どこかで… あれって確か… 日本刀…?

 

「おい待て… あれって〖野太刀(ノダチ)〗じゃ…!?」

 

偶然に近くにいたひま猫さんがそう呟いた…

 

「なんだと!?」

 

キリトさんがそう言うと同時に私はボスの元へと一直線に駆け出していた

 

駄目だ! 全員全力で後ろに飛べぇぇ!!

 

キリトさんが全力で呼びかけたがディアベルさん含むC隊は対処ができず ボスの使う刀のソードスキルを受け、私は咄嗟に武器でガードしたため無事だったがC隊の人たち他、ボスの周りにいた人たちはスタンを受けてしまった

 

そして追撃がディアベルさんに…

 

「間に合えぇぇぇ!」

 

本当にギリギリのタイミングで私は≪サイクロン≫を〖野太刀(ノダチ)〗に撃ち込み相殺した

その時の風圧でフードが外れた気がするけれどもそんなことは気にしていられない!

 

私はそのまま武器を盾にして耐えていた

 

「うぐぐ…」

 

ボスの攻撃を受け続けていたけれども徐々に押されてきてる…

 

「たみさん!」

 

もう限界…!

 

「スイッチ!」

「了解!」

 

もう限界かもしれないと思ったときにキリトさんからスイッチの指示があって私はとっさに≪カスケード≫を〖野太刀(ノダチ)〗に撃ち込みキリトさんとスイッチし、ておさんと共にディアベルさんを安全地帯に移動させた

 

 

 

「はぁはぁ… ケホッケホッ…」

「たみちゃん…大丈夫…?」

「大丈夫です…」

 

安全地帯で私の背中を朱猫さんがさすっている間ひま猫さんがディアベルさんを回復させながら聞いた

 

「ディアベル… なぜあの場面で突撃を…?」

「ひま猫さん… 君も元βテスターだったらわかるはずだ…」

「もしかして… ラストアタックボーナス…?」

 

ひま猫さんがそう言うとディアベルさんは小さく…でも確かに頷いた

 

「だから俺やキリトの武器を買い取ろうと」

「元βテスターとしての責任を果たすため、そしてみんなを導くためにはどうしても必要だったんだ…!」

「ディアベル…」

「だからと言って自分の身を危険に晒すのは間違ってるな」

「返す言葉もないよ…」

 

ひま猫さんがそう言うとディアベルさんが答え、ておさんが冷静に言うとディアベルさんが分が悪そうに返した

 

ふとボスの方を見るとキリトさんとフードの外れたフードさんでボスの攻撃を防いでいるといたけれどもリーダーが倒されたという状況かほぼ全員がパニックになっており、新しく出てきた取り巻きはポテトさん、めらさん、意識さんとB隊の人たち(やる気君もこっちに入っている)が対処していた

 

少し休憩したら気分も良くなったためボスの元へ行くことにした

 

「…私もうそろそろ行きますね」

「え!? もう少し休んでた方が…」

「朱猫さん、ひま猫さん! ディアベルさんをお願いします!」

「えぇ!? わかったけれども…」

「じゃぁ俺も行くよ」

「お願いします」

 

それだけを朱猫さんとひま猫さんに言うと私とておさんは再びボスの元へと走り出した

 

 




というわけで、ディアベル生存ルートに入りました

この小説ではひま猫さんの武器も買い取ろうとしています

キリがいいので今回はここまでにして次で第1層編は終了させます

それではまた次回に
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